Saturday, October 20, 2012

セイフティネット

私のおさな馴染みが大きな病気を克服したというので久しぶりにおさな馴染みの3人と日本橋でお昼を食べた。私達は偶然にも、お茶の水にある病院で同じ年に、私は4月、2人は5月に生まれた。それから同じ幼稚園に通い、一緒にブラスバンドに参加し、その後、それぞれの人生を歩みながら今でもこうしてご飯を食べたりすることができる。生まれて初めての友達だからもう50年近くも友達なのだ。よく考えてみたら、私達だけじゃなく、それぞれの兄弟姉妹も一緒の学校だったり、親通しも友人同志だから、なんだか身内といった感じなのだ。東京は大都会だから、いろんな地域、いろんな国の人達で溢れていて、そこが東京の活力であり魅力だけれど、時々、こうやって生まれた時から、いや、自分が生まれる前から存在していた人間関係の中に、ぬくぬくと過ごせる場所があることは有りがたいと思う。それも、作ろうと思って作った人間関係ではなく、生まれた時からあったのだから失う心配が無用である。何とも言えないセイフティーネットになっているのだ。

Tuesday, October 16, 2012

双子の姉妹

14年間病院で暮らしていた双子の姉妹が社会に復帰するためのリハビリとして、病院からの紹介で私達の介護施設にトライアルで泊まっていかれました。久しぶりの家の生活なので、煮物を作ってお祝いをしたそうです。夜中も何事もなく今日無事に病院に戻られました。また、来週以降、リハビリに泊まりに来られます。どうにか、うまく普通の生活ができるようになるといいと思います。不思議なことですが、元気に病院に戻られたという報告を聞いて、今日一日ほっとしています。こういうほっとした感じを今まで経験したことがなく、新しい感覚を味わっています。次回は、お鍋がいいかな?なんて今から少し楽しみにしています。

Monday, October 8, 2012

介護事業を始めました

今年9月から介護事業所を自分で開設して頑張ってきた友人と、埼玉県にデイケアセンターを開設した。開設してから1か月半がたち、病院やケアマネージャーからの問い合わせや、トライアルでの施設利用者が少しずつ増えてきたところである。相談の内容は実に様々である。今日は、双子の姉妹で14年間病院に入院していたが、本人達の希望で外に戻る訓練を始めたいのだが家族が受け入れに難色を示しているので、我々の所でトライアルで2-3日預かってもらえないか、という病院からの依頼である。何が起こるか正直わからないけれど、2-3日であれば、預かってみようということになった。世の中には、本当に色んな助けがなければ生きていくことが難かしい人達が大勢いることがわかる。家族と病院以外の第三者が、このような問題にかかわることで、家族も老人本人も負担が軽くなるといいと思って始めたことだけれど、本当のところどんな風になるのかわからない。でも、十分に考えを尽し準備ができるまで始めないということだといつまでたっても始らないので、とりあえずスタートしたところである。

Sunday, September 23, 2012

遊び人

金曜日に日本で最初にカリフォルニアワインの輸入を始めたワイン商の主人のご接待によるワインパーティなるものにご招待いただいた。ワイン通なら泣いて喜ぶようなワインを惜しげもなくバンバンふるまって頂き、といっても私は殆ど飲めないので味の素晴らしさは伝えることができない。しかしおどろいたのは、ワイン毎に合う食べ物を次々と出してくださり、それが全くもって素晴らしい味でワインにぴったりだということだ。関サバ、イカ(塩と生姜醤油それぞれ)、ミンククジラの舌、サザエであえたパスタ、平貝、若干燻したフォアグラ、ヴィシソワーズと、どれもびっくりする程のおいしさである。
江戸時代に遊び人とは、自分では遊ばず人を徹底的に遊ばせる人のことを遊び人といったらしいが、ご主人はまさに遊び人。ワインに詳しくない私でさえ、ワインに絶妙にあう素晴らしい食材のお蔭で、こういうワインの楽しみかたが世の中にはあるのかと感動した。ちなみに場所は都心から車え30分程はなれたところで、その会社のワイン倉庫になっているビルの中の本当の隠れ家的な場所である。ご主人はあらゆる業界の人に頼まれて、人目のつかない会食場所としてこの隠れ家を提供しておられるようで、政治家、経済界、文化人など多くの有名人がこの場でいろんな話を決めたきた歴史があるそうだ。商人というのは、こうやって他人を喜ばせる力が必要なのだとつくづく思った。

