Thursday, December 31, 2009

大晦日

東京もパリも2010年に突入したようだ。このあとは北米を残すのみ。我が家は、訪問客がないせいか、地味な大晦日になっている。お掃除と買出しをし、プールで一泳ぎしたあと、一家でお昼ご飯(といってもピザとサラダ)を食べて午後は思い思いに過ごしている。夫は仕事を書斎で、上の娘は推理小説を書き、下の娘はPCでゲームをし、次男は犬の手入れ、末っ子は近所の子を招いてスパイごっこ。私はというと、みんなにカリカリしているといわれたのでふてくされて寝室にこもり、時折出没しては、洗濯物を乾燥機に入れたり、階段の雑巾がけをしたりしている。みんなのためにしているのだが、私以外はしていなくても気にならないらしいので、所詮は自分のためにしているのだろうと割り切ることにした。Lazy Elephantさんのいうように、日本のようには盛り上がらないのがアメリカの正月のようだ。元旦を迎えると、じゃあそろそろホリデーシーズンも飽きたね、って感じで普通の生活に戻っていく。ここ3年ほどは大晦日にパーティーに行かず招かずで静かに過ごすので、より一層盛り上がりに欠ける。でも、家族が健康で過ごせていることが一番の盛り上がりなのだと悟りなおしてみたりする。寝室から見えるゴールデンゲートブリッジとサンフランシスコ湾の絶景を眺めながら、心のゆとりを失った自分を見つめ、2010年こそはもう少し中庸を保てるように瞑想をしようと思う。今夜は何を夕食につくろうかなあ?、なんて急に考えてみたりする。炊き込みご飯とにじますのマスタード煮込みに挑戦してみようかな?でも、日本人らしく、年越しそばもいいかも。。。

さようなら2009年!今年もどうもありがとう!!

もう、日本は新年を迎えている。ここフランスは残すところ2時間弱。新年の歓びは日本ならではだし、でもフランスはまだ大晦日、気持ちはどっちつかずの、そんな優柔不断な一日を過ごした。

まず、義理両親と一緒のお昼は、フランス風に豚のローストにしたのだが、付け合せに白いんげんを煮て、おせちには一日早いのだが、「まめまめしい一年を」と掛けてみた。夜はフランス風にシャンパンで乾杯してから、前菜をミニ年越しそばにして、「長寿」を願い、フルーツバスケットにはクレマンティーンという、香り高い蜜柑を入れ、「代々」子孫繁栄でしたっけ?を願ってみた。お正月と言えば、の凧揚げは一昨日したし。年末・新年の行事、一日二日前後するが、OKということにしよう。

大晦日くらいは大酒くらって、小猿達も夜更かしさせて、家族で陽気に夜を明かしたいと思っていたが、予定外に登場した義理の両親がお疲れの様子なので、小猿たちを連れ部屋に退散した。ベッドに小猿をいれ、「明日、パリに帰ったら日本のおばぁちゃんに電話しようね」と話して寝かした。そしてインターネットで長いこと興味のなかった紅白のニュースを読んで一人お正月気分を盛り上げる。そわそわの師走はもうじきお仕舞いで、明日からはしんとした気持ちがお似合いの新年が始まる。そして明日からしばらくは「明けましておめでとう」という挨拶をするのか、と思うと嬉し恥ずかし。

皆さん、今年もご愛読いただきましてどうもありがとう。明日からも宜しくお願いいたします。
元旦の明日、素晴らしい朝日でありますように。

Tuesday, December 29, 2009

凧揚げの勧め

何十年かぶりにお正月(ちょっと早いが)に凧揚げをした。写真をアップしようと思ったのに、ケーブルをパリに忘れてしまったようなので、またの機会にするとして、凧揚げ、気持ちよかった!田舎の家に集合している自他の小猿たちのエンターテイメントにと思って揚げ始めたのだが、夫と私が一番盛り上がってしまった。

それにしても今日はよく揚がった。風がちょうどよく、気温も昨日よりぐっと上がって、ブルゾンが要るかどうかの陽気である。
風が吹くのをじっと待って、吹き始めたらその方角を見極め、走る。揚がりはじめたらずっと空を見る。
すると、スーッと頭の中の境界線が広がり、あぁ、自由!・・・そんな気持ちになる。

お正月に凧揚げるのは、きっと「運気をあげる」とか、そういう運担ぎだろうか。運気、揚がった揚がった!

Monday, December 28, 2009

最後の一週間

クリスマスとお正月をまたぐこの一週間は、休暇気分のようで特に休暇をとる理由もないので中途半端な週だ。サラリーマンをしていた去年までは、遅めに出社して長めのランチを同僚と楽しいみ、早めに引き上げると言う、楽しい週でもあった。ああ、自営業になると、そういうことをしてもちっともお金にならないのがいやらしい。

毎日出勤しなくなると、日中ごく当たり前に会社に行かずに過ごしている人がたくさんいることに気づき愕然とする。こんな恵まれた生活をしているのは自分だけかと思ったら、世の中には一杯いる。だんだんそれもなれてきたが、こういう生活が長くなるにつれ、倹約をするようになる自分に気がつきだした。黙っていても出社さえしていればお給料が入ってきたあの頃とは違い、多くの人が会社にいるときに会社にいなくて良い自分がいる喜びの反面、無駄にお金を使ってはいけないというケチ根性が沸いてくる。このバランスが難しい。

明日は、そんな隠居、引退、失業、専業主婦を集めて年越しランチをすることにした。みんなも私と同じように考えているのか聞いてみようと思う。ちょっと面白い。

クリスマスその後・・・

えー毎度お馴染み、 古今亭怠象でございます。

フランスのクリスマスは日本のお正月同様、家族、親戚が集合し、普段より長い時間を共に過ごします。久しぶりに顔を合わせれば、喜ばしいこともありますが、英語で「Guests start smelling after 3days 御客も三日過ぎると邪魔くさい」と言うように、あまり長居するのは禁物のようで。

今回のクリスマス休暇は義理両親の留守を狙って田舎の家でひっそりと過ごすつもりおりましたが、とんだ邪魔者って言ったらいけねえのかもしれませんが、なんというか、その、義理の妹家族が来てしまって大弱り。なんてったってこの末っ子の義妹、我侭と無邪気さが自然体という、最も大変な生物でね、(えっ、あんたもそうでしょって?)長男の夫も使われるが嫌で逃げまくっている次第でして、義理人情の世界から遠ざかっていたアタシには、つらいのなんの。いやいや、人間出来ていないからこうなっちゃうんでしょうね。

まっ、気を取り直して、と。
こういう時には音楽、それもロックがいいようで、美しい田園風景を見ながら、耳はIpod。するってーと、なんでか思い出すのはカーペンターズのYesterday once more。「あの曲を聴くとあの時に戻れる♪」、ロックを聴くと元気な自分を思い出す、そういうロジックでしょうかね。いやいや、音楽って奴は素晴らしいものです。

それではまた。師走でお忙しいこってしょうが、ご自愛くださいね。

Friday, December 25, 2009

Mele Kalikimaka

ハワイに負けないほどの快晴に恵まれたサンフランシスコからもメリー・クリスマス!今年は珍しく家族水入らずのクリスマス。先日子供の社会科見学の運転手に駆りだされていったごみのリサイクル・センターでは包装紙は印刷のインクのせいでリサイクルできないことを知り、今年はサンタと相談の結果、風呂敷バッグで子供のプレゼントが贈られた。

日本の友人によれば日本も不景気でクリスマスも下火のようだ。我が家も、こどもが大きくなってきているということもあり、物ではなく、自分で見つけてきた習い事や活動への参加費をサンタからプレゼントすることにした。聞き分けのいい子供を持って幸せだ。

子供たちからのフランスにいる祖父母、祖祖母、祖おじおばへの恒例の電話が終わると、何故か私もシャンパンで乾杯の気分だが、まだ9時半だとたしなめられ、仕方なくウーロン茶でこの素晴らしいクリスマスの朝を満喫している。

今年のクリスマスは、サンタに平穏な2010年をお願いしておいた。いい人間を心がけてきたので、ちゃんとお願いを聞いて欲しい。

メリー・クリスマス!

Merry Christmas!

皆様、クリスマスの今日、如何お過ごしでしょうか。今朝のパリは快晴、気温は7度3分です。先ほど、プレゼントをむしり開けた小猿たちは昨日から始まった高熱を忘れ、ヘリコプターと共に架空の「悪い奴」の追跡に忙しくしています。妊娠中に「24時間」シリーズを見ていたのが祟っているようです。

さて、海外に出てからは年賀状代わりにクリスマス・シーズンのカードやEメールのやり取りをしております。メッセージに添付されている写真を見てはお子さん方の成長に驚いたり、友人の幸せそうな、元気そうな姿を見てほっとしたり、うれしいものです。メッセージも、一年の総決算的な近況報告などはその友人の声が聞こえそうな文体で懐かしさでいっぱいになったり。
一期一会というものですが、一緒に過ごした時間は戻ってこなくても、こうして年に一回でも繋がりを確認できればいいじゃないか、そんな気持ちにしてくれる、Season's Greetingsです。

そろそろ、義理家族のクリスマスの集まりにいく準備をしましょうか。今年もフォアグラにシャポン(えー、もっと相応しい表現があると思うのですが、ようは去勢された雄鶏ですね)のロティと栗の添え物、そしてルノートルのブッシュ・ド・ノエルと聞いています。シャンパンを一杯引っ掛けて、出だしから陽気にいこうと思います。
読者の皆様にとっても素晴らしいクリスマスでありますように!

Wednesday, December 23, 2009

「脳みそ」について

今日のJubilancerさんの脳みその話、興味深く読ませていただいた。
諺にあるとおり、「可愛い子には旅させて」予想に反したことを一杯経験させると脳が活発化する、というくだり、これを私自身に強引にあてはめると、こうなる。

小生、昔から熟考することを知らないタイプである。毎年、この季節になると今までの数多き失敗、他人に掛けた迷惑などを思い返し自己嫌悪に陥ってみたりする。反省してもまた同じような失敗を繰り返すし、進歩がない。そして「旅」ではないが、海外に出ていつの間にか10年以上経つ。確かに日本にいるときと異なる類の、例えば言葉・文化の壁などが原因の赤っ恥も増えた。

これを先ほどの「子供にはの旅させろ」説に即して、都合よく解釈すると、
失敗(予想に反したこと)する体内のアドレナリンがウワーッと湧き出てくる脳がフル回転進歩がないようだけど、実は少し賢い人になっている?

来年はいっぱい外に出て、いっぱい失敗してみようか、と思います。

Tuesday, December 22, 2009

脳みそ

最近、たまたま図書館のそのセクションに行くことが多いからか、新刊の本に脳に関する本がやたらあるような気がする。The ESP Enigma とHow We Decideはともに脳のお医者さんの書いた本で、前者は人間の直感は実は誰にでもあって、これは左脳が右脳を抑制しない限り機能すると書いていて、後者は、意思決定に感情をつかさどる脳の一部が重要なことが書いてある。それと、失敗こそは成功のもとであるというのが脳のもうひとつの部分の役割から判明したと書いてある。人間は、予想に反したことが起こるとびっくりして、これを修正するために脳を動かすらしい。それなので、子供に旅をさせるというのは、本当に良いらしい。逆に出来のいいことをほめすぎると、失敗を恐れるあまり成長しないらしい。アメリカの商魂のすさまじさは、母校のスタンフォードからの一枚のはがきで実感した。脳外科の新しい発見を使っていかに自分の商品をもっと売れるようにするかというセミナーらしい。これぞ資本主義ってことなのだと納得した。

Monday, December 21, 2009

鼻かぜをひいた

連日暖かいのに鼻かぜをひいた。ばい菌がきっと温暖気候に勇気付いたのだろう。子供たちは今日から冬休み。歯医者さんにいったりパズルをしたり、タルトを作ったりと、とりとめのないことをしている。末っ子はバックパックにおもちゃを詰めて家の前を自転車で徘徊していたが、戻ってきた夫いわく、怪しげなBMWに乗った四角い顔で意地悪な目つきをしたおっさんが不審な行動をとり、我が家を偵察してたらしい。よくきくと、娘が犬の散歩をしている時もいたらしい。ということは3時間ほど家の前にいたということ。急に心配になり、警察に通報をしてみた。ただの暇人だったらかわいそうだけど、こういうのは用心に越したことはない。くしゃみをしながら、心当たりに電話をしてみたりするけど、誰も該当しないらしい。今日は戸締りをしっかりすることにした。

Saturday, December 19, 2009

La Defense、エトセトラ

昨日はLa Defense、新凱旋門に出かけた。パリ北西、セーヌ川の向う岸にあり、パリ中心から30分くらいで行ける近さである。この周辺はオフィス街だが、駅と新凱旋門前は大きなショッピングモールとなっている。
キャビンアテンダントをしていた90年代始め、定宿はこの近くだった。当時はメトロの駅はなく、RERという郊外電車しか通っておらず、このモールも暗くって怪しい雰囲気を漂わせていた。今は随分様変わりしている。広々とした屋内に星の数ほどブティックがあって、下手にパリ市内に買い物に行くより、ここで済ませる方が効率的かもしれない。そう思うのはカタールでのモール文化に感化された為か、それともウィンドーショッピングを楽しむ時間のゆとりがない為か。

La Defense のFnacという大きな書店にてIain Pearsの最新本、Stone's Fallを探したが英仏版ともに売れ切れていた。(今、日本語でのタイトルを探したが出てこない。もし翻訳されていないのならJubilancerさん、やってみたら如何でしょう)彼のベストセラー、The Dream of Scipioは時代背景とか、プロットとか、倫理観とか、すごく良かった。
気を取り直して、先日借りた「沈まぬ太陽」を続ける。航空業界に身を置いたことがあるのに、未読だったことが悔やまれる内容である。今問題のJALがモデルらしいが、航空業界ってこういう感じ、というは経験からも推し量られる。十年前に出版され、その内容は70年代から始まるが、古臭さを感じないのは、旧体質の業界では時間が止まっているからだろうか。御巣鷹山の描写は凄まじく、遺族の無念さに涙せずにはいられない。

夜はブッフ・ブギニョンという、牛肉のワイン煮を食べた。前日に作ったものである。ワイン一本使ったシチュウのようなもの、身体が温まった。子猿たちが寝たあとに、Last Witnessという、長くって重い映画を観た。旧ユーゴでの虐殺に起因する殺人事件の解明という内容で、理由無く殺されてしまった人々を思うとやり切れない。が、それと同時にHelen Mirrenの若々しさにびっくり。60歳くらいのはずだが、40代~50代にしかみえない。努力の賜物らしい。ブッフブギ二ョンで膨れた腹に反省・・・。

そんなところでしょうか。クリスマスまであとちょっと。英気を養わなくては。また行きます!

Thursday, December 17, 2009

快晴

今日は快晴。ヨガに行き、帰りに屋外プールに立ち寄る。長崎ちゃんぽんのランチを平らげ、犬の散歩をし、一汗かいて家にもどり、子どもが一人足りないことに気づき暴走族のように村を徘徊し、家に戻るとちゃんと戻ってきている。しかも、村の衆がちゃんと、子供の名前と行方を覚えていてくれる。快晴とはこれしかり。

雪です!

パリは先ほどから雪が降り出しました。幼稚園に子猿を送るのをためらうほどの、本格的な雪です。今日からしばらく続くそうです。久々の雪にウキウキ気分ですが、いつまでそう思えるのかどうか。ベランダに出していたビール、椿を家に入れました。氷点下です。寒いです。
カタールの皆さん、ハワイの皆さん、雪ですよ!違う惑星の話みたいでしょう?

Wednesday, December 16, 2009

原動力

一日晴れたあと、今日も小雨混じりの天気。家の掃除をしてからプールで一泳ぎ。今日は隣人のポーラとランチ。景色のいいレストランを選んでくれたのに霧で何も見えない。でも、アシカやコーモランが水面に出てくるのはみえる。ポーラは、遅くに結婚し夫を看取り、60台後半の人のいい心の大きい女性で、隣人が大病にかかると必ず病院の付き添いや看病を買ってでる。裕福だからできることと、言い捨てられないほど献身的に人助けをする。自身も心臓が弱く、肥満から来る関節炎も痛いらしいけど、文句は言わない。何がこの人の原動力なのか、つめの垢を煎じて飲んでもわからない。

スパム・メールについて

LazyElephantです。
最近、小生のメールアドレスからスパム・メールが送られている。友人、知人に大変迷惑をお掛けしていて、心苦しい限りである。端末のウィルス・チェックは常時していて、何も察知されていないのだが、この手の技術はそんなことでは甘いのであろう。

スパム・メール、開けると空っぽだったり、ドラッグの斡旋だったりするようである。件名はHiとか、Mail delivery failureとか、もしくは件名なし、だったりする。

もし、小生のアドレスからそういうメールが送られてきたら開かずに破棄してください。
メッセージを送るときは件名に用件を書きますし、新しいメールアドレスから送ることになると思います。
本当にご迷惑お掛けして申し訳ございません。LE

Monday, December 14, 2009

冬将軍到来!

昨日の初雪に続き、パリにいよいよ冬将軍到来です。耳が痛いです。鼻が千切れそうです。肌がかさかさに乾燥しています。

こんな夜は脂ぎっとりの鴨のコンフィに、これまた鴨の脂で揚げ炒めたジャガイモに、コート・デュ・ローヌか、ボルドーの濃厚な赤ワインでしょうか。あっさりした鍋では太刀打ちできない寒さですから。

そうそう、明日の幼稚園のメニューは特別メニューだそうで、シャンパンで始まり(アルコール0%だそうです)ヒラメのムニエル。親達はケーキやキャンディーの受け持ちがあって、観劇のあと、サンタにプレゼントまで貰えるそうです。公立なのに、大判振る舞いですね。

子猿たちのお腹が妙に突っ張っている今日この頃(はい、私も))。
夏にまた光合成して背が伸びるまで、コロコロするのでしょうか。頬が落ちそうな子猿達です。

Sunday, December 13, 2009

雪がきれいです

サンフランシスコは大雨ですか。パリは今朝、雪が散らついています。

ところで我が家の子猿は希望的観測の名人です。
例えば初雪の今朝、「もしかしたら今夜サンタがプレゼント持ってくるから雪が降ったのかな?」と、関連性があるようでないことを言います。
その他も、いつも食べられないものだらけの幼稚園の給食、「明日のキャンティーンはチキンと御飯とチョコレート・ムースかな?」と自分の好きなものだらけのメニューを期待し、毎日、暦をめくると小さなお菓子が入っている待降節のカレンダーは「明日のはもっと大きいチョコレートかもね」と言った具合です。この期待は毎回裏切られることになるのですが、へこたれません。明日は楽しいことが待っている、という期待が、希望が小さな身体一杯に詰まっているようです。

小生も、若い頃は「呆れるほど能天気」と言われた口ですから、Jubilancerさんの隣人がおっしゃっるとおり、遺伝なのでしょう。

さて、そうこうしているうちに雪も止んだようです。子猿は子供部屋で「立体交差点」の建設に夢中です。今さっき、今日は雪だるま作れるかもね、と思ったことすら忘れています。
サンフラン、明日は快晴かもしれませんね。

Saturday, December 12, 2009

太陽に吠えろ

冬の暗~い天候に気分が鬱になる人とならない人がいるという。お隣さんの医者夫婦によると、これは遺伝だそうだ。女医さんは気分が落ち込むので太陽光に替わる電燈を使うらしい。私も欲しい、あの電燈が。私は単細胞なので、天気がいいと陽気になる反面、悪天候のときはかなり落ち込む。今日は3日連続の大雨で、自分でもおかしいほど気が沈んでいる。早く晴れて欲しい。太陽に吠えろというTVが昔あったけど、遠吠えをして呼び寄せたい心境だ。

Friday, December 11, 2009

Bon Weekend!

12月に入ると、子猿の学校が引ける頃は既に暗くなって月も出ている。その為だろうか、放課後、子供同士を遊ばせる間は夏・秋はママたちのティー・タイムだったのが、最近はアペリティフ・タイムになっていることが多い。このあと子猿らをお風呂に入れ、御飯を食べさせ、寝かせる、という緊迫のハイライトが待っているところで飲むアルコールと大人とのおしゃべりはギターのチューニングのごとし。イライラ気味の神経を調整してくれる。
そして今日は金曜日。シードルをシャンパン気分で開ける。
(フランスのシードルはシャンパンと同じボトルとコルク閉めなのだ)

そして金曜日の夜は休息モード。
今日あったことを夫と報告しあう。仕事で納得が行かなかったことや、To doリストを終わらせることができなかったことも、金曜日なら「Let it go」と流せる。Youtubeでミステリー物を観て、あとは明日寝坊できることを夢見つつ、うとりうとり。
(大概夢で終わる、2歳児の母なり)
皆さん、良い週末を!

Thursday, December 10, 2009

酷寒

サンフランシスコも寒い。するとクリスマス気分も盛り上がる。ラジオが連日放送するクリスマスキャロルがいつも頭の中で歌っている。最近のお気に入りはMele Kalikimakaというハワイがテーマの歌。なんだか常夏の気分になる。

年間の気温差が15度程度のサンフランシスコのはずが、今年は35度のぶれを見せている。今日も屋外プールで泳いだが、結構勇気を要した。プールを出たあとのシャワーとサウナが楽しみなのに、今日は夫を誘ったため、早めに切り上げたけど、それでも13分かかった。寒くていらだっている夫はいやみな行動をとり、私はこれに反撃して強気発言をしたのが功を奏して今晩は大変礼儀正しい夫が晩餐に参加する「和」である。大和なでしこも、たまには強いフランス女性に見習わなきゃいかんと、悟った。

今日は、娘の作ったビデオを披露してしまおう。


video

ドリームブック

以前、Soraさんに教えていただいたアルファポリスという、オンライン小説エトセトラのサイトに、これまた以前、宣伝させていただいた、アラフォー・スチュワーデス物語を掲載しました。リンクは↓
http://www.alphapolis.co.jp/dream.php?ebook_id=1072606

小説の方は再々々々・・・度手を入れてあります。このサイトのドリーム・ブック・クラブというのに入ると投票数によって出版してもらえるのです。アルファポリス、結構複雑なサイトで、且つデジタルというか、ヴァーチャル・リアリティ世代のデザインだったりして、アラフォーの私にはちょっと気後れするところもあるのですが、他の日本語版オンライン小説サイトの中では気に入った方でした。他のは、超オタクだったり、若向けだったり、若しくはポルノ風だったり・・・。

また、このアルファポリスの「エッセイ・ブログ大賞」というのにも、当Globenibblers をエントリーしてみました。この大賞、バナーを入れるとか、投票するのに「市民登録」しないとダメとか、ルールがイマイチわからなかったこともあり、お見事最下位!と思って、今みたら何と!100ポイントゲットし、現在62位!
http://www.alphapolis.co.jp/citi_cont_prize_kaisai.php?step=1&count=112&category_id=120000&order_kind=1&refer_code=
こちらも投票していただけると幸い也。

師走、忙しいですね。私は毎日、用事に追われ、文字通り走ってます。皆様、良い年の瀬迎えてくださいね~。また行きます!

