Sunday, January 30, 2011

狂い咲き

最近狂ったように起業をしている。最新は和風バッグのデザイン。これがつ作ってみると意外にかわいいような気がする。これをヨガとか禅に凝っているカリフォルニアのお姉さんやおばちゃんに買ってもらおうと思う。http://www.facebook.com/pages/Nagomi/178796405491243?v=wall
夫はWuppaをはじめ、偽の花で作るアレンジメントや、Nagomi Shantiなんて怪しげな芸名のついたバッグをみて、あんたの才能はここにあり!と絶賛。もう金融の世界なんてやめてこれでキャリア築くべきだという。こんな楽しいことしてキャリアになるなら嬉しい。でも、当面はパートCFO業やら、スタートアップやら狂ったように8足も9足もわらじを履いてムカデ競争してみよう。数打てばあたりそうな気がする。

カフェ ウガンダ

私の幼ななじみのHちゃんはかつて中学校の先生をしていて、教え子のお母さんが早稲田にウガンダコーヒーを出すカフェを開いたので一緒に行こうと誘われた。カフェはかつて倉庫として使われていた細長い土地に、床を張り白ペンキで壁を塗り座り心地のいいソファや懐かしい感じのする机と椅子を数セット置き、全て形の違う10個程の電気が天井から吊るされ手作り感満載。道路に面した入口の方はガラス張にしてサンルームのようになっている。店では娘さんが仕事でウガンダに行った時に出あったコーヒーを飲ませてくれそれ以外にケーキや食事、ワインも楽しめる。最近はスターバックスとかタリーズみたいに個性のないコーヒー屋ばかりだから、友達の家みたいな空間を提供してくれるカフェは暖かみがあって居心地が良く6時間も居座ってしまった。カフェというのは雰囲気を売る所だろうけど、こんなに客に長居されるたら困るだろう。ところで、カフェのオーナーは去年の4月まで会社で働き4カ月間の準備期間を経て9月にカフェをオープンし1か月目から黒字だという。何という優良企業!ウガンダ政府からの補助や新宿区の助成金を上手に利用したとのこと、さすが大人。仕事を辞めてたった4か月で、学生時代を過ごした思い出の地にしっかりと自分の居場所を作り、事業としても成り立たせているなんて凄い。自分のやりたいことが判って行動力があると、こんな風に生きることができるんだなぁと感心した。世の中には素晴らしい人がいることを今日も教えられた。

Saturday, January 29, 2011

音楽

フュージョン界の大御所ギタリスト、アール・クルーが来日している。ギターが大好きな友人に誘われて、ブルーノート東京に聞きに行った。私自身は外国のミュージシャンとか音楽に詳しいわけではないのだが、生の演奏を聴くのは大好きだ。私は、練習もしないくせに音楽や楽器に近い生活がしたいのだ。思い起こせは、小さい頃から、ピアノ、歌、ソルフェージ、ドラム、ブラスバンドでのホルンと才能もないし努力もしないのに、いつも必要であれば楽器に触れることができる生活をしていて、ここ10年程はクラシックギターを習っている。かつて仕事に忙殺されていた20代後半から30代前半は楽器から離れていたのだが、その頃は音楽に関わる時間も取れない程身体も心も仕事に奪われ、仕事以外の活動に時間を捻出できない自分の要領の悪さ、意思の弱さを不満とし、早く音楽を生活に取り戻さなければと焦っていた。だから30代後半になってクラシックギターを始めた時、ようやく自分の生活を意志的にコントロールし、人並みの生活を取り戻した感じがして嬉しかった。だから私にとって音楽をやることの意味は技術の上達ではないのだ。今の私には音楽を習い、発表会の練習をしたり、夜遅くから音楽を聴きに行こうと誘ってくれる友達がいる。だから音楽を手放さないようにしようと思う。それにしても、日本には結構外タレが出稼ぎにくる。きっと日本はいい稼ぎ場なんだろうなぁ。

Friday, January 28, 2011

パリ、金曜のつれづれ

またもや、気付くと金曜。振り返ると、何も思い出せませんが、楽しかった一週間が過ぎようとしています。
能天気というか、何と言うか、ワインでふんわり状態の頭では深い思考に入れず、目の前の薔薇がきれいで、それだけで幸せだったような気がするパリ夜9時。

いやいや、ふんわり気分の始まりは今朝からでした。宿題一杯なのに、何故か開放感に満ち満ちて、To do list No1のリサーチ資料を閉じ、ネットサーフしたのが午前9時前。
そこでヒットした桑田さんのラジオ番組のアップを聴き、そのすっかり元通りの桑田節に幸せ気分。他人の健康に、健在ぶりにこんなに喜べるなんて、思いもしませんでした。桑田さ~ん、貴方だけです、スケベギャグを許せるの。いつまでも歌っていてくださ~い。

そういや、昨夜もふんわり。
夜、ロンドン時代の同僚が出張がてらディナーに来てくれて、再会の喜び満喫、そして43歳にして結婚を決意した彼の幸せそうな姿に私も幸せ気分一杯になり・・・。余談ですが、4歳の息子は、「今夜はロンドンの友達、ピーターが遊びに来るから行儀よくするのよ」といっておいたのに、変な目つきでにらんでばかり。そして去り際に一言「T'as grandi, ah? t'as grandi, Peter (でかくなったな、ふん?ピーター)」と捨て台詞でベッド入り。彼、どうやらピーターパンだと思ってらしく、現代ピーターはお腹を引っ込め、「お、おぉ、まぁな」と答えてくれてました。

