Saturday, October 20, 2012

セイフティネット

私のおさな馴染みが大きな病気を克服したというので久しぶりにおさな馴染みの3人と日本橋でお昼を食べた。私達は偶然にも、お茶の水にある病院で同じ年に、私は4月、2人は5月に生まれた。それから同じ幼稚園に通い、一緒にブラスバンドに参加し、その後、それぞれの人生を歩みながら今でもこうしてご飯を食べたりすることができる。生まれて初めての友達だからもう50年近くも友達なのだ。よく考えてみたら、私達だけじゃなく、それぞれの兄弟姉妹も一緒の学校だったり、親通しも友人同志だから、なんだか身内といった感じなのだ。東京は大都会だから、いろんな地域、いろんな国の人達で溢れていて、そこが東京の活力であり魅力だけれど、時々、こうやって生まれた時から、いや、自分が生まれる前から存在していた人間関係の中に、ぬくぬくと過ごせる場所があることは有りがたいと思う。それも、作ろうと思って作った人間関係ではなく、生まれた時からあったのだから失う心配が無用である。何とも言えないセイフティーネットになっているのだ。

Tuesday, October 16, 2012

双子の姉妹

14年間病院で暮らしていた双子の姉妹が社会に復帰するためのリハビリとして、病院からの紹介で私達の介護施設にトライアルで泊まっていかれました。久しぶりの家の生活なので、煮物を作ってお祝いをしたそうです。夜中も何事もなく今日無事に病院に戻られました。また、来週以降、リハビリに泊まりに来られます。どうにか、うまく普通の生活ができるようになるといいと思います。不思議なことですが、元気に病院に戻られたという報告を聞いて、今日一日ほっとしています。こういうほっとした感じを今まで経験したことがなく、新しい感覚を味わっています。次回は、お鍋がいいかな?なんて今から少し楽しみにしています。

Monday, October 8, 2012

介護事業を始めました

今年9月から介護事業所を自分で開設して頑張ってきた友人と、埼玉県にデイケアセンターを開設した。開設してから1か月半がたち、病院やケアマネージャーからの問い合わせや、トライアルでの施設利用者が少しずつ増えてきたところである。相談の内容は実に様々である。今日は、双子の姉妹で14年間病院に入院していたが、本人達の希望で外に戻る訓練を始めたいのだが家族が受け入れに難色を示しているので、我々の所でトライアルで2-3日預かってもらえないか、という病院からの依頼である。何が起こるか正直わからないけれど、2-3日であれば、預かってみようということになった。世の中には、本当に色んな助けがなければ生きていくことが難かしい人達が大勢いることがわかる。家族と病院以外の第三者が、このような問題にかかわることで、家族も老人本人も負担が軽くなるといいと思って始めたことだけれど、本当のところどんな風になるのかわからない。でも、十分に考えを尽し準備ができるまで始めないということだといつまでたっても始らないので、とりあえずスタートしたところである。