Tuesday, September 29, 2009

パリも秋晴れ

パリは8月の終わりから早速日が短くなっている。今は、朝7時過ぎから朝焼けが始まり、夕方7時頃はオレンジ・ピンクの大きな夕焼け空である。日本でよく見た、真っ赤で、まるで燃えているような夕焼け空は余り見た覚えがないが、何故だろう?

先日、雑用を片付けるため朝8時頃から2時間程歩き回った。初秋の朝、凛とした空気の中、カフェからは淹れたてのコーヒーの香りが、そして向こうからはクロワッサンを焼くバターの匂いが流れていて、絵に描いたようなパリ。そしてパン屋の角を曲がると、目の前は並木道。枯葉一杯の枝から朝日が透けてその陰影が素晴らしかった。神々しい朝とはこのこと!一人「わーっ」と小声を上げる。

秋がないカタールでも、こういう、「秋晴れ」の朝を迎えたことがある。実際には二月頃だったと思う。空気が、英語でいうところのCrispで、朝日が天から降りてきました、って感じで。
そんな朝は何故か、感謝とか、祈りとか、そういう気持ちが湧き上がって胸一杯な朝の光、秋である。

PS、そう、秋はお腹もすきます。今夜は豚のローストとブルゴーニュのワインです。カタールの皆さん、羨ましいでしょう。

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