月曜日はこれまたロンドン時代の友人らと再会。お一人は一年ぶり、もう一人は6年ぶり、そしてそのお友達の方とは「はじめまして」。皆さんのエレガントさにうっとり。和みのひと時を過ごさせていただきました。
ランチ、パリでは有名な「円」という手打ち蕎麦の店での会食。何故かオンワード樫山の経営だったかと。
冷たいお蕎麦が11ユーロと高値でしたが、あぁ美味!藪なみの美味しさだと思いました。そしてこれまた巷で有名な、アオキサダハル(これはサダハル・アオキと呼ばないと、スポーツ選手だっけ?って思うのは私だけ?)のデザートは売れきれで食べられませんでしたが、こちらは一切れ12ユーロですって。同じ12ユーロなら、蕎麦もう一枚かなぁ、と思う、最近酒飲み辛党傾向強まる私でした。

日曜日はビジネススクール時代の男性の友人家族とランチ。
以前は「異性との友情はありえない」と思っていた私ですが、きっと友情の意味を深く考えすぎていたのでしょう。なんだろ、まるで兄弟と他人の間のような気安さ、懐かしさで、「あるある!異性間の友情」と自論を訂正した次第で。彼は失職中でしたが、やる気満々。そうだそうだ、がんばれ~

その他、ル・コルビュジェ見学、お魚シンジケート・ランチ会、水曜日ママ友トーク、ちょっと胸打つ幼稚園の先生との会話、そして夫の誕生日に大感激してもらえたこと、などなど、書き切れない一週間・・・。
いや、「ぼかぁ、幸せだぁ」と思います。
皆さん、良い週末を!

Thursday, January 27, 2011

母猿のつぶやき

今さっき、子猿達を幼稚園に送ってきました。
毎度のように、別れ際、兄猿は必死な顔で手を振って私が見えなくなるところまで追いかけてきて、弟猿は「ママ見て!Happy faceするよ!」といって一所懸命、口だけニッコリ顔を作ってくれました。これは悲しいときでも笑えるよ、えらいでしょ、ということと解釈しています。

たった半日の別れなのに大げさは子猿達だけど、これは、十何年後に来る別れの日の予行演習なんだろうな、と思う毎朝。
その日には、声変わりした低い声で、「じゃ」なんていって家をでていくのでしょう。年老いた私はきっと、一所懸命Happy Faceを作って「いってらっしゃい」というのでしょう。きっと、今朝と同じように、彼らの独立心を誇りに思い、同時に寂しさや解放感の入り混じった気持ちで一杯になるのでしょうね。

あぁ君達、楽しい一日だといいね!

Wednesday, January 26, 2011

スパイスの王様、胡椒について

先週インドシナ半島のタイ・ラオス・カンボジアの3国に行ってきた。まずは羽田から全日空機でバンコクへ入った。そうそう、最近羽田から国際線が飛ぶようになり、家から30分程度で飛行場に行けるようになったので格段に便利になったしお金も掛からなくなったので嬉しい。バンコクでは現地の有力農家の方の胡椒農園を見せてもらった。綺麗に管理された2ヘクタール程の農園に整然と胡椒の木が植えられていて美しい胡椒の実をつけていた。女主人はブランド物のサングラスをかけて愛想もよくランチまでご馳走して、紹介してくれた篠田さんによれば、相当なお金持ちらしい。家は金ぴかだそうだ。胡椒は相当儲かるのだろうか。。胡椒の歴史は古く紀元前にインドで栽培されていたとされ中世の欧州では防腐剤として珍重され現金代わりに使う地域もあったとのこと。マルコポーロが当方見聞録でインドシナを産地として紹介し、大航海時代の幕あけに繋がったとの説もある。去年カンボジアのカンポートという地域にある胡椒農場を訪ねた時から、どういうわけか私も胡椒の魅力に取りつかれてしまった。2.5メートル程の胡椒の木に5ミリ程の胡椒の実がぶどうの房のように沢山実を付けるのだ。未成熟な実を摘み取って乾燥させると黒胡椒、熟した実の皮をとって乾燥させると白胡椒となるらしい。この太陽が降り注ぐインドシナの地で実った胡椒が、ヨーロッパやアメリカや日本の食卓で世界の料理にスパイスとして使われ、かつてこの胡椒に大金をはたいて買い求めた王や貴族がいて、商機を求めて冒険家や商人が大航海をしたなんて思うとロマンチックである。こんな歴史を持つ胡椒を私もいつか、この暑いインドシナの地で自分の農場で栽培できたらいいと思う。「風とともに去りぬ」みたいに、プランテーションの女主人になるのも悪くない。あの話は、男に見捨てられるけど力強く生きて行く話だから、その部分は好ましくない話だけど、馬に乗って広大な農場を歩きまわるというのは私の理想の姿である。日本の黒胡椒の輸入価格は1トンあたり6700ドル前後で、この2年間で2倍に上昇した。この値動きの激しさも胡椒の魅力の一つかもしれない。

Sunday, January 23, 2011

トラ母は優秀?

大好きなブログ、カリフォルニアのばあさんブログで、「中国人のスパルタ教育」というタイトルで、Battle Hymn of the Tiger Motherという、中国系アメリカ人のお母さんが書いた本についてコメントがあります。

この本は、「何故、中国人が優秀かって?それはスパルタ教育しているからよ」という内容らしく、これでもか、これでもか、と子どもをしごいて立派にする、という、そういえば、うちの母も長兄に試みて、「こりゃだめだ」とすぐあきらめた前時代的な教育ママゴン式スパルタ教育を中国ではやっていて、だから、世界的な音楽家や天才児が生まれるのだ、っていうことらしいです。

決して肯定する気にはなれないけれど、これで子どもの可能性が引き出せるのなら、ちょっとよろめいたりもする。私の知っている中国の人は、なんというのですか、大志いだき、猪突猛進型、気位高く、負けない、負けても認めない、涙なんか見せない。私と正反対のタイプで、自分にないものを子にあげたい、母親心理がくすぐられます。

みなさんはどうですか?

