Saturday, October 29, 2011

タイムスリップ

久しぶりに日本にいる。2年前のちょうど今頃来たが、とても寒かったのを思い出し厚めのコートを持ってきたが、拍子抜けに暖かい。サンフランシスコから羽田への直行便が出ているのも感動した。さぞかしJALは人気高いのかと思ったら、到着時間が深夜で都心に住む人しか利用できないのでかえって不人気だそう。おかげで、飛行機の中は一人で3席に横たわり、ぐっすり眠ることができた。

昨日は久しぶりに高校の前を通ったので、たまたま同じ高校の出身のSoraさんと中に入ってみた。Soraさんと一緒に窓を覗き込み、うわ~、汚い!!と工作室や、体育の先生の部屋を見て感想を述べてみた。教室にも入り込み、懐かしさいっぱい。高校生だったころと校舎はほとんど変わらず、もう30年前になってしまっている月日の流れにびっくりした。クラブ活動に励む中学生・高校生たちと同じつもりでいたのに、あっという間に大学生、高校生、中学生の母になってしまったタイムスリップが面白い。

Thursday, October 27, 2011

バカンス(子猿達のみ)なう!

Toussaints(トゥーサン)という、日本のお盆に似たキリスト教の祝日をはさみ、フランスの学校は10日間の秋休み中。

拙宅にホームスティ中の13歳の姪と6歳+4歳の子猿がともに楽しめて、且つ、母猿にもストレスが溜まらない外出先なんてあるの?

それがあるのです。パリは素晴らしい。

初日は、サクレクール寺院まで。


広い教会、薄暗い中、ステンドグラスを通して入ってくる光の美しいこと、力強いこと!
くるっと歩いて出てきただけでも心が落ち着きました。

パイプオルガンも素晴らしかったし、いつかクリスマス礼拝に来てみたいな。



モンマルトルの丘の頂まで、あえて危険な道を好んで登る子猿達。
その意気だ!と言いつつも母猿はドキドキ。
かなり急な坂なのです。


芝生もひっくり返ったら下まで転がり落ちるよ~、気をつけて!

姪っ子「ここ、パリじゃないでしょ?もう出ちゃったんでしょ?」って何回も言うほど、モンマルトルは地方都市のような雰囲気です。彼女も気に入ったよう。
これは丘から下山するリフトの中。



火曜日はブローニュの市営プールに行きました。
緑に囲まれたガラス張りの温水プールで、思いっきり泳ぎ・・・と書きたいところですが、寒くって寒くって。きっとアスリート向けに温度設定されているのでしょう。カタールの熱風が懐かしい。
帰り道の兄猿の一言
「楽しいときもあったけど、思ったより楽しくなかったね。」
がーん・・・・・・

昨日は、ロダン美術館へ。


ナポレオンのお墓も眠るアンヴァリッド寺院の近くにあります。


 何を考えているのでしょう、考える人。



 三人の影、三人ともアダムだそうです。
人間、誘惑に負けてはいけない、なぜなら・・・



・・・待っているのは地獄の門だから。
ここに考える人も、三人の影も、イカロスの翼も全て入っています。迷える愚かなる人間の魂満載。

この門はくぐりたくないですねぇ。
ロダンは石膏だけ造り、このブロンズ版を見ずに亡くなられたそうです。

大人だけでなく、子供にも楽しめるように、音声機械を聞きながら、地図に添って動く、「答え探しゲーム」があって、子猿達も走る走る。

「イチ、ニ、サン・・・」
「噴水の彫像には何人の子供が隠れているか。」というクイズの答え探しに真剣な眼差し!

子連れの場合は無料で庭に入れてもらえるようです。
(音声機械は二機で3ユーロ)
子供のための文化的な機会に対しては援助が多いパリ市。
エライ!アートの街、そうこなくっちゃねぇ。

「ロダン?考える人?知らな~い」という姪っ子を無理やり記念撮影。


この足で、美術館から遠くないところにある、Champ de Marsまで移動します。
この公園はエッフェル塔の足元にあります。


すっかり秋化粧のエッフェル塔。
少しずつ冬が忍び寄ってきているパリ、寒くなってきたので、ここでおやつを食べてお開き。


今日は、ちょっと疲れたので、勝手ながら母猿業、間引き操業させてもらいます。
 のんびりと、ベランダのバラを愛でつつ・・・・


皆様よい一日をお過ごし下さい!