Wednesday, December 9, 2009

師走

サンフランシスコも寒波に襲われ、霜が降りたりしている。でも、屋外プールは暖かいので、連日通っている。今日は特に寒く、Physical therapistに行ったので、プールはサボった。背中の下部が硬いことが判明し、これを柔軟にすべく体操をしているけど、机に向かう時間の長い人間はなかなか柔軟にならない。

NYにいる友人と久しぶりに話をした。景気はいまだに全快していないけど、回復の兆しは出てきているということで意見が一致し、安堵したけど、こういう希望的観測が根拠もなく金融を動かすことも身をもって体験している。もう、今年は考えるのをやめて、来年に賭けようと思う。

Saturday, December 5, 2009

プランタン界隈

昨日は、3年ぶりにデパートのプランタンに行って来た。

兎に角疲れた!
何がって、ほら、洗剤か何かを買いにスーパーに行って、そのチョイスの多さに立ち眩みすること、ありませんか?ジャスミンの香り、敏感肌用、白いもの用、色柄物用、開封ドア上式、横式、液体、粉末、と商品棚は洗剤だらけ。特に二日酔いの時等にこういう状況に遭遇すると、血圧がカーッと下がって、ね。スーパー嫌いの夫なんて、こういうのに耐えられず、目を瞑って一箱選び、それが得てして一番高くって用途に合わない物だったりするから、お使いも頼めない。

脱線したが、昨日のプランタン界隈はまさにそんな感じ。似たようなものが沢山、ブランドも細分化されてしまっていて、何が何だか。この夏までいたカタールでは、大手のチェーン店は出揃っていたが、その数は昨日のプランタン界隈よりずっと少なく、そしてどんなに混んでいても、平日のプランタンの半分くらいの人混みで、そんなのに慣れてしまった小生には辛かったなんの。

プランタンに隣接しているH&Mや、ZARAと言った手頃価格のお店も人でごった返し、商品もぐちゃぐちゃ。見る気もしない。さて、もう一踏ん張り、と、同じ界隈にあるUniqloを覗くと、こちらもやはり沢山の人で賑わっている。クリスマス前に週代わりで一アイテムを値下げして売っているのが受けているのか、大体的に展開している宣伝がよいのか。店内はアイテム数がHやZのより少ないからだろうが、整然としている。小生もどれ一つ、と選び、長蛇の列のレジに向かった。予想以上に進みが速い。各レジでは日本式にお金の受け渡しを両手でしていた。

いずれにせよ、私はこういうの、もうついていけない、と思ってしまった。人と物の多さ、どちらも求めていない。20代の頃は、こういう賑わいの中にいることに充足感のようなものを感じたこともあったのに。歳を取るとこうなるのか、性格的なものなのか。

小一時間の社会見学を終え、メトロに乗った。
読みかけの本を開き、トリップする。束の間の一人的時間に魂がストレッチ運動しているかのような気持ちよさを実感した。

Friday, December 4, 2009

特になにか言いたいわけではない

先日プリザーブド・フラワーなるものをみた。生花とドライ・フラワーの中間を行く感じのお花で、色と水分を抜いて、すかさず色とアルコールを代替するという手法を使って作るらしい。半永久持つので、最近の日本の花嫁さんはプリザーブド・フラワーのブーケを良く使うらしい。クレムリンで永眠するレーニンをなぜか思い出してしまう。マイケル・ジャクソンも連想してみたりした。

Thursday, December 3, 2009

教えてください!胸のない人向けのブラ

昔、ベルギーの下着ブランドでDewe(デヴェ)というのがあって、これは現地、ヨーロッパではオバサン向けのようであったが、日本ではブラ・フリークの間で受けていた。デヴェの素晴らしさは、パットなどの力を感じずに、平たい胸をリシェイプしてくれるところであった。

故あって、デヴェを探しているが見つからない。ウェブでサーチしても情報量が少ない。オーナーが変わったらしい、その位のことしかわからなかった。ご存知の方いらしたら教えてください。

その他、海外ブランドで胸がない人、小さい人向けのブラジャーをご存知でしたら教えてください。
宜しくお願いいたします。

Monday, November 30, 2009

二重人格

日本では大学と大学院の同窓会をしてもらって大感激。以前にもまして、はっきりわかるのは、人間は変わらないということ。それぞれの個性は年を経るごとに、おおげさに強調されていく。全く利害関係がなく、ともに人生を歩んできた友人というのは本当に一緒にいてたのしい。大学時代の友人が、このブログを読んで、色んな人格があると理解してくれたが、実のところ私は二重人格ではなく、このブログはLazy ElephantとJubilancerの二人の共著である。もっと他のかたがたにも是非参加して欲しい。特に、友人のだんなさんで、会社の上司に「今日はちょっとムラムラするのではや引きをさせて欲しい」と、報告したあの方には是非ご参加をお願いしたい(むかむかの勘違いらしい)。

明日から師走

この週末は待降節(Avent,アドベント)と言うことだったので、張り切ってクリスマス・ツリーを買い、Creche(これはキリスト降誕と言うらしい)という、イエス様が厩で生まれる様子を小さな模型で表すのを飾り(子猿らが誤解して、恐竜や亀のおもちゃを厩に入れてしまうので、見ていないときに取り除いた)Avent Calendrierという、明日からイブまで、扉を一つずつ開くと小さなお菓子が出てきたりする暦を飾ったり、普段サボり勝ちなミサに行ったり、これでもか、と言うくらいクリスマス尽くしの日曜日であった。
フランスは子供が多いし、キリスト教徒が多し、皆そうするのか、と思ったら、お祭り好きは我が家だけのようである。クリスマス・ツリーを乳母車に乗せて運んでいると、すれ違う人は「あら、もうツリー!」と驚いていて、それでまた、ちょっと得意になるオメデタイ私なのであった。

それにしても、明日からは12月なんて、誰が信じられるだろう。この一年は前半を蜃気楼の国、カタールで過ごし、後半は美しくも気だるいパリに移ったので、早かったような、でもカタールが遠い昔のことだったような、不思議な感覚なのである。

さて、漸く「細雪」を読み終わった。つくづくと思ったことは、谷崎潤一郎は人生を楽しんだ口だろうなぁ、ということ。Wikiを見ると、そこら辺、何ともいえない生涯だったようだが、女の本性をあんなに優しく表現できるということは、あんまり酷い目に会っていないから書けるような、そして、食べ物の描写の上手さは食いしん坊ならではだろうし。それら以外に関しても、最初から最後まで、彼の美への敬意を感じる本であった。
そして、この本を読んでのLazy ElephantとしてのTake awayは、怠けずに、貪欲に毎日を楽しもう、美を追うことを諦めないようにしよう、と言ったところです。

Saturday, November 28, 2009

太陽先生

昨日は子猿らの健診のため、小児科医のところに行った。先生とは兄猿が生まれたときからのお付き合いで、カタールに行っていた3年をはさみ、4年越しのお付き合いである。

この先生、明るくって、大好きなのだ。
ギリシア人とイタリア人のハーフの女医さんは、この両国の太陽のように暖かくって楽しい人。4年前、産後の疲れと体重が増えない新生児を抱えキリキリしていた時に出会ったのだが、この先生の大らかさに感染したのか、その後は肩の力を抜いて安心して子育てできた。普段は恥ずかしがり屋の夫も、この先生に会うのは好きみたいで、いつもいそいそと帰ってきて一緒に診療所に付いて来る。

診療所は近所のアパルトマンの一室に構えていらっしゃって、そのインテリアも暖かな灯りを使ったり、気の利いたおもちゃが沢山あったりで、親も子供もほっとできる空間になっている。大柄は先生はスポーティ且つシックな装いで白い上っ張りは着ていない。そして、いつもエンターティメントに徹して、子供を笑わせ、診察に恐怖感を感じさせないようにして下さる。

余談だが、カタールの医者で、注射前に必ず「痛くないからね、大丈夫よ、ママもいるからね~」と予告する人がいた。子供は序々にテンションが高まり、注射の針が近づく頃には「ギャー!」と泣き叫ぶ。わかるわかる、痛くないなら何故言うの?って私も思ったもの。

我が太陽先生はそんなこと言わないし、神業のごとき早技で、ぼーっとしている子猿は注射の痛さも気づかなかったこともあった程。もちろん、肝心の診療も的確だし、知識もアップデートされているし、プロフェッショナルとはこういうことか、と感心してしまう。そうそう、フランスは抗生物質の消費量が格段に高い国らしいが、今のところ処方されたことがない。

「また会えて嬉しいわ!」と、この先生に満面の笑顔で言われた時、光のシャワーを浴びたような気分になった。お互い、3年ぶりの再会を喜び、先生は子猿らの成長に喜んで下さり、彼らが私に日本語で話しかけるのを大げさに感心してくださったり、でもこっそりと子猿達の遊び方、戯れ方を観察され、「ふんふん」と頷いてらした。昨日は子猿らに関するちょっとした心配も「大丈夫、Zen!」と力づけられ、子猿達は「今度来るときはあの車で遊ぶんだ」と計画しているし。私も夫も先生のオーラにかかり、すっかり楽しい気分で帰った。

こういう風に、ポジティブなエネルギーを与えてくれるのって天性の強さ、明るさに、その人のたゆまぬ努力が加わってのことなのだろう。こういう人、疲れること多いと思うもの。
太陽先生の素晴らしさに感動の夕暮れでした。

Thursday, November 26, 2009

パリ冬景色♪

インフルエンザ疑惑はシロだったようだ。子猿二匹、パパ猿へと、凄まじいスピードでお腹風邪菌は移り、3日で一巡した。母猿はいつ来るか、とその日を恐れつつ、悔いがないよう、食べられるうちに食べよう、と家族が苦しんでいる横で、アジの干物や塩鮭など私にとってご馳走なものをたらふく食べた。ワインも飲んだ。なのに、バカと何とかは、ってやつなのか、ハラは出るが、痛くない。

昨日は子猿一匹連れ、街中に出かける機会があった。四時過ぎから薄暗いこの頃、バスから見るエッフェルタワーは燻し金色にライトアップされ、その渋さがTres chic!コンコルド広場には観覧車が雪の結晶を真似て白く光り、背景にある噴水も氷のよう。通行人は黒い影となり、モニュメントの美しさだけが浮かび上がっている。
「キレイね、キレイね!」と子猿に話しかけると、彼は窓に顔を貼り付けたまま居眠りしていた。他の乗客もぐったりして見える。外の美しさにエネルギーを吸い取られたのだろうか。

家に辿り着くと、会社を休んだ夫とチビ猿が、お腹が空いたから、と台所でトーストを食べていた。よしよし、ウィルスがへたばってきたか。
ふと、灯りが点いている家に帰ってくるの、久しぶりなことに気づく。トーストの焦げた匂いと共に小さな幸せを感じました。

Wednesday, November 25, 2009

日本

日本チャチャチャ!に10日ほど行って来た。東京は寒くて雨が降っていた。都会ぶりに感心した。田舎生活に慣れている私は平均2時間ほど睡眠を削って、友人やビジネス関係の人に会ってきた。都会に育った私はすぐに順応したものの、パラレル・ライフを常に認識した。よく歩いた。銀座では全然知らないおじさんから「東京はどこでも歩かにゃいかん。」と激励され、とにかくよく歩いた。でも、運動はそれ以外しなかったので、体調は今ひとつだ。友人にはたくさん会えた。楽しかった。友人たちのお子さんにもたくさん会えた。大学一年生の長男の文化祭に出向き、彼の友人にも会えた。彼らと精神的に同感、共有できる感情があることに感謝した。

飛行機にのり、バス・タクシーを乗り継ぎたどりついた我が家で、末っ子が「パラダイスへお帰りなさい。」と言ってくれた。

Monday, November 23, 2009

セップと松茸

週末に田舎に行って来た。義理の両親のプチ・シャトー、晩秋もまた美しい。家中、暖炉で薪が焼ける匂いがして、窓から見る風景は靄がかかっていて、いとおかし。鴨のコンフィとバターたっぷりのジャガイモのソテーという、アンチ・ダイエットな昼食後、森へと散策することにした。フランスっぽいでしょ。
さて、そこでフランスもへったくれもないほど、興奮してしまった。セップ茸がそこらかしこに顔を見せている!もう、ちょっとやそっとのナメクジにはへこたれない。そんなものはナイフでチョンとよけ、松の根元をうろうろ。夫が私のたくましさに驚いている。普段は蛾一匹で大騒ぎしているくせに、と目が責めている。ごめん、それどころではないの。
セップも何故か松の木付近に生えている。松茸もそうなんでしょ?松茸って言うくらいだから。何故、松には美味しいものが生えるかしら?
翌日、日曜日の朝は、遠くに聞こえるホルンの音で目が覚めた。狩りが始まったようだ。来週は雉にありつけるかな?

細雪を読んで

子猿の日本語教室にはちょっとした図書室がある。そこで先日、細雪を借り読んでいる。
谷崎といえば、海外では「ナオミ」という名で知られている「痴人の愛」が有名だが、細雪の方はもっといいと思う。こういう、はんなりとした、叙情的な、情景的なサガは翻訳するの、難しいことだろう。
兎に角、美しくって、可笑しくって、夢のようであって、超現実的な会話や時代が懐かしくって、せつなくって、いい、兎に角いい。
その昔読みかけて、全然ページが進まなかったのが、今はこんなに気持ちにフィットするなんて、私も成長したのでしょうか。歳を取るのもいいものです。

インフルエンザ

季節柄、インフルエンザが蔓延しているようで、我が家にも社会保障センターから、2歳の子猿へA型インフルのワクチンの招待状が来た。

何時行こうかなぁとのんきに考えていたら、先ほどからこの子猿、お腹は下すは、もどすはで大変。よりによって、親のベッド、それも私の寝る側、そしてオフホワイトがお気に入りのソファーなどで、噴水のごとく戻している。(食事中読んでいたならごめんなさい!)実は先日よりパリ16区立の託児所(保育所の短いバージョン)に通い始めたばかり。早速菌を拾ってきたのだろう。

当の本人は戻すたびに、ケロッとして「お腹すいた、水のみたい」と言っている。さて今夜、熱が出るか、そして、これはA型なのか、とサスペンスが続く。次は兄猿に、そしてパパ猿、そして母猿に移っていくのだろう、バイキン君。

皆様も、御身体、くれぐれもご自愛のほど・・・
また行きます!

Saturday, November 14, 2009

魚シンジケート

パリに来てから、日本食を良く食べるようになった。それも、かなり本格的なものが多い。

昨日はあんこう鍋-これは日本でも食べたことがなかったのに、パリで食べるなんて。アジの干物も新巻鮭も、秋刀魚だって何回も食べた。マグロの刺身も甘海老も食べた。
何故かと言うと、パリには「魚シンジケート」があるからなのだ。

魚、オランダにある日本の水産会社が日本風の魚を冷凍して、月一回パリまで配達してくれるのだ。ただ、注文量がある程度にならないと配達してもらえないので、3人~6人ぐらいでシンジケートを組んでオーダーする、その仲間に入れて頂いたのだ。魚シ、すこぶる楽で、美味しいのだ。

我が家の男子は幸い和食好きなので助かる。先日は秋刀魚、そしてアジの干物という、結構独特と思われるものを、夫はとても美味しいと言って平らげた。あんこうも感動していた。唯一、甘エビの頭のから揚げは「め、目が・・・」と恐れて食べられなかったかな。

私も、アジの干物は10年ぶり、いや、実家に住んでいた頃に食べたのが最後かもしれないから、20年ぶりくらいか。プルーストのマドレーヌのごとく、子供の頃に、母がほぐしてくれたアジの身を炊きたての御飯に乗せて、醤油かけて食べた食卓を思いだしたり。幸せでした!

Friday, November 13, 2009

日本語、フランス語、エトセトラ

我が家は日本人の小生とフランス人の夫と子猿が二匹の家族構成である。夫と小生は専ら英語で会話する。子猿達は夫とはフランス語、小生とは日本語、カタールに居たときは対ナニーさんと保育園では英語で会話していたが、今の幼稚園、保育園はフランス語である。偶にお願いするベビーシッターさんは日本語、そんな環境にいる。

さて、本日は張り切って、というよりは老体に鞭打って、巨人の星風に、4歳の子猿の自転車特訓をした。カタールでは乗り回していたのに、パリに来てからはご無沙汰していて、彼もバランス感覚を忘れかけていたようだ。日本で言う8階に住んでいるのだが、8階以上に住む子は肥満児が多い、というのが良くわかる。

自転車の特訓、過熱してくると何故か英語になる私。Come on!, You can do it! No, do it again!
・・・こういう青春語は英語の方が効果なのかもしれない。怒るときも、Stop it! Time out!等、英語が出てくることが多い。ストレートさが子供には効果的なのだろう。

途中、夕日が沈むのを見て、子猿は「みて、太陽、おしまいだって。きれいだね」という。そして、帰り道、すっかり暗くなっていて、心細くなったのか、「ママ、寂しいね」といった後、少し間を置いて「でも、きれい、夜」という。日本語能力がイマイチだからこういうダイレクトな表現になるのだろうが、そのシンプルさが美しく感じられた。

この感動を夫に伝えようとしたが、直球が当たり前の英語ではこの微妙なニュアンスが伝えられず、それではと、フランス語で再チャレンジしたが、皆が詩人のフランスではやっぱり当たり前すぎて、新鮮さが伝えられなかった。

というわけで、子猿とは逆に、どの言葉も上手に使えない母猿なのであった。そして、密かに子猿達をミュージシャンに育てたい、と思っている母猿、彼らが微妙な心のひだも伝えられるような人、自己表現ができる人になって欲しい、と願うばかり。

Wednesday, November 11, 2009

男の子、女の子

パリの街ですれ違う幼児をみると、男の子が圧倒的に多いような気がする。斯く言う我が家も同様、男子二児の家庭である。幼稚園、保育園も5対1の割合で男の子が多い。一人っ子対策の中国もこんな感じなのだろうか。世界の別の場所では女の子だらけあることを願うばかり。そうそう、カタールでは男の子が珍重されると聞いていたが、ショッピング・モールで見かけるアラブ人の女の子は、ちゃんと可愛がられている様でほっとしたものである。

さて、先ほど量販店のカールフールに行った際、つつましい日本人家族を見かけた。日本人には珍しく、ブランド物なしのこざっぱりした身なり。お兄ちゃん二人は年子であろうか、ひざに穴が開いているのは我が家の男子と一緒。
そして小さな女の子!ご両親にとっては大きな賭けではなかっただろうか。二人もきてるけど、三人男の子だったら家の中はゴミタメになるわ、汗くさいわ、お米もすごい消費量だろう。(三人男のお母様読者、心より同情申し上げます。掃除、洗濯、料理・・・確り仕込んで、こき使うべし。You deserve it!)
三人目、女の子で良かったね、可愛くって良かったね、と見知らぬ人に心の中で祝福する私。この女の子、靴からジャンパーまで全て男物。お兄ちゃんたちのお下がりであろう。何だかとっても微笑ましかった。

Tuesday, November 10, 2009

寂しさ

家庭が幸せな人ほど一人旅は嫌な気がする。私も久しぶりに東京に行けるのでそれは楽しみだが、家を離れるのは寂しい。日曜日に出るのに火曜日の今から寂しい。行ってしまえば楽しいのに、飛行機の中は特に寂しい。家族とはなれるのが寂しいのは、幸せなのだとつくづく思う。

その昔、出産と育児の真っ只中の頃は、結構出張が楽しみだった。自分のための時間が珍しくたっぷりあるし、時差ぼけとはいえ、いつもよりたくさん眠れるというのもうれしかった。自分の好きなものを食べられるというのも最高のご褒美のような気がしたりした。

そんなので、今旅に出る前にさびしい自分はだいぶお気楽な人生を歩んでいるんだなと思う。

Monday, November 9, 2009

旅たちの前

昨日の夕方は飛行機で出張に出る夫の「旅たち前症候群」に付き合わされた。

以前も書いたかもしれないが、彼は飛行機恐怖症気味で、ホテル嫌いなのだ。出発前に落ち込み方ったら、ちょっと気の毒なくらいである。症状は家を出る6時間前くらいから始まるのだが、あと30分で車がくる、という頃には涙を流さんばかり。そして昨日は日曜日だったのもいけなかった。彼は子供の頃から学校の寮に入れられ、週末だけは家に帰ってくる、という生活だった。そして、日曜日の夕方は、家族と別れ、ドナドナドーナ♪とスクール・バスに揺られて寮に戻る。そんな家なき子したトラウマが感傷的な状態を更に盛り上げてしまったのである。

斯く言う私も、以前スチュワーデスとして働いていた頃は似たような心情に陥っていた。当時は悩めるアラウンド25、未来が不透明なことに耐えられず、独りでいることとは絶望だと思い、一人飛行機に乗って外国に行くことが、宿命のように重く感じられ・・・と、兎に角、フライト前日は深ーく、暗ーく落ち込んだものだ。

今は、というと、一人シャンパンをすすりつつ、静かに本を読んだりする、そんなフライトは夢のまた夢なのだ。

Sunday, November 8, 2009

眠れぬ夜

久しぶりに夫が出張で留守である。楽できるような気がして喜んだ罰か、寝付けなかった。そんな夜は・・・
宮部みゆきの最新刊、「英雄の書」というのを明け方近くまで読みこんだ。

これは宮部みゆきのSFもの。彼女は時代物でも、もちろん現代ミステリーでも、人の孤独や、社会の歪みなどを、程々のユーモアを混ぜて上手く書くので大好きのなのだが、SFは小生のイメージ力不足のためか、イマイチ小慣れていないような気がしていた。プロットもシンプル過ぎるかな、なんて。でもこの「英雄の書」はいいような気がする。ネバーエンディングストーリーの大人版というか、怖い版というか。まだ半分過ぎたところだが、どこに連れて行かれるのか、楽しみだ。

週末にパリもぐっと冷え込んだ。歩道を歩くと一面枯葉の絨毯でサクサク音がする。これから春まで、街路樹も裸んぼです。
皆様も風邪など召しませぬよう、ご自愛くださいね。

Wednesday, November 4, 2009

面白サイト

www.mylifeisaverage.com と言うサイトを息子に教えてもらった。抱腹絶倒とは、これしかり。

Tuesday, November 3, 2009

ハチ公

うちの犬のチャーリーは最近忠犬ハチ公も真っ青と言う忠誠ぶりを発揮している。昨日は窓の修理に来たLord of the Rings のレゴロスを30年くらい年輩にして歯を2本抜いた感じのおじさんから飼い主(つまりは私)を守るため、半日ピットリ横について影のように行動。私の住むティブロンはサンフランシスコから15分の割には野生が多く、犬も大変である。たぬき、スカンク、鹿、野うさぎは序の口、時折コヨーテまで出没する。丘の上に住むチャーリーは高台から人間やその他もろもろの動物をみては、「ここはわしの領域だぞ~!」と吠える。最初はたしなめていたが、最近はほめることにした。すると、一度ほめられると、満足して家に戻ってくる。要は自分の仕事をしっかりやっていると言うことを認めてもらいたいために吠えてみているようだ。割とひたむきな犬だ。その忠犬も、周りに敵がいないと、安楽椅子で昼寝三昧。オンとオフがしっかりしている。

Sunday, November 1, 2009

海、海、海!

先週のフランス西海岸旅行では、モン・サンミッシェルのあとSaint Malo、そしてその足で塩の華で有名なゲランド地方に行きました。

サン・マロは古い港街。左手に海、右手には松並木の、何ともひなびた散歩道を、港を目指してゆっくり歩きました。崖の上から見る海は、ヨットが浮かんでいたり、小さな入り江があったりで、アガサ・クリスティーの殺人事件現場を思い起こさせられます。
ゲランド近くのMesquerとかいう所の広い砂浜は、アメリカのロング・アイランドと海続きだけあって、(と、ここまで書いて、自信が失せてしまう私は地理音痴)同じ色でした。子供達と七番目の波まで数えては逃げる、という、素朴な遊びに明け暮れたり、お決まりどおり、波につかまってびしょびしょになった次男子猿を引き上げたり、海三昧でした。

そうそう、「毎日かあさん」というお笑い漫画に、男と棒の関係というのがあって、棒一本(折れた枝でも何でも)を公園に落として観察すると、幼(男)児はただ持って喜んだり、虫をつついたり、他の子を叩いたりし、少年はバットにして野球に明け暮れ、そして、夕方にはオジサンがゴルフ・クラブ代わりにして振っていた、とあり、男と棒は切っても切れない仲らしいですが、同様なことが石っころでも言える事を知りました。我が子猿たち、その従兄弟の10歳児、我が夫、この四人と一緒に浜辺に行ったときは、ずっと、ずーっと、平たい石を探しては、水面にバウンスさせるというのをやっていました。同行した叔母はあきれて浜辺で昼寝。平和でしょ。

私は、というと、このフランスの海に、私の知っている海を見つけようと、忙しくしていたように思われます。高校時代に電車を乗り継いで行った鎌倉付近の由比ガ浜や江ノ島、あの辺りの、深緑と青の混ざったような海、あれです。松の木があるのが似てる、とか、砂の色はもっと濃いグレーだったと思う、とか。
そうそう、波の音は同じでした。

Friday, October 30, 2009

行って来ました、モン・サンミッシェル!

こちらフランスは万聖節のヴァカンス中。一週間ほど、フランスの西海岸、ブレターニュ地方に行ってきた。
一言で言うならば、フランスは驚くほどの遺産が一杯で、その素晴らしさがかろうじて人の悪さを補っている、という感じ。旅先で出会った人に関して、もっと意地悪く言えば、代々の資産家が、新地開拓を怠り磨り減っていく財産にかじりついて目をギラギラさせている、と言った印象を抱いた。怖かった~!