Friday, January 21, 2011

もう金曜日?今日の徒然




また寒さがぶり返したパリです。午後3時前、ベランダの気温計は3℃です。
今朝はパリ出張中のJubiさんのご主人にお会いし、Wuppaを頂きました。これを電子レンジで温めて、肩にかけたり、湯たんぽ代わりにするのですね?早速使ってみます。ありがとう!

今週は夜の睡眠が深くって、朝起きるときに寝すぎて疲れた~、って思うほどでした。平和でしょう。それもこれも、夜の食事をスープや消化の良いものにしているからだと思います。

今週読んだ本の中で、「フランスの子供の本」という、やや学術書のようなのが面白かったです。古典から現代までの児童書の変遷をまとめてあるのですが、知ってる本、知らない本沢山あって、あらすじを読んでいるだけで入っちゃうのもあり。うちの子猿たちはこれらの本を翻訳でないオリジナルで読めるんだと思うと、よかったなぁって。
この本では多くの作家の言葉が載っていて、興味深いのです。

「子供の好きなものをバカにすることで、子供をいかにそこなうか。子供の才能をおし殺すことで、子供をいかに不幸にするか、私たち大人は十分わかっていないのだ」 (ジョルジュ・サンドの「ピクトルビュの館」より)

大人向けの本と子供向けの本、両方書く作家のなかで、モリス・ドリュオンは
「(大人用・子供用の違いは)形式と表現にあるだけであって、根底の問題は全く同じであることに気付いた」「子供として話しかけなければならぬ子供などいない、いるのは、未来の大人と昔の子供なのである」

星の王子様のサン=テグジュぺリは詩人そのもの。戦場から母親に送った手紙には、
「心を癒してくれる唯一の泉を、クリスマスの夜のろうそくの匂いといったような、子ども時代のいくつかの思い出に見出しています。今は魂はこんなにも寂寞となっています。飢えて死にそうです。」
・・・・なんだか泣けてきそう。

今の児童書は大人も子どもも読めるものが多いとか。
未来の大人と、昔の子ども。
誰かが、「時とはなんと幻想的なものか!」と言ったようですが、本当にそうです。昨日のことのようなのに、何十年も経っていたりする。
その昔、私もいつか「魂が寂寞となっていたとき」があったように思いますが、最近は石のように寝て、起きると貴重な記憶まで、例えば子どものときに幸福だったこととか、抹消されているような錯覚(でありますように!)に陥ります。

ということで、冒頭は今朝の凱旋門と、桑田佳祐「遠い街角」

皆さん、良い週末を!

Thursday, January 20, 2011

女性パワー

今年に入ってまた女性パワーに感服しています。

まず、年始のカード・手紙・メールから既に感動の嵐です。
皆パワフルにがんばっていること!いや、パワフルという言葉はしっくりしないな。なんだろ、しっかり着実に一歩一歩を踏みしめている、一日一日を大切に生きているって感じです。
大変なことも多いけど、進むしかないのよ、って感じ。
そうだ、そうだ、がんばれ~!と年賀状に向かって声援を送ってしまう。

最近の、パリに住む友人らとの会話も、
「迷いはある、沢山ある。四十にして不惑なんてウソ。迷ってばっかり。でもそれで立ち止まっているわけには行かないから、今の私にできることからやっていくの」
「ポジティブ・ポジティブってバカみたいだけど、でもブルーになってても始まらないから、ウン(運)気も(この方は、先日犬の○×○を踏んでしまったらしい)自分の捉え方次第でネガティブからポジティブにできるってもの、ハッハッハ!」
「クールにシニカルに構えていても、何にも始まらない。斜に構えずに、謙虚に、正面から行くわ」
「リスク、ネガティブ要素はわかっている、でも、それでもやってみたいの、だから、『えぃやー』ってやってます」
「私はまだ勇気が出ないの」「まだ対象が見つからなくって」という人達も、「でも、こういうのは形からって思って、名刺だけ作ってみた」「そうそう、その調子!私も作ってみる!見せて見せて~」キャッキャと、女3人集まれば姦しいというのは何歳になっても変わらないようで。

こんなおしゃべり、する人も聞く人も、「うんうん、そうそう」と真摯なまなざし。
とにかく、皆さん賢いんです。そして辛抱強い。で、現実的なのに、夢は捨てない。いつか、自分のやりがいある仕事に出会う、手に入れられるはず、と前進し続ける。回り道でもいい、という覚悟もできている。
今日泣いたとしても、それは明日を笑顔で迎えるため、って感じなんですよ。

フランスも不況だし、日本は相変わらず閉塞的だし、アラサー、アラフォー、アラフィー+の女性を有効活用してくれる企業・ポストって少ないと思う。で、男性より女性のほうが起業体質のような気がする。よって、今後は女性の起業家が増えるんじゃないか、というのが私の読みです。
そんな中、こんな人のニュースを読みました。中国に、東洋医学を学びに留学したTokyoPandaさん、中国のネット・ショッピングで買った安い服を「東京コーディネート」してブログに載せたら、大反響で、今や中国女子の憧れらしいですよ。ビジネスもやってるのかな。

がんばれ女の子!(もちろん、男の子もね)

Wednesday, January 19, 2011

Twitter デビュー!

