Thursday, July 30, 2009

Language

Just so it's clear, this blog is not restricted to Japanese blogs. Any language is OK. Spread the word. Have fun.

Wednesday, July 29, 2009

リーダーシップ

昨日は15年ぶりに母校の教室でびっちり4時間のセミナーに参加してきた。テーマは、「リーダーシップ:いかにして自分の思い通りに人に影響を及ぼせるか?」という非常にマキャベリアンなもの。教鞭をとるのは昔の同級生で、その後心理学と組織行動論で博士号をとったジーニ-姉さん。ものすごいテンポで講義は進み、久しぶりに集まった元学生のおじさんおばさん50人は、ついていくのが精一杯。私が得た知恵は、「相手を変えるのではなく、ああどうしてもこの人の欲しいものが手に入るような手助けがしたいよ~と、人に思わせるように自分を変えるのがコツ」ということである。早速、今日はお昼ご飯を食べに行った定食屋で試してみることにした。注文をとりに来たウェーターに尋ねてみた。「あの~、私はおなかがすいているので、満腹になるもので野菜たっぷりの食事が欲しいんだけど、あとで昼寝がしたくなるほど重い物は避けたいんだけど、お勧めはありますか?」と。こんなに症状と希望の結果を詳しく教えたら、きっと素晴らしい提案をしてくれるだろうなと期待していたら、しばらく考えて後、ウェーターは、「それじゃ、サラダにされてはいかが?」とすすめてくれる。「あ~、言い忘れていたけど、サラダはあまり好きではないの。他には何がお勧め?」と駄々をこねると、「それじゃ、うちの特製ヴェジ・バーガーですね。」というので、野菜でできたバーガーを注文してみた。大豆ベースのバーガーは、少々物足りないということを学んだ。謙虚に、何事もオープンに学びたいという姿勢を言葉と態度で表すと、そのうちに、ああ~、どうしてもこの人の欲しいものが手に入るように手助けしたい人に変身するらしい。こうすることにより、他人を変える必要もなく、自分の思い通りにことが進むように、もう少し実験をしてみようと思う。次回、ウェーターと話すときには、「サラダもヴェジ・バーガーも好きではないんだけれど、野菜がたっぷりで満腹になり、しかもあとで昼寝がしたくならないような一品を是非教えて。」と、頼んでみることにする。

Monday, July 27, 2009

サングラス

カリフォルニアは陽射しが強いので、赤ちゃんからおじいさんまでみんなサングラスをかけている。日本だと、ちょっと気取っているように思われがちでサングラスをかけると自意識過剰になりがちだったのを覚えている。先週末は、恥ずかしいことをした。子供ら4人とランチを珍しくレストランで食べることにした。天気がいいので、外のパティオに座ることにしたまでは良かったけど、陽射しが強くてメニューが読めないので、サングラスをかけてみた。ウェーターが注文をとりに来てくれたので、にっこり微笑んだつもりなのに、ぎょっとした表情ではないか。変な人と決め付けて、子供たちの方をむくと、彼らもぎょっとしている。そして、次男がおもむろに、"Uh, Mother... your sunglasses are upside down."と教えてくれた。なんと、サングラスをさかさまにかけていたよう。道理で、しっくりしないと、思った。

Speedy Gonzales

アメリカの漫画のキャラクターにSpeedy Gonzalesというメキシコ人風なねずみがいる。Sylvesterという猫をいつもからかっては、すばしっこく逃げぬけるので有名なねずみ。うちの末っ子は、昔から体が小さい上に乗り物が好きで、幼い頃赤い三輪車を猛スピードで近所で乗り回し、Speedy Gonzalesという異名をもらった。今日も、夏休み中の子供らの様子をみに帰ると、ヘルメットをかぶった末っ子が、近所の男の子のゴーカートを借りて猛スピードで車道を往復していた。しばらくすると、あわてて家に戻ってきた。おまわりさんに捕まったらしい。スピード違反かと思ったら、小さすぎて見えないので、大きな赤い旗をゴーカートにつけて運転するように説得されたらしい。おまわりさんも細かいところに気を遣ってくれて大変だな、と思う。

ジェネレーションX

ジェネレーションX (ベビーブーマーのあとの世代)が、なぜ企業に嫌気がさしているのかという記事をみた。その理由の一つには、思春期に会社をクビになった40代の親をみて育ったので会社組織に対して不信感を持っているというのがある。自分も40代になり、金融危機を目の当たりにして、このままではいけないという感慨があるらしい。そういう背景からか、起業のメッカのシリコン・バレーに近いせいか、サンフランシスコ近郊では、起業セミナーやら起業サポート・ネットワークやら、起業情報サイトが目立つ。起業セミナーには、例えば、上司・部下の関係でもないのにどうやって人を動かすかという心理学的なテーマから、グリーン産業のトレンド・セミナーなどがあり、人脈作りや次のトレンド把握を皆が模索している。今の状況に不満があれば、次のチャンスを求めて積極的に自分の視野を広げ、今まで培ってきた技能を応用する柔軟性と積極性が、ベイエリアの新興産業を生み出すSecret sauceだと思う。私がMBAを取得した1994年は雇用不況の最中だったが、この頃安定した就職先を求めることなく、自分のアイデアを信じて起業したり、スタートアップに入った卒業生の多くは、今では業界の重鎮の地位を確保している