さて、最初の停車先はモン・サンミッシェル。岩の孤島に、モンブランのマロンクリームのような感じでお城が乗っかっている、あれである。お城と言ったが、本当はお城なんかではなく、あれは修道院なのだ。四歳の息子がモン・サンミッシェルを遠くから指し、「あれは何?」と聞いたときは、夫と二人、あらためて「何だっけ?」と考えてしまったが、訪れてみると、僧院以外は考えられない。人間がここで出来ることは神に祈り、神のことを想う、それだけだ、と思わせるような荘厳さであった。

最初に、日本語で何と言うのか、(フランス語でもわからないが)僧侶が思索するするための広場に行くのだが、そこはテラスというか、美しい崖っぷちというか。そういうところで、冷たい風が四方から吹き、周囲を囲む遠浅の海は沙漠のようで、一瞬、ヒマラヤとか、チベットとか、そういう荒涼としたところで僧侶がつならって手を合わせているような、そんな中にいるような錯覚に落ちてしまう。

その次に、列柱廊と言うらしい、瞑想するための散歩道に進むと、そこにも僧侶が静々と歩いているように感じる。子猿たちはくるくると瞑想の廊下で鬼ごっこ。ものすごい人出で、各団体さん、それどころではなく、誰も文句を言わないし、私もそっと他人のフリ。

モン・サンミッシェルはウンベルト・エコーの「薔薇の名前」から想像する修道院より、もっと人間味を削った、ゴリゴリした感じなのである。それと同時に、以前読んだ井上靖のヒマラヤ登頂記で、山麓のチベット仏教の僧院が月明かりに照らされているのをみて、あそこでは真剣に生きることについて考えている人達が住んでいる、とあったのを思い出したり・・・。
下山して夫と二人、「すごかったねぇ」「素晴らしかったねぇ」と、しばらく他の言葉がなかったモン・サンミッシェルなのであった。

年寄り

今日のヨガの先生はイギリス人の兄ちゃんで、ファンキー・ミュージックとあわせて80年代のエアロビックス調運動で程なく進み、最後の方で疲れた老体をいたわりストレッチングする段取り。インドでは古来年長者に敬意を表す意味でお辞儀をすると話していたので思い出した。確かに日本でも年上の人に敬意を表す。その点アメリカの年寄りは気の毒だ。年をとるメリットはなく、みんな必死に若さにしがみつく。昨日散歩ですれ違ったおばあさんは整形手術で顔の真ん中だけが妙に若い。医療制度も危なっかしい。永年看護婦をして、今はお年寄りの介護のサービスをする会社を運営する友人も、医療制度の歪曲で病院も年寄りを長生きさせる誘因がなくなり、手当てもおざなりになってきていると嘆いていた。年をとるなら日本がお得かもしれない。

Sunday, October 25, 2009

末子

うちの末っ子は大変。いつも兄姉にいびられる。4泊5日で行った、キャンプはいろんな環境に育った人々の違いを乗り越えてお互いに尊敬しあい、協調することを目指すコンフリクト・マネジメントの会。いろんないびりや偏見のパターンを学んで帰ってきたのはいいが、たちまち兄や姉の標的になる。本人は学んだことを日常生活にいかしているらしいけど、母が見るにみんなにああしろこうしろと命令されているように見える。他の子たちに言わせると、親の前でのみ良い子ぶっているが、本性は悪魔だという。母は、やはりかわいいと思ってしまう。親ばかの典型だ。

Friday, October 23, 2009

MBA

昨日は、我が母校、INSEADの同窓会に出席した。年に一回、フランス支部の活動内容等を報告して、其の後のカクテル・タイムには、老若男女ネットワーキングしましょう、という趣旨のもの、と少なくとも私と夫は理解していた。

なのに、報告部分が長いこと!「もう、カクテルあきらめて、御飯食べて帰ろうか」とロビーに出ると、シャンパン、カナッペがずらり並んでいる。私達同様に、報告会うんざりでロビーに出た人達と顔を見合わせる。互いに思っていることは同じ。「腹減った!シャンパン旨そう!」
では、と皆、そろりそろりと勧められていないシャンパンに手を伸ばし、勝手にパーティの蓋を開ける。「長すぎるよね」「喉も渇くさ」と自分達の正当性を主張し、カクテルタイム、スタート!私が話した相手は、近年の卒業生で、「不況の折、思うような職に就けなかった、折角、向上心持ってMBAを取ったのに、日々の雑用に追われて動けない」と、よく聞く話。私もそうだし、そもそも、ドリーム・ジョブを手に入れた人にあったことがない。

シャンパンを二杯飲んで、メトロに乗る。夫とMBAって何だったんだろう、と話す。夫は、「クラブ・メッド?(彼の計算では、似たようなコストだったらしい)」・・・私の場合は、もっと勉強したくって、其の先にはもっと良い生活が待っていると信じて頑張った一年だった。最高に楽しかった。夫もうなづく。
そんなことを気持ちを思い出して、あらためて、ドリーム・ジョブ、あきらめずに頑張ろう、と思った夕べであった。

子猿

今日は宅の子猿について。
彼は4歳で、パリの地元の幼稚園の年中組に、この九月から通っている。ぐずるかと思っていたら、期待以上にすんなりと、新地パリでの幼稚園に通い始めていた。カタールでの保育園体験が生きているかもしれない。最近はクラスの子の名前が会話にのぼってきたり、「今日は楽しかった」と帰って来る事もあり、良かった良かった、と思っていた。(ところで、「何が楽しかったの?」と聞いても、いつも「知らない、忘れた」と、笑顔で答えるのですが、会話を繋げてくれないのは、男の子の特技なのでしょうか)

今日は家での昼食のあと、幼稚園に送り届けてから、園庭のフェンス越しに覗いてみた。我が子猿君、一人でフラフラ、何で遊ぼうか、まずは物色。すると、別の子猿がやって来た。「あれが友達なのかしら」と思っていたら、その子猿め、いきなり宅の子猿を殴り倒した。我が子猿は、よたよたっと立ち上がって、不快な顔をする。そして、「ちっ!」と、むかつく子猿を睨みつけるだけで、彼から離れたところにある遊具で遊び始めた。一瞬のことで先生は気づかなかったようである。しっかり観てなさいよ!と思う母猿。
引き続き観ていると、今度は其の遊具に関心を持った別の子猿が我が子猿の平和なひと時を邪魔し始めた。我が子猿はハイジャッカーの様子をしばし観察してから何やら交渉していたが、商談まとまらず、ハイジャッカーに乗っ取られていた。

そこら辺で、切り上げて帰途についたのだが、あんな毎日なのに、何が楽しいのだろう、と思う。あんなに嫌な目にあい、嫌な奴等にブイブイ言われながらも、遊んだり、絵を書いたり、歌を歌うのが楽しみだなんて。ちょっと大人の世界に共通しているような・・・。常に、明日はもっと楽しい日になるって、信じちゃって。人間って、貪欲なまでに好奇心や、向学心、そして楽しみたい、という気持ちがあるんだな、とあらためて思った。がんばれ、子猿君!

Wednesday, October 21, 2009

図書館

最近私は図書館に凝っている。「手にとってみて」と話しかける本を探してきては読んでみる。ハズレはある。はまったのは、Laura Dayという人のPractical Intuitionという本で、誰でも訓練すれば運相を見たり、予言ができるという趣旨のもので、練習問題が載っていたりする。面白いので練習してみた。図書館で前に借りたEnergy ESPという本は脳外科が書いていて、右脳を押さえ込む左脳が怠けるとESPを発揮するというのと、アングルは違うものの意図することは同じのようだ。人間ボーっとして瞑想の境地に入ると、こういう直感とかひらめきがくるらしい。要は左脳が選ぶって理性を聞かせなければありのままの事実がしっかりみえてくるさ、ということなのだ。ボーっとするというのは、簡単そうで以外に難しい。下手に油断したりすると寝てしまう。いろいろ実験するけど、どうしても寝てしまう。寝ていても瞑想していなきゃいけないという罪悪感が働き、朝起きてもつかれていたりする。夢の内容も忘れてはいけないので、夢の中で夢を復習したりで、とても大変なのだ。そんな折に、「手にとってよ。」と静かに呼びかけている本を昨日また図書館でみつけた。その名も”Finding the Quiet"という。瞑想の専門家が、宗教や脳の動きをたっぷり研究し、エッセンスのみをまとめていて、とても感心した。これも練習問題があって面白い。

Tuesday, October 20, 2009

コンタクト、Part 2

以前、コンタクトという、映画を観て、星の世界に行ってしまった、というのをここで書いたが、今日は其の続きのようなもの。

先日、友人といつもの気の置けない会話をしていた。話題は宇宙について、人間の存在について。宇宙といえば、と、コンタクトについて説明しようとしたが、話しながらも、自分でも府に落ちないあらすじになってしまった。
其の週末、夫に、友人との会話について話したら、「だったら『コンタクト』を貸してあげればいいのに。あれって、こうでこういう話じゃない?」とドンピシャリなまとめ方をする。私ってば、肝心なことを落とし、どうでもいいことを「あらすじ」に含めるので、ズレズレになってしまったのだろう。

ふと、思い出すと、子供の頃、母が家に帰ってから今日あった面白い出来事を話してくれるのだが、何が言いたいのか、どこが面白いのか、全然わからなかった。まとめるのが下手な、そのDNAが私にきているってことか。

あらためて、インターネットでコンタクトのあらすじを探すと、私と違う見解のが幾つもあって、人の感じ方は千差万別なことを再確認。昔、Le Grand Bleuを観て、ハッピーエンドと受け取った友人もいた。映画では主人公が死のダイブに行くところで終わるのだが、その友人は「そのあと生還するんだよ!」という、自作プロットを信じていたのだ。私もオメデタイ奴だが、この人にはかなわない、と思ったものだ。

コンタクトを観てない、観る予定がない方に、ネットで、一番私の理解に近かったのをコピーさせてもらいます。

それは、宇宙の声からはじまった。
天文学者エリーは、幼い頃からある答えを求めて続けてきた。「なぜ、我々はここにいるのか。我々はいったい何者なのか」。やがて、そんな彼女の願いが本当に天に届いたかのように、そのメッセージは宇宙から送られてきた。科学者として、女性として、人間として、エリーはたった一人でそのメッセージに答える決心をする。大宇宙を舞台に、人間の存在について考える、人間のための物語。原作はカール・セーガンのベストセラー小説。

Monday, October 19, 2009

Plateau

Lazy Elephantさんは、二歳児に根負けして怠けられない日々のようで、お気の毒様。私は、昨夜珍しく深夜のコンファレンス・コールでちゃんと起きたものの、その後なかなか寝付けず、今朝は歯磨き粉を探しに来た末っ子に7時になったら叩き起こしてねと頼んでまた寝た。午前中は朦朧と過ごした。こういうときは出勤しなくて済んで本当に良かったと思う。その反面、出社のストレスがなくなり、体重が増えるのはいただけないので、雨の中、水泳をしてきた。さすがに大雨のなか、泳ぐ変わり者は私一人で、とても優雅にプールを独り占めできてご機嫌である。魚の形をしたボディーは水泳に適しているのか、難なく課題の25分を泳いで満足である。最近は友人が、不和で悩んだり、伴侶探しに夢中になったり、突然婚をしたり、周囲は大変情熱的なのに、わたしはすっかり現状の夫婦愛に満足していて、その点落ち着いていられてうれしい。子供も手が離れて、しかもそばにいてくれるし、健康も家族一同良好で、なんだか人生の丘の中間地点での一服という感じすらある。これで、経済が安定してくれるとますますありがたい。

Sunday, October 18, 2009

朝っぱらからチョコレート

私は朝から何でも食べられる。朝カレーも、朝パスタも大丈夫。
今朝は、朝5時半から、ダロワイヨのチョコレートとカフェオレ。昨夜は二時間置きに二歳児に起こされたので、このくらいの報酬があってもいいでしょう。

招かざる客

この週末は不思議な縁からフランス有数のシャトーに滞在した。それも招かれてもないのに。

発端は・・・金曜日に別荘に出かけた。金曜夕方の出パリ・ラッシュはすごくって、通常の倍の時間を掛けて到着。日は既に落ちている。車を降りて背筋を伸ばす間もなく、家の鍵が見つからないことに気づく。探偵小説好きな夫は、強盗のごとく、鍵を開けることにチャレンジすること一時間。子供達は冷たい闇の中、砂で御飯を作っては、私に食べさせようとする。ようやく、夫もあきらめ、合い鍵を持っている庭師に連絡するが、応答無し・・・。ガ-ン!

さて、庭師の電話番号を教えてもらうべく、同じ庭師が働く、この町の旧城主様に問い合わせた際に、「もし、鍵を入手できなかったら拙宅に泊まるように。」と優しいお言葉。夫家族と城主様は親しいのだ。ホテルは満室だし、お言葉に甘えることになった。4歳と2歳の野性猿を連れてお邪魔するのは本当に気がひけるのだが、そうでなくても敷居が高いこと、棒高飛び級なのだが、車はお城に向かう。

お城、すごい!大きな門が開くと、シンデレラ城が見える。ベンツ、ジャガーなど、高級車が沢山停まっている。パーティーをしているようだ。どうしよう!それでも重いドアをノックすると、執事が迎えてくれる。すぐに城主さんと黒いドーベルマンが歓迎してくれて、迷路のような城内、客室に案内してくれた。城主妻、イザベルは、「パーティー、もうすぐ終わるから、それまでくつろいでいて」と優しい。坊主達は魔法に掛けられかのだろうか、と思っていることだろう。「イザベルはプリンセスなの?」と聞く長男。「ノン、伯爵夫人だよ。」と真面目に応える夫が何だか可笑しい平民の私。

翌朝は、広大な敷地内をイザベルと散策する。植物が大好きで、それ関係のイベントを主催している、という。気さくで、スポーティーな方である。
丹波産にも負けない巨大で美しい栗を拾ったり、川を渡ったり、何時までも終わりがない敷地をドーベルマンと歩く。我が野性猿は「ここはフォンテーヌブローなの?」とその広大な森を、自分が知っている広大なものと一所懸命リンクさせていて、何だか泣かせる。確かに庭はフォンテーブロー城のより素晴らしいかもしれない。ふと、こんな所で暮らしていると、ここまで俗世間と繋がりのないところで生活していると、時間軸が狂うというか、気がおかしくなるのではないか。城主様家族が、この、ちょっと孤独な影を持つイザベルが、小生のような血統書付きの中流階級とは別の世界観を持っていることを願う。

広いダイニングルームで、これまた大きな、大きなテーブルを囲んでの昼食を終え、義両親の別荘に戻る。庭師が鍵を開けてくれていた。暖炉に火をくべて、皆でお茶を飲む。開口一番、夫と共に、「あぁ、疲れた!!!」

Friday, October 16, 2009

会社を辞めて2ヶ月弱。以前よりも運動をする機会も増え、食事もバランスに気をつけていたのに、なぜかここに来て体が魚のような形になっている。腹がたつ。なぜだろう?最近は、顔も張りがなくなり、ばあちゃんっぽくなってきたような気がする。白髪も増えてきた。時間と重力に逆らう努力をそれでもする。来週から、坂の上り下りを週二回して、水泳ももっとしようと思う。最近は家族が優しくなっている。白髪も体重も気にするなと、言ってくれる。それでも水ぶくれと言い訳をしようものなら、それは水じゃないと指摘する。体重を減らすよりも筋肉をつけた方が良いと助言してくれる。結構笑える。幼いころ、公園から平地を歩いて帰るのにつかれて、タクシーを呼ぼうと提案していた子供たちが、今では坂を上れない母を哀れみ笑うほど大きくなっている。背丈も下の2人を除けばとうに抜かれてしまった。面白い。

Wednesday, October 14, 2009

職安

日本の職安に行ったことはないが、今日カリフォルニアの職安に行ってきた。NYのよりも明るい気がする。お給料から毎月一定額が失業保険に天引きされるので、ここぞとばかりに失業保険の申請をしたものの、一度小切手が来たあと、抽選で職安に呼び出された。さすが週の13%が職を失っただけあって、裏からこそこそ入るという雰囲気はまったくない。それでも、ジャガーで乗り込むのは少し勇気を要した。でも、まるで大学のキャリア・アドバイス・センターのような感じでみんなとても感じがいい。毎日でもここに来て、コンピューターやら、コピーを利用していいらしい。ふふん、と感心しながら、なぜ毎週の小切手が途切れているのか問い合わせる隣で、60代の女性が声を震わせて、小切手がなければ11月5日には家を追い出されてホームレスになると懇願しているのを聞いて世の不公平を実感した。年齢、性別、教育のうちで自分で変えられるのは教育のみ。せめて子供たちには教育をしっかりしてあげたい。今日の抽選で大当たりして召喚されたグループはみんな高学歴のようで、ちょっとしたビジネス・スクールのスタディー・グループのような共鳴を感じ合ったりした。

がんばれ女性達!

今日は長くなります。悪しからず。

昨日、フランス人女性数人と昼食を一緒にする機会があった。歳の頃は50代前後と思われる。私以外の皆は、美術関係(出版、キュレーター、Etc)の仕事をしている、していた、という縁で友達になったらしい。

其のうちの一人の最高齢(60近い?)とお見受けした人は、随分なブランクの後、再就職した、とのことでその苦労話を明るく、ユーモア混じりに話してくれた。金融関係の仕事で、当初は二十代、三十代の若造に、コケにされ、傷ついたけど、確かに彼らの方が仕事が速かったり、彼女にはないアプローチ法で業績を挙げるので、何も言えず、トイレで一人、すーっと涙を拭くのよ、でも、私、ガンバルの、と言う。うんうん、ガンバレ~、と皆で声援。

其の後は、それぞれの知人の「ブランク後の再就職苦労話」を持ち合う。ルーブルなどの美術館は結構陰湿な世界のようだ。
隣にいた女性と仕事について話す。彼女は十年以上仕事をしていない。旦那の海外赴任をきっかけにワーキングマザーを辞めたとのこと。いざ、専業主婦になってみると、家族がスムースに回り始めたように感じられたので、そのままでいると言う。
「共働きのときは、マシーンかのように、働きまくっていたの。それでも仕事が残ってしまって、それが嫌でフラストレーションが溜まっていてね。夫は家庭のことを気にせず、仕事が終わるまで思う存分仕事して、すっきりと家に帰ってくるけど、母親としてはそうもできないからね。」ふむふむ、それはそうだろう。
「でも、問題は今よ。子供達がティーンエイジャーになってね、『ママ、なんで仕事してないの』とくる。先日は宿題を手伝ってあげることがあって、そしたら『へぇー、解けたの。意外!』だって。馬鹿にされているのよ、とほほ」とのこと。ありがちな話だ。フランスでもそうなのか。そんな子供は張り倒して、くじけずに頑張って欲しい。

帰りのメトロの中で、束の間の一人の時間を無駄にするものか、とIpodで桑田さんを聞く。あまりの素晴らしさに、あぁ、頑張ろう、と思う。

家に帰ると、日本の友人から、とても前向きなメールが来ていた。リストラにあった後、逆境をチャンスと受け取り、毎日習い事を楽しみながら、就職活動、そして婚活にと、真摯に取り組んでいたようで、その成果が少しずつ現れているようだ。ガンバレ、ガンバレ。

Jubilancerさんも、起業に向けて静かに、そして大胆に動きが始まっているようで、今後の展開が楽しみである。頑張ってね!応援しています。

小生も、何ができるかわからないけれど、とにかく、外へ出て、動いていようと思う。そういう気持ちにしてくれるのは何といっても人との出会いなり。アリガトウ!

Saturday, October 10, 2009

柔軟性

一ヶ月好きなだけヨガ教室に通えるというパスを買ったので頻繁にヨガに行くようになった。なんとなく柔軟性が改善されたような気がする。今朝もヨガをしながら考えたのは、体だけでなく心の柔軟性も千差万別だということ。今朝末っ子が、母=Strangeとい言うのでなぜかときくと、普通の人は夢があってもこれを実行に移さないで死んでいくけど、母は夢は何でも試してみるので珍しいというではないか?これはほめてもらったという風に勝手に解釈することにした。どうせ短い人生であれば、好きなことを試して見るほうが良いような気がする。それで、失敗したら、またやり直せば良いと思う。

Friday, October 9, 2009

カタールな一日

昨日、出荷してから3ヵ月半、カタールからの引越し荷物が届いた。

カタールが、運任せの、いい加減なところがあるのは知っていた。
イスラム教のエンシャーラー(アラーの思し召しのままに、要は「運任せ」)がベースで、そこに出稼ぎ労働者のインド人やフィリピン人の、人によっては生真面目に事を進めてくれるが、そうでないときは超いい加減な結果に導かれるという、そういう運とのダブル運任せなお国柄なのだ。

今回もやられた。我が荷物、カタールを出てから、まずシンガポールに行ったらしい。何故そんな遠回りを・・・ そして、「シンガポールからフランスに向かうことになっている、お宅に運ばれるのは一週間後くらいでしょう」と、そのとき、在カタールの業者は言っていた。
しかし、1ヵ月程経っても音沙汰がないので、パリ事務所に、我が荷物が届いているか、と聞いたところ、更に二、三週間ほどして(フランスは何でもとーっても長くかかるのだ)返答が来た。
「お宅の荷物、どこにあるかわからないんですよねぇ。フランスに着いている可能性も否定できないけど、エジプトにいるという説もある。僕はシンガポールだと思うんだけどなぁ」
と呑気で冷たいパリジャン君は言う。
グッバイ、思い出深き子供の服や、気に入っていたスリッパ達よ、と覚悟を決めたあの時であった。

それがめでたく、昨日到着した。事情を聞いても、ドーハとパリ事務所は相手を責め合うばかりなので、そっと無視する。箱から坊主の自転車が出てきた時は、坊主がそれを乗り回していた近所の光景を思い出し、胸がいっぱい。

土足の引越し業者が、日通さんだったら目が点になるような荒々しさ、いい加減さで、箱を投げ入れていく中、カタールの友人から電話が入る。「週末は電話料金安くなるし、貴方の声が聞きたくって。」そうか、イスラム暦では金曜が週末ね、忘れていた。懐かしい隣人らの近況を聞いたり、砂嵐、暑さ、子供について、無駄話すること10分間。
後ほど、別のカタール時代の友人からメールが来ていたりで、懐かしさ一杯の、カタールな一日であった。

Thursday, October 8, 2009

パリ、バトー・ムッシュ、雷

昨日は初めてバトームッシュに乗った。
船で、市役所のある、Hotel de villeからエッフェル塔まで、セーヌ川を漂う。特にどうってことないのだが、坊主達は大喜び。小生も、エッフェル塔が近づいてくる時は、何故か胸がときめいた。
値段は高かった。通勤客用の船でもあれば、結構使い勝手いいのに。

ちなみに往きはバスで、川沿いの道路を通っていった。こっちの方が、秋深まるパリの風景が、絵葉書の連続のように繰り広げられて、大人には楽しかった。

それにしてもパリは美しい。街路樹、古い建物、秋空とが、完成された配色である。あまりの完璧さに感銘を受けるというよりは、「いやーっ、何だかすごいねぇ」って感じであった。そう、現実味がなくって、どことなく、白々しく感じられてしまうのである。パリジェンヌになりきれない、田舎者の感想であろうか。

夜は突然の雷、そして暴風雨。折りしも日本でも台風到来と聞いた。子供達にとってはスペクタクルな一日だったことであろう。

Saturday, October 3, 2009

今朝は二日酔い

また漫画ネタだが、「神の雫」という日本の漫画を借りて読んでいる。こちらは「毎日かあさん」と違って、いたってシリアスなワインの漫画。そんじょそこらのワイン解説書などより、よっぽど内容が濃い。二十巻以上あるらしい。筋は、ワイン利きの主人公が、とある凄いワインを飲んでは、其のワインから生まれるイマジネーションの世界に読者を案内してくれるのだ。