Saturday, October 22, 2011

love hate relationship

チーズは、我が家にあると、『食べなきゃ悪くなる』と”いやいやながら”食べる。全く買わないと、『チーズがない』という国家の危機にいたる。そんなチーズの存在なのだが、今日は洗濯の乾燥機から黄色い、こぶし大の石が出てきた。何だろう?と首をひねっていると長女がくんくんと嗅いでみた挙句、Jarlsberg!と断言する。そういわれてみれば、臭いはまさにオランダ産のヤルスバーグなのだ。一体、何故これが洗濯されるのか不思議。

Friday, October 21, 2011

ライブ

先日のSoraさんの、生演奏についてのエントリーに続き、私もライブに感じること・・・。

9月10日・11日に我が麗しの桑田佳祐さんが宮城でライブをされたのですが、これがWowowで放映されて、早速動画サイトにアップされているのを見ました。ライブで観られたら、テレビで観られたら良いのですが、まぁ海外組、これくらいは我慢しなくちゃなのでしょう。Youtube様さまです。本当にありがたい。

毎回、DVDなり、Youtubeなどで桑田さんのライブを見て思うのは、「人生、自由に生きよう」ってこと。そして、こども達にも、忘れずにそう言おうって。

それは、桑田さんが才能全開で素晴らしいからだけでなく、バンドのメンバーの一人一人までが楽しそうに、本当に楽しそうに演奏しているから。
ベースの人も、キーボードの人も、ドラムも、リードも、コーラスのお姉さん達も、皆みんな、動脈流れる血一滴一滴、ほとばしる汗一滴までもが、「音楽愛してる!オレ、今生きてるよ!」って叫んでいるような、そんな声が聞こえそうな表情なのです。多分、このステージ作っている裏方さんの末端の一人までもがそう思っているんじゃないか、そう思わせるライブです。

もう一つ、いつも思うこと。
感受性より大切なものって、この世にあるのだろうか。

あぁ、桑田さん、あなたがいなくなったら本当に困る。いつまでも元気にライブやってください。いつか行きたいっ!!

ということで、もうすぐ消されるかもしれませんが、一応リンクを
東北民謡By桑田さん

宮城ライブのDVD も発売されるようです(Jubiさん、11月16日頃日本におられるなら買っておいてくださいね。そしてパリに来るときに持ってきてくださ~い!)

甘くて美味しすぎる話

・・・があります。
毎年パリではチョコレートの展示会「サロン・デュ・ショコラ」が開かれ、大盛況と聴いています。
なにやら、10ユーロちょっとの入場料を払うらしいんだけど、それで十分元が取れるほど有名どころの
チョコレートを試食できるらしいのです。最初は調子よくいけるけど、そのうち、甘い匂いとリッチな味に食べられなくなるから、小さなビニール袋を隠しもって、試食をもらったら、袋に溜めてお持ち帰りする、というのが通のやり方とか。

辛党に移行中の私としては、あまり興味ないなぁ、なんて思っていたのですが、Labo Love Japanの、東北震災のための支援運動を知って、行って見ようか、という気になっています。何やら、パリ・フランスで活躍するパティシエさん方(何と大勢の方々が一流店で活躍されているのでしょう!)とフランス人、sの他の方々が、腕を振るわれた御菓子を提供し、その収益を義援金として被災地に贈るそうです。

パリ近郊の方、出かけてみませんか?
SALON DU CHOCOLAT
du 20/10/2011 au 24/10/2011.
PARIS EXPO - VIPARIS
PORTE DE VERSAILLES
PARIS 15

Wednesday, October 19, 2011

フランス風お好み焼き


うわっ、何じゃこりゃ。
外国に住んでいると、色々と創作和食が生まれるものですが、これもそんな一つです。
紫キャベツをミニ・ロボ(小さいフードプロセッサー)で みじん切りにして、ついで転がっていた人参も入れて、健康のためにと、生姜も摩り下ろし、山芋代わりのジャガイモも摩り下ろし、卵と小麦粉と、塩で混ぜたものです。
紫キャベツ、直ぐに色が流れてしまって、こんな怪しい青いペーストになってしまった。