Friday, September 21, 2012

Pilates

今朝は市民センター主催のピラテス教室に行ってきた。今日が2回目なのだが、朝の9時からこんなことのできるのは、専業主婦か、ご隠居さんか、起業家もしくは自営業か。どれにも当てはまりそうな老若男女が1時間半ヒーヒー言いながらコアを鍛える。これで、腰痛と背中の凝りがなくなるといいなと、期待する。



帰り際に友人二人と立ち話をする。偶然にも二人とも、義理の両親・片親が遠方から訪ねてきているそう。面白いことに、夫たちは親が来ると微妙に変化するらしく、それに腹が立つという。サンディーは、朝のコーヒーに牛乳を加えるのを常とするのだけれど、いつもは、小さなクリーム用の器にいれて、そこからカップにいれるのに、夫は突然一つ抜かして、牛乳瓶から直接ついで来たのがよろしくない。リンは、話している最中に途中で割り込まれるのが嫌いなのを知っているのに、夫が突然バンバン割り込んでくるという。些細なことではあるが、いらだつのがわかっておもしろい。親がいると昔の自分に戻るのだろう。しかも、親の後押しを暗黙に受けているという強気な行動がでるのだろう。いくつになっても、親の影響力は凄いと思う。

Saturday, September 15, 2012

偶然

数日前に、ある方から「スミレのように踏まれて香る」という本を送っていただいた。著者は1927年生まれの渡辺和子という人で、現在85歳でノートルダム清心学園理事長をしている女性である。この本は元は1970年の書かれたエッセイで、今年40年以上たって新たに文庫化されたのだそうだ。平日は目を通す時間がなく土曜になったら読もう、と思っていたので、土曜日の今日、お昼過ぎからこの本をペラペラとめくり始めたところ、つけっぱなしにしていたテレビから丁度彼女のインタビュー番組が始まった。インタビューによれば、彼女は子供の時に226事件で自分の目の前で父親が殺される一部始終を見ていたらしい。その後、母親の反対を押し切って敵国の宗教であるキリスト教の洗礼を受け、それ以降キリスト者として教育者として働き続けていることを知った。驚いたことは彼女が85歳という年齢とは思えないほど、話を論理的に展開させ、語彙が豊富で、使う言葉が美しく、抑制的でありながら説得力があり、一時間にもわたりよどみなく話をされ、一瞬も退屈することなく真剣に聞き入った。今日の彼女があるのは、訓練の賜物だと思った。彼女の人生もまた戦争に翻弄され、病気も経験し、山あり谷ありである。しかしながら、この年にして、こんなにも知的で凛とした人格を持ち合わせているのは、どう考えても偶然でなく、日々の訓練の賜物に違いないと思った。彼女の本を幸運にも送って下さった方がいて、偶然にも彼女の姿を見ることができ、もちろんこの偶然を大切に活かすことが重要なのはわかっているが、これがまた実行に移すのが難かしいのである。偶然をチャンスに変えるのも訓練だとはわかっているのだが。

Saturday, June 9, 2012

梅雨入り


東京が梅雨入りした。気持ちのよい五月晴れが2週間程続いた後に、静かな雨の季節になった。私は梅雨が好きだ。晴れの日には活発に活動しないと何だか怠けているみたいな気持ちになるけれど、雨がシトシト降り続けて肌寒い日は、静かに家で過ごすことに微塵の後ろめたさも感じない。梅雨になると、子供の頃、それもかなり小さい頃、雨のせいでいつもより薄暗い家の中で母親とお昼寝をしたり、童話の本を一緒に読んだりした遠い記憶をうっすらと思い出す。一か月後には酷暑の季節が来ると同時に静かな雰囲気は一瞬にして掻き消され、エネルギーに溢れた賑やかな季節になる。それまでの短い間、静かに落ち着いて、多くの出会いを求めるよりは、気心の知れた安心感のある人間関係の中でぬくぬくと過ごしたいと思う。こういう風に思う時、自分は根が怠け者で内向的な人間だと思う。

Monday, May 14, 2012

40も後半になると、昔は似たような環境にいた友人達もそれぞれの人生をユニークに展開している。先週、今週と偶然にも多くの同年代の友人や知り合いと話す機会があり、改めてその思いを強くした。法律の仕事をしながらジャズ歌手として第一歩を踏み出したり、長年成功してきた保険の仕事を辞めて大学院の設立を始めたり、再び受験勉強に集中していたり、出張先で奇跡的な出会いをして結婚したり、自分で設立したファンドの資金調達に奔走していたり、闘病中だったり、子育て真っ最中だったり、・・・誰ひとりとして若き日に想像していた狭い範囲内で生き続けている人などいない。みな、偶然にも思える出来事や出会いを驚く程うまくつなぎ合わせて、どこかその人らしい部分を残しながら創造的に生き続けているように思う。誰の話にも「あの出来事は辛くて苦い経験だったけど良い薬だった」と言うような話があり、これがまた人生を先に進めていくための種やエネルギーになっているところが実に面白い。そう思うとやっぱり、今はどういう意味があるかはっきりとわからなくても、偶然に支配された世界に積極的に身を置いていきる、というスタンスがいいように思う。