小生は十何年も前にソムリエの資格を取るべく、青山にできて間もないワイン学校に通ったことがある。多くの生徒はスチュワーデスで、教室はワインの香りよりも、化粧品というか、女の匂いでぷんぷんしていた。
其の中で、一人、酒屋さんが混じっていたことがあった。三河屋の前掛けが似合いそうな、純朴な若おじさん。ピンクに華やぐ教室で肩身狭そうにしていた。其の日の先生は、これまたピンクのシャネルスーツがお似合いのお嬢先生。鈴の転がるような声で、「○×さん、このワインを表現してください」と三河屋さんを名指しした。三河屋さんは緊張しながら「えぇ、そうですね。あの、なんというか、白い花から集めた蜜のような香りで、で、えっと、色は若草色かかった黄金色で、あ、あ、朝露のようなフレッシュな味わいかと・・・」と照れを隠しながら頑張った。するとお嬢先生はやっぱりお嬢様、遠慮とか、気持ちを推し量ることができない。「まぁ、やだ、○×さん、全然違う、きゃっきゃっきゃ」と笑う。それ以降、学校で三河屋さんの姿を見かけたことはなかった。

小生は、というと、「石油のような味がします(飲んだことはない)」、「グレープ味のバブルガムの香りがします」等、ズレズレの発言ばかりし、教室では白い目で見られていた。フランス語の長ったらしい名前も覚えきれず、「蝶々みたいなアペラシオンはどこだっけ?(正解はSt Estephe村。
「てふてふ」に聞こえたから)」とソムリエ試験会場で聞いたときは、友人の目が「こいつには勝った」と言っているのを感じた。

それがまぐれ合格し、その恩に報いることもなく安酒ばかり飲んでたのを、「神の雫」以来、真面目に堪能しようとすること一週間。今更ワインの楽しさに開眼。田舎では摘み立ての木苺の香りをかいで、初めてワインとの共通点に気づく。森の中を歩いて、ワインを口に含んだときに鼻腔を通る湿った匂いを思い出す。美味しいワインは開けてから二日目位すると香りが開いて、味もバランス良くなって美味しいことが多い、など、今更実感することだらけ。

そんな休暇も今日で終わり。今朝は大きなカップいっぱいのコーヒーで頭痛薬を飲んで始まった。

兄弟げんか

Lazy Elephantさんは優雅に秋を満喫されていて大変喜ばしい限りです。喜びを伝える私は、ヤケザケがきっかけで、大人気ないメールを友人に送り、プライドの高い友人は大人気ないメールを私に送り返し、単なる兄弟げんかのような状況になり、自分でも笑えてしまう。兄弟げんかなので、これで絶縁になるということはありえなく、互いに痛いところをつかれて悔しがっているだけなので、ストレスの発散になってかなり面白い。と、お互いに思えばいいのだろうけど、私は自省をすること3年ほどになるのでこの領域では卓越しているが、相手はきっと自省を心して避けているので打撃が強い気がある。ちょっと心配をしたりする。それでも、私は吹っ切れているので、今日は犬の散髪をしたり、のんびり本を読んだりしてくつろいでいる。いままでは、腹が立つことでも、大人っぽく我慢をする習慣がついていたけど、結局はこれがひずみになったりするので、これからは我慢をせずに正直に表現することに決めたのは良いが、なれないので、さじ加減を間違えたかもしれない。もっと熟練せねばと反省をしている。こちらはいまだに夏びよりで、よそで秋めいているのが不思議である。

秋、フランス

水曜日からフランス西部、Sarthe地方に来ている。パリから250キロ程のところである。
見渡す限り、赤、黄色、茶色、緑の美しいグラデーション。そこらじゅうに胡桃、栗、林檎、梨が落ちている。森の中を歩けば、セップ茸もちらほら。豊かなる田園地帯なのである。
今朝の気温は6℃!なのに、日中、陽が当たるところにいるとTシャツで充分だったりする。

ここSartheはロワール川の支流が流れているところで、3キロ走ればシャトーが一件、という頻度で現れる、プチ・シャトー過密地区でもある。シャトーの中は寒くって、そうなると、人というものは不思議で、身体が脂を欲しがる。この4日でバター何グラム消費したか、考えるのも怖い。ワインは・・・もう、記憶にない。

こうしてフランスの秋は深まっていくのである

Friday, October 2, 2009

ストレス其の三(位?)

Jubilancerさんはストレスを溜めてらっしゃるのですね。
もう、以前に書いたかもしれませんが、とある友人が、ストレス解消講座で聞いた話を・・・。

其の先生曰く、対人ストレスは、思ったことを伝えられないから生じるものなので、伝えてしまえば解消される。問題は伝え方で、下手なことすると、もっとすごいストレスを抱えることになるから、丁寧に、タイミングを見計らって、試みるといいらしい。「あの時、貴方にこういわれて、悲しい気持ちになりました。何故かと言うと・・・。」という風に。

私もこれを試みたことがあったけど、結構勇気がいた。相手に上手く伝わったかどうか、確かイマイチの反応であったような気がする。ただ私自身は、声に出して言葉にすると、大したことでもないのに、くよくよしていたなぁ、と思えて確かにストレス解消になった。

これも経験談だが、不思議なものでヤケ酒は美味くない、酔えない、上機嫌にしてくれない。何故だろう、人間の味覚、身体は面白いものだ。

ヤケザケ

上下関係のないパートナーとの付き合いがいかに大変なのか、ここ10日ほど考えさせられることが多い。自分では大人だと思っているが、実は駄々っ子なのかもしれない。自分を受け入れてくれるパートナーにはとても感謝している。そうでないパートナーには、懸念をまっすぐに伝えたつもりでも真意を逆に解釈されたり、自分の未熟さを露出されたりで、うーんとうなることが多い。おかげで白髪も増えて、それすらもギクシャクしているパートナーに指摘され、染めた方が良いといわれてムッとしたりする。お金も入らないのに、こんな気苦労をなぜしているのか不思議な気がする。自棄酒の意味がわかってよかった。

Tuesday, September 29, 2009

羽田国際空港

先ほど、ニュースで羽田の新滑走路が2010年、来年10月に開通されるとあった。そうなると、国際線も羽田から離発着するらしい。

この秋に家族で日本に旅行を、と色々旅程を考えていたが、飛行機恐怖症の夫、サルもびっくりの野性を発揮する幼い愚息らを引導して、成田から更に二時間近くかけて都内のホテルに移動する自信がなく、日本行きを見送る理由の一つとなった。成田は東京でも、新東京でもない。

私が子供の頃はまだ成田が開港されておらず、我が家が海外赴任先から帰ってきたのは羽田であった。飛行機から階段を降りて、夜の東京湾からの冷んやりした風に吹かれたのを覚えている。私にとって羽田イコール東京、日本であった。日航の子供航空教室も羽田であった。兄が操縦席に座らせてもらって喜んでいたのを思い出す。

そんな思い出の羽田。昨年カタールに帰るときに寄ったが、今や素晴らしく改装、拡張されていた。それでもやっぱりノスタルジックなものを感じたのは、夜だったからだろうか。
以前このニュースを読んだときは、2010年なんて遠い先のことと思ったが、一年なんてあっという間だろう。よし、来年こそは!

パリも秋晴れ

パリは8月の終わりから早速日が短くなっている。今は、朝7時過ぎから朝焼けが始まり、夕方7時頃はオレンジ・ピンクの大きな夕焼け空である。日本でよく見た、真っ赤で、まるで燃えているような夕焼け空は余り見た覚えがないが、何故だろう?

先日、雑用を片付けるため朝8時頃から2時間程歩き回った。初秋の朝、凛とした空気の中、カフェからは淹れたてのコーヒーの香りが、そして向こうからはクロワッサンを焼くバターの匂いが流れていて、絵に描いたようなパリ。そしてパン屋の角を曲がると、目の前は並木道。枯葉一杯の枝から朝日が透けてその陰影が素晴らしかった。神々しい朝とはこのこと!一人「わーっ」と小声を上げる。

秋がないカタールでも、こういう、「秋晴れ」の朝を迎えたことがある。実際には二月頃だったと思う。空気が、英語でいうところのCrispで、朝日が天から降りてきました、って感じで。
そんな朝は何故か、感謝とか、祈りとか、そういう気持ちが湧き上がって胸一杯な朝の光、秋である。

PS、そう、秋はお腹もすきます。今夜は豚のローストとブルゴーニュのワインです。カタールの皆さん、羨ましいでしょう。

天高く馬肥ゆる秋という句を10年ぶりに思い出させる空模様だ。先週末までは、まさに盛夏という天候だったのが、急に秋めいてきた。食欲もわいてくるころではないかと思うが、たまたま見たサイトによれば、秋高馬肥は漢語ではまったく意味が違うらしい。秋になると、敵が馬に乗ってやってくるぞという警告らしい。これを食欲の秋という風に変える日本人は、結構能天気な気がする。さて、日本人は日本人らしく、ランチ何食べようかなあ?と考えることにする。

Monday, September 28, 2009

母親は、人間にものすごく影響を及ぼす、いやがおうでも。
そう思うと、うちの子供たちはどう思うのか多少気になる。毎晩ワインを飲んでは、陽気に鼻歌歌う母を恥ずかしく思うのか、アイドル不存を身をもって痛感するのか。。。
能天気な母をもつと、子供は責任感が芽生えるような気がするのは、勝手な想像だろうか?

Saturday, September 26, 2009

パリの子育て

パリの共働き家庭の子育て方は色んな人に仕事を分担させるのが特徴と言える。

生後6ヶ月頃から保育園に預けるか、ヌヌと呼ばれる乳母さん(多くの場合、アフリカ諸国の外国人等)か、お祖母ちゃんが駆り出され、お母さんが働いている間、幼児の面倒を見る。
お母さんはキャリア志向の人なら、サバイバルするために夜9時、10時まで残業、休日出勤もする。働かないフランス人、という一般的な印象は当てはまらない。
でも働いてばかりではない。多くのカップルは「たまには子供抜きで・・・」と結構頻繁に夜お出かけする。バカンス中も一週間位は子供を両親のメゾンドカンパーニュに預け、夫婦だけで小旅行する知り合いも多い。
言うまでもないが、添い寝など、始めからしない。母乳も日本ほど浸透していない気がする。お風呂も一緒に入らない。ご飯も一緒に食べないことが多い。子供はマナーが身に付くまで台所で、大人はダイニングで、というのを良く聞く。

余談だが、道端で見かけるフランス人お母さんは砂糖菓子のように甘い言葉(「私の宝物ちゃん」「私のハート君」etc.)で子供に話しかけているかと思うと、次の瞬間には宝物ちゃんのちょっとした悪さに、ヒステリックな声を張り上げて怒鳴りつけていることが多い。もし日本で、同様にお母さんが感情むき出しに子供に怒鳴っていたら、「あの人、大丈夫?」「恥ずかしいね」って思われるのではないだろうか。あれが僅かなる子供と一緒にいる時間だとしたら、何だかやるせない。

私は自分が放任主義の親の元で育ち、そんな環境だったからか、外部の方々から多くのものを学んだし、本にも食いついたので、子は親がなくても育つ、と思っている。周りを見ても、親べったりで育った人とそうでない人の差はあまりないような気がするし。よって安全な環境なら良いのではないか、心身ともに健康な子供ならば、パリ式も良いのではないか、と思っている。

しいて言えば、親はもっとスキンシップしたくないのかな、と思う。ほっぺにキス、というのは日本にはないスキンシップかもしれないけど、そんな瞬間のものより、あの湯水をはじく、きめ細やかな肌や、汗くさいけど何故か愛しいにおい、清水のような涙の味など、いつまでも味わっていたいものなのだ。

Wednesday, September 23, 2009

Homicide

I live in a pretty tame neighborhood. In tame neighborhoods, there are many hidden vices: drugs, alcoholism, abuse, etc. but murder is not one of those. This morning, I receive an email from the school - there has been a homicide in the neighborhood. I feel for the victim, but at the same time, wonder how our namby-pamby police force will solve the crime. Afterall, they are used to catching old ladies who run the stop signs, not ax murderers. This evening, I see a police car with sirens on full blast two cars behind me. As I give way to let it pass, I see it turning up the street that leads to my house. OOPS! I zoom up the hill to find paradise undisturbed. Maxime has passed his spelling bee first round, Julien is practicing his violin, and Charlie is on his tummy slurping up his food. As we dine, we exchange information about the day. Aya says she needs to go up and down the hill to the creek to perform an experiment. I protest violently on the grounds that a mass murderer is lurking in the grass. Julien and Charlie are summoned as her knights in shining armor. They trudge out the door in seething disharmony. I hope the murderer is caught quickly so that my kids' friends don't have to do their homeworks in the toilet out of fear of becoming the next victim.

Tuesday, September 22, 2009

桑田さん、エトセトラ

私は桑田佳祐の大ファンである。時折、Youtubeで桑田さんのビデオクリップを観ては幸せに浸っている。
桑田さん、昔はロックと日本語の相性が悪いからと、歌詞が英語だけのアルバムを出すなどしていた。以前書いたように、サザン、桑田さんは「私の日本」であって、海の歌であれば鎌倉湘南を思い出すし、夜の世界を歌ったものだと新宿、渋谷をイメージする。外国人が聞いたらどんなイメージを持つのだろう。(我が夫はクラシック以外は苦しそうな顔をするので参考にならず。)

逆方向だが、日本文学については、英訳本をいくつか読んだことがある。日本語の原本と比較すると、やっぱり落ちるな、と思った。夏目漱石のはんなりとした温泉宿の春の情景(記憶あやふや、私だけがそうイメージした可能性大)、川端康成のしんしんとした冬の静けさなど、伝わって来なかった。井上靖のしろばんばの出だしが大好きなのだが、まるで違う情景となっていた。村上春樹は英訳しても同じに感じた。

昔、カズオ・イシグロの「日の残り Remain of the day」を読み終わった時、何とも不思議なことに日本を感じたことがあった。イギリスの執事がナレーターとして話をしているので、超英語的な世界なのにである。あの本では情景的な部分がキーというか、こういう背景で、こういう時の流れの中に、こういう感情の動きがあって、という話だと、一人勝ってに受け取ったのだが、そういう表現の仕方が、全体から汲み取ってくれ、という日本的なもののように感じたのだろうか。

とにかく桑田さん、いつまでも元気に歌っていてほしい。

Friday, September 18, 2009

夢について

先日、多言語というトピックでJubilancerさんが、寝ているときの脳の動きについて書いていたのを興味深く読んだ。夢は実に奥が深いものだ。

私は病気になると見る夢がある。人に説明すると「何言ってんの?」といわれそうだが、こんな感じ。
夢の中の私は小指。ジャングルのような、ジュラシックパークのようなところを逃げ回っている。すると親指星人が追ってきて私を押しつぶす。これは子供の頃から発熱すると頭の中で上映される悪夢である。なにが怖いかというと、親指の威圧感が映画なんかよりもっとリアルで、夢の中の私は心臓が押しつぶされていくのだ。

あとは時折みた夢は、階段の上から下に向かって、うっかり跳躍してしまう夢。これも落下するときのセンセーションがリアル(の割にはバンッと落ちるのではなく、あくまでもオリンピック選手の幅跳び風)で、エクスタシーというか、冷や汗モノというか。ドラッグ・ハイってこんな感じなのではないだろうか。

寝ているときは、脳のある部分が持っている、豊かな想像力、感覚を、伸び伸びと発揮しているような気がする。そして起きているときは脳の別の部分がそれを制御しているのか。それは伸び伸びイマジネーションを制御しないと、つまんない現実生活に適応できないから、というある種の自己防衛的作用なのかもしれない。

Thursday, September 17, 2009

病気の異文化比較

久しぶりに風邪をひいた。人に会わずに一日過ごすことにした。ああ、仕事がはかどること、はかどること。。。大昔病気になると、母が作ってくれたメニューを作ってみた。ほうれん草とゆで卵を炊きたてのご飯に混ぜて食べる。昔はちりめんじゃこが乗っていた。しかも、決め手はセブン・アップ!我が屋はソーダがないので、仕方なく白ワインを昼間から薬代わりに飲んでみたりして、本を持って、静養のために寝室へと進む。Comfort Foodは千差万別なことを10年ほど前に知った。ミネソタ出身の友人は、病気になると、冷たいピザとコカコーラを食べたという。アイルランド人はきっとイモに違いない。ロシア人はボルシチかも。そう思うと、異文化比較も面白い。

Monday, September 14, 2009

親子関係について

わが夫には面倒くさい両親がいる。フランスの古臭い格式を重んじ、スタイルが大切で、思ったことを言わない天邪鬼(あまのじゃく)。特に長男である夫には軍人でもあるまいし、ちょっと時代錯誤なくらい、突き放し気味に育てたきらいがある。でも心根はとっても優しい人たちなのだ。これで嫌な人たちなら面倒ではないのだが本当に良い人なので困ったものだ。

夫とそんな彼の両親の関係は面倒くさい。お互い、愛情たっぷり持っているのは確実にそうなのだが、いいたいことを言わない、聞きたいことも聞かない、甘えたこともいわない。カタールから帰ってきてはじめての義両親との食事のシーンで、政治や天気について話しているのにはあきれた。もっと言いたいこと、言うべきことあるだろうに。
欧米の男性はこまめに母親にコンタクトを取る。夫もそうで、カタールでも週一回は連絡を取っていたが、お互い、話の内容はコアに触れず、「元気?」と聞かれれば「もちろん元気」と双方で言い合っていた。たとえ瀕死の重傷でもそう言っていることだろう。大人の関係といえばそうとも言える。

私自身は所謂(?)日本の都会の核家族、言いたい放題だし、遠慮などしないで、ずけずけ互いの境界線に踏み込む割には、肝心の部分は共有しない、そんな親子関係で、これはこれで良くないと思うのだが、夫のは見ていてじりじりすること多し。でもまぁ、お節介は野暮というもの。口は出さないようにしている。

二人の坊主の親の私として、幾ら口下手DNAの男の子だからといって、将来こういう儀礼的な関係だけは辞めてほしい。花を見ては「きれいだねぇ」と拙い日本語で話してくる次男、私に下手なダジャレを仕掛けては自分で大笑いする長男、こういう距離間を感じない親子でいたいんですけどねぇ、どうなることやら。

Tuesday, September 8, 2009

毎日かあさん、其の②

9月に入ってからは体力勝負の日々を過ごしている。4歳の長男が現地の幼稚園に通い始め、その送り迎えが主な理由である。

たかが1キロ弱の距離なのだが、朝8時半、昼は11時半と1時半(家で食事)、そして4時半、と一日の一番良い時間を四回にコマ切れにされる。次男を乳母車に乗せ、長男にはコーチさながら「後少し、ほらガンバレ!」と声を掛けながら、いつも小走り、遅刻寸前で駆け込む。

次男の託児所を見つけたが、託児所も上の子を幼稚園でのピックアップを意識した時間割りになっているし、公立の託児所(有料)は週一日しか預かってくれない。
どちらも、母親が働いている場合は、(たとえ父親が無職でも)もっと協力的らしい。すなわち、幼稚園は給食あり、延長保育あり、また入園に歳が満たない幼児は8時から18時過ぎまで預かってくれる保育園に優先的に入れるという。まぁ、働かざる母親は幼子に振り回されるべし、ということなのだろうか。

そんな生活だからだろう、私の食事は主食中心の体育会系。ご飯などに子供の残り物がおかずで、超早食いしてかばんを持っていざ幼稚園へ。パリの9月は晴れるとカラっとしていて、コマ切れな一日は短くって、あっという間にベッドタイム。本を読むも2,3ページで瞼が閉じてしまう。まるで高校時代のような、中身ない空っぽな充実感に満ちた日々である。
周囲の人に言われるように、子供が大きくなったらこの全力疾走の毎日を懐かしく思い出すのであろう。が、今はカタールでゆったりと小説を書いていたあの日々が懐かしい・・・。

多言語

最近、英語のブログも書くようになった。今までは日本語の方が書きやすいと思っていたが、英語もなれると結構面白い。時折、夢の中でフランス語をとても上手にしゃべる自分にめぐり合う。おきている時の私のフランス語は、とてもじゃないけど上手とはいえない。我が子にまでも、「昔は僕もその位下手だった」と、言わしめるほど下手なのに、夢はすばらしい。ESPという本を読んだ。実は右脳は言語や音楽がとても流暢らしい。ところが、左脳は謙遜して、そんなはずがないと牽制するらしい。夢は左脳が寝ているのをいいことに右脳が本領を発揮するようだ。起きているときも左脳をだまくらかすと、多言語が堪能な自分になれるかもしれない。

Tuesday, September 1, 2009

America the Beautiful

アメリカのいいところは、何でもありなところ。今朝も、ローラーブレードをはき、街中を滑走する60代のおばちゃんを見かけてそう思った。日本では、そんなことをするばあさんは、結構珍しい気がする。

Saturday, August 29, 2009

毎日かあさん

先日、「毎日かあさん」と言う、日本でベストセラーの漫画を借りた。面白くって止まらず、夜更かししながら読み続けた。幼子二人を育てる強烈ママ(作家自身がモデル)の毎日を書いたもの。深夜に一人吹きだすこと多々。

以前、フランスの子育て、ワーキングマザーに対する援助体制などについて質問を受けたことと、この漫画の影響で意識して周囲を見渡しているが、まず子育てに関してはあんまり日本と変わらないように感じる。
すなわち、女性が主で父親はある程度手を出すが、本腰入っておらず「お手伝い」意識が高いような・・・。

昨日の土曜日、公園でついつい5時間子供のお守りをしてしまったが、その間周囲を観察してみた。お父さん達は、ちょっと恥ずかしそうな顔をしながらベンチで目を瞑って自分の世界に入っていたり、子供忘れてお父さん同士でキャッチボール始めたり、ピクニックと称していつまでもワインをすする私のグラスを注視していたり。一方で子供が「絶対大丈夫、その位」程度のリスクを取って、例えば遊具の屋根の上で手を振ったりしていると、屋上の塀をやじろべえして歩いている幼子を助ける勢いで発狂しながら助けに行ったり・・・。

女性陣は違う意味ですごい。咥え煙草スパスパしながら幼子の滑り台デビューを助けたり、北極の白熊のように大きな身体を仰向けに寝転がりながらも(サングラスの中の両目は瞑っているのに三千点)子供の腕をむんずとつかみ、彼が遊具から落ちないようにしているお母さん等。仕事疲れ、家事疲れの週末、子育て手は抜いているけどポイントは押さえている。

大体、格好からしてお父さんは甘い。ここぞとばかりに小奇麗なWeekend ファッションに身を包んでいる。ヴァカンスの名残りなのかエスパドリーユとか履いちゃって、子供の自転車にその足を轢かれて雄叫びを上げているお父さん。一方お母さんはちゃんとわかっていて、汚れてもOKな保護色、変わり易い天候に脱ぎ着しやすいようにしている。そう、日が出てくると瞬時にタンクトップになって肌を焼くことも忘れないのだ。

働く女性援助はまだ経験していないので何とも言えないが、市立の幼稚園は8時半から午後四時半まで、そして延長保育も頼める。市立の幼稚園はウェーティングなし、市が入園先を確保する義務があるとの事。共働き家庭優先の保育園は8時から午後6時までらしい。共に給食(スリーコース)あり。ママが働くことを前提にした体制である。ヌヌと呼ばれる乳母も探し易い。
この件に関しては随時アップデートします。

「毎日かあさん」で、「女は仕事から家事まで何でも背負わされている。だから女の方が人生、絶対面白い」とあった。
励みになる漫画なのである。

Thursday, August 27, 2009

On the beach その2

業界では、"I am on the beach right now" = 「レイオフになって失業中なの。」という意味合いがある。アメリカでは、解雇の際に、企業が神経質になる特別天然記念物= "protected class"というものがある。Jubilancer なる私は、実はその特別天然記念物のなかでもウルトラ級のprotected classである。1)女性で、2)40歳以上、3)しかも少数民族なのである。このようなウルトラ級の私をクビにするには、本人に非があるわけではなくて職種がたまたまなくなったというlayoff, reduction in forceという手を使うほかに、手立てがない。日本と事情がだいぶ異なるようなので、ご参考まで。

Monday, August 24, 2009

トゥールーズ

週末、南フランスのトゥールーズに行ってきた。

義妹の赤ちゃんの洗礼に出席すべく、パリからTGV、電車を乗り継ぎ4時間半、漸く辿り着いたところは素晴らしく広大な農村地区であった。そこ彼処に果樹園が広がっていてフランスの大きさ、豊かさを再確認。丘と谷が繋がっていて「イタリアのトスカーナ地方に良く似ている」と多くの人が言っていた。