でも、焼けばちょっとマシ。食べ物っぽくなってきました。


ミニ・お焼き4つ、兄猿完食しました。小学校一年生になって、最近は野菜も良く食べるようになりました。身体が欲しているのでしょうね。ちび猿は食わず嫌い。相変わらず偏食で困っています。

これに、ソースかけても、酢醤油でも、唐芥子かけてもよし。キャベツの甘みが美味しいですよ。みじん切りにすれば、フランスの固いキャベツも短時間でふんわり柔らかく焼けます。

健康食に詳しい友人ができて、すっかり啓蒙されている私。

生姜・ねぎ・韮・にんにくは万人に良いらしい。
また、キャベツ、ブロッコリーは抗体を上げるらしい。


ということで、キャベツのお焼き。お試しあれ!

Monday, October 17, 2011

生演奏

先週の土曜の夜、大学時代の同級生で、現在たまたま同じ会社で働いている女友達に誘われて、ギターを聞きに出かけた。ここ数カ月結構忙しかったから、夜遊びに行くのは久しぶりだったせいもあったのかもしれないのだが、改めて生演奏っていうのは身体にいいことを痛感した。京王線の各駅しか止まらない駅の商店街にある小さな喫茶店だが、夜はジャズやら前衛物のバンドに、お店のオーナーの善意で演奏の場を提供している。もちろん無名のバンドだけれど、武道館で豆粒ほどクリプトンを1万以上出してみるのに比べ、2500円で目の前で2時間聞けるのはお得だ。聞いている内に、いつも心の中にある、あれもやんなきゃ、これもやんなきゃ、という追われる気持ちから解放されて、何も考えずにただ、ただ、気持ちよく集中して身を任せられる解放感に自分の体が喜んでいるように思った。こういうことで自分がリセットされる感じがする。皆それぞれに自分を解放する方法を持っているのだろうと思うが私にとっては生演奏を聴くというのは、一つの大切なリセットの方法なのである。お店を出たのは夜の11時過ぎ、外気はいい感じに冷えて、お喋りも弾む。都会だけれど虫の鳴き声も聞こえる。音楽の後の静寂の中の虫の声は一段と風情がある。

秋晴れの週末


久しぶりにサルト地方に行ってきました。パリから西に250キロ走ったところにあります。
高速の道々、一面紅葉、すっかり秋色です。


見事な秋晴れで、気持よかったこと!


大きな栗の木ならぬ、胡桃の樹。この一本から、二十キロ分の胡桃を拾ってきました


セップ茸を求めて森に行ったけど、お天気続きのこの頃、こう乾いていたらキノコも生えません。でも手ぶらでは帰らない。栗と松ぼっくりを拾います。

道中、ふしぎな倒れ方をしていた木。どういうこと?


それにしても森は良いとこ、いつかはおいで♪、てなもんで。
私はここでいつも再会する友人がいます。昨年他界された方ですが、この森にくると、彼女のささやくような声が聞こえる気がするのです。不思議だと思いませんか?森の癒し効果なのでしょうか。
とにかく、懐かしい気持になれるのです。

あぁ、でも週末外にでると、母猿は疲れるわ~。楽しいんだけど、荷造り、荷解き、食べ物の段取り、車で子猿が乗り物酔いしたとき用のあれ、とか、そうそう この本はこういうときに読まないと、とか、「お~い、母さんや、今週のエコノミスト、入れたぁ?」とか、「ママァ、ゴマちゃんどこ?(ゴマアザラシのぬい ぐるみです)」、etc、エトセトラ。

もう一週間が始まるなんて、心の準備ができていませんが、待ってくれませんね、月曜日。

皆さんも、どうぞ良い一週間をお過ごし下さい。

Thursday, October 13, 2011

満月

秋なのに、SF郊外は真夏の暑さが2日続いている。これをインディアン・サマーという。久しぶりに時間に余裕のある日で、Lazyさんに居候している娘がいなくなって以来散歩ストライキに出ている犬を連れて一時間ほど散歩をした後、家の掃除と洗濯をしながら、仕事を済ませ、プールで30分。午後はまた仕事をし、夕方ヨガに行ってきた。暑いので、今日は陰ヨガと先生が宣言し、最初の30分は仰向けで瞑想のような居眠りのような境地。ヨガ=色々と考える脳のバタバタを一時休止させることらしいが、とても心地よかった。お寺や教会にいるような落ち着いた気持ちになる。