Thursday, March 29, 2012

Pay-per-click

広告にクリックするたびに平均15~50セント儲かるらしいことが他の人のブログを読んでわかった。デフォルト言語を英語にしているので、恐らくあまりHitがないと思う。でも、時折こうやってEnglish wordsを混ぜてみているのも、少し実験の続きなのでお許しを。自分でクリックすると簡単にばれるらしいのも、ブログを読んでわかったのでやめておこうと思う。

面白い実験

最近友人の新しいSNS(Social Network Service)のお手伝いを面白半分で始めた。米国でのSNSの大御所はLinkedInとFacebookだが、大きくなりすぎて、みんながみるので書きたいことも自由にかけなくなっている。この現状を機会とみなして、女性のためのSNSを新たに立ち上げたいのだが、一体どうやって収入をあげたものかと頭をひねっている。そこで、研究をしているのだが、とても丁寧に説明してくれるサイトがいくつかあった。http://mashable.com/2009/07/14/social-media-business-models/ http://ecubation.com/blog/online-content-monetisation/

PPC(Pay per click)は広告をクリックするたびにちゃりんちゃりんとお小遣いが稼げる方式らしい。なんと、このブログにもそういうことのできる機能がついているので、少し実験のつもりでその機能を発動してみた。このブログを見てくださる方々のクリックで頂く金額が一体どのくらいになるのか、興味津々である。とても大金になるとは思えないが、予想に反して儲かった暁には、皆さんとお茶をしたときにご馳走をさせてください。

Thursday, March 22, 2012

14歳

大雪の降る中、生まれた次女が14歳になった。5歳になったときに、寝かしつけながら感想を尋ねると"I think my 4 is wiggling away, and my 5 is wiggling in"といっていた彼女が、今日の午後は高校の入学登録をしてきた。夫の祖父のチョコレート・ケーキのレシピを、次男がならってバースデー・ケーキを焼いた。思春期の難しい時期に、母親と話してくれるだけありがたいというと"I actually don't mind you"という。これは、最高の評価と受け止めることにした。

Thursday, March 1, 2012

“Chain prayer on the Earth” 「東日本大震災・連鎖祈祷へのお誘い」

再送になりますが、Reminderということで・・・・・


私の主催するエトランゼというSNSのメンバーより、こんな素晴らしいイニシアティブを紹介していただきました。

宗教を越えて、ただただ祈る、あの日は皆そうだったのではないでしょうか。

独りじゃない、皆が祈っている。皆で祈っている。
このことが力となることを信じています。

どんどん拡散(ツィッター用語ですが、宣伝とでもいうか)してくださいませ。

“Chain prayer on the Earth”
「東日本大震災・連鎖祈祷へのお誘い」  

『もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。』
新約聖書 マタイの福音書 第18章19節

2011年3月11日14時46分。日本の太平洋三陸沖を震源として発生したマグニチュード9.0の巨大地震は、東日本大震災を引き起こし、東北から関東にかけての東日本一帯に死者・行方不明者、合わせて約2万人もの甚大な被害をもたらしました。

震災から1年となる2012年3月11日に、この震災で被災された方々のため、被災地で働かれている方々のため、また関係するすべての方々のために、そして私たちがこの震災の事を覚えるために午前11:45から5分間、一緒に祈っていただきたいのです。

2012年3月11日は日曜日です。各国それぞれ、教会での礼拝の中で、または自宅で、場所はどこででもいいのです。
地球上、各国の間には時差があります。それぞれの国での午前11:45からの祈りは24時間で地球を回り、大きな祈りの連鎖になります。
どうぞご参加ください。



“A ring of prayers on the Earth” 

Invitation to pray together for the victims, survivors and all the related people of Tohoku Earthquake 

“Again, I tell you that if two of you on earth agree about anything you ask for, it will be done for you by my Father in heaven” Matthew 18:19 

As you may know, last year on March 11th, 14:46(Japan Time) to be precise, a huge earthquake of magnitude 9.0, now named Tohoku Earthquake struck the coast of the Pacific Ocean of North-Eastern region of Japan. It caused tsunamis, on some coasts, of more than 10 meter high. 20,000 people’s lives have been either perished or not been found, and more than 23,000 people are still living in rescue camps. 