泊まり先はシャトー・ホテルと聞いていたので豪勢なものをイメージしていたがそうでもなく、どちらかというとFaulty Towersの方が近かった。まず、出迎えにはパジャマ姿の太っちょのティーンエイジャーが出てきて、「ママもパパもいないの」という。それ風にしていたら美しいだろう居間はテレビが点けっ放し、漫画とポテトチップスが撒き散らされていた。兎に角、彼女に部屋を案内させるとヨレヨレのママが「何で待てないの」とぷりぷりしながら私たちにチェックイン作業を促す。酒の匂いプンプンであった。そして、ふと外を見ると、スキンヘッドにピアスの男性がごみを出している。怪しい雇われ人かと思ったらその人が由緒正しいシャトーの主であった。
それでも部屋の内装はとても興味深く、居心地良いものであった。ヨレヨレママ、飲んだくれていてもセンスは抜群なのである。私たちの部屋は赤と黄色に配色されていて、黄色部分はプロバンス地方の強烈は自然光も計算に入れた配分で、もう、バランスお見事であった。内装でアンティークで賄いきれないところはArts de Fauxとでもいうのだろうか、新しいものでも古く見せるような加工がされていた。壁も良く見るとペンキの塗り方でわざと古ぼけているように見せたり、まるで絵画が飾ってあるかのような壁絵がかかれていたり、大理石風の割れ目を作ってみたり、遊び心、仕掛けも一杯でインテリアの良い参考になった。

さて、洗礼。夫の家族の洗礼の集まりは得てして親戚の寄り合いパーティーになり勝ちで、今回も然り。毎回初めてお会いする「伯母」が十人単位で出てくるのに、「叔父」は数えるほどしか居ないようだ。魔女?夫は自分の家族ながらこういう集まりが苦手で爽やかなガーデンパーティー、遠方で談笑しながらも目のしたが黒ずんでいくのが見える。帰りのTGVだが、これは新幹線に軍配を上げなくては。早いからとは言え、揺れと音がすごい。座席配置もイマイチだと思う。坊主達は興奮のあまり寝てくれない。

あぁ、ボロ雑巾!南仏の陽射しがしみを残していないことを願うばかりである。

Sunday, August 16, 2009

芸能ネタ

昔からミーハー自認の私、多分にもれず酒井法子が覚せい剤所持で逮捕されたニュースをファンでも何でもないのに追ってしまった。この件が起きるまで全く興味がなかったタイプの人だったのに、である。
ニュースを追っているうちに、バカな男に引っかかった彼女を気の毒に思ってしまい、これが西欧の国ならば大した罪にもならないだろうに、と同情したりする自分が凡人らしいなぁ、などとあきれたり、感心したり・・・。
そんな中、Youtubeでのりピーが(恐らくドラッグで)ハイパーなDJを披露しているビデオへのアクセスが殺到している、というのを読み、早速クリックしてみたら、そこにはとっても楽しそうなのりピーの映像があった。それをみたら、先ほどまでの同情も吹っ飛んでしまって、こんなに楽しい思いをしたなら罪でもなんでも背負ってください、と興味も関心も消えてしまった。

こんな些細な経験より、イメージ作りというか、メディアの統制や情報の管理が昔より難しくなっただろうなぁ、そしてYoutubeの存在意義は素晴らしいなぁ、と思った小生なのであった。

Tuesday, August 11, 2009

昼寝

今週は夏休みをとることにした。明け方から夜中まで働く夫を尻目に、朝からヨガに行ったり、水泳をしたりと、それは優雅な生活をしている。今日は、日本から遊びに来た長男を空港で出迎え、その足でサンフランシスコのおいしい点心の店に駆けつけた。育ち盛りの子供6人の食欲はすさまじいものがあり、あっという間に37品も平らげ、大枚200ドルをはたいて家に帰り、夏休みの成功を祝してワインを飲むことにした。満腹にワインで、フロイドの夢分析を読み始めたら、あっという間に、熟睡状態に陥った。久しぶりの昼寝の贅沢は楽しかった。これぞ夏休みという感じだ。ものすごく深い睡眠で大満足だった。夏ばてには、昼寝ですぞ、Lazy Elephantさん。

Monday, August 10, 2009

On the beach

ずっと前のJubilancerさんのブログに、「気分がふさいでいたのを見て妹が映画に連れ出してくれたわ良いがその酷く暗い内容に逆効果だった」といったのがあったと思うが、先日、私も同じ体験をした。

ふさいでいると言うよりは単なる夏ばてだったのだが、夫は当り散らされる前に手を打とう、とYoutubeで私が好きなグレゴリーペックの映画を見つけてくれたのだった。あまり気乗りしなかったけど折角だから観たその映画は「On the Beach」と言うタイトルの1964年の映画である。ご存知だろうか。タイトル通り雰囲気は結構明るいのだが、筋書きは・・・。

架空の世界核戦争が終わり、北半球は既に放射能で汚染され全滅、潜水艦に乗っていた米国海軍のグレゴリーペック率いるクルーはオーストラリアに着く。そこもあと半年以内に放射能の風が来ることが予測されている。住民、クルー、みんな死の影におびえながら、お互いを支えながら、戦争のバカさ加減を恨みながら、「こんな運命、納得いかない!」と怒りながら、なんと最後には皆死んでしまうのである。暗い!そして末恐ろしい。核兵器の驚異を語りながらもその意味するところを現実的に把握していなかった自分を知る。こういう映画をアメリカで60年代に作ったなんて、誰がスポンサーしたのだろう。アメリカは色んな意見が共存していて、そういうところは本当に素晴らしいと思う。

さて見終わったのは夜中過ぎ。ブラックホールのように心の中に広がる暗い暗~い闇を夫とともに笑い飛ばすがお互い未明まで寝付けなかった。「ごめん!気分転換になるかと思ったんだよぅ」という夫。不思議なことに翌朝はすっきりした気分で目覚めたから、ある意味、成功したようだ。ショック療法のようなものだ。

Thursday, August 6, 2009

占い師

昨日カード占いについて書いたら、今日同僚がペットを対象にした占い師の記事を送ってくれた。おもしろい。
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2009/08/05/DD4S18S1KP.DTL

Wednesday, August 5, 2009

友人は幼い頃、サルを飼うのが夢だったらしい。私は、ラッシーのようなコリーに学校の送り迎えをしてもらい、家に帰ると、庭の池に鯉ならぬいるかがいるのが夢だった。ひょっとしたら、これはマイケル・ジャクソンのネバーランドを予知したのか、ハワイの血が騒いだのか。。。フロイドはなんと夢判断をしたであろう?それで思い出したが、先週カード占いに行ってみた。初めてだったので、どういう展開になるのか見当がつかなかったが、面白かった。「変革」が迫っていると言われ、今までと違うキャリアを追求する時が来たと励まされた。しかも、今までのキャリアで培ってきた技能は無駄になることなくこれからのキャリアにも役に立つので大丈夫と太鼓判を押された。おみくじで言えば大吉って感じの占いで大満足だったが、これを信じてキャリア・チェンジをして大失敗したらお笑い種だろう。

八月

メントスとコーラの実験結果を待っているのは私だけだろうか。恥ずかしくないから、やった方、是非コメントを寄せて頂きたい。

さて、ヤフーJapanのニュースに、アメリカ人の6割以上が原爆を肯定している、とあった。メディア、教育がそう言わせているのだろう、被害者からの風景を見たらそうは思わないだろう、そう思いたい。フランスは毎年八月に入ると、街で広島の写真展や、テレビでも特集を組んだり、映画「黒い雨」を放映したりして、素晴らしい、ありがたい、と思ったものだ。今年もそうなのであろうか、まだ世の中と繋がっていない我が家なのだ。

こんなこと書きながらも6日と9日には黙祷することすら忘れがちな怠け象の覚書でした。

エッフェル塔

昨日はこちらに来てから初めてエッフェル塔を訪れた。

市バスで行ったのだが、8月のパリは夏休みで道はがらがらで、あっという間に到着。
エッフェル塔のある、Iena橋に着くとびっくりするほどの人出であった。
真っ青な空にそびえるエッフェル塔、爽やかな風、そして、観光客のざわめき、アイスクリームスタンド、大きな綿飴、古式ゆかしく美しいメリーゴーラウンドとか、小さな公園とか、夢のような光景だった。

こういうところで育つ子供達はどんな原風景を持つのだろう。小汚い町並みをみて育った私とは別の人間に育つのだろうなぁ、と実感したお出かけでした。

Monday, August 3, 2009

化学の実験

コカコーラの中にメントスを一粒入れると、火山の大噴火が起きるという。学校でこれを知った男の子は、メントスを飲み込んだあとコカコーラを一気飲みし、口や鼻からあぶくを吹き上げたという噂が本当か嘘かは、実際にやってみる以外に知る由がない。試された方は結果を教えて欲しい。

Thursday, July 30, 2009

Language

Just so it's clear, this blog is not restricted to Japanese blogs. Any language is OK. Spread the word. Have fun.

Wednesday, July 29, 2009

リーダーシップ

昨日は15年ぶりに母校の教室でびっちり4時間のセミナーに参加してきた。テーマは、「リーダーシップ:いかにして自分の思い通りに人に影響を及ぼせるか?」という非常にマキャベリアンなもの。教鞭をとるのは昔の同級生で、その後心理学と組織行動論で博士号をとったジーニ-姉さん。ものすごいテンポで講義は進み、久しぶりに集まった元学生のおじさんおばさん50人は、ついていくのが精一杯。私が得た知恵は、「相手を変えるのではなく、ああどうしてもこの人の欲しいものが手に入るような手助けがしたいよ~と、人に思わせるように自分を変えるのがコツ」ということである。早速、今日はお昼ご飯を食べに行った定食屋で試してみることにした。注文をとりに来たウェーターに尋ねてみた。「あの~、私はおなかがすいているので、満腹になるもので野菜たっぷりの食事が欲しいんだけど、あとで昼寝がしたくなるほど重い物は避けたいんだけど、お勧めはありますか?」と。こんなに症状と希望の結果を詳しく教えたら、きっと素晴らしい提案をしてくれるだろうなと期待していたら、しばらく考えて後、ウェーターは、「それじゃ、サラダにされてはいかが?」とすすめてくれる。「あ~、言い忘れていたけど、サラダはあまり好きではないの。他には何がお勧め?」と駄々をこねると、「それじゃ、うちの特製ヴェジ・バーガーですね。」というので、野菜でできたバーガーを注文してみた。大豆ベースのバーガーは、少々物足りないということを学んだ。謙虚に、何事もオープンに学びたいという姿勢を言葉と態度で表すと、そのうちに、ああ~、どうしてもこの人の欲しいものが手に入るように手助けしたい人に変身するらしい。こうすることにより、他人を変える必要もなく、自分の思い通りにことが進むように、もう少し実験をしてみようと思う。次回、ウェーターと話すときには、「サラダもヴェジ・バーガーも好きではないんだけれど、野菜がたっぷりで満腹になり、しかもあとで昼寝がしたくならないような一品を是非教えて。」と、頼んでみることにする。

Monday, July 27, 2009

サングラス

カリフォルニアは陽射しが強いので、赤ちゃんからおじいさんまでみんなサングラスをかけている。日本だと、ちょっと気取っているように思われがちでサングラスをかけると自意識過剰になりがちだったのを覚えている。先週末は、恥ずかしいことをした。子供ら4人とランチを珍しくレストランで食べることにした。天気がいいので、外のパティオに座ることにしたまでは良かったけど、陽射しが強くてメニューが読めないので、サングラスをかけてみた。ウェーターが注文をとりに来てくれたので、にっこり微笑んだつもりなのに、ぎょっとした表情ではないか。変な人と決め付けて、子供たちの方をむくと、彼らもぎょっとしている。そして、次男がおもむろに、"Uh, Mother... your sunglasses are upside down."と教えてくれた。なんと、サングラスをさかさまにかけていたよう。道理で、しっくりしないと、思った。

Speedy Gonzales

アメリカの漫画のキャラクターにSpeedy Gonzalesというメキシコ人風なねずみがいる。Sylvesterという猫をいつもからかっては、すばしっこく逃げぬけるので有名なねずみ。うちの末っ子は、昔から体が小さい上に乗り物が好きで、幼い頃赤い三輪車を猛スピードで近所で乗り回し、Speedy Gonzalesという異名をもらった。今日も、夏休み中の子供らの様子をみに帰ると、ヘルメットをかぶった末っ子が、近所の男の子のゴーカートを借りて猛スピードで車道を往復していた。しばらくすると、あわてて家に戻ってきた。おまわりさんに捕まったらしい。スピード違反かと思ったら、小さすぎて見えないので、大きな赤い旗をゴーカートにつけて運転するように説得されたらしい。おまわりさんも細かいところに気を遣ってくれて大変だな、と思う。

ジェネレーションX

ジェネレーションX (ベビーブーマーのあとの世代)が、なぜ企業に嫌気がさしているのかという記事をみた。その理由の一つには、思春期に会社をクビになった40代の親をみて育ったので会社組織に対して不信感を持っているというのがある。自分も40代になり、金融危機を目の当たりにして、このままではいけないという感慨があるらしい。そういう背景からか、起業のメッカのシリコン・バレーに近いせいか、サンフランシスコ近郊では、起業セミナーやら起業サポート・ネットワークやら、起業情報サイトが目立つ。起業セミナーには、例えば、上司・部下の関係でもないのにどうやって人を動かすかという心理学的なテーマから、グリーン産業のトレンド・セミナーなどがあり、人脈作りや次のトレンド把握を皆が模索している。今の状況に不満があれば、次のチャンスを求めて積極的に自分の視野を広げ、今まで培ってきた技能を応用する柔軟性と積極性が、ベイエリアの新興産業を生み出すSecret sauceだと思う。私がMBAを取得した1994年は雇用不況の最中だったが、この頃安定した就職先を求めることなく、自分のアイデアを信じて起業したり、スタートアップに入った卒業生の多くは、今では業界の重鎮の地位を確保している

Bette Midler

今年大学や大学院を卒業して職を探す若者たちは大変である。就職口がないのであれば、職を生み出そうということで、新しいビジネス・アイデアを考え出す人々が増えている。学校を出て間もない人たちの新ビジネスをビデオにして出資者やメンターとなる中堅どころの卒業生を募るサイトをスタンフォード大学のビジネス・スクールが作った。http://www.theuniversityincubator.com/ というサイトである。アメリカの大学はこういうことをどんどん考えては実践してみるところが素晴らしいと思う。また、http://springwise.com/ というサイトは、各国(主に米英)の新しいビジネス・アイデアを集めていて読んでいて面白い。日本にも似たような趣向のサイトがある。就職難の昨今ないものねだりをして負のエネルギーを浪費するよりは、だめもとで新しい事業に挑戦することを推奨したい。必要は発明の母である。ひょんなことが良い商売になったりするかもしれない。失敗しても、起業をした経験が、後々大事な資産になるに違いない。そして、こういう経験を評価する社会に日本も発展すれば、どんどんアイデアを生み出す好環境が成立するような気がする。ベット・ミドラーのThe Roseという歌の歌詞にIt's the dream afraid of waking that never takes the chance、というのがあるが、失敗を恐れずに夢を追ってみるのがよろしい。

レイオフ

今日のラジオで、レイオフ(解雇)経験者を対象にした世論調査の結果をきいた。レイオフになったことは、”blessing in disguise” (災難だと思いきや幸運だった)と思うかという質問に対して、なんと55%が、「そう思う。」「今はまだそういう気になれないけど、そのうちそう思うようになると思う。」と、答えたという。これは、意外な結果だけど、自分を見つめなおすきっかけができたり、本当に大事なものとそうでないものを見分けることができたり、もっと自由時間が作れたり、と色々な要因が挙げられるのだと思う。戦後最大規模の金融危機・大不況をこの三年弱生きてきたアメリカ人は、失業や住居の差し押さえ等の災難を経験し、これまでの享楽的な生活パターンを見直し、贅肉を落とした生活に急速に調整を果たした。英語のことわざで、Live to fight another dayというのがある。これは、戦い敗れて死滅するよりは、いつの日かまた挑戦できるように生き延びろという意味である。まさに、いつの日かまた挑戦できるように生き延びようという感がある。その経過で、誰もが自分の生活で何が最も重要なのか自己探求をし、多くは家族や友人との絆を再認識し、健康を優先順位の上位にあげたようだ。お金という麻薬から解放された人々は、忘れていた大事なものを見つけ、なんとなくすっきりした気がする。

就職活動

就職活動を心から楽しいと思う人は極めて稀だと思う。人間は習慣を好む動物なので、いつもの職場でいつもの仕事をする方が、知らない会社の知らない人とコンタクトを取り、雇ってもらうよう説得するよりも楽に決まっている。それでも、就職活動をしなければいけない時がある。これをいかに効率良く、楽しくできるかは、挑戦であるとともに一種の能力ではないだろうか?まずは、自分に合ったルールを作ることから始めよう。例えば、仕事につながるような相手と少なくとも一日10人電話で話すまではお昼ご飯を食べないという簡単なルールでかまわない。知らない人と話すのは誰でも勇気が必要なので、できれば後回しにしたい気持ちがある。そういう気持ちが強ければ強いほど相手にもこの気持ちは伝わりやすい。ゲームだと思えば多少楽しくなるのではないだろうか?私は仕事柄、人と話すことが多いが、いつも何か相手にも興味のあるものを提供できないか考えるようにしている。相互に有益な交流ができれば相手にとっても話しがいがあると思ってもらえると思う。常日頃、面白いことを探して情報交換をすると、ひょんなことから仕事の機会ができたりする。それをすかさず捉えるのが、アートであり、ゲームでもある。

Sunday, July 26, 2009

後ろ向きな人

小生、実に後ろ向きな知人がいる。決して根暗なわけではないが、仕事、人生、将来、全て後ろ向き。「どうせ、上手く行かないよ。」と言って、何回仕事の面接をすっぽかしたことか。見た目は結構イケるし、お家柄もいいし、資産家だし、黒帯だし、沢山学位も持っていて、「人生憂いなし」でいいのに憂ってばっかり。
私はこの人のことを「後ろ向き」と表現するが、夫は「怠け者」呼ばわりする。突き詰めるとそれも正しいと思う。また、「気弱な人」とも言える。

以前、この後ろ向きな彼の母親に会う機会があった。すごい人だった。こんなに抑圧力のある人、あったことないかも。全て命令口調だし、断定的だった。息子がちょっとでも場を和ませる発言をすると、「バカなこと言うくらいなら口開かないで!」と一括。う~ん、たとえ前向きになれそうな瞬間があったとしてもこの母親に「バカなこと言ってんじゃないの」と否定されながら育ったのなら多くの人が気弱な後ろ向きになっちゃうかも。

Jubilancerさんの、後ろ向きを元気づける携帯サイト、読んでみたいと思うのは私だけでしょうか。このブログにもコピーできるならしてください。

PS>多くの方より、果たしてどのようにすると機内で骨を折ることができるのか、と気にかけてくださって(?)いるが、我が家人、既に回復に向かっているのでご安心ください。彼、機内の座席に掛けたまま、床のものを拾おうとかがんだ際、シートベルトのバックルがあばら骨に食い込んでしまったのでした。医者、同僚、家族、皆に同情されるよりもあきれられていて、ちょっと可哀想な彼です。

Friday, July 24, 2009

前向き

マダム・バタフライさんのおかげで、日本の携帯サイトに寄稿させていただいている。好きなことを無責任に書くだけだが、今月の寄稿は少し低迷している。失業等々で自信を失っている日本の労働者に勇気が出るような前向きな情報を、と依頼をされた。人間には前向きな人とそうでない人と二通りあるような気がする。悲観論の人にいくら前向きになれといったところで、せいぜい根暗な前向き位にしかならないような気がする。しかし、そんなことではいけないので、一生懸命考えている。ライフコーチという職業がアメリカにはある。自分の人生を最大限生きるように、コーチがアドバイスをしてくれる仕事のようだ。これを日本で始めたらどうだろう?お客さんがたくさんいるような気がする。

骨折

察するに、Lazy Elephantさんは、火事場の馬鹿力といいたかったのではないでしょうか?火事場のバカでは、「ぐぉー!」といっても何も起こらないどころか、迷惑に過ぎないような気がする。
ところで、ご主人様は、どうやって機中であばら骨を折ったのでしょうか?
会社の同僚は冷凍庫から5kgのスペアリブを取り出しそのまま足に落としてビッコを引いている。気の毒だけど笑える。おかげで大好物だったスペアリブのBBQは嫌いになったそう。
友人は、尾てい骨を折ったら、直立歩行が難しくなったといっていた。どうやらしっぽはなくても、尾てい骨はしっかり平衡感覚を保つ機能を備えているらしい。

Wednesday, July 22, 2009

パリ、オペラ街

パリは本当に素晴らしい。

オペラを観てそう思ったわけではない。小生、サザンの桑田さんの大ファンで、欲しい古いDVDがあったのだが、今日、パリでそれを入手したのだ。ブック・オフという、日本の中古本、CD、DVDのチェーンがオペラ座の近くにあるのだ。ブックオフ、今や現地(フランス人向け)にも進出していてフランス語の中古モノのみ扱っている店もある。新しい店舗ができているから、商売上手く行っているのだろう。

オペラまではバスで行った。今日ほど、男子の母でよかったと思ったことない。「バス乗りたい?」と聞くと目をキラキラさせてノッてくれた。女の子だったらもっと高くついただろう。自分の欲しいものだけ買って早速帰ろうとすると、坊主達、帰りは地下鉄に乗りたいと言う。ま、その位は妥協するか、と地下鉄の駅に近づくとなんと、ユニクロが開店真近のようだ。場所はギャラリーラファイエットの目の前だ。やるもんだ。既に新凱旋門に一店あるらしい。冬用にヒートテックを買いたい、と思っていた矢先である。

そして、我が坊主らは日本食店で買わされたカッパえびせんの袋を大事に抱えながら、地下鉄がいつ外に出るのかを待っていた。地下鉄の定義がわかっていないようである。パリにいながらにして日本の欲しいものが手に入るなんて、Vive la France! と思った外出であった。

Tuesday, July 21, 2009

パリのプール

昨日のパリは暑かった。夜9時過ぎまでまったりとした太陽がじりじり。洗濯物の乾きが早かったこと!