そして夕方。
ここのところ満月がチーズでいうミモレット色で昇ってくる。

Lazyさん、お誕生日おめでとう。

Tuesday, October 11, 2011

郡山二中

昨日の続き・・・
Nat King Coleのあと、 Youtubeはすごいなぁ、と思いながら、そういえば、と、結婚式のときにコーラスに歌っていただいた、モーツアルトのMissa Brevis KV194を探してみたところ、沢山ヒットがありました。

7年前は、CDで探すのが難しい楽曲だったのに。
その中でも、コレ 聴いてみてください。
素晴らしすぎる!郡山二中ですって。中学生で、ラテン語でこんなに歌えるなんて、子供の可能性って限界がないんですね。
感動です。感謝です!
http://www.youtube.com/watch?v=7wdciTXbPG0&feature=related

この子供達が被爆を逃れているといいなぁ、と心より願うばかりです。

Monday, October 10, 2011

先日カーラジオで聞いたNat King ColeのLOVE.

今日は何故かこれが頭から抜けず、検診、買い物、忘れ物、そして子猿の発熱など、そんなには楽しくなかった一日も、ラブラブの♪♪で一日が終わり、楽しい気分で寝付けそうです。いいですね、音楽効果。

Nat King ColeのLOVE
http://www.youtube.com/watch?v=0eMwehm9dQU&feature=related

娘さんのも上々。

気分転換にお勧めです!

Friday, October 7, 2011

キャロル

友人のキャロルが左足の親指と人差し指(というのかな)を複雑骨折した。雨がくる前にパラソルをしまおうと傘の部分を持ち上げたら、鉄の台が足に落ちてきたそうで、気絶するかと思うほど痛かったらしい。普段なら、怪我をしても人に言わずにじっとこらえる彼女は、珍しく親しい友人たちに怪我をしたことをメールで報告した。すると、毎日のように友人や家族が入れ替わり立ち代り、来訪し、ご飯を置いていったり、おしゃべりをしたり、包帯を替えたりしてくれるので、とても嬉しいようだ。私も3回ほどお邪魔しては、ペチャクチャ話しをしてきた。例のお隣のおばちゃんのパットと対比するほどに人徳ということを考えさせられる。
キャロルもパットも不幸な結末の結婚を経験し、お酒に逃げ場を求めたというが、その後の人生の取り組み方に雲泥の差があり、キャロルは一念発起して自立し、3人の子供を育て上げ、子供にも孫にも、そして友人にも愛される今がある。パットは、お酒におぼれ、4人の子供たちにも見放され、全ては他人のせいという態度で接するので友人にも隣人にも見放され、電気も水もない家で一人寂しく住んでいる。英語のフレーズにYou have to give to getというのがある。日本語でいうと、情けは人のためならず、ということになるのかもしれない。キャロルをみていると、とても多くのものを周りに与えている気がする。私の母と同じ年代の彼女は、若い友達ができて嬉しいと言ってくれる。私は、年齢を感じさせない感受性をとても嬉しく思う。

Thursday, October 6, 2011

神無月

昨日、子猿達が日本語補習校でカレンダーを作ってきました。毎月第一回目の授業でその月のカレンダーを作るんです。

もう、10月なんですね。
お 盆と関連して神無月と命名された10月だったかと思いますが、私としては、God is loveなのに、心が寂しい、時の流れの早さに、その残酷さに胸を刺される、Where are you, my Lord? って感傷的になるのが得てして10月辺りだから神無月なんだなって解釈しています。

だって、あと2回暦をめくったら年末なんて、心臓がドキッとするほどショッキングな発見ではないですか。この前新年だったはずなのに。 

時が過ぎることが、とても悲しいと感じるのは、先週はまっていたSix Feet UnderというHBOのTVシリーズのせいかもしれません。ロスの葬儀屋を舞台にしたコメディーなんだから悲しくならなくたって良いのですが、ま、10月なのがいけないんだと思います。
毎エピソード、冒頭に死があって、その方の葬式をめぐってのコメディ・ドラマが繰り広げられる。面白くて止まらない→でも、そのうちに、「あぁ、人は必ず死ぬんだなぁ」と言う、普段なるべく意識しないようにしている事実が脳裏に刻み込まれる。
ドラマのメッセージとしては、死ぬからこそ、今を精一杯生きろ、ということなのでしょうが、気づくと、やるせない、無常な気持がじわじわと心に広がリ……。
なので、このドラマ、しばし観ないことにします。(単純な解決法)

