Monday, June 29, 2009

宝石について

カタールにはスークと呼ばれる市場がある。
趣はない。今現在は古ぼけた雑居ビルに店舗が一杯集まっているだけなのだ。首長が観光誘致のため、アリババ風の古式ゆかしいスークを建てていて、いずれそちらに移転予定だ。もし、いつか皆さんがカタールに訪れることがあったら、その頃には空調付きのアリババスークになっているはずだ。

さて、このスークにはガラクタ、鷹狩り用の鷹、絨毯(多くは中国製)など、色々売っている。
その中でも女性の心を高鳴らせるのが宝石スーク。
湾岸で取れる真珠からスリランカ産のサファイア、ルビー、もちろんダイヤもある。幅広い質のものがあるので自分の予算、好みに合ったものを選べるのだ。

小生はあまり宝石に興味がない。持つ環境に育っていなかったし、キラキラってタイプではないのだ。一方、夫は若い頃から石好きで博識である。彼はInclusion(気泡?マダム・バタフライ殿、合っていますか)が入っていても、自分が気に入った色、輝き、大きさで選ぶ。「Inclusionによってはそれが個性になるし」という。一般的には割れ易くなるし、価値は低いと言うが、お構いなしである。

宝石の長所は丈夫、永久であることなのに、私の宝石は大切にしないと終わりがきてしまう。でも、そういうところが人間らしくって気に入っている。

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