昨日はSNS、エトランゼで知り合った方とランチをしました。同世代の方で、結婚を機にパリで暮らすようになった、もともとはアメリカに縁があって、などなど、私と共通点が多く、おしゃべりも盛り上がり、それはそれは楽しい午後を過ごしました。

昨年以来、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を通して色々な方と出会いました。こうした出会いの利点は、外すことがない(今のところ)ことです。文章のやり取りから、お互いの興味、傾向を理解しているためか、話が合う可能性が高いのでしょう。もちろん、こういうサービスを通して犯罪もあるようですから、注意も必要なのでしょうが・・・。

細々と続いているエトランゼについても相談に乗っていただき、「Twitterを使って販促するというのは?」という提案を頂きました。
ふむふむ、Twitterね。一応アカウントはあるけれど、活用していなかったな。どれどれ、と今朝からTwitter活動を始めました。
すると、これ、面白い!人気が出たわけがわかります。ブログよりお手軽に思ったことを共有する、したつもりになれる。販促を忘れて楽しんでしまう。はまりそうですよ。
私のアカウントはetrangerSNS です。よかったらフォローしてください。

少しずつ寒さがぶり返してきたパリです。そちらはどうですか?どうぞご自愛を!
また行きます~。

Monday, January 17, 2011

フランス式婚活、ラリー②

フランスのラリーという、上流階級のグループ交際システムについて、以前こちらに書きました。先日の夜、ついに潜入したので、ここにレポートをと思いまして・・・。

なんて、言うほどのものではなかったのですよ。親戚の14歳と16歳のお嬢さんが所属する、高級郊外ベルサイユ組のラリーのソワレだったのですが、場所もすごくって、ブローニュの森の中のレストラン・式場で、主催者4人、併せて7百人招いたというのですが、男性は皆タキシードだったのですが・・・、と引きましたが、感想は、「何のことはない、『保護者付きディスコ・パーティ』」でした。

そりゃ、女の子達はドレス・アップしていますよ。でも今の時代、ロングドレスは「デモデdémodé」らしく、太めのコには断然不利なスタイルが流行っていました。「ソワレ」といえば、薔薇色のほっぺにロングドレスのふわふわなのをイメージしていたので、「なあ~んだ」と肩透かし。

ラリーのルールは、女子組より、男子組は一つ、二つ年上でなくてはならない、ということなので、男子組は18歳前後だったと思われます。
でも、皆幼く見えること!
タキシード着ているけれど、格もへったくれもないない、ただの頭悪そうな少年達です。多くの男子は、照れくさそうに固まっていて、可愛いの!夫は、「僕の大切な宝物(=子猿)も将来はこうか」、と絶望していました。

音楽は出だしっからフツーのロック・ダンスミュージック。、
「あれ、上流社会はワルツじゃないの?」と夫をからかいます。
夫の頃は、ワルツ世代のぎりぎり最後だったようで、その頃からディスコの波に乗っ取られ気味だったとのこと。

若者と同じくらいの数の親、祖父母、親戚らも招かれていて、老若双方のためを兼ねたパーティーでした。で、そう思えば元が取れているのかもしれませんが、どうしても腑に落ちないものが・・・。
なんで、親が、こんな大枚はたいて、子供達のディスコ・パーティーをオーガナイズしなくちゃならないの?って、思うのです。
私が思春期の頃は、親の監視のもとでダンスするのなんて、恥ずかしくってたまらなかったと思います。私がひねくれものなんでしょうかね。このサークルの中で将来縁組していく、っていうのがラリーのゴールの一つだと思うのですが、今の時代、この婚活システム、ワークするのかしら。

夫の妹達(20代前半で結婚)はラリーでまとまりましたし、もちろん、義理の両親も然り。今もそれなりに仲良くしています。
でも、今の時代、晩婚化が進んでいるでしょ。先日は、夫の従兄弟とこんな会話を・・・。

彼は30代前半。気の良い青年です。今は彼女もいないと。将来は海外に出て一旗あげたいと。でも海外にでると、その地の女性と恋に落ちると予測される。でも、
「うちの親は『そんな馬の骨ともしれない娘など、家の敷居をまたがせないぞ』っていうに違いない。それを思うと、自由に恋愛するにも足かせされる。そんな親のいうことなんてバカバカしいと思うけれど、実際に先日は兄がこの状況におかれたのを目の当たりにしたので、そしてあの頑固一徹ゴーイング・マイ・ウェイの兄でさえも落ち込んでいるのをみると、自分もあんな悲しい想いをするんだろうな」ってね。

あらあら可哀相に・・・、とすっかり感傷的になって話を聞いていた私の隣で、いつも理論的な夫は、「そこが問題なんだよ」と。
彼の分析は、
「親の世代は、よくわからない価値観を押し付けるよな。特に早くに結婚したタイプは特に。だって、昔は10代終わりにラリーして、20そこそこで婚約して、高度成長期だったから簡単に就職できて、だから同時に結婚できたからいいよ。今は、10代終わりにラリーしても、男も女も大学行く、そして、それでも就職先ないから大学院いって、色々人生の辛酸をなめて、気付くと30前後。その頃にはラリー時代は遠い思い出、何も知らない無垢な時代の象徴さ。なのに、今更ラリーのサークル員のような家柄の人と結婚せよ、なんて命令されても、『いったいどこにいるんだ、そんな人。』ってなるよね。」

ふむふむ。ここで私が、階級制度保守派だったら、「そうか、25歳から40歳までのラリー的婚活をオーガナイズする会社を起業しよう」と思うところですが、そうでないので、皿洗いに立ちました。

悪いけど、お坊ちゃん達さ、恋愛くらい、結婚くらい、親の圧力なんかに負けずに自由にしなさいよ、ってなものです。自由ってそういうものでしょ、親なんて踏み越えるためにいるのよ、っていうのは内田樹のパクリですが。

はい、また長くなりました。まとめると、ラリーもソワレもミドルクラス化していました、ということで。
また行きます!