I would like you to pray with us for five minutes from 11:45 in the morning of March 11th, 2012, which is the anniversary of this tragic earthquake. 

We want to remember this earthquake. 

Pray for the people who were struck by this earthquake. 
Pray for the people who are working at the stricken area. 

Pray for all the people who are related to the damage of this earthquake. 

March 11th is a Sunday this year. It doesn't matter where you are, might be in the church during service, or might be at your home. 
There is time difference between each country. Thus, our prayers from 11:45 will turn round the Earth in 24 hours in the morning in each country, connecting our prayers like a huge ring of on the Earth. 

Let's pray together. 

Tuesday, February 21, 2012

100年ぶり

金融危機に陥ってから純粋な休暇というものをとったことがなかった。毎日、掃除・洗濯・買い物・調理に加え、企業経営をするのも疲れる。夫も企業運営に投資運用でてんてこまい。夫婦らしい会話(ってどんなものなのかわからないが、どう考えて)も皆無に近いので、子供を置いて5泊6日のハワイに行ってきた。戻ってきて思うことは、世の中の景気が盛り返してきたということ。アメリカでは今週あたりから学校が春休みに入った。夫と私は、ホノルルから少し離れた海のきれいなカハラ・ホテルに泊まったが、金曜日には春休み入りした本土から千客万来で一室も空きのない状態。こんなに忙しいのは初めてだとホテルの従業員たちが言う。ワイキキのホテルも満室だそうだ。日本、韓国、そして中国人も、アメリカ本土からの客に混ざる。
国民性比較も面白かった。日本人はすぐわかる。筋肉の「き」の字もない、やせた女性か、帽子をかぶったおばあちゃん。男性も細い。そして、今回一番気づいたのは、微笑みとか笑いとかが皆無であるということ。新婚旅行中の夫婦間でも、笑みがないというのは、なんだか不思議な感じがした。空港に向かうタクシーのおじさんは麻布十番で育ったけど30年前に日本をでて一度も帰っていないという。日本からたまに昔の友人が来るけど、みんな老いが激しいと話していた。笑わないと老いるような気がするのは、ニコニコ度の高いカリフォルニアに住んでいるからかもしれない。

Monday, February 13, 2012

マーケティング戦略

最近、故あって、子供服のマーケティングについて情報を集めていました。面白いと思ったことをリストアップします。

1.Chateau de Sable
このブランドはフランス人の女性が、シンガポールで立ち上げたそうです。ちょっとクラシックできれいなパステルの色使い、洗濯もちろんOkの洋服達。その後アジア・一部中東に進出し、日本でも子供用セレクトショップ(があるんですってね)には必ず置いてあるそうです。

なにが面白いって、フランス・ブランドとして売っているのに、フランスには店がないこと。
そうよね、フランスには似たような品揃えのプランドがいくつもあるから(CyliusとかBon pointとか)弱小ブランドが新規進出しても食い込めなさそう。
またシンガポールというのも、初めて立ち上げるのには程よい小ささだし、ツーリストも多いから口コミしてもらえるし、アジアの真ん中だし、すごく頭いいと思いました。
10年くらい前に立ち上げたのかな、確か。

2.The White Company
ここは、元々は創立者が、「上質のシーツ、リネン類が欲しい、シンプルな真っ白くてロゴとか刺繍とかないやつ」と探したところ、見つからなかったので自分でブランドを作り上げたそう。当初は寝具・テーブル周りだったのが、今は子供服もやっています。大きくなると、寝具だけではブレーク・イーブンにならないのでしょうね。

マーケティングで面白いと思ったのは、当初はメール・オーダーで始まったこと。店舗もなく、です。創立が93年ですから、当時のやり方としては斬新だった。最初にこの店を知ったのはフィナンシャル・タイムズ紙で取り上げられたことでした。今や店舗も沢山あり、カタールにもありました。

ところで、中東はいいマーケットですよね。
お金ある、子供大好き、子沢山ですから。
ただ、気をつけなくてはいけないのは、スポンサー制度が残っている国が多いこと。カタールだと、カタール籍の人/法人に「スポンサー」になってもらわないと、営業権が降りない。で、ビジネスの所有権はこのスポンサーが51%以上持つ。よって、収益の半分以上を持ってかれることもあるわけです。この制度が変わりつつあるはいうけれど、アラブの春と言われているけれど、以前、専制君主制ですから、外国人は色々気をつけた方がいいと思います。