そんなところに友人が近くにある市民プールに誘ってくれた。歩くのが好きな彼女、ちょっと覚悟していたがベビーカーを押すこと50分!漸く到着したそこは日本のプールと同じような込み具合で、ドーハで誰もいないプールに慣れてしまった私たちには目が点になること5秒。まっ、すぐに立ち直ってプールに飛び込んだ。

新しくできたとのことで、きれいな施設だった。屋外には芝生エリアもあり、老若男女、美しきも醜いのも畳鰯状態で日光浴をしている。フランスの紫外線はカタールより強い。何故そこまでして焼かなくてはならないの?誰に見せるの?と聞きたくなるほど露出している。さて、プールの水は消毒の臭いがしないし、光の採り入れ方がよいので屋内プールの狭苦しさもない。プールは全部で4個あって、屋外に繋がっていたり、豊島園みたいな螺旋滑り台があったり、赤ちゃんプールがあったりで結構気が利いていた。大人一人、幼児2人で7ユーロ、高いのか、安いのか。

子供の頃は区民プールのあと、裏手にある屋台のおでんを一串食べるのが楽しみだったなぁ、と思いながら、子供には何も与えず、帰りも50分、ベビーカーを押して帰った。

Saturday, July 18, 2009

火事場のバカ

昨日の私はすごかった。

朝、7階(日本でいう8階)のうちから地下2階にあるリサイクルゴミ箱に2往復。荷解きした際のゴミである。その前に荷解きして、中の食器を現在故障中の食器洗い機代わりに全部洗ったのは言うまでもない。

午前9時、いざIkeaへ。どうしてもソファーを買い換えたい夫の希望だったのだ。事前に現在のソファーを居間から持ち上げ書斎風の部屋に移動したのはもちろん私。そう、夫はカタールからの飛行機の中であばら骨を一本折ってしまったのだ。痛みは軽くなってきたようだが、安静を強いられている。
ま、それでもIkeaに行った。夫は「人混みを見ると立ちくらみする」と私に寄り添う。そんな彼を柱に連れて行って、「動かないで」と言い渡し、陳列されているソファーの上で野生化している我が幼児二人を連行する。
また、夫は世の中のシステムに弱い。辛抱強く並んでサービスを待つとか、ダメなのだ。そのうち「もうイイ、帰ろう」と言い出すのを知っている。ので私は猿二人の手を固く握り、ソファーの発送手続きをする。(後で間違えられたことに気づく!)
その他の買い物を何とか終らせ、Ikeaカフェテリアでお盆二つをもって家族四人分のお昼もどきを買う。Ikeaでは飲み物はセルフサービスだが、前述通り、夫はシステムに弱い。「じゃ、要らない」、というが、もうお金は払ったんだし、と私が取りに行く。道中の子供の上げ下ろし、荷物の上げ下ろしは当然私の担当。

帰ってきたのは午後4時!さて、と私は鍵を握り今度は地下3階にある、物置に行く。先日書いた、ガラクタを下ろし、物置内を整理し、私物をダンボール4箱程持って上がった。物置での私は超人ハルクをイメージしてもらいたい。何回、「ぐおーっ!」とうなり声を上げたことか。空手の気合同様、声を出すとリズムがつくのである。

荷箱を持って家に入ると、息子が「ぷぷ」と言ってオムツをさす。夫は「気をつけて、その子汚いよ」と親切に教えてくれる。鏡を見ると、私も汚い。時計は6時。全てを忘れて、まずはビールを「ぐおーっ!」飲み干す私であった。

Friday, July 17, 2009

夢の職業

Jubilancerさんの夢は小説家とのことだが、小生のドリーム・ジョブはミュージシャンであった。過去形なのはあまりの才能のなさを自覚してしまったからである。滅茶苦茶な音痴でリズム感もゼロ。学生の頃、ディスコにいくと友人らから「ねぇ、歩いてんの?」と聞かれたものだ。エアロビでは「なんで一人でそっちに行っちゃう?」とも聞かれた。そんな私だったが、その昔、マドンナのコンサートをテレビでみて、「あぁ、素晴らしい。これぞ人の生きる道!!・・・でも、私は音痴」と、夢を発見したと同時にあきらめた怠け象なのだ。

昨夜は夫の従兄弟のルノー君が来た。ルノーは子供の時から音楽が好きだったが、親が援助しないので、自ら教会のコーラスに入ったり(無料だし)バイトして電子ピアノを買って独学して今やラフマニホフだって弾いてしまうし、ギターはエリック・クラプトンもやっちゃう。小生の初心者向けクラシックギターがあんな音を奏でるとは!宅の四歳児はそんなパフォーマンスに凝視すること、瞬きするのさえ忘れていた。

自分の夢を子供に託すのは儚く愚かなことと知っているが、あの子達がロックスターになってくれたら・・・、と白昼夢を見る今日この頃なのである。

Thursday, July 16, 2009

がらくた

三年前にパリからカタールのドーハに引越しした時、多くの私物を地下三階にある、カーブと呼ばれる倉庫に移した。フランスでは大抵のアパートにはカーブが付いている。四畳間程度の広さである。ここによく容れた!と感心するほど、物が詰まっている。三年前は大切な私物でも三年経てばガラクタ。もう、あきれるほどつまらないものが沢山!人間、思い切り良く物を捨てていかないと、と再確認した。

そんな中、忘れていた再発見もあった。思った以上に沢山あったワイン。ポルトガルのポルトに行った時に買ったヴィンテージ・ポートワイン。地下三階だから保存に適した気温なのだ。そして昔日本で一人暮らししていた時に使っていた炊飯器の小釜君。これはまもなく二十年モノだ、使えるのだろうか。思い出深いお皿たち。昔アメリカで買ったテラコッタのニンニク容器。子供の写真立て。もう何年も点てていないお茶の道具。お菓子入れに金平糖が入ったままだった。お、何故かSBの七味の小瓶が二つ、これは嬉しい。

がーん!あっという間に部屋中がガラクタだらけになってしまった!!

Monday, July 13, 2009

発見

Lazy Elephantさんは、文筆家であることを発見した。一章読んだけど、結構面白いのと、関西人でもないのに、関西弁風のせりふが書けることに感心した。凄い凄い。上出来上出来。
私は、寝起きにコーヒーを片手に、面白い小説を書くのが夢の職業だけど、書くということができない。なのに、周りには、Lazy Elephantを始め、義母、娘、息子ら、みんな小説家なのである。私は娘の編集者の契約を見たりするステージ・ママ。末っ子は、ベストセラーの小説家になったら、毎月お小遣いの小切手を送ってくれるとこの前約束してくれた。これで老後も安泰だと思う。小説を書かずして、コーヒーを片手に一日中ぷらぷらしていられるのは素晴らしい老後だと思う。

Friday, July 10, 2009

パリ!

一昨日、無事にカタールはドーハからパリに到着した。今、こちらは夜の9時。三日目にして子供たちは比較的まともな時間に寝つき、夫は頑張りすぎて発熱中。私は午前中に一時間、午後にニ、三時間程昼寝をしたので珍しく眠気に襲われることも無く、こうして一人ブログを認めているのだ。あぁ、フランス、なんとワインの美味しいこと!

実はこの二週間ほど、ドーハで知り合った方々とのお別れに胸が締め付けられる思いで、食欲すらなかった。子供たちのナニーさん、近所の方、日本人プレイグループのママ友らとの何気ない時間はもう二度と帰らないのか、そう思うと切なさで一杯。パリに到着してからも、日中は「あぁ、出会えてよかったじゃない!」と爽やかに思えるのだが、夜はフラッシュバックというか、ドーハの熱気とともに色んな光景が思い出されてしまう。だから、こんな静かな夜はワインでも飲まないと、チョコレートでも食べないと、おお、チーズもあるか、と、二週間の食欲の無さの穴埋めは急速にキャッチアップしている。

若いときは未来の方が大きくって別れももっとサラッと流せたのに、こういうのって年取った証拠なんでしょうね。まっ、とにかく、今後はフランス便り、写真も載せていきたいと思います。ひき続き宜しく!

追伸、小説の方も、沢山の方にクリックして頂いているようで感激です。こちらも引き続き宜しくお願いいたします。
リンクは↓
http://www.scribd.com/doc/16915267/  
(第六話、「風になりたい」26ページでちょっと長いのですが、お時間があるときにでも目を通してみてください。) 

Wednesday, July 8, 2009

食生活

地獄からの来客が去って一日たった。今夜フランスから友人の末の子供二人が来た。この二人に比べ、我が家の子供たちは恰幅がよろしい。我が家の子供たちの夕食の半分ほど食べた所で、おなかがいっぱいになったらしい。それで思い出したが、初めてアメリカに来たときは、レストランで出されるお皿の大きさに驚嘆したものだ。ところが、今では、結構ぺロッと、食べ切ってしまえる。こうやって太った日本人が出来上がるのかもしれない。

Tuesday, July 7, 2009

面白い商売

面白い商売を模索すること3年余りになる。暇に任せては、色々探してみる。この間「さすがアメリカ!」と感嘆する会社の存在を知った。Wall Street Prison Consultants (http://www.wallstreetprisonconsultants.com/)という。金融犯罪を犯したホワイト・カラー容疑者の刑を軽くするためのコンサルタントらしい。創業者は、金融犯罪で捕まり、服役を経験した人らしい。転んでもただでは起きないアメリカ人の商魂はすばらしい。

Monday, July 6, 2009

現代奴隷制について

いよいよ明日、カタールを経つことになった。本当は今日の予定だったか昨日移民局に預けていたパスポートが返ってこず、一日延びたのだ。

何故返ってこなかったかというと、スタンプ押す機械が壊れてしまったから、というショーモナイ理由であった。

何故移民局にパスポートを預けなくてはならなかったかというと、カタール(多くの中東の国々同様)は入国時だけでなく、出国するにも出国ビザが必要なのだ。出国ビザはスポンサーの許可があって初めて申請できる。外資の大企業に勤めていればあまり問題は生じないが、家政婦さんや、土建の出稼ぎ人などは雇い主からの許可が出ず、カタールに閉じ込められてしまうと言う話は良く聞く。このスポンサー(雇い主)の許可がなければ転職もできないし、使用人が夜逃げしないようにパスポートを取り上げるケースが多い。現代奴隷制ってところか。

この国で学んだ最初の言葉は「エンシャーラ」であった。「神の思われるままに、God's Will」という意味らしい。活用例としては、
「明日、パスポート返してくれるのね?」と念を押したときとか、「エンシャーラ(さーてね)」と言うのがよくあるパターン。

よって明日無事に旅立つかどうかはエンシャーラなのだ。

Tuesday, June 30, 2009

地獄からの訪問者

今週末から地獄からの訪問者が我が家に泊まっている。金曜日の真夜中過ぎに到着した一家は幼い女の子二人を同伴しており、地球の反対側からきたため、当然のことながら時差ボケ激しく、18ヶ月の娘は一晩中泣き通した。日中もこの娘は、母親にべったりで、少しでも母親が見えないとパニックに陥り泣きわめく。上の娘は、可愛く微笑むが良くみると、黒髪に混じって白いものがたくさん。あわてて確かめると、親しらみに混じってしらみの卵がどっさり。こうなると、特別のシャンプーを買いにはしり、彼らにあてがった息子の部屋のものは全部洗濯機に放り込み、30人余りのパーティーを切り盛りしたあと、2時間娘さんの髪の毛を特別な櫛でとかして、しつこくくっつくしらみの卵を取り除く。こんなに親身にしてあげているのに、母親は、我が家の愛犬チャーリーにしらみを移されたのではないかと、のたまう。さすがにこれには堪忍袋の緒が切れた。「こんなにびっちり卵がくっついているのは、数週間しらみが大活躍した結果にちがいない。」と言い放ってワインを一気飲みした。その後、犬は人間のしらみとは無縁であることをインターネットで確認した彼女は、チャーリーに陳謝したが、覆水盆に返らずである。おまけに彼女は、片付けが苦手のようで、見る見るうちに家の中が散らかっていく。お料理も不得意を自負するだけあって、圧力鍋を丸こげ状態にし、食卓はもっぱら私の担当。寝不足と苛立ちに耐え切れず、ワイングラスを持って夕食後はそそくさと寝室に引き上げてみたりした。駆け込み寺ってこんな感じかなあ、と思ったりする。

Monday, June 29, 2009

宝石について

カタールにはスークと呼ばれる市場がある。
趣はない。今現在は古ぼけた雑居ビルに店舗が一杯集まっているだけなのだ。首長が観光誘致のため、アリババ風の古式ゆかしいスークを建てていて、いずれそちらに移転予定だ。もし、いつか皆さんがカタールに訪れることがあったら、その頃には空調付きのアリババスークになっているはずだ。

さて、このスークにはガラクタ、鷹狩り用の鷹、絨毯(多くは中国製)など、色々売っている。
その中でも女性の心を高鳴らせるのが宝石スーク。
湾岸で取れる真珠からスリランカ産のサファイア、ルビー、もちろんダイヤもある。幅広い質のものがあるので自分の予算、好みに合ったものを選べるのだ。

小生はあまり宝石に興味がない。持つ環境に育っていなかったし、キラキラってタイプではないのだ。一方、夫は若い頃から石好きで博識である。彼はInclusion(気泡?マダム・バタフライ殿、合っていますか)が入っていても、自分が気に入った色、輝き、大きさで選ぶ。「Inclusionによってはそれが個性になるし」という。一般的には割れ易くなるし、価値は低いと言うが、お構いなしである。

宝石の長所は丈夫、永久であることなのに、私の宝石は大切にしないと終わりがきてしまう。でも、そういうところが人間らしくって気に入っている。

Sunday, June 28, 2009

Dear Friends

来週いよいよカタールを去ることになった。

悲しいかな、出会いがあれば別れがある。沢山の素敵な人々に出会えて本当に良かった。
一方、ドバイ同様、西洋化に張り切っていて拝金主義なところが目に付くこの頃、文化的な刺激はあまりない国だった。それでも治安の心配もなく、快適な三年間を過ごすことができ、感謝カタールである。

残念だったのは、この三年間、仕事を見つけることができなかったことである。三十件はあたっただろうか。英語圏だし、超好景気、新興中だし、イケルだろう、と思っていたのに・・・。中途半端な経歴がダメなのだろうか、歳がいけなかったのだろうか、縁がなかっただけなのだろうか。

悔やんでも仕方ない。その反面、そのお陰で、贅沢な時間を過ごすこともできた。
この三年で小説を書いてみたのだ。内容は、アラフォーなスチュワーデス物語。7人のキャビンアテンダントの心のJourneyを、頑張る女性へのオマージュを込め、オムニバス形式で書いてみた。
Ebookの Youtubeと呼ばれている、 Scribd.comにアップロードしたので、もし良かったら見てみてください。10ページ強の短編×7章ですのでお気軽にどうぞ。

タイトルは「親愛なる女性達へ ~新・スチュワーデス物語」
リンクは↓
http://www.scribd.com/doc/16891500/ (これは13ページ)

書き出すと止まらなく、こうして終ってみると心の中に7人の友達ができたように感じる。

よって、カタールでの出会いは実際にできた友人ら + セブン、である。

Wednesday, June 24, 2009

世界一怠け者の犬

我が家のチャーリーは、村一番の怠け者な犬の定評がある。日中は、革張りの安楽椅子に座り、あごを肘掛にのせて居眠りをし、ご飯を食べるときは、腹ばいになってパクパクたべ、べろべろ水を飲む。散歩も日中はあまり積極的に好まず、丘のふもとの図書館に娘に連れられて行くと、途中で根をあげてぺたりと路上に座り込む。車も犬をよけて迂回をする。幼いころラッシーのような犬を夢見た私は、チャーリーをかわいいと思うが、子供たちは手間のかかる弟のように扱う。
ところが、チャーリーは、そんなことにはお構いなしである。子供たちを自分の子羊と確信し、誰かが悲鳴でもあげようものなら、吠えて警報をならし、夜中も一人一人見てまわり、夜明けには安心して、私の寝室の前に丸くなって寝る。朝、扉をあけると、ヨガでいうDowndogの見本よろしくお辞儀をしては抱擁を歓迎する。決まって二回くしゃみをし、プルプルと体を振って階段を下りてついてくる。子供たちは大きくなり、母にあまり興味を持たない中、チャーリーだけは家の中をついてまわり、仕事から戻ると、全速力で走りよってきては飛びついてくる。大きい犬だけあって迫力がある。世間の評判とは裏腹に、とても勤勉で忠実な犬だと思う。

言葉の壁

来月、三年ぶりにパリに戻ることになった。

友人らには羨ましがられるが、豚に真珠、怠け象にパリ、本人はそんなでもない。
再びフランス語でまくし立てる人々の中、和まなくてはならないかと思うと気が重かったりもする。
前回住んでいたときも失敗したこと数知れず。伯母でとてもエレガントな方に、「是非今度うちでディナーでも」と誘ってくださっているのを聞き違え、不躾にも「いえ、結構です」と断ってしまったり、私は拙い仏語でアフリカのサファリの話をしていたのに「あそこの庭園は薔薇がきれいなのよね」と合いの手を入れられ、あぁ、やはり伝わっていなかったか、とか、そんなトンチンカンばかりだ。

でも外国に行くとはそういうことなんでしょう。言葉の壁があるのは当たり前なのだ。

昔、ロンドンで、「折角だから最新の映画を観よう」と友人に誘われ、リチャード・ギアが南部なまりで話す、というハイレベルな映画に入った。リチャード・ギアはモゴモゴで聞き取れない。私は想像力を駆使して話を追ったが、友人は確か英語が苦手だったはず・・・。
が、映画が終ると、「良かったねぇ!」と目を潤ませ感動している。良かった、話についていけたようだ。しかし!後でお茶を挟んで映画のデブリをすると、「ねぇ、何であの時彼は逃げたの?」「あの男は誰だったの?」「なんで処刑されたの?」と、彼女は立て続けに聞いてくる。全然わかってないじゃん!どうして感動できたの???

別の友人は英語力をブラッシュアップしようと、シドニー・シェルダンのペイパーバックにチャレンジ。
「結構快調に二十ページ程読めたから、一応確認しようと翻訳本で照らし合わせたら知らない人が五人も死んでいることになっていた。もう英語はあきらめようと思う」
と言った。その彼女、今は立派に海外に住み現地で働いているらしい。

井上靖の「おろしや夢何とか」という、ロシアに流れ着いた日本の商船の話を読まれた方はいるだろうか。鎖国時代の話だ。文化、風習、気候が全く異なる土地で、船長は肉を食べることを拒否する船員に「生き延びたいなら食え」と言い、ロシア語を学び、勇敢に、ひた向きに現地に順応しようとする。その姿に「私も頑張る!」と大げさに思ったものだ。

ちなみにこの本は「Reves de Russie(ロシアの夢)」という名でフランスにて出版されている。その他にも沢山、尊敬する井上靖の作品が仏訳されている。谷崎、三島、漱石は言うまでもない。「結構、気が合うじゃない、フランスったら!」と思う瞬間である。

Monday, June 15, 2009

ミュール

今週末、橋向かいのバークレーで、靴を作るワークショップに参加した。ロンドンから来た靴の先生のメリッサと、生徒7人の工房で、簡単なミュールを作った。簡単といっても、初めて靴を作る人にとっては、16時間に渡る作業はちゃんと注意していないと工程が一つ抜けたりするので油断できない。生徒たちの大半はファッション系の学校をでて、ファッション系の会社で働いているが、中には弁護士兼ヨガの先生のゲイの男性や、元声優で、今はバッグのデザインと製造をしているゲイの女性もいて、面白かった。生徒はほぼ全員が靴のデザインや製造に携わることを考えている若者たちで、本当に自分に向いているのか試してみようという趣旨らしい。その中で、いかに楽してかわいい靴を作れるか考えているのは、私くらいだろう。おかげで、2日間かけて作ったミュールは、無垢で朗らかで、「おお、かわいい。」と思わず言ってみたくなるデキバエである。でも、久しぶりに16時間みっちりマジメに作業をしたので、今日は仕事にならないほど疲弊している。

http://www.prescottandmackay.co.uk/courses/shoemaking/two-day-introduction-course

Tuesday, June 9, 2009

靴屋

以前、夢の職業について書いた。ついに、一年発起をした。今週末は、靴を作るワークショップに行く事にした。一度だけ行った占い師は、占い師暦30年だけど、転職とは思わず、ある日押入れの整理をしてかわいいブローチを見つけ、これを靴につけたら素敵だろうと思い、靴を作るワークショップに行ったらしい。そして作った靴がハリウッド映画に取り上げられ、今では靴のデザイナーとして活躍している。私もそんな転身を夢見て靴を作るワークショップに行くことにした。同僚にその話をすると、割安で靴の修理を頼むね、とか、金融で食べていけなくなったときの手に職だよね、とかとても限界的な反応がくる。

ピアニスト

先日我が家に元プロのピアニストが来た。ピアニストはピアノ以外に何一つ学ばない人なのかと思うくらい原始的なホモホモサピエンスだった。奥さんが旅に出たので、娘さん二人を連れてやってきた。通常ならば、こういう原始的なホモホモサピエンスを忌み嫌う夫が、「晩餐を一緒に楽しむことにした。」と断言するので、夫唱婦随を気取り、晩餐に及んだ。まずは、鳥を丸ごと焼いたので切って取り分けてくれるかと頼んでみた。すると、「僕は刃物を持たない主義だ。」という。指に万が一のことがあってはいけないということらしい。晩餐が進むと、「貴方は、若いころ何を学んだのか?」と、問いかけてくる。ワインを口に運ぶ手を宙に浮かせ、キッとにらみをきかせる母を見てあせる子供らは、"Mother, you are still very young, of course."と、なだめてくれた。冷や汗をかくピアニストは、お皿に盛られたディナーを野獣のようにむさぼり、陳謝する。娘さん二人も野獣のように食べる。きく所によれば、お母さんが旅に出て以来、まともな食事を食べる機会がなく、父が何も作らないので10歳にもならない娘がご飯を作るらしい。世を嘆き、ワインを懇願する母に、わが子たちは慈悲深くワインを注いでくれた。おかげで翌日はひどい二日酔いだった。

頭の体操

2年前のお正月に、儲かって儲かって仕方ない、という素晴らしい初夢をみた。以来、幻の儲かる事業の探求をしている。脳みそも筋肉かも知れないと最近思う。考えれば考えるほど新商売・珍商売のアイデアがわいてくる。問題はこのアイデアたちを実践に移せるかどうかである。いざ始めようと思うと、いろんな障害が思いつく。防衛反応がフル起動する。この防衛反応を克服できるかが凡人と非凡の分岐点のような気がしてきた

Wednesday, June 3, 2009

卒業式

今日は4歳になる息子の保育園の卒園式だ。アメリカの大学をまね、正方形の帽子を被ってマントを羽織るらしい。

私は転校生だったり、何かの事情で入学式、卒業式をあまり経験していない。当時は「面倒が少なくって良い」と思っていたが、大人になると初め終わりのけじめなく終ってしまった学生時代の思い出という感ありで、せめて子供のは張り切って行くぞ、と思っている。

ところが、この夏戻る予定のフランスは入学式、卒業式はないという。何となく始まり、三々五々に散って終るらしい。私と夫はフランスにあるビジネス・スクールに行ったが、ここの卒業式は盛大であった。唯、これは国際的機関だから扱いがちがったということなのか。
この卒業式、フランス人の夫は初めての華々しい終わりに感動もひとしおだった。式に参列してくれたソルボンヌを卒業した日本の友人も「私のと全然ちがう、すごーい!」と羨ましがってくれた。彼女は卒業証書を事務所の窓口で受け取って終わりだったという。

終わり、別れも大切にしたい、と思うのも年のせいであろうか。

Monday, May 25, 2009

徒然なるままに・・・カタールの気温

昨日は暑かった。新聞には46度の予定とあったが車の気温計は50度だった。幸いまだ湿気がないので日本の夏の纏わりつく感じはないが、外にいると細かい針が突き刺されるような痛さを感じる。外を通る私を見かけて勝手口から出てきた隣人はドアを開けた瞬間、「オーブンを開けたときみたい!」とこの熱気を表現していた。でも不思議にプールに行ってもあまり日に焼けない。紫外線もガス精製工場から出るスモッグで遮断されているのだろうか。

来月この地を去り、パリに帰る私に友人らは「夏前に脱出できてよかったわね。」と言う。
が、ここを離れたらこの熱気が懐かしくなる予感がしている。

日本にいるときは蒸し蒸しの夏が大の苦手だったが、今は日本というとあの夏を思い起こす。
他の日本(除北海道)滞在経験者と話しても、殆どの人がそう言う。外はミーンミーンとセミが鳴いていて暇で退屈な休みの日とか、湿気のせいか畳の匂いがするのとか、混み混みで私は一体何しに来たのかって感じの海辺とか、汗をかいている麦茶の容れ物とか。ま、歳ですかね。
さて、今日は48度の予定と新聞にある。実気温は何度まで昇るか、怖いもの見たさの楽しみである。

Friday, May 22, 2009

サラーム、潮干狩り編

昨日は生まれて初めて潮干狩りにチャレンジした。
通の友人に誘われ、9時前の引き潮を目指して狩りに出かけた。場所は首都ドーハから車で30分あまりのガス発掘エリアのベッドタウンである。そこらかしこに集合レジデンスが建設されているが、この世界恐慌の折、今更誰が住むというのだろう。今カタールでは大きなプロジェクトは終焉を迎えており、出稼ぎ隊は帰国ラッシュ。ブームは終ってしまっているのである。三年前に来たときには住宅難で多くの赴任家族はホテル暮らしを余儀なく強いられていたというのに、タイミングとは恐ろしい。

兎に角、潮干狩り。今夜はボンゴレ、と心に決めている。遠浅の海は何故か懐かしい風景であった。しかし、肝心の浅利もどき(フランス語ではCoque)、周りの人々はバケツ一杯に収穫しているのに、何故か我が家は15個のみ。(あとで調べたところ、内10個は死んでいた)
やってられない、と早々に引き上げ、帰り道にカールフールに寄って浅利もどきを買った私たちであった。 

ないものねだり

日ごろ大家族の切り盛りをしていると、自分の時間がないことを嘆く。ところが、下の子供二人が3連休を隣人の山の家で過ごすことになり、真ん中の子供たちも、友人や父親との活動で手がかからない。上の子は大学生でいえにいない。となると、急に時間ができて手持ち無沙汰だったりする。本を読んだり、犬の散歩をしたり、いつもできないことをするけど、ほんの数時間の自由も結構途方にくれる。子供が巣立ったあとの夫婦をEmpty Nestersと呼ぶが、今のうちに趣味を作っておかないと、将来が不安な気がする。

Thursday, May 14, 2009

ステージャー

以前ステージャーについて書いたと思う。アメリカ西海岸には、家を売る際に、家具やら飾り物を一般人にアピールするように仕立てる大道具係りの商売がある。最近建てた我が家は豪邸だが、家具は学生時代から子育て時代をへて、大変民衆的でボヘミアンなもので、永年の愛着と横着で捨てられない。ところが、ステージャーは容赦しない。青いテープを「捨て」の家具にどんどん張っていく。そして今日はとうとうステージングの日。家に戻ると、ほー!と思う。いかにも一般人ウケのする家の内装になっている。自分では決して買わないようなものが棚に並んでいる。本も本屋さんのディスプレーのように置いてある。面白い。住み込んでいるような雰囲気をかもし出しながらも、個人的なものが一切ない。これは、一種のアートである。これで家が売れるといい。

誕生日

人生の折り返し地点の証だと思う。今日の誕生日は、家族、友人、同僚が祝福を静かに言いに来てくれる。いつもは、誕生日を意識しないけど、人々が時間を取って考えてくれるのはとてもありがたい。
友人でもある同僚が送ってくれたダライ・ラマの助言は、とても良い。
A PRECIOUS HUMAN LIFE

Every day
Think as you wake up
Today I am fortunate to have woken up
I am alive
I have a precious human life
I am not going to waste it
I am going to use
All my energies to develop myself
To expand my heart out to others
To achieve enlightenment for
The benefit of all beings
I am going to have kind
Thoughts toward others
I am not going to get angry
Or think badly about others
I am going to benefit others
As much as I can

The XIVth Dalai Lama

Saturday, May 2, 2009

同窓会

今週末はビジネス・スクール卒業15周年の同窓会行事が盛りだくさん。世界中から旧友がパロアルトにやってきた。ああ、楽しい。まったく変わらないどころか以前より若くなった人もいれば、姿かたちが激変して誰なのかさっぱりわからない人もいる。ひそかに自分も後者ではないかと危惧したりするが、いまさらあせっても仕方ないので「ちっとも変わらないね。」というお世辞をまともに受け取ることにした。

Wednesday, April 29, 2009

徒然なるままに・・・~映画「コンタクト」を観て

昨夜はDVDで「コンタクト」という、十年位前の映画を観た。ジョディ・フォスターが主演で、宇宙人とのコンタクトを切望する科学者を中心に、神の存在と科学の進歩について、それが相反するものなのかどうか、とか、そういう、壮大且つ深いテーマの映画であった。

実は、壮大なテーマより殺人事件とかの方が好きな小生、このDVDには乗り気ではなかったのだが、宇宙をこよなく愛する夫に推されて観たら、もう、素晴らしくって、素晴らしくって。これは皆さんにお薦め!と思いメッセージを認めている次第である。

科学も宇宙も苦手でロマンもない私でも、星の世界に包まれたように感じた二時間ちょっとであった。

Friday, April 24, 2009

草なぎ君、逮捕!