Friday, January 14, 2011

今日の徒然

また金曜日になりました。
朝はマルシェに買出し。うちの前のマルシェは毎火曜日・金曜日に出るのですが、買い物を終え、去るときに、火曜なら、「良い一週間を!」、金曜なら「良い週末を!」というのですが、毎回、「えっと、今日は何曜日だ?」と戸惑うこと1,2秒間。Jubiさんだけではありませんよ、日がわからなくなるの。

午前中に今日が期日であった英訳を日本に送付し、午後は街に出かけ、冬物ソルドにアタック。
目的は子猿君たちのパジャマとセーター+あわよくば何か私にも。でも、何もなかったです。
パジャマは宇宙人かピエロみたいなのしかない。幾ら子供に受けるからとは言え、そこまで媚びる気になれないです。
そしてセーターは去年と同じ問題に遭遇。
ウール100%のセーターがパリにはない事件なのです。大概がコットン50~90%で残りがウールか化繊。そんなんじゃ温かくないじゃない。フランスの冬、びっくりするほど寒いじゃない。どうして冬物なのにコットンなの?
お店の人曰く、「ちくちくするから子供が嫌がるのと、親が洗濯機で洗えるものを、ということからウールが消えつつある」って、で、「代わりにこちらのカシミアはいかが?」と薦めてきました。いつの頃から庶民の子供にカシミアを与えるようになったの?親より良いもの着せるわけにはいかないわ。

手ぶらの行き帰りのメトロの中、配達されたてのEconomist誌を読みました。この一週間世の中には一杯不幸があったことを知り、自分の平和ボケにあきれます。

抜粋しますと、

・アメリカのTuscon(トゥーソンと発音するらしい)で精神不安定な男に、無害な6人(うち一人少女)が銃殺されたと。
・ベルギーは未だに無政府状態で、
・南スーダンでは投票にあたり何ダースもの人が殺されたけれど、「平和的な投票」だったたと、
・チュニジアでは2ダース以上の人々がデモ中に殺され、
・東エルサレム、レバノン、コートジボワールで緊張が高まり、
・メキシコで、ドラック密輸入に関連して死んだ人の数、2010年度は15、273人だったと、
・中国とアメリカの仲が一層悪化していて、
・北朝鮮は、中国との国境で5人中国兵を射殺したようだが、中国は何も公表していないと、
・そして、世界で水害が発生していて、フィリピン(ネルダ)、ブラジル(パウラ)、豪ブリスベーン(ヴィッキー、皆大丈夫でありますように!)、コロンビア、スリランカで、死者多数、浸水と大変なことになっているって。

せめて平和な週末でありますように!Bon weekend!

Thursday, January 13, 2011

Ding!

またもやです。
今回は、出版・メディア関係のお仕事だったので、かなり残念。それももしかしたらパートタイムで働けるかもしれない、というお話だったので、お給料とかは目をつぶってやってみよう、と思って応募したのですが、面接もしていただいたのですが、振られてしまいましたっ!

それにしても、私の就活、なんとまぁ実を結ばないこと。
駄目な理由を探せば一杯なのは知っています。
①中途半端な経歴<<<<客室乗務員+金融+育児ブランク
②私のわがままさ<<<<興味深いことに携わりたいけれど、家族との時間はあまり犠牲にしたくない、パートタイムだったら嬉しい、そうでないなら、せめて出張とかなくって、残業も少ない仕事がいい、願わくば、書くことに携わる仕事がいい、自宅からできる仕事なら万々歳、そんな虫の良い仕事はないって?

でも、こういう風にネガティブなことばかり言っていても始まらない、こんな私だっていいところは沢山(?)あるんです。
例えば、学習能力高いと思うんですよね、学ぶの好きだし。そして健康だし(Touche du bois!)、暇で退屈なのより、忙しく働いている方が好きな働き蜂の側面もあり、根暗じゃないし、一般常識もあるし(そんなことないって?)、そしてなによりも打たれ強い。

こんな私を使いたい人もどこかにはいるでしょう、いや、この私だからこそ、できる仕事があるでしょう、そう信じて、明日も求人欄を見続けることにします。

Wednesday, January 12, 2011

美空ひばり

最近Bette Midlerがとても好きになってきた。日本でいう美空ひばりのような人かもしれない。http://www.youtube.com/watch?v=9NXYNvqp_pMということはれっきとしたおばちゃんになったということだと思う。すばらしい声だと思う。ちょっと声楽の練習してみようかなあ~などといい加減にかんがえてみたりする。

Tuesday, January 11, 2011

ボケ

最近ぼけてきた。今日は成人して初めてミーティングをすっぽかした。ミーティングがあったことすらすっかり忘れてしかも携帯電話も夫の車に置き忘れ、ヨガなんぞしていた、そのミーティングの時間に!あああ~。失態。

今日はランチで20年来の友人と話をしながら、「今、何の話してるんだっけ?」と聞いてみる。ああ~ぼけてきたと言われた。そんな友人も話の途中であれ?といってみたりする。割れ鍋に綴じ蓋である。この週末はベッドで推理小説をよみながら突然今日は何曜日なのかまじめにわからなかった。危ない。