3. ユニクロ
なにを今更ですが、ユニクロが最初の海外進出先にアメリカではなく、英国にした理由が面白いと思いました。アメリカは仕掛けるのに広大でコスト高。失敗したときのリスクが高い。英国だと小さいし、英語だし、最初の手がかりにいいと思った、という話だったと思います。
とは言うものの、子供服もやってるのかな。フランスにもユニクロあって結構繁盛しているようだけど、子供服を置いていないのが残念です。

4. 子供服から離れますが、今朝、ある方のブログでルモンド紙の記事で日本で高級品が売れ出した、というのを読みました。ルモンド紙の分析はあんまり納得はいかないけれど、面白かったのでリンク載せます。
http://frenchcodeblog01.blog107.fc2.com/

さらに話がずれるようですが、先日は、靴のKissaの創立者、高田喜佐さんの自伝的エッセーを読みました。彼女の靴に対する思い入れ、というか、彼女は靴を通して自己表現をしたのでしょう。何ていうのでしょうか、モノ作りに対しての正しい姿勢を見たような気がしたのです。

マーケティング戦略ももちろんなしでは進めませんが、デザイナーさん、作り手さんにこういう真摯な気持、ミッション意識がなければ、何も始まらないのではないか、そんなことを思いました。

皆さん良い一週間を!

Monday, February 6, 2012

これも面白かったです。「Facebookは何故別格なのか」

「Facebookは何故別格なのか」

グローバル市民、(Villlageでしたっけ?)に通じる、オープンなウェブであることが大切、今の時代はせこせこと守りに入る商売法ではダメなんですね、特にウェブの世界は。そのためにはベースになる創造力、技術力が大切ということかな。

ご興味あれば~。

ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5

ツィッターねたです。
ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5
胸に刺さります。


ところでツィッター楽しいですよ。Jubiさんのように、自宅で働く人には同僚との雑談みたいに気軽に気晴らしができる良いツールになると思います。

私はEtrangerSNSで登録しています。アカウント作って、興味ある文化人(文化人ではないけれどオバマもいますがそんなに面白くないつぶやきです)や有名人、メディア(時事通信とかEconomisitとか)などの名前でサーチして、その人を「フォロー」する、そんなシステムです。

ではでは一週間頑張りましょう!パリはシベリアの寒波に襲われています。

Sunday, January 29, 2012

運転

公共の運転手段のない我が家のあたりでは車の運転は必須。子供が15歳半から仮免許をもち、16歳から運転免許がもらえる。こういう子供の運転する車はたいがいわかる。角を曲がるのも35マイル(45キロ)前後で行く。我が家もとうとう3人目が運転免許を取りに行く。家の中でも壁に突入する人なので、友人から一年遅れをとり、車の練習に取り組む。夫は、君がこの子を見てくれたら、あと3人は請け負ったというので、引き受けた。大きな駐車場で練習をし、今日は人影まばらな道にでてみた。ブレーキもないのに右足をふんばり、緊張のあまり首と肩はひきつる。間違えて急な坂を昇ることになった。絶句・気絶寸前の母を無視して、娘は急上昇。平地に差し掛かったところで、運転を交代。ほんじゃ、気を取り直して、平地を走ろうということで、またまた運転手交代。この道良いね、なんて暢気に話していると、娘が"Uh, Mommy. I think we're heading to the freeway"という。確かに表示を見ると高速道路の入り口のよう。努めて平静を装い、"Indicate and pull up to the side."と、指示。運転手交代でU-turn。途中から、ヒステリー状態の笑いがこみ上げる。今夜は無事帰宅し、ワインを飲める幸運に感謝。

運転

Friday, January 27, 2012

大きな子供

同棲生活が18年超になるボーイフレンド兼夫兼子供の父親が、一番手間のかかる子供であることにようやく最近気がついた。子供たちにあきれられた。夫のいない時にふと漏らした愚痴に子供たちは大笑い。目からうろこである。
今週も振り回された。彼の会社のCFOをしているのだが、ぶっちぎれるイベント盛りだくさん。歯軋り次いでに笑ったりする。そして、客の接待。客はとても感じのいいモナコの夫妻なのだが、ひょんことから、彼らの手伝いをしてお金をいただけるはずが、全くの無償活動に終わった。少し後味がよろしくない。と、いうのも夫のために奔走してお手伝いしたのに感謝の言葉一つなく、むしろお金になるんだから文句言うなということを口にし、しかも客の顔色みて、「妻はお役にたててこの上ない喜びで、報酬を喜んで辞退する」なんて、死んでも口にしない文句を代弁してくれた。その客がSFに来ているので、接待に行くのだ。当人たちはとても感じがよく、私のつたないフランス語も気にせず、盛り上がるのだが、大きな子供なる夫には腹が立つので、「腹が立つ」と言い放った。すると、「僕が何をしたというんだ?」と、びっくりしている。あ~、大きな子供はこれだから世話が焼ける。
いちいち説明しなきゃいけないのも、子供に似ている。何故、男性はいつまでたっても子供で、女性だけが母=大人にならなければいけないのか、考え込む。モナコの奥様も今夜は多少疲れぎみ。お互いに慰めあう。夫たちは仕事だけすればいいけど、妻たちは、仕事はもちろん、掃除、洗濯、炊事、子供の面倒も織り込むので体力と気力を200%駆使する。これは、大きな子供=夫を持つ人の宿命かもしれない。