と、「君」付けするほどファンだったわけでもないが、昨日ヤフーニュースでスマップのメンバー、草なぎ君が公然わいせつ罪のため逮捕されたニュースを見たときはびっくりした。
Jubilancerさんなど海外生活が長い方はご存じないかもしれないが、スマップは私が1996年に日本を出る頃も大人気のグループだった。昭和時代の方にはフォーリーブスのようなグループをイメージしてもらえれば良い。

昨年、久しぶりに日本に帰国した際、テレビでスマップがまだ健在なことを知った。そして、昔は少年の面影が残る彼らだったが、今やすっかり中年臭くなっていることにショックを受けたものだ。時は確実に経っていた。なのに各人キャラクターはそのままだったので、大変だろうな、と思ったりもした。お節介オバサンである。

今回は真夜中に酔っ払って素っ裸で一人、公園で騒いだのが罪らしい。確かに近所迷惑だろうが、そんなに大騒ぎするほどのことなのだろうか。そういう人、海外ではよく(?)いるような気がする。そんなのより、宴会で嫌がる女子社員の前で変な芸をしたり、それを強制する方がよっぽど迷惑だと思うのだが。大臣までがコメントするなんて、日本は大変である。

Tuesday, April 21, 2009

コミッション

かつて証券会社に勤めていた頃、コミッション・セールスの凄さを経験した。売りにくい証券ほどコミッションが高く、トップセールスはこれを売ることによって金銭的な優位を確保するだけでなく、同じセールスの仲間内でもステータスの優位を確保していたように記憶している。今週末は、これを家庭内に導入して、コミッションの凄さを再認識した。我が家は、十数年に及ぶ共同生活を営む間に山のようにモノを溜め込んできた。引越しをするたびにモノを処分したつもりでも、たくさんモノは溜まる。不要なモノをEBay またはCraigslistで売ったら売値の50%をコミッションで子供にあげると提案した。すると、今までは火事だと脅かしても動かなかった子供らが、身動き軽く次から次へと不要物を持ってきては写真を撮り、値を付け始めるではないか?使い古した靴箱の値を付けるのに、市場調査をした上で新品の類似品の半額で売るようにアドバイスをすると、「そんなに値下げする必要はない!」と反論をする。この風景に資本主義社会のミクロコズムを見る思いである。

Monday, April 20, 2009

徒然なるままに・・・~寝不足の朝編

タイトルの通り、今朝は寝不足である。

昨夜はアメリカにいる14歳くらいの姪(甥姪が沢山いるので歳があやふやになっている)が書いた小説を読んでいたら面白くって止まらず、夜更かしをしてしまった。二百ページ以上の大作だ。このままだと夜明かししてしまうと思って、最後のページをチラッと読んでいたら夫に「ズルするな」と叱られた。寝ていると思ったのに。14歳(多分)とは思えないほど、プロットもできているし、創造的だし、表現力も実に豊かで私の英語の勉強にもなっている。この素晴らしい可能性に、若い彼女の将来に、神の御加護を、と祈らずにはいられない。まっ、以上は叔母バカと思って聞き流して頂きたい。

そして明け方にはいつの間にかベッドの横で寝ていた2歳になる次男より両足で顔に蹴りを入れられ、あまりの怒りに目が覚めてしまった。午前四時の話である。本人は胎児のような顔して寝ていたので悔しいが怒りは飲み込まざるおえない。

そのすぐ後に、街頭放送の朝の祈りが流れ始めた。タンが絡んだオジサンのような声でイマーン(キリスト教における牧師のような立場の人)がコーランを読み(多分)お説教をしていた(これも多分)。

夫は「おはよう」より先に、「今日のイマーンは声の調子が悪かった」と不機嫌にいって、車に乗り込んで仕事に行った。ズボンの片方の裾が靴下に入ったままだった。

こんなカタールの朝もあと何ヶ月かでおさらばかと思うとそれはそれでさびしかったりするから、人間って不思議。

Wednesday, April 15, 2009

Mid-life crisisとギター

昨年の夏よりギターを始めた。四十の手習いである。Youtubeでサザンのビデオを見ていたらやってみたくなったのだ。

サザンは中学、高校時代に大ファンだったが、その後すっかり忘れていた。それがある日、カタールの荒野を歩いていた時、乾いた風が吹いていて、ふと口ずさんだのがサザンであった。それ以来のマイ・ブームである。そして、Youtube、そこから派生して、どこかで桑田さんが「さみしい時はギターを抱えて弾きまくる」といっていたのを思い出して、私もやってみたい、と思ったのだ。

そうは言ってもLazyElephantな小生、練習しないので「あぁ、道のりは果てしなく遠い」と思っていたこの頃であった。ドレミはいいけど、いつになったら ♪ジャンジャンジャガジャガジャン♪ ができるようになるのだろう、と憂う日々であった。若干大げさだが、今は一杯引っ掛けた後なので許していただきたい。それが今日は先生に「筋が良い」と褒められたのだ。こういう風に褒められるのは久しぶりでとても嬉しかった。唯素直に嬉しかった。

今更ギターなのは、やはりMid-life crisisなのだろう。でもポルシェより安上がりだから大目に見てもらっている。

Monday, April 13, 2009

夢の職業

私の夢の職業はふたつある。ひとつは、作家。朝からパジャマでつれづれなるままにモノを書く。もうひとつは、色の専門家になること。色の組み合わせを布地にのせたり、お皿に描いたり、カーテンにしたり。。。。そういう職業でがっぽり儲けるのは、とても楽しそうな気がする。

夢と現実は距離があるので、明日も早起きをして、出社することにする。

Saturday, April 11, 2009

サラーム!サッカー観戦の巻

昨夜は近くのスタディアムでサッカーを観た。
果たして何チームあるのかは知らないのだが、一応、カタールにもリーグがある。うちはその一つ、Al Saddの本拠地、アル・サッド・スタディアムの近くでもあり、気軽にチケットも手に入るというので行ってみた。

実はサッカーには因縁があって、息子達を連れて行ってあげたかったのだ。
昨年11月にワールドカップの予選、日本対カタール戦がこのアル・サッドで行われた。この際、縁あって日本チームのお手伝いをさせて頂いた。岡田監督以下、関係者は「さすがスポーツを愛する人!」と感銘を受ける程、爽やかな方々ばかりであった上、日本がストレート勝ちで本当に嬉しい出会い、出来事であった。
が、可哀想なこともあった。私は関係者ということで先にスタディアム入りをしなくてはならず、残りの家族は試合開始に合わせて来る段取りになっていた。チケットは既に日本大使館まで行って購入済み。それなのに何時まで経っても彼らの席は空席だ。後で聞くと、渋滞を乗り越え、遠い駐車場から幼児を抱え来たが、警備員からシャットアウトを食らったという。チケットを見せても、もう、満席だからダメ、の一点張りだったそうだ。本当はまだまだ空席合ったのに・・・。そういう時、私なら食い下がるのだが、誇り高き我が夫は、「なら、結構!」と背を向けてしまった。息子達はお祭り騒ぎの音響を聞いて益々興味津々。入り口に立ちはだかるオジサン達の足の間から覗き込んでいたらしい。その夜ベッドに覗きに行くと、「フットボール・・・」と泣きながら寝ていた。
どうしてこういうことになるかと言うと、国民的イベントがある際、観客がガラガラだと格好つかないので、チケットを大量にプリントしてはばら撒くらしい。最後には何枚刷ったのかもわからないので、警備員が何となく「うん、もう十分」と思ったら後から来る人はシャットアウトしてしまうのだ。

昨日のスタディアムはワールドカップの時の1/4位の観客の入りであったから、これが常の警備員はあの日は沢山の人出に怖くなったのかもしれない。スタディアムは大変豪華である。そこらかしこにロボットのTV用カメラが設置されていて面白い。ちなみににチケットは10リアル(250円位)でこのチケットはくじにもなっていて車か何かが懸賞についていた。こうでもしないと、誰も観に来ないのだろうか。
子供達はポップコーン片手にボールを目で追い、シュートが決まった時は太鼓の音と紙吹雪に心を奪われていた。私は密かに懸賞の車を狙っていたが、当選番号、三番違いで逃してしまった。
まぁ、そういうものなのだろう。

Monday, April 6, 2009

E-bookについて

今朝のGulf TimesにE-Bookの新しい展開についての記事があった。Gulf Timesはカタールで唯ニの英語新聞、クォリティーは悪いが新聞を読む癖が抜けない日本人であるが故、定期購読している。

Gulf Timesは殆どのニュースをロイター、AFP、その他から引用している。面白かったのは、昨年チベットに関する抗争が多発していた頃、Le Figaro紙では関連ニュースが殆ど掲載されていなかった。中国からのプレッシャーにフランスは言論の自由を放棄したのだろうか、と暗い気持ちになったものだ。一方、同時期のGulf Times紙上には中国政府の対チベット弾圧について毎日のように詳細に記述されていた。中国もさすがにこの駄紙Gulf Timesは見落としたのか、カタールはどうでも良いと思ったのか。

Anyway、今朝の記事についてはこちらを読んで頂きたい。
http://www.guardian.co.uk/books/2009/mar/31/books-scribd-com-ebooks-youtube

この http://www.scribd.com/ は「YouTube読み物ヴァージョン」とでも言ったら良いのだろうか。当サイトは既に日本に存在するのだろうか。もし、ないのであれば、YouTubeに対して、ニコ動画があるように、Scribdと同じコンセプトで、もっと日本化したサイトを作ったらビジネスになるのではないか。Scribdにも日本語の読み物もアップされているが、文字化けしていたりでイマイチのようだ。日本人は本好きだし、E-book端末のようなGadget好きだし、イケル気がする。

以前、親愛なるBisco殿より、E-Book情報として
http://www.alphapolis.co.jp/
というのを教えて頂いた。こちらはscribd.comとは主旨が異なるが、E-bookビジネスの一つとしては非常に面白いアイデアだった。(ゲーム世代向けのデザインにアラフォーの私は馴染めなかったが。)

scribd.com、日本には既にこういったサイトはあるのかもしれないが一応お知らせまで。Madam Batterfly殿、如何なものでしょう。

Saturday, March 28, 2009

サラーム!カタールの自然、超自然について

   
昨日は素晴らしい一日であった。

日中は夫とドーハからサウジアラビアに向け南下すること40分。あと2、30キロでサウジ、と言うところにあるDune,砂丘に行った。
ここまでの道程、助手席でのんびりと窓の外を見ていた。そして、途中にあるセメント採掘エリアに向かうトラックが何十台と繋らっているのをみては、カタールは未だに油ガスラッシュの渦中にいるんだな、思ったり、そのトラックらが消えると、他の車が見えないほどガラガラで、立派な片側4車線道路なのにカタールとサウジ間のトラフィックはこれ程までにないのか、とカタール国策の肩透かしが気の毒になったり・・・。あと、道中、米軍ベースが二箇所もあった。うち一つには巨大な皿(電波受信用)がいくつもあり、実に異様な雰囲気であった。一体、何を受信しているのだろう。
やがて荒野にでる。砂丘が近づくと、人一人、動物一匹もいない。執拗なハエのみ、久しぶりに獲物を見つけたとばかりに夫にまとわり付く。(何故か彼だけ)そうそう、この荒野にて夫は未使用の銃弾を拾った。何故落ちているのか?
そんな荒野の中、砂丘は突如現れる。なぜ、ここに砂が溜って丘を築くに至ったのか。砂の粒子は細かく素足にとても気持ちよい。
そして砂丘の上から見渡す光景は、地球だと言われればそうだし、火星だと言われたらと、そうかもしれない、と思えるほど乾いて殺伐としていた。
自然への畏怖を感じたひと時であった。

夜は久々(一年ぶり?)の雷雨のなか、カタール・フィルのコンサートに出かけた。カタール・フィルは昨年、首長の奥さん(四人のうちの一人)が張切って世界から音楽家を募り結成したオーケストラで、日本人演奏家も見かける。音楽通は皆そのクォリティーの高さに感心しているからそうなのであろう。
昨夜の演目はリムスキー・コルサコフという作曲家のSheherazadeというのであった。これは千一夜物語をイメージしているらしいが、私には大空とか、海原とか、森海とか、星の世界、そして神の世界といった、自然、そして超自然的なものを感じた。指揮者も、オーケストラも、目に見えぬ手によって動かされているのではないか、と思うほど素晴らしかった。昼間の砂丘とは反対に、人の力、超自然への驚異を感じた夕べであった。

Friday, March 20, 2009

もうすぐ14歳

もうすぐ14歳の娘が、友達3人をsleepoverに誘った。礼儀作法に厳しい厳しい母親の噂を娘がばら撒いたせいか、少女たちは少し緊張の面持ちで夕食に挑んだ。子供が7人並んだ食卓は面白い。もうすぐ15歳になる息子はクールに装い、幼い妹弟はおちゃらけでがんばる。人生にすれた母は、年輪を感じる。とてもみんなかわいい。こんなに純粋な子供たちがいずれ直面する世界が平和なことを祈る。

Wednesday, March 18, 2009

国民性

アメリカ人は、一般的に白い洗いざらしのTシャツというイメージがあると思うけど、個人差は激しくまさにピンからキリまでいると思う。どこの国もそうだとおもうけど、もしかすると偏差値としてはブレの幅が広いのかもしれない。隣人が、がん治療を大学病院でしている。その友人が毎日経過報告を入れてくれる。同じ病棟に隣人のように優秀なホワイトカラーの弁護士もいれば、重刑の刑務所の服役囚もいるらしい。何が原因で、こんなに違う経路をたどって同じ運命にたどりついたのか、考えさせられる。
アメリカには、社会福祉のネットワークがないので、自助努力が必要となるが、この自助と努力の表現の仕方がピンからキリを生み出すような気がする。これがまた、みんなをオープンにさせるのかもしれない。日本やフランスには、社会福祉のネットワークが相対的に充実しているので、本性を露見させるほどの場面がないので、格好をつける余裕をもたらすのかもしれない。
柄にもなく、国民心理追究をしてみた。

Monday, March 16, 2009

豊かなるアメリカ人

今日、友人と話していていて、以前伺ったアメリカ人のホームパーティについて思い出した。

カタールはエクソン・モービル国と呼んでもいいくらい、アメリカの影響が大きい国だが、何故か私の周囲はイギリス人、デンマーク人、フランス人と、西ヨーロッパの人が多い。それぞれ皆ホームパーティをするのが好きで、カジュアルながら心尽くしの(酒尽くしの)おもてなしをしてくれる。
傾向としては主催者が「ハロー」とやってきてくれて「何飲む?」ってドリンクをくれて、知らない人が多いと一人二人紹介してくれて「あとは御自由に」というパターンが多い。夫の内気が移ってきた私は、あたりさわりのない話をして長居せずお暇することが多い。
パリのパーティはもっとあっさりしていて「ボンジュール」のあとは「御自由にね。」とされ、気の利かない夫は見知らぬ人と自分の世界の話(仕事、家紋等)をしており、一人でいても格好つかないから誰かと話そうとしても、皆がっちりグループになっていて割り込める雰囲気ではない。ある時はそんな私を気の毒に思ってくれたのか、単なる気紛れか、ある年配の方に声かけられ救われたわ良いが、先方の耳が遠いのと私の下手なフランス語での会話は大変だった。アフリカの話をしているのに、「ああ、あそこはバラの庭園が有名なのよね。」とか・・・。とにかく、チンプンカンプンだった。今日の友人もフランス人と結婚しているオーストラリアの人で、「そうそう、パリは冷たいよね」と盛り上がってしまった。

前置きが長くなってしまったが、そんな中、うちの前に住むアメリカ人のパーティに招待されたことがある。うちのレジデンスには三タイプの家があり、彼女の家はVillaと呼ぶのにふさわしい、個人プール付きの一番豪華なタイプである(うちは一番小さいタイプ)。御主人はオイルメージャーにお勤めである。プールの各コーナーにはミロのヴィーナスのミニ・バージョンがあり、ろうそくが焚かれ、室内もDJがいて、お客様も皆おめかししていて実に華やいでいる。夫と私には、次から次へと「飲み物、足りている?」と声を掛けてくれる人がいるし、一人、そして、また一人と誰かが現れては話掛けてくれる。「どちらに住んでいるの?」「何処からいらしたの」「私、東京大好きなのよ」という、たわいない出だしから、自分の仕事、何故ここにきたか、「離婚してね」とか「借金抱えちゃったので今、出稼ぎ中なの」とか、皆オープンに、そしてユーモア混じりにマイ・ストーリーを語ってくれる。そして長すぎず、短すぎずというタイミングで話をまとめ、自然に離れていく。

帰り道(三メートルだが)夫に「パリとは違うね。みんな心憎い気遣いしてくれるし、オープンだし、面白い人に沢山出会えたね。」というと、彼も「アメリカは素晴らしい!本当に楽しいパーティーだった。ふところ広くって素晴らしい!フランス人みたいに人にケチつけたり、妬んだりしないし。」と大絶賛。
そして、ふとその時、自分が、戦後チョコレートを沢山配るアメリカ兵を憧憬の目で見る子供のように思えたのだった。戦争に負けたとか、勝ったとか、そういうことではなくってただ単に「僕、チョコレート沢山持っているから君にもあげるよ」っていう、豊かさ、寛容さ、シンプルさに憧れるのである。

Sunday, March 15, 2009

ケータイ小説、その他

インターネットで色んな商売が形態を変えている中、出版だけは相変わらず紙ベースなのは不思議且つ残念なことである。そんなに難しい技術が必要とも思えないし・・・。カタールという、郵便配達制度がない辺鄙な海外に住んでいる私には海外、日本の本を入手するのが難しい。eBookで新刊でもなんでも購入できればなんてありがたいことか。

色々なブログを読んでいて、また、こうして書く側になってみて、書いて発信することの楽しさ、そして読んでいただける喜びを、また、他の方のブログにて色々な才能に出会える楽しみを知った。インターネットのおかげである。こういう時代、どんな形態の書籍が生まれてくるのだろう。楽しみにしている。

そんな中、日本では携帯で読める小説があるとか。どういうジャンルの小説なのだろう。ケータイ小説を愛読している方、または、インターネットで面白い小説(日本語、英語でも)が読めるサイト、新形態で小説なり、アートでも、なんでも発信しているサイトを知っている方、是非教えてください。

Wednesday, March 11, 2009

満月

満月には、奇妙なことが起こるという。出産や殺人が多発するらしい。苛立ちが高まるような気がする。人間も進化しているようで、根は動物なので、なんとなく満月にはざわつく。

Monday, March 9, 2009

Staging

ニューヨークでは見かけなかったけど、カリフォルニアでは頻繁に見られる商売にStagingというものがある。家を売りに出す時に、プロに依頼し、インテリアを雑誌に出てくる家のように素敵に舞台化粧してくれる。家の大道具係りというもの。これをすることにより、掃除や洗濯などの日常生活の臭いを一蹴し、あたかもスーパースターのような華麗なライフスタイルを彷彿とさせるメリットがある。そして家に、より高価な売値がつくという皮算用である。ハリウッドの影響だろうか?