絵本で作ったメモ帳

子供の頃からのブラスバンドの先輩である、RちゃんとBちゃんは双子であり、親の代から続く製本屋をやっていて、福音館書店とか日本の大きな出版社の絵本の製本をやっている。私は今週末からカンボジア・ラオスに行く予定であり、何をおみやげにしたらいいかと考えていたら、Rちゃんがよく仲間に作ってくれる素敵なメモ帳を思い出した。Rちゃんは、絵本を製本する段階で絵本用に紙を裁断後にいらなくなった紙を捨てずにうまく利用して、他には存在しない素敵なメモ帳をつくる天才なのだ。今まで何冊も作ってもらったが、どれも、動物や植物、可愛い家々の柄をうまく使って何とも言えない洒落た温かみがあるノート、いやそれ以上の作品になっている。問題は可愛い過ぎて決してメモ書きの用途に使えないことである。Rちゃんは、今回のお土産リクエストに答えて、このメモ帳を一人4冊のセットで、全部で15セットも用意してくれ、その上で、それぞれのセットを入れるこれまた可愛い袋まで作ってくれた。カンボジアには文房具屋はない。子供達にあげた時の顔を想像すると尚うれしい。これをあげたら得点稼げること間違いなし!人の笑顔を想像するのは楽しいことだ。

Saturday, January 8, 2011

Galette des rois

今週末、フランスの多くの家庭でGalette des rois(賢者たちのケーキ)が食べられているでしょう。

キリスト誕生から12日目に東方の三賢者がベツヘレムに到着した日、エピフェニー(公現祭)が1月6日。本来この日に食べるのが正しいのでしょうが、そこはいい加減+食いしん坊のフランス。クリスマス終わった時点からブッシュドノエルに代わってガレット・デ・ロワが売り始められ、「えぇ、もう?」と思うのがこの季節の風物詩ともいえます。学校給食でも、今週はデザートに二回出てきたようです。

どのようなものかといえば、



こんな感じ。パイ生地の間にフランジパンと呼ばれるアーモンドの粉とカスタードが混ざったような濃厚なペーストが挟まっています。中に小さなフェーヴと呼ばれるおもちゃが入っていて、これに当たった人は「王様」となり、紙でできた冠を被る、というお遊び付き。Feveはもともとお豆のことらしいですが、今は、陶器でできたフィギュリンなどです。

そしてこれは我が家のガレット。正確にはコロンヌ(冠)・デ・ロア。



我が家は誰もパイもの、アーモンドクリームも得意でないのに、エピファニーだし、子供が喜ぶし、とガレットを買っては毎年余ったガレットを私が無理やり食べる、というのをやってきましたが、今年は、このコロンヌを発見したので助かりました。南部でこういうのが多いようで、Gateau des roisとも呼ばれるらしい。オレンジの花の香りがするブリオッシュ生地にお砂糖が掛かっているだけ。それにスマーティーズ(フランス版M&M)を散らし、温めて食べました。めちゃめちゃ美味しいですよ。卵たっぷりのやさしい味わいのもっちりブリオッシュ。現在45度しか残っていません。(これもあと5分もしたら誰かのお腹の中に消えていることでしょう)

今回は手作りでして、と書きたいところですが、冷凍食品なのです。
前にも書いたかもしれませんが、Picardという冷凍食品のみ扱うチェーンがあって、これはそこのもの。6人分で5ユーロ60サンチームだっけな?このピカールはクォリティー高いし、ニッチなアイデアだし、日本でも受けると思うのですが、どんなものでしょう。カールフールが大株主だと投資対象としては動き取り難いものなのかしら。素材物も美味しいし、日本レベルの気が利いたパッケージだし、加工ものも美味しく、「本格フランス料理・食材をご家庭で」という売り込みで展開したら、受けると思うんだけどなぁ。冷凍ものの輸出は難しいかしら、でも魚なんかでやっていることだから、そんなこともないような気がしませんか。

そんなこんなの土曜日。まったりと日が暮れていきます。
どうぞ良い日曜日を!

Friday, January 7, 2011

天地明察

今日は言うのもはばかれるほど怠惰な一日を過ごしています。パリは春の様な暖かさで、午後2時現在12度。
朝は二度寝し、起きているときは食べているか、本を読んでいるか、その両方をしているか。
それもこれもメチャクチャ面白い本に出会ってしまったから・・・もう止まりません。

「天地明察」、昨年の本屋大賞とやらを受賞した本。著者は沖方丁(ウブカタ、本当は三ずいではなくニすい)、77年生まれの若人です。
渋川春海という江戸時代に初めて日本独自の暦を作った人の話なのですが、ちょっと(ちょっとだけです)ウンベルト・エコー的な、アカデミックで歴史と人間ドラマが絡みあう、そんな感じの史実ベースのフィクションです。
大好きな算術、自分の才能の僅少さに絶望しながらも、それでもやってみよう、人生をかけてみようとする、22歳の渋川がさわやかです。そしてそれを援助、奨励する先見の明ある人々(含む水戸黄門様)。ベンチャーとエンジェル達の原型的な側面あり、真理を追究する学者さん的ロマンあり、とにかく、読んでいて前向きエネルギーを与えられます。

そして、この作者もすごい。
マンガ、ゲーム、小説、アニメ、メディア何でも来いで書きまくっているようです。今の時代そうでなくちゃ。Go Go!

またアイデアの泉の豊かなこと!
まず、暦に着眼なんて。それも高校生のときに思いついたらしいですよ。
暦なんてあって当たり前、深く考えたことなかったけど、なるほど、そこには生活の基本が宿っているし、どうやって、一年365日、4年に一度のうるう年があって、というのを精密な計算機も、測定器もなかった時代にはじき出したのか。グレゴリー暦以前の日本の暦事情にはあまり注意を払っていませんでした。

まだあと三分の一残っているのでどうか、終わりでがっかりさせられませんように、と願うばかりです。
ということで、不真面目な金曜日を真っ当させてもらいますので、悪しからず、これにて失礼!

どうぞ良い週末を!