金曜日の働く人たち

先週、先々週と自宅にこもって仕事をしています。 

私はフリーランスなので、たまに記事を書いたりマーケットリサーチを書いたりと、一人で自宅でコンピューターと向かいあい静かに仕事をしています。この勤務形態、今の私にはぴったりで、「あぁ、職場に詰めていた頃には戻れないわ~」なんて思っています。 
そんな今朝、久しぶりに「職場懐かしい」と思うことが。 

夫は普通に会社にて勤めるサラリーマン。普通に早起きした今朝なのに、「しまった、しまった、急がなきゃ」と慌てています。 

何故? 

「今朝は僕がクロワッサンを買う当番だったの、忘れてたんだ」 
どうやら、夫の職場では、持ち回りで金曜はクロワッサンやパン・オ・ショコラなどの朝食を調達しているよう。夫は、どこのパン屋なら7時過ぎからクロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザン、各々8個、あとは上記のミニ版を大量に買えるかなぁ、とぶつぶつつぶやきながらネクタイを締め、家を飛び出していきました。Good luck~! 

……そうそう、NYでもあったあった。為替デスクで一番成績が悪いトレーダーにはベーグル当番というのがあって、トレーディングとセールスデスク、総勢30名あまりのためにベーグルとクリームチーズやジャムの朝ごはんを持ってこなくてはいけなかったのとか、ロンドンでは、たまにクリスピー・ドーナツの15個入りくらいの箱の差し入れをしたり、とか。

こういうのを、「ダイエット中だったのに」と文句言いながら食べたり(食べなくたっていいのにねぇ)、熱々の紙コップのコーヒー、「私にもラテ!」と頼んだりしていたの、懐かしい。 

今は、子猿達を学校に送り込む、と朝から体力を使うせいか、朝ごはんというよりは、ミニ昼ごはんで始まる私の朝のウォーミングアップ。 これはこれでいいのだけど、ああいうワイワイした職場もいいね。

さて、日記なんて書いているけれど実はまだ、終わっていないんです、仕事。 
締め切りはジワジワと近づいていて、そのスリルがたまらない、金曜日の午後です。 

皆さん、良い週末を! 

Wednesday, January 25, 2012

少子化

新参者です。lazyelephantさんの結婚観の最後に少子化というキーワードがあったので、それについて一言。

日本では少子化をなにか疫病のように忌み嫌って、すべての新聞の社説が対策を論じ、政府少子化省まで作っている。

私は、日本でおこっている少子化というのは自然な社会的ネガティブフィードバック現象と見ます。一面での原因は簡単。若者の結婚したい意欲が減退している。妻たちが子供を産みたい意欲が減退している。

さらにその現象の原因は何かというと、国土が小さくて、人口密度がたかいので住宅事情が悪い。十分な収入が得られる仕事の数が若者にすくない。生きていて幸せと感じる若者の数が少ない。自分が幸せと感じないから、相手を幸せにしようという意欲が湧かない。結婚した夫婦は、自分が得た教育程度を子供に得させる自信がない。つまり、簡単に言うと、国民の平均的幸福度が低い。

さて、工学におけるネガティブフィードバック系は、ある量が過大になったり過小になると、それを補正するように機能する。日本における少子化現象も、幸福度が低下して行くという社会現象を補正し、幸福度を挙げるように機能する。どのように?