すし食いねぇ、カタール編

今夜は近くのレジデンスに出張し、お寿司のクッキングレッスンをしに行く。
昨年、チャリティーマラソンをする友人にカンパするため、ミニ・募金活動の名のもと、近所の人を招いてお寿司の作り方を披露した。これが思いのほか、評判がよく、いつの間にか、私は知る人ぞ知る、カタールの寿司職人になっていたようだ。

今回もその口伝で頼まれた。本人はもう、やる気ゼロなのだが、その発起人の切実な眼差しについ、引き受けてしまった。カタールは中東の教育センターを目指しており、色んな有名校を招いている。その中の一つ、Georgetown Universityの職員、家族が今日の参加者である。発起人は人事部の人で、役目はRetentionという。何のことやら、と聞くと、
「教員、職員みんなアメリカから来るが、すぐに辞めたい、帰りたいという。多くのケースが家族がもう、カタールは嫌だ、というのが原因でね。だから私は何ていうの、『カタール生活、盛り上げ役』なの。だから、お願い、お寿司教室、やって!」
これは確かに難しい。何しろ近年、世界で一番つまらない国と定義づけられたことさえあるカタール。盛り上げるにもネタはすぐ尽きる。ということで私のお寿司が駆りだされたのだ。

それにしてもGeorgetown Univ.のアメリカ人、贅沢ではないか。日本、ヨーロッパから来た人々はカタール生活、文句はあるが、でも仕事で来たのだし、本国より大きい家に住めるし、プールがあるし、暖かいし(デンマーク人の意見)、慣れない言葉(英語)だけど頑張って楽しんでいる。しかし、ミドルクラスのアメリカ人なら自分の国にも大きな家もプールもあるし、カタールに来るメリットが少ないのだろう。海外赴任手当てよりも家族の幸せなのだろう。そう思うと、やはりアメリカは豊かな国だなぁ、と再確認してしまう。

Friday, March 6, 2009

近頃のワカモノ

中間管理職をしていると、ワカモノという動物を間近に観察することが多い。今、私の部下のワカモノは面白い。会社組織で頭の良くない上司に媚を売ったり、同僚に働き者をアピールする造作なぞまったくしない。やれと言われたことは効率的にしてくれるが、それ以外のことはまったく興味がない。動物にたとえると、良く肥えたペルシア猫という感じだ。もうすぐクビになるよ、次の仕事探しな、と口をすっぱくして言っているが、全く気にせず、仕事探しもしていない。それどころか、頭の中の音楽にあわせて時折席で上半身をくねらせ踊ったりするのでびっくりする。最近お金持ちのボーイフレンドを見つけたからいいのかもしれないが、端で見ていてハラハラする。小心者の中間管理職は損な役回りである。

Wednesday, March 4, 2009

引越しのエピソード

引越しをした。引越しは「家を建てる」と並ぶ三大苦行らしい。残る三つ目はなんだろう?
大所帯を15年程経験しているが、ものを溜めないつもりでいても結構溜まる。今回は、工事現場で見かけるゴミ入れ(トラックの後ろの部分と同じ大きさ)に、山のようにゴミを捨てた。いつか使うだろうと思ってとっておいたものは、決して使わないのが常だと悟り、捨てることにした。
引越しを生き抜いたので、前回ニューヨークからフランスを経由してサンフランシスコ近郊に引っ越したときの話をしたい。子供と犬を連れて、計20時間余り飛行機を乗り継いでようやくSF空港に着いたのが午後4時ごろ。ミニバンを2台借りて、空港から北上すること45分。疲労困憊の極みでたどり着いた新居は、びっくりするほど汚く、老朽化していた。地元大学の同窓をたどってインターネットを使って探し当てた借家の家主は、好みの色にキッチンを塗り替えてくれるというので、まあ親切と、感謝していた。そのキッチンは、ネオン・カラーで、刷毛の跡がついた恐ろしい部屋だった。テラスがあると言っていたが、板があちこち腐って穴がぽっかり開いていた。プールもあると言っていたと思い、庭に出てみると、なんとヤギがいるではないか?(このヤギは後で知ったが、家主と仲の悪い姉のペットらしく、実はその家の一部屋に姉も住んでいたらしい。)びっくりする間もなく、子供たちが家の探検から戻り、言うには、水槽が地下室にあって中に蛇がとぐろを巻いているという。これは参った!と、ホテル探しをしたが、その日はちょうどSFで大きなイベントがあり、どこをあたっても空室がなく、隣の家から出てきた親切なおじさんが教えてくれたMOTEL 600というところを拝み倒して、6人でクイーン・サイズベッド一つの部屋で雑魚ねした。翌日契約を破棄したのは言うまでもない。
こんな話を書くと、作り話と思われるだろうが、事実は小説より奇なり、である。したがって先週末の引越しは滞りなく運んだと思うことにした。

Monday, March 2, 2009

ストレス其のニ

今日、半年勤めた幼稚園を辞めた。もうじきカタールを引き上げること、そして、ちょっとしたストレスが原因。
元々、将来、フランスで教育関係の仕事を立ち上げるというアイデアが浮かんだのが発端で、「では一つ、教えると言うのを経験してみよう」、と、このBritish Kindergartenに就職したのだった。日本の保母さん同様、低賃金で、先生陣は素朴な人々、園児らは元気で言うこと聞かない。これは予想通りだったし、初めの三ヶ月位までは、「こんな、ストレスフリーな仕事、バイトでもしたことないかも」と呑気に楽しく働いていた。それがクリスマス休暇明けくらいから色々な雑音が聞こえ、今まで「良い人」だったのがそうでなくなったり、教育方針について、納得いかないことを要求されるようになり、軽-いストレスを感じるようになった。

そこで思ったのは、どんなに素朴な人も、どんな仕事でも、人間が二人以上集まり、時間が半年以上経つとストレスは生まれるものなのだなぁ、ということ。読者の方は、「そんなの、当たり前じゃない」と言われるかもしれないが、私は「なるほどねぇ」と言う感じの発見である。

そしてストレスを溜めない、というのは、言うは易し、行うは難し。今回の私みたいに逃げるように辞めることは通常難しいだろうし・・・。
ストレス発散、私の良く使う手は
1. 一杯、引っ掛ける。(一杯では終わらない。)
2.バカ笑いする。(お薦めの映画、本、なんでも教えてください。)
3.書く (メール、このブログ、その他何でも)
4.ギターを弾く (実はまだ弾けない)
5.熱い風呂に浸る
6.寝る(一番効果が高い)

ちなみに内気な我が夫の使う手、というか傾向は
1.無口に閉じ篭る。
2.いつもはビールなのがウィスキーを飲む(わかり易くって助かる)
3.モーツァルトを聴く (レクイエムではない)
4.自分勝手になる
5.家紋編纂が趣味なのだが、それに没頭する
・・・とやや地味目。

ストレス発散方、お薦めがあったら教えてくださいね。

Saturday, February 28, 2009

砂嵐

先刻より今年二度目の砂嵐がやってきた(英語ではDust Stormだから正確には埃嵐)。前回もそうであったように、瞬く間に視界5メートル位になり、屋内にいても急に息苦しくなる。中国の黄砂というものこんな感じなのだろうか。前日までは全く嵐の兆候が見られず、今朝もちょっと風があったが、すこぶる快晴でプールに言ってきたばかりである。唯一の前兆としては我が家の三歳児が嵐の前夜、前々夜に咳き込むことである。気圧の変化を身体が感じるのだろうか。大人と二歳児の方はそんなことはない。不思議だ。
本日のカタールは気温32度。今年も暑い夏になりそうだ。

追伸、Jubilancer 殿、引越し、健闘を祈っています。

Friday, February 27, 2009

引越し

今日は引越しの日。。。。なのにのんきにブログなんて書いているのか、とあきれられるだろう。自分でもあきれる。綱渡り人生を歩いていると、まあ何とかなるだろう、とついつい思ってしまう。昨日はアンメルツよこよこを背中に塗って寝た。こうしていい加減な準備しかしていないので、今日は大変だと思う。どんな結果になるのか、こうご期待。これを生き延びられたら、3年半前にカリフォルニアに移住したときの世にも珍しく、おかしい話を書こうと思う。

Wednesday, February 25, 2009

ストレス

ストレスは体に良くないらしい。先週末隣人の医者夫婦に招かれて夕食にお邪魔した。がんの専門医が3人に麻酔科の権威が混じって言うには、ストレスはさまざまの病気の原因らしい。同じがんでも種類によって患者のパターンがあるらしい。皮膚がんの患者は「ああ、皮膚がんなんて。ちぇ!何で俺がなんなきゃいけないんだろ?」と、結構のんきらしい。ところが、乳がんの患者は、ものすごく張り詰めていて、研究熱心で、英語でいうところのcontrol freakが多いらしくて神経質らしい。

先日豪邸を建てていると書いたが、すばらしい大工作業をしてくれたウォルターは、極度のcontrol freakで、扱いにくい所もあったがheart of goldの持ち主。バレンタインの日にも来てくれて、ディナーはガールフレンドと母親を連れて行くと笑ってはなしていた。その4日後、鎮痛剤と睡眠薬を深く考えずにのんで、心臓発作を起こしておととい亡くなった。ガールフレンドいわく、これから結婚して楽しく暮らす計画をしていたという。人生は短いという。大事なことをしっかり見極めて、くだらないことでストレスをためないようにしようと思う。

Monday, February 23, 2009

慣習

くしゃみをして思いついた。英語圏ではくしゃみをすると必ず誰かが"Bless you!"と、言ってくれる。迷信が由来ときく。くしゃみをすると魂が逃げていくので、神の加護を願ってくれるらしい。当然今のヒトはそんなことを考えて言ってくれるわけではないが、言われないとなんとなく物足りない。

日本では、ご飯の前に「いただきまーす!」というが、英語圏では得に何も言わないのも物足りない。たまに、気取って "Bon appetit"といってくれる人がいるとありがたく思う。うちの子供は、「いただきまーす!」とちゃんと言うが、はじめのころは"Eat, attack, I must!"と叫んでいた。どういたしまして、というのも "Don't touch my moustache"といっていたのを思い出した。

いじめっ子

日本の学校にはいじめっ子がいまだにいるのだろうか?昔小学校でいじめられた記憶がいまだにトラウマになっている私だが、うちの子供の学校はいじめっ子が少ない。末っ子はこの一年間に三度も脚の手術をし、松葉杖と車椅子の生活を計3ヶ月している。いじめられたりしないかと心配だったが、誰も意地悪をいわず、早く回復するといいね、といってくれるらしい。階段で転んで泣いたときも、からかったりせずに、みんなで起こしてくれて慰めた上で、保健室まで付き添ってくれたという。学校の対応もすばらしく、校内を必ず付き添いの看護婦がついており、休憩時間、お弁当の時間、体育の時間も、子供がいやな思いをしないように、友達がちゃんとあてがわれ、相手をする手配をしてくれる。これもあらかじめしっかりと親に連絡してくれて承諾を得るのである。公立の学校なのに、すばらしいと感心する。

Friday, February 20, 2009

三国志、その他、本について

日本の友人が「三国志」全5巻を持ってきてくれた。今まで興味がなかったジャンルだったが読み出したら止まらない。冒険、友情、ファンタジー、そしてある時は哲学と、盛り沢山。あと一巻残るのみ、終わってしまうのが寂しい。今のような暗い時代にはこういう、現実逃避でき、且つ読み終わると元気になっている、というタイプの本がいいと思う。

その他、本について・・・
カタールにも本屋はある。最近できた、バージンメガストアが二店と、もう一軒、文房具屋が拡張してペーパーバックが置いてあるところの計三軒。あるだけでもありがたい。なにしろ、国内にはアマゾンなどのインターネットショップは存在しない。以前は本は外国から送ってもらうしか手段がなかったのだ。

さて、ヴァージンの品揃えは結構可笑しい。まず、イスラム以外の宗教の本(聖書を筆頭に)は存在しない。表向きとは違い、カタールには言論の自由はないのだ。イスラエル人著者の本も見かけない。ダライラマの本もつい最近までなかった。(先週、フランス語本のコーナーにて発見したのだ。果たして、ダライラマは良いことになったのか、それともフランス語だから気づかなかったのか。)

雑誌は充実していて、大好きなゴシップ系は米、英、仏、レバノンの出版社等、勢揃いしているが、FT、 Economistは極たまにしか見つからない。Foreign Affairs は探したこともないが、見かけた覚えもない。政治、経済は興味がないのか、歯に着せぬ記事が検閲で引っかかるのか。

あと、グリーンスパンも大好きだったカルト思想家、Ayn Randの本が、何故なのか、沢山ある。また、日本でもにわかブームと聞いた、ドストエフスキー等、ヘビー系も充実している。果たして、他国で売れ残りの本がカタール店に回されてくるのか、余りの暑さに思想に耽る人が多いのか。
時たま、未読のアガサ・クリスティーが見つかるので私の知的欲求はそれで十分。

ebook、アメリカ、日本、諸外国では普及しているのでしょうか。使っている方、どのハードが良いと思われるか、アドバイスしてください。

Thursday, February 19, 2009

豪邸

自慢じゃないが今豪邸を建てている。おかけで、この大恐慌の中で、一番怯えおののいている生物として、特別天然物に推薦してもらおうと思う。家を建てるというのは、人生の三大苦行に数えられているらしい。本当に苦しい。家を建てるのに、何百人という職人が作業に携わることを学んだ。みんなみんなとても面白い - 十代から麻薬と病的な嘘つきで地元で有名だった元ゼネコン、トラックに拳銃を搭載しては債務不履行者の運命を脅す外壁塗装屋、アイルランド出身曲がったこと大嫌いの実直現ゼネコンとその弟ののんびり大工等々。みんなとても優しいけど、早く完成して欲しい。

Monday, February 16, 2009

Leftover Galore

我が家で週に一度現れる夕食のメニューはLeftover Galoreである。簡単に言ってしまえば残飯整理なのだが、Galoreと言っただけでとても華麗なディナーに思える。一家全員とても喜んでたべてくれる。

Sunday, February 15, 2009

八代亜紀

サンフランシスコ一帯は日照りが続き、貯水池の水が少なく、みんなが今年は節水制限になると危惧していたが、突然大雨が10日ほど降ることになったらしい。せっかくの三連休なのに大雨でもったいない。こんなとき、つい脳裏を横切るのは、「雨雨降れ降れ、もっと降れ。」という、八代亜紀の歌。こういうのは、悲しいけど、日本人だなと思う瞬間だ。

防腐剤

10日ほど前に買ったイングリッシュ・マフィンがかびもせずに残っているのを見て、かつてマダム・バタフライ(?)が話してくれた日本の話を思い出した。最近の日本人はコンビニとかでお弁当を買って食べたりするが、これには防腐剤がいっぱい含まれているので、故人になったりすると、なかなか腐らないという恐ろしい話を葬儀屋から聞いたとか。本当かな?

我が夫は、フランスに帰るといつもよりいっぱいチーズを食べたり、パンを食べたり、ワインを飲んだりするのに、なぜか体重が減ると言う。アメリカでは何でも、ビタミンとか補強剤を入れたりするからだと言い張る。本当かもしれない。

Saturday, February 14, 2009

サラーム! 新しい道

  
先週、うちの近くに新しい道ができた。

荒野というか、砂漠の残存がそこらかしこにある、ドーハ。そういうところが次から次へと工事現場に変換して、きのこのようにレジデンスが建てられている。ゴールドラッシュならぬ、天然ガス・ラッシュである。カタールでは今のところ、世界不況も他人事のような節がある。Anyway、新しくできた道にはちょっと感動した。先進国、そして首都圏で生活していると、今更「道ができる」ことを経験する機会はなかなかないだろう。昨日までは荒野を突っ走っていたのが、翌朝、ブルドーザー等の姿が消え、舗装された道が現れたのだ。誰も知らない道。この小道もすぐに知られてランボルギーニや、ポルシェがビュンビュン走るのだろう。

このように、国中が進行形なので、地図はGoogleの衛星写真なのである。

Thursday, February 12, 2009

Pommes de terre à l'anglaise

今夜はじゃがいもののグラタン風のを作ろう、とLarousse de la cuisine(料理百科みたいなもの?)を開くと、あるはあるは、30以上のじゃがいもレシピが並ぶ。Darphin, Dauphine, Gratin dauphinois, と、私のお目当てにたどり着くのにも似たような名前が沢山あったり、バラエティーに富んでいて「さすが、フランス!」である。どれも美味しそう。作り方が面倒なの、カロリーお構いなしの、とパラパラ、じゃがいもセクションのページを繰っていると、Pommes de terre à l'anglaiseと言うのがあった。そうね、イギリスもじゃがいも料理は得意そう、と見てみたら、酷すぎて大笑いしてしまった。1/4ページ、単なる茹でた「イモ」のレシピであった。それをイギリス風なんて、意地悪だけど、結構可笑しい。確かにイギリス料理は素朴だし・・・(パブ料理、好きだけど。)

フランスとイギリスの中の悪さを垣間見た一瞬でした。

カタール通信~日本人だと思う瞬間

「自分が日本人だと思うときってどんな時ですか。」
以前、ロンドンで働いていたときに日本人のアシスタント女性より尋ねられた。なにやら、彼女、今まではプジョーに乗っていたと、ところが週末にトヨタのヤリス(日本ではビッツですか)を夫よりプレゼントされ運転してみると、乗り心地、しっくり感など、余りにドンピシャリで、「あぁ、私は日本人!」と痛感したらしい。私もそう、思うのだろうかと、日本車体験を楽しみしていたが、全くダメだった。出先のレンタカーでトヨタのカローラに当たったのだが、乗り心地すこぶる悪く、やたらにエンストさせてしまって立ち往生。親切な通行人(パリジャン)が「この車はクラッチが云々」とそのからくりを説明し、助けてくれた。その時、そういうことが本能的に察知できなかった私はトヨタ車と相性が悪いんだなぁ、と思った。カタールでも日産車だがピンと来ない。

私は日本で暮らしたのが今のところの人生の半分である。そんな私に昨年、「私って日本人!」と思える瞬間があった。その朝はあまりに気持ちが良かったので、砂漠(というと美しいが、カタールの砂漠はただの荒野である)を突っ切り、子供達を乗せた乳母車を押しながら保育園に向かった。往復3キロ弱の散歩である。天気はカラッと快晴で(年間9割そうです)気温もまだ30度に達していなく(3月から11月は日中体感温度50度)、心地よい風が吹いていた。「Jubilancerさんが住んでいるカリフォルニアはこういう風が吹いているのだろうか」などと考えていたと思う。そんな私から出てきた鼻歌は、何故か、サザンだった。次から次へと出てくる。風はカリフォルニアでも心は鎌倉であった(現実はカタール)。保育園につく頃には長男が「シャララ♪(『海』です)」の部分をハモってくれた。サザンは私にとって「日本の心」である。

皆さんはどんなときに「日本人だなぁ」と感じますか。

Tuesday, February 10, 2009

Lockjaw

今日はアメリカ経済復興の計画を打ち出す財務省長官の演説を注意深く聞いた。一番印象に残ったのは、ガイトナーさんが口をあまりあけずに話す腹話術の人形のようだということ。演説の内容よりもこういうことに気をとられる自分が情けないが、それで思い出したのは、50年代(?)のNYを舞台にするAuntie Mameという小説。黒人でゲイの作家が描くとても面白い話だが、そこに登場するつまらない会計士が口をあまりあけずに話すのをlockjawと表現してた。確かにNYあたりはみんな口をあまりあけないような気がする。日本の東北地方と同じノリなのかもしれない。寒さのせいだろうか?

The Sound of Music

自慢じゃないが、我が家の子供たちはとても音楽的才能に長けている。幼少時The Sound of Musicを無理強いさせたのが奏を効したのか裏目に出たのか分からないが、The hills are alive....といえば、フルコーラスでwith the sound of music, ahhhhh ah!と合いの手が入るし、Hallelujah!と叫べば、即座に低音のバリトンでhallelujah, hallelujahと続く。そんなわけで、職にあぶれたら子供を売り物にして、マイケル・ジャクソンかフィンガー・ファイブのお母さんを目指そうと思う。そんな姑息なことを企む私だが、NYで200ドル払ってみてもらった占い師によれば、その昔、わたしはエジプトの音楽家だったらしい。音楽の才能はちっともないのに、音楽に囲まれる生活をしていられるのも、5000年ほど前に鍛錬に鍛錬を積んだ結果らしい。こう考えると、私はかなり努力家のような気になる。

Acronyms

TTYL = talk to you later
BRB = be right back
LOL = laugh out loud = 笑
ROFL = rolling on the floor laughing
IMHO = in my humble opinion
FWIW = for whatever it's worth
FYI = for your information
TMI = too much information
XYZ = examine your zipper

同世代?

http://barefootmeg.multiply.com/video/item/56

Monday, February 9, 2009

一億総反省

白黒善悪つけたい傾向は誰にでもある。サブプライム、CDO,レバレッジ、ウォール街等々、悪代官はいくらでもある。そんな悪代官をすべて網羅する人間がたくさんいる。私は、その代表格と言えよう。女性、外国人であるが故に人の何倍も働き、家族を支えてきた。みんなが批判するが、私にしてみれば、与えられた環境のなかで最善を尽くしたつもり。きっと街中で私にばったり会ったら、悪代官と思わないと思う。多少善意の持てるおばちゃんと思ってくれるような気がする。みんなが一生懸命やってきた結果が今の不況なのである。そんな中で有頂天になり、調子に乗りすぎた点も多々ある。この不況は、反省を促すとともに、何が本当に大事なのかを再確認させてくれるもののような気がする。人生90年とみると、ちょうど私にとっては折り返し地点。大事なのは、ダサいけど、愛だと再確認する。家族、友人、地球への愛情。All you need is love. Can't buy me love.などと、ビートルズのテーマを思いおこす。思い起こしながらも歩き続けるThe long and winding roadである。

Friday, February 6, 2009

Thursday, February 5, 2009

ロイヤル・ゼリー

ロイヤル・ゼリーのスパム・メールが入ったので思い出した。同僚で蜂を養っているおばちゃんがいる。時々会社に蜂蜜を持ってきてくれる。蜂刺されにアレルギーがあり、たまに腫れている。そんな彼女が教えてくれた面白く恐ろしい話がある。女王蜂は働き蜂をいっぱい産むが、彼女らはみんなメスで一生懸命働く。そのほかに、女王蜂と戯れる専門のオスの蜂がいる。冬になると、花がなくなるので、みんなが食糧危機に陥る。そうなると、女王蜂は容赦がない。働き者の蜂たちに一言二言ささやくと、働き蜂たちは、戯れ蜂を両脇に抱えて、巣をとび立ち、姥捨て山ならぬジゴロ捨て山に向かうそうだ。そんな話を笑って話しながら、朝のハーブティーを楽しむおばちゃんと私の周辺から、男性社員が不思議といなくなった。なぜだろう?

Tuesday, February 3, 2009

Give him a fish

Give him a fish, and it will last a day. Show him how to fish, and it will last a lifetimeという、ことわざがあるらしい。これは実践している団体が Heifer Project - http://www.heifer.org/ だそうだ。手に職を与えるという趣旨で、飼育の仕方とか、飼料の育て方をみっちり半年教え込んだあとで、オスメス組にしてヤギやら、牛やらを贈る組織らしい。オスメス組から生まれた動物たちは村人に送るという良いねずみ講。

我が家は、子供らにこのことわざを実践している。Give them a cake, and it will last a day. Show them how to bake, and it will last a lifetimeなのだ。おかげで、子供らはケーキとかタルトを作り、親をこれを食べる幸福な生活を営んでいる。

Monday, February 2, 2009

サラーム!カタール便り、イスラム教的生活

カタールは西洋対応が進んでいるドバイなどと違って、結構イスラム教の戒律を守る国です。イスラム教でない外国女性にまで黒装束(アバヤと呼びます)を強制し女性は車を運転することができないサウジほどは厳しく無いけれど、それでも多くのアラブ女性はアバヤ姿で顔、手すら見せず、夏はとても暑そうです。お酒は基本的にダメで、一部レストランと、外国人のみは自宅で飲むことは許可されています。しかし買うのも面倒くさい。まず会社から手配してもらってお酒を買える免許を入手し、国唯一の国営酒屋まで買い出しにいきます。そしてとても値段が高い!その他、毎日日の出から5回、お祈りの街頭放送があって朝は煩いし、豚肉は存在しません!

ところで昨年だったと思いますが、同じイスラム教国、スーダンでとある悪気のない、太ったイギリス人の女教師が、学校でクラスのアイドルのテディベアを「偉大なる預言者」マホメッドと名付けたため、それは侮辱だ!投獄されそうになった話は世界的に報道されたのでしょうか。マホメッドなんて、10人いれば8人はマホメッドという位、良くある名前なのに。さて、私はドーハ(カタールの首都)で英国幼稚園でにわか先生をしています。子供達は何かというとシールや「よく出来ました」スタンプを要求してきて、公文式の普及も困ったものだと思っていたりします。そんな先日、なにかの練習プリントを終えた折、アシスタントのインド人の女性に、「子供達にシール、あげていいよ」というと、「シールは面倒だから(指先が不器用な人です)代わりに星印を書く」とのこと。が、後ほどふとその星印をみるとそれはイスラエルの星!大急ぎでアシスタントにその旨を告げ、「きゃー、知らなかった!!こんなことで投獄されたくない」と、彼女と二人大慌てで星の上からシールを貼りました。

そんな感じですかね。私とイスラム教の接点は。ではまた行きます。

Sunday, February 1, 2009

A dog's life

それで思い出したが、英語で悲惨な生活を表現するのに、A dog's lifeという。我が家の犬は、狼から子羊らを守るために生まれてきたコリーで、みんなにラッシーと呼ばれるが、本名はチャーリーなのだ。チャーリーは日に20分ほどは、我が家の子供らを守るためにほえてみたりする。それ以外は、もっぱら革張りの安楽椅子で丸くなって居眠りをしている。とてもうらやましいdog's lifeだ。今朝は散歩中に散歩がイヤになり、道路の真ん中で座り込み、交通渋滞をおこした。仕方なく、車を降りた老夫婦と娘が3人がかりでチャーリーを道路わきまで、抱えていったらしい。車に再び乗り込んだ老夫婦は、娘に "Your dog needs psychiatric care."と助言したらしい。そんな心配もどこ吹く風という表情で、今もチャーリーは安楽椅子で居眠りしている。うらやましい。

Kafka

いつも能天気なので、苦悩を知らない女と思われがちだが、時折苦悩する。もう15年ほど前になるが、苦悩の夏をすごしたことがある。そんな時、妹が気の毒に思ってくれて、映画に誘ってくれた。やさしい妹である。映画はカフカの審判。二人ともカフカなんぞ読んだことがない。はじめから終わりまで、すごく悲しく、暗い映画だった。最後のせりふは、犬死をする主人公の絶句。"Like a dog!" おかげで、びっくりするほど落ち込んだ。以来、落ち込むたびにつぶやくのは、Like a dogである。