Thursday, January 6, 2011

我が家の夜ご飯改革

わが夫、近年体調不良なのです。
彼是5年前から、夜間むかむかする、眠れない、首が回らない、と次から次へと出てきます。
病院にて検査すると、「40歳でこんな人、滅多にいない、普通は年配層に出る症状」といわれる病状(これは首が回らないことについて)などで、生死の問題ではないけれど、原因がはっきりしていなかったり、特効薬がない症状ばかりです。

特に気になるのは、夜間むかむかする、ってやつ。逆流性胃食道炎というらしいのですが、胃と食道の間にある弁のようなものが磨耗しているか、開いているとかで、夜横たわって寝ると胃酸が逆流しちゃう。英語・フランス語ではRefluxとか言われるようです。
これに関しては定期的に胃カメラを飲んで粘膜チェックもして、今のところ、大事には至っていないようですが、気をつけていないと、癌・潰瘍などを引き起こしやすいらしい。

そこでこのたび一念発起して、食生活改善をすることにしたのです。
もともと暴飲暴食する人ではないのですが、こうなったらとことんいきましょう、ということで、夜は基本流動食、アルコールはビール・ウィスキー禁止(炭酸は良くないらしいし、ハードリカーもね)。白身魚のおじややポタージュ、これとパン、グリーンサラダ、お供には赤ワインちょっと、こんな献立です。
ちなみに、胃酸過多には、乳製品、糖分、揚げ物など重い食べ物は良くないらしいです。野菜も繊維質の多いのは良くない。消化に良いものを食べ、食後一時間は横にならない。
確かに、夫のムカムカ、夜チーズを食べないようになってから、少しマシになりました。食べ物と人の身体って本当に蜜なんですね。

さて、この老人食、一緒にお相伴してみると、意外と美味しい。
私の場合はアペリティフというか、食事の準備しながら既に飲んでいるので、テーブルに就く頃は既に胃が水分欠如状態になっている。そこに、この暖かいスープを飲むと、やさしい味わいが染み入る染み入る!それに、ちゃんと満腹になるのに食後にゲプッとしないし、本当、快適。
夫も、夜に胃のむかむかで起されることがなく、順調そうです。

年寄り臭い話ですみませんでした。でも、歳とったんですね、私。
甘そうな巨大なケーキとか、フルコースのフランス料理なんて聞くと、「食べたい!」ではなく、「食べられない、招かれたらどうしよう。」ってなっちゃうのです。和食なら幾らでもいけるんですけどね。

ではまた行きま~す!

Tuesday, January 4, 2011

お見合い

先日、大学の先輩のK弁護士に頼まれてお見合いの付添人なるものをやった。お見合いの当事者の男性は優秀な20代後半の若手弁護士、女性の方は自民党の有名政治家の親戚で現在小学校の先生をしている所謂良家の子女で同じく20代後半。私自身が結婚もしておらず、お見合いの経験もないのに良くもまあ、私にこんな役を頼んでくるなぁ思ったけれど、銀座の有名中華料理店でのお見合いだったし、やったことのない経験だったので気楽に引き受けた。お見合いだから事前にお互いの釣り書きを交換し合って、本人・家族の素状はチェック済みである。お見合いなど古い習慣かと思いきや今でも結構行われているらしく、K弁護士は慶応のlaw schoolの先生もしているせいか、未婚の男性弁護士からの依頼が山ほどあるらしい。今日のお見合いも、お約束通り、事前に交換された釣り書きを基に、家柄や学歴のつり合いが取れるかとか、仕事の内容、給与、将来性はどうかなどと家族全員参加での書類審査は終わらせているらしく、女性側のお母さんから、男性側の家柄が今一つ・・・と少し不満を表明されているらしい。これに対し、周りは、相手の家の格が少し下の方が、こちら側の言い分が通るから悪くないんじゃないか、などと全く無責任なコメントをしているようだ。お見合いは結婚を望む者同士が観察し合う会だから、私も若い2人の会話が盛り上がるよう、また2人の性格や品性があらわれるように、自分なりに工夫して話題を選択し期待された役割を果たすべく頑張ったつもりだ。この2人がどういうことになるのかは判らないが、何となくうまく行くといいなと自然に思ってしまう。少なくとも女性の方は乗り気だったんじゃないか??などと帰りの電車の中で思ったりした。というのは、「私はあまり物欲がなく、お金はあまり使いません」とか、「デートの時は車で迎えに来てもらわなくても現地集合で大丈夫です」とか、かなり控えめな発言があったから。これは相手に対する好意の表れですよねぇ、きっと。昔若い頃はお見合いなんて人工的過ぎてロマンチックな私には受け入れられないコンセプトだったけれど、今日やってみて全く違う印象を持つに至った。こういうおせっかいを焼いたり焼かれたりする習慣も悪くないし、これで結婚に至ったらそれも楽しい。どんないきさつでも、最後にhappyであれば、辻褄があえば、何でもいいように思う。年末恵比寿の映画館で見て感動したWoody Allenの映画、Whatever Worksである。

家族写真

沢山の年賀メール、カードが行き交うこの季節。私もこれを口実に、普段は「どうしてるかな」と思っていても連絡する切り口が見つからずにいた友人らにメールできました。歳とともに、以前ほど気軽に連絡できなくなっている私。これってどういうことなのでしょう。Soraさんのコメントにあった、「元気な老人、孤独な老人」の後者にならないように、臆病風に吹かれないようにしなくちゃ。

イラストの動画メールも頂きました。ウェブの進化とともに、クォリティーも高くなり、動く絵本みたいで夢一杯。子供のせがまれて何回もリピートしました。
今年も、やはり元祖この人のが良いと思いました。ビジネスとしてどの位の規模に成長しているのでしょうか。

さて、日本からの年賀メールの定番といえば、家族写真。
特にママ友らはお子様達が七五三世代なので、そのとき撮られた写真など、スタジオで撮影されているものが多かったです。
ご両親はスーツやワンピースできりっと、お子様達は着物やよそ行き着でにっこり。
どの写真も皆いい表情で、写真のクォリティーも素晴らしい。
そんな一枚一枚、観る者の胸を打ちます。家族の歴史の一場面がシャッターを切る一瞬に凝縮されている。なんでしょう、本当に余計なお世話なのですが、この家族のここまでの道のりを思い浮かべたり、またその未来を祈りたくなる。

フランスではプロによる写真撮影という習慣、あまりないようですね。結婚式の写真しか見たことがないです。
似ていない肖像画というのはたまに観るけれど。これも個人主義vs家重視主義ということなのでしょうか。
また行きます!