人口が減ると人口密度が減り、大きな家にすむことができ、若者が仕事につける可能性が増える。大都会が住みやすくなる。これは長期的にみて喜ぶべき現象である。悲しむ必要は全くない。

これまでよりも多くの女性と老人が働けばよい。

そもそも、地球上、快適に住める人間の数には限りがあり、既にそれを超えている。日本列島上に快適にすめる人間の数には限りあり、既にそれを超えている。だから少子化という社会的ネガティブフィードバックが起こる。それを人智により防ぐことはできない。

Monday, January 23, 2012

世界市民

昨日は、友人の誕生日ランチに招かれて行ってきた。面白いことに4夫婦みな国際結婚で、配偶者の国籍をとる苦労話に花が咲いた咲いた。恒例のお笑いは私。ニューヨークにいる頃、ほんじゃフランス国籍とるか、フランス人4人産んだことだしと思い立った。半年Alliance Francaiseのフランス語初級コース10回コースの半分通った。フランスの要件はフランスに融和(ということすら矛盾なのだが)できるかということで、ニコニコしながら領事館の担当面接官と談笑。そして、Madameといわれ「ぺらぺらぺらぺらCarte..」ときかれたので、あ~とうとう合格してあとは費用を払うのみ!とVisaカードを出したところへ、夫がやってきた。「。。。!なにをしているんだ?」と、聴くので、「カード欲しいらしい」と答えたが、欲しいのはCarte d'identite
(身分証明)だったらしく、笑ってごまかし、めでたくフランス人。

イギリス人と結婚したロシア人は、仕事の都合上、旅すること頻繁。なかなか帰化できないので様子を聞きに行くと当人も移民のインド系担当官に「国籍をとりたいのなら、今のHanky Panky出張やめなきゃ」といわれ、切れて怒鳴りまくって、「本当の」イギリス人と直談判したという話。

アメリカ人と結婚したイギリス人は米国入国にてこずり、わが子3人のAu Pairとして入国まで考えたという。

そして、フランス人と結婚したアメリカ人は義理の息子(フランス人)が米国の移民局に足止めを喰らい、奨学金をもらった修士課程につくことができず、一年間アルバイトを強いられたという。

4家族のうち3家族は子供と親の姓がことなり、国境でいつも問題になるという。昔、子供が幼かったころは、出生証明やら、配偶者の承認やら色々持って旅にでていたのを思い出した。世界市民といいながら、やはり国境は厳しいのである。

Thursday, January 19, 2012

東京は雪が降っているらしい。ここサンフランシスコ近辺は雨季にもかかわらず晴天続きだったのがやっと今日は雨。雲がバッファーになって暖か気味である。最近水泳とウォーター・ポロをしている末っ子に、命の手綱のバナナを持っていくついでに30分泳いでみる。真っ暗ななかを屋外の温水プール3つで各コーチが真摯に指導をしている。仕事とはいえ、あっぱれである。その横でのそのそ泳いで、よたよたとロッカールームのシャワーとサウナに一直線である。高校時代に一緒に泳いでいた友人は、泳いだあとのぼ~っとする感覚がすきだというが、結局そうなのだと思う。迷走が流れきり、頭がきれいさっぱり洗われるあの感覚が何とも言えず、気持ち良い。これはヨガにも、教会やお寺にも共通する感覚なのではないかと想像する。
起業活動をすること2年ちょっと。いろんな人に出会い、だまされたり励まされたりしながら少しずつたくましくなってきた気がする。先日行った「自分の使命を追求する」パネルで三人のパネリストが色々話していたが、つまるところ人の使命は年代・環境によって変わる、そして、仕事=使命という公式は必ずしも正しくないということが面白かった。このイベントの主催者側にいたので、義理もあって行ったが、180人以上の人が集まり、熱心に聞き入っていた。仕事=使命という公式は必ずしも正しくないというのは、当然といえば当然だが、なんだかシリコンバレー付近に住んでいると、仕事=使命でなければいけないような錯覚に陥っていたので、すっきりした。

Saturday, January 14, 2012

“Chain prayer on the Earth” 「東日本大震災・連鎖祈祷へのお誘い」

私の主催するエトランゼというSNSのメンバーより、こんな素晴らしいイニシアティブを紹介していただきました。

宗教を越えて、ただただ祈る、あの日は皆そうだったのではないでしょうか。

独りじゃない、皆が祈っている。皆で祈っている。
このことが力となることを信じています。

どんどん拡散(ツィッター用語ですが、宣伝とでもいうか)してくださいませ。

“Chain prayer on the Earth”
「東日本大震災・連鎖祈祷へのお誘い」  

『もし、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。』
新約聖書 マタイの福音書 第18章19節

2011年3月11日14時46分。日本の太平洋三陸沖を震源として発生したマグニチュード9.0の巨大地震は、東日本大震災を引き起こし、東北から関東にかけての東日本一帯に死者・行方不明者、合わせて約2万人もの甚大な被害をもたらしました。

震災から1年となる2012年3月11日に、この震災で被災された方々のため、被災地で働かれている方々のため、また関係するすべての方々のために、そして私たちがこの震災の事を覚えるために午前11:45から5分間、一緒に祈っていただきたいのです。