作者不明なのですが、しばしお貸し下さい。あまりにも悲しい気持が伝わってくる作品なので。
そんな今日、世界で多くの人が悲しい気持でいることでしょう。
「Stay hungry, stay foolish、人生に対して、貪欲でいろ、夢をみることを忘れるな」
スティーブ・ジョブスのスタンフォードでのスピーチを覚えている方も多いのでは。
彼はどのような気持で永眠に就いたのだろう。
Requiescat in Pace・・・

あぁ、人は最期の瞬間に何を思うのだろう。

旅立ちは、送る方、送られる方、ともに辛いですね。

Stay hungry、Stay foolish、

忘れないようにしたいものです。

Tuesday, October 4, 2011

フランスの教育、変です

13歳になる姪っ子を預かって1ヶ月経ちました。フランスでいう、コレージュ4年生、日本では中二くらいでしょうか。

公立の中学(コレージュ)はRectoratという機関が統括しているけれど、こことのやり取り、大変でした。とにかく、コミュニケーション取れ ないのです。「電話しても録音だけだった」と文句を言うと、「そうそう、あの電話はいつも鳴っているから誰も取らないのよ、ほっほっほ」とかいう始末。

そして、公立では教科書は全部支給されるべきなのに、1ヶ月経った今も半分くらい未受理。「数が足りなくって追加オーダーしているのよ」。だか らってコピーをとってあげるわけでなし、姪は友達のを見せてもらって、授業受けながら、必要なことを書き写しているらしい。それも勉強になるかもしれない けどさ。

で、時間割。日によってマチマチで、ある日は半日だったり、別の日は8時から17時まで。こんなに長い一日、勉強の効率悪そう。もっと、頭の構造を考えた時間割りにしてあげたらいいのに。

続いては給食。1時間近く並んで、そのために午後イチの授業は遅刻するけど、それは了承してくれるんですって。それなら遅刻しないように、給食を高等部と中等部、時間分けするなり、考えれば良いのにね。

で、不味いものを出すそうです。よくわからないんだけど、メニューも、ポテトとラザニアと、とか、ご飯とクレープとかで、何だか偏っているんですけど。一回3,4ユーロくらいで、レストランに比べれば安いけれど、栄養価考えて欲しい。

何故、文句を書こうと思ったかと言うと、姪っ子がまたフラーっと帰ってきたのです。体育の先生が来なかった、15分待った挙句に、帰っていいことになった。どうやら、演劇のクラスの付き添いで外出しているらしい、だって。
あれ、先週もそうじゃなかった?
やたらに、休講が多いのです。帰っていいこともあるし、自習してなくてはいけないときもあるらしい。

でも、先生がこんなにいい加減に働いたり、働かないことになったり、ストがあったり、ストでも出てきたり、ってやっているのを観て育つ子達は、勤労ということをどう思うのでしょうか。

働くっていうのは、適当でいいんだよ。今日はストだしぃ、っていう態度になりませんかねぇ。実際そんな感じの社会ですよ、フランスって。

変なの変なの!どう思われますか?

Monday, October 3, 2011

インディアンサマー

この一、二週間のパリの暑いこと!
しまい忘れたTシャツなどで繋いでましたが、もう暑すぎる!ついにタンクトップです。先週・今週はパリコレ(あらためファッション・ウィーク)で、本当ならモード関係者のシックな秋の装いが観られるはずなのに、パリはバカンス・ルックで溢れていました。

そんな中、昨日は、あまりの暑さにプールに行ってきました。
子 連れファミリー、皆同じ思考回路で動いているから混むかもしれない、と思い、早めに行動を起こしましたが、隣の市の市営プールに着くと、既に10メートル くらいの列です。「なんだ10メートルか」、と思われるかもしれませんが、ここはフランスなので、「列」というか、群衆・団子状態で、多分50~70人く らいはいる。