Monday, January 3, 2011

あらためて・・・

明けましておめでとうございます!
2011年はウサギ年とか。皆さんにとっても、ぴょーんと飛躍される年となりますように!

さて、かなりかしこまった大家族とのノエルのあと、せめて大晦日は盛り上がらないとマズイ、と言う焦燥感に追い立てられ、友人のお宅でのReveillon(年越し)パーティーに乱入し新年を迎えました。初めてお邪魔する郊外のお宅、行きは迷いに迷って1時間30分。帰りは30分弱だったといえば、どれだけ迷ったかお分かりいただけることでしょう。宅の車にも一応GPSがついているのですが、今の車を購入して一年経つのにまだ使い方を把握していない私達なのです。
お寿司にシャンパンに美味しいデザート類、大勢でわいわい、子供も大人も華やぐひと時を過ごすことができました。ありがとう!よしえさん、アレクサンドル!

今日3日は月曜日。パリはすっかり普通の月曜日です。冬至を過ぎたのに日の出が遅くなったように感じるのは何故?子猿達の幼稚園への道、街灯の明かりに照らされながら歩きます。新年早々これじゃ暗い気分になっちゃうかな、と慮りながら子猿兄弟の顔を覗き込むと、やる気満々の目をしている。子供は前向きですね。いいないいな。

今年の抱負は、といえば、私にはそういうことを考える習慣がなく、今まで思いつきで日々を過ごしてきた怠け象なのですが、折角の機会だから書いてみます。

① 美しくいきたい。
後ろ向きなことやネガティブなことはなるたけ流すように心がけます。

② 念願の本を出版する! 
現在取り掛かっている子供向け本の意訳したのを形にしたいです。サブタイトルだけ決まっていて「フランスのエスプリを貴女のお嬢様へ」。フランスのクラシック本なのですが、これまた「時空を超えて」楽しめる本です。できたらお知らせします。

③ 職場復帰したい!
時間の余裕もできてきたので、フランスで働くの、チャレンジしたいです。

とにかく、健康第一で行きましょうね。今年もよろしくお願いいたします。

Saturday, January 1, 2011

APA

今日は寒中水泳を楽しみ、はしごで新年会にお呼ばれされた。例の口の悪い母の着物をパーティー・ドレスに仕立て直して出かけてきた。最初は膝下で年齢相応の上品なドレスだったのに、夫に似合わないだのバスローブみたいだのといわれ、もったいないと思いながらも膝うえのミニにしてみた。最初のパーティーでは、ほぼ全員パジャマか体育着のような格好でまったくの場違いであった。ここは早々に引き上げ、近所のおじいちゃんおばあちゃんのお宅にお邪魔し、みんなにお褒めいただいて悦に入ってみる。ここ4年ほど恒例でこのお宅に元旦にお邪魔する。80歳代のご夫婦だけど、人生にポジティブなのでそばにいて楽しい。周りのお友達もみんな60歳代70歳代だけど本当に人生を楽しんでいるようで、勇気がわく。そんな中で村のうわさ話に花が咲く。xxさんは狂人らしいとか、zzさんが家を売ったとか。なかでも一番のダイナマイトは去年一念発起して体重を30キロ落としたポーラおばちゃん。近所の面白話をしてくれたあとで、この一帯はAPAが高いので知られているという。ほー、APAって?ときいてみる。すると、Asshole per acreというではないか???座布団10枚差し上げたい。

Happy New Year!

大晦日も真夜中を回った頃に始まるサンフランシスコ、バークレーの花火も音は聞こえど、目の前の無人島が邪魔して花火は見えなかった。例年土壇場で計画するEve Partyは娘の友人4人が泊りがけできた以外には、近所の家族が来ただけの比較的静かなものに落ちついた。下の子二人は山にスキーにでかけ、それでも律儀に電話とテキストで新年明けましておめでとうと連絡してきた。とうとうカリフォルニアも2011年に突入した。元旦の今朝は小雨交じりの曇り空。新しい一年、新しい10年の始まりである。犬の散歩をし、昨日の残り物のケサディーヤ(メキシコの料理でタコスの中にブラック・ビーンズとチーズの入ったもの)をかじりながらコーヒーを飲む。Soraさんの優雅な日本の元旦の朝食とは雲泥の差である。今年は物事を複雑に考えず、簡単を目指そうと思う。簡単だけどみんなが、ああそれいいね、というような商売をつくってみようと思う。まず手始めはWuppaだったが、次は日本の企業向けの役に立つ英語コミュニケーションを立ち上げたい。元旦早々商売のことを考えるのは、無粋かもしれないなあなどと考えながらも考えてしまうところは、かなり5年前の初夢の影響かもしれない。儲かって儲かって仕方ない、寝る時間がもったいないくらい忙しくて楽しい経験をしている夢だったので、あれ以来ずっとその儲かって儲かって仕方ない商売を追い求める結果となっている。