2012年3月11日は日曜日です。各国それぞれ、教会での礼拝の中で、または自宅で、場所はどこででもいいのです。
地球上、各国の間には時差があります。それぞれの国での午前11:45からの祈りは24時間で地球を回り、大きな祈りの連鎖になります。
どうぞご参加ください。

Jubiさん、もしよかったら英訳をつけてくださいまし。私はもう寝ます。

Tuesday, January 10, 2012

サラダ、減量と坐骨神経痛

Lazyさん邸に数ヶ月預かってもらった次女が戻って来てからサラダに凝っているので、最近太った私も仲間入りして、連日様々な野菜を刻んでchopped saladを作って食べている。生野菜がいつの頃か苦手になってしまった私もヨーグルトとcreme fraiche、マスタードと塩コショウ、蜂蜜のドレッシングであえると美味しいので食べている。加工食品はホルモンのあくえいきょうを及ぼすらしい。そう言われるとむきになって調理したりする。最近はフランスパンも自家製のを食べているいたてたては美味しいし、発酵過程を観察するのも楽しい。

腰が痛いのが続いているので、やたら老いやら健康に敏感に反応するようになっているが今朝は、整体というのかphysical therapistに行ってきた。腰が痛いのに、背中の問題だという。年齢と共に重力がかかる背骨と背骨の間のディスクが圧迫されて座骨神経がよろしくないらしい。背中の問題なのに解決策は腹筋らしい。何だかよくわからないが、腹筋運動の宿題をもらって帰ってきた。

この運動とサラダの生活を続ければ、健康で小太りな人間になれるかもしれない。

Monday, January 9, 2012

Driving Miss Daisy

わが村は、お年寄りと子持ち家族殻構成されており、独身若人は皆無である。サンフランシスコ郊外の丘がたくさんある、日本で言えば神戸のようなところですが、公共の交通機関がないので80歳代の人も車をかっ飛ばす。平地に住まないお年寄りは、特に、である。ところが、やはり一定の年齢になると反射神経が鈍りだすので、ショッピング、美容院、病院、観劇に行く途中の運転が問題となる。友人のキャロルは70歳代の若者で、夫に裏切られた30歳代から女手一つで3人の子供を育て上げたつわもので、お年寄りのためのタイムシェア運転手サービスを発案している。この国が素晴らしいと思うことはたくさんあるけど、70歳代で起業を考える意気込みは本当に素晴らしいと思う。ビジネスプランをたて、コンタクトを駆使してお手伝いをしてみるのも、ゆくゆくは私もこのサービスを利用したいから。。。Driving Miss Daisyである。

Monday, January 2, 2012

全力疾走

クリスマス前後から年初にかけての2週間は、東京を離れていた友人が東京に戻ってきて再会を楽しむ季節である。戻ってこられない友達も、休暇のこのシーズンには、時間をみつけてメールやカードで、新しく経験したことや、近況を知らせてくれる一年の中でも特別な季節である。今回も沢山の友人と再会し、昔一緒に遊び学んだ友人達が様々な場所で個性的に人生を展開させ、へこたれずに逞しく生き続けていることを確認し、自分も頑張らなくちゃと例年ながら思った次第である。中国で新たな融資先を開拓とか、モスクワで新規ビジネスを立ち上げ、台湾から台湾映画やドラマを日本に紹介する事業を立ち上げ中とか、ミャンマーに靴工場を建設する商社マンとか色々な地域で頑張っている。日本の中でも、来年は大阪から東京に事業展開して関東での足場を固めるとか、補正予算の補助金をとって被災地に市場を作るとか、無名のアーティストをプロデュースするとか、沢山の目標を据えて一生懸命生きている。こういう友人達と集中的に話をできるのが一年の終わりと始まりのこの2週間なのである。そんな友人の一人と年末に、年越し蕎麦を食べながら、「色々頑張るつもりだけれど結局のところ、どういう生き方がいい生き方なのかちっともわからないよ」なんていう答えようもない問いかけをしながら、年越し蕎麦を一緒に食べた。その時は、じゃ、またね、と気軽に分かれたのだが、数日後のお正月早々にその友人がメールをくれた。そのメールには、「こないだの問いかけだけど、やりたいことを全部やって全力疾走するのが、僕らの生き方なんじゃないでしょうか。その中から生きる意味が自然に出てくるんじゃないかな」とお蕎麦を食べながら問いかけた質問に対する考えを送ってくれた。最初に読んだ時は、ピンとこなかったが、何度も読み返す内に、まさに、やりたいことを全部やって全力疾走するのが、自分達の生き方なんじゃないか、と思うようになった。だからこれからは、思い迷うことなく全力疾走しようと新年に誓ったのだ。