それを観て、アメリカからホームステイ中の中学生の姪っ子は「マジでコレに並ぶの?」と、日本語だったら、こういう風に言ったであろうニュアンスで聞きます。(ハーフだけど、日本語話しません)
「うん、まぁ、様子見てさ。」
「・・・OK」
明らかにOKでない顔で、一緒に並びます。「帰ってもいいんだよ」と言っても、メトロに乗るのが不安らしい。たった2駅なのに、こういうところは子供なんだなぁ。
でも、日本だったら中一です。せっかちで1分置きに携帯をみて、5分置きに大きなため息ついて、10分置きに「ねぇ、まだ並ぶの?意味ないよ」。
若いときは不確定なものを待つことが永遠に感じられるのでしょうね。

結局30分弱で中に入ることができました。入ってみると、外で人を待たせてまで人数調整するだけあり、中は混雑していなくて、気持ちよいです。姪っ子も満面の笑顔。「いいねぇ、このプール」だって。


久々の水に大はしゃぎの子供達。来た甲斐あったわ。
兄猿は学校でもプール授業が始まったばかりなのですが、昨日の水遊びで、少し水の勘が戻ってきたようです。そうよ、そうよ、カタール時代のプール生活を思い出して頑張ってよ!1歳から4歳まで一日に半分をプールで過ごしたでしょうが。


彼、 クロールや背泳ぎなど、おぼれているようにしかみえないんだけど、頭の中の、昔の記憶を辿って、身体を動かしています。「確か、こうするんだった」「こう やって足を蹴るんだっけ」とやってみては、沈んでいく。で、立ち上がって、にやっと笑って手で顔を拭き、「あぁ、水ってこうだった」って思い出している。
子猿の来た道を全部知っている母猿には、まるで字幕ついてるかのように、兄猿の考えていることがわかるんだな、今のところ。


さて、プールをでると、4時近く。パリはこれからが暑い。案の定、外は日曜の午後をプールサイドで過ごそうという人々で長蛇の列です。皆入れるといいね。


今週半ばまで、こんな天気らしいです。
インディアン・サマー、何だか得したような気がします。

Saturday, October 1, 2011

日本人らしくない生き方

以前に書いたが、お隣さんのおばちゃんはアル中が治らず、離婚を機に人生の丘をころころと転がり落ち、ついには家が競売にかけられ、撤去も時間の問題なのだが、気の毒なので時折困った時にお手伝いしてきた。このおばちゃんが逆噴射した。電気も切られ、ついに水道も絶えたらしい。先日図書館ですれ違った直後にメールがきた。洗濯物が溜まったので、あの時一度っきりといったけど、他の人に頼むのが恥ずかしいのでまたお願いしたい、と。ところが、私の留守中に手ごわい長女のいないのを見計らい末っ子に頼んで洗濯に来ているのである。善意で尽くしているのに、うそをつくのはよろしくない。また、ご本人はその昔損害賠償専門の起訴を生業とする弁護士だったとかで、隣人の家に行っては怪我をしたと言って起訴する経歴があるようだ。刑事裁判の被告で何度も出廷していることも、近所のおばちゃんから教わったので、洗濯を断った。私の留守中来たのを知っているのとこれを習慣にしたくないのでお断りするかわり、近くのコインランドリーに運転させてもらうと返信をした。すると、あんたは非情だ、今まで良くしてくれたので犬がうるさいのも我慢してきたが、これからは、一日中家に閉じ込めている犬がかわいそうなので、吠えたら警察に通報するとメールが連続して送られてきた。今朝も郵便受けに手紙が来た。これは夫が読んでシュレッダーにかけたらしいが、あんたが不運な私の洗濯をしてくれないので重い荷物を持って洗濯に行ってくる。途中で見かけたら車に乗せろ、という趣旨らしい。

それでも罪を憎んで人を憎まないようにしなければいけないと自分には言い聞かせる。また、"Forgive, but don't forget",
ブッシュ元大統領で有名になったことわざ "Fool me once, shame on you; Fool me twice, shame on me"を肝に銘じることにしよう。

善意が仇となることに憤りを感じるわたしは、きっと日本人的な生き方をしていないんだろうな〜と、思ふ。