Bette Midler

今年大学や大学院を卒業して職を探す若者たちは大変である。就職口がないのであれば、職を生み出そうということで、新しいビジネス・アイデアを考え出す人々が増えている。学校を出て間もない人たちの新ビジネスをビデオにして出資者やメンターとなる中堅どころの卒業生を募るサイトをスタンフォード大学のビジネス・スクールが作った。http://www.theuniversityincubator.com/ というサイトである。アメリカの大学はこういうことをどんどん考えては実践してみるところが素晴らしいと思う。また、http://springwise.com/ というサイトは、各国(主に米英)の新しいビジネス・アイデアを集めていて読んでいて面白い。日本にも似たような趣向のサイトがある。就職難の昨今ないものねだりをして負のエネルギーを浪費するよりは、だめもとで新しい事業に挑戦することを推奨したい。必要は発明の母である。ひょんなことが良い商売になったりするかもしれない。失敗しても、起業をした経験が、後々大事な資産になるに違いない。そして、こういう経験を評価する社会に日本も発展すれば、どんどんアイデアを生み出す好環境が成立するような気がする。ベット・ミドラーのThe Roseという歌の歌詞にIt's the dream afraid of waking that never takes the chance、というのがあるが、失敗を恐れずに夢を追ってみるのがよろしい。

レイオフ

今日のラジオで、レイオフ(解雇)経験者を対象にした世論調査の結果をきいた。レイオフになったことは、”blessing in disguise” (災難だと思いきや幸運だった)と思うかという質問に対して、なんと55%が、「そう思う。」「今はまだそういう気になれないけど、そのうちそう思うようになると思う。」と、答えたという。これは、意外な結果だけど、自分を見つめなおすきっかけができたり、本当に大事なものとそうでないものを見分けることができたり、もっと自由時間が作れたり、と色々な要因が挙げられるのだと思う。戦後最大規模の金融危機・大不況をこの三年弱生きてきたアメリカ人は、失業や住居の差し押さえ等の災難を経験し、これまでの享楽的な生活パターンを見直し、贅肉を落とした生活に急速に調整を果たした。英語のことわざで、Live to fight another dayというのがある。これは、戦い敗れて死滅するよりは、いつの日かまた挑戦できるように生き延びろという意味である。まさに、いつの日かまた挑戦できるように生き延びようという感がある。その経過で、誰もが自分の生活で何が最も重要なのか自己探求をし、多くは家族や友人との絆を再認識し、健康を優先順位の上位にあげたようだ。お金という麻薬から解放された人々は、忘れていた大事なものを見つけ、なんとなくすっきりした気がする。

就職活動

就職活動を心から楽しいと思う人は極めて稀だと思う。人間は習慣を好む動物なので、いつもの職場でいつもの仕事をする方が、知らない会社の知らない人とコンタクトを取り、雇ってもらうよう説得するよりも楽に決まっている。それでも、就職活動をしなければいけない時がある。これをいかに効率良く、楽しくできるかは、挑戦であるとともに一種の能力ではないだろうか?まずは、自分に合ったルールを作ることから始めよう。例えば、仕事につながるような相手と少なくとも一日10人電話で話すまではお昼ご飯を食べないという簡単なルールでかまわない。知らない人と話すのは誰でも勇気が必要なので、できれば後回しにしたい気持ちがある。そういう気持ちが強ければ強いほど相手にもこの気持ちは伝わりやすい。ゲームだと思えば多少楽しくなるのではないだろうか?私は仕事柄、人と話すことが多いが、いつも何か相手にも興味のあるものを提供できないか考えるようにしている。相互に有益な交流ができれば相手にとっても話しがいがあると思ってもらえると思う。常日頃、面白いことを探して情報交換をすると、ひょんなことから仕事の機会ができたりする。それをすかさず捉えるのが、アートであり、ゲームでもある。

Sunday, July 26, 2009

後ろ向きな人

小生、実に後ろ向きな知人がいる。決して根暗なわけではないが、仕事、人生、将来、全て後ろ向き。「どうせ、上手く行かないよ。」と言って、何回仕事の面接をすっぽかしたことか。見た目は結構イケるし、お家柄もいいし、資産家だし、黒帯だし、沢山学位も持っていて、「人生憂いなし」でいいのに憂ってばっかり。
私はこの人のことを「後ろ向き」と表現するが、夫は「怠け者」呼ばわりする。突き詰めるとそれも正しいと思う。また、「気弱な人」とも言える。

以前、この後ろ向きな彼の母親に会う機会があった。すごい人だった。こんなに抑圧力のある人、あったことないかも。全て命令口調だし、断定的だった。息子がちょっとでも場を和ませる発言をすると、「バカなこと言うくらいなら口開かないで!」と一括。う~ん、たとえ前向きになれそうな瞬間があったとしてもこの母親に「バカなこと言ってんじゃないの」と否定されながら育ったのなら多くの人が気弱な後ろ向きになっちゃうかも。

Jubilancerさんの、後ろ向きを元気づける携帯サイト、読んでみたいと思うのは私だけでしょうか。このブログにもコピーできるならしてください。

PS>多くの方より、果たしてどのようにすると機内で骨を折ることができるのか、と気にかけてくださって(?)いるが、我が家人、既に回復に向かっているのでご安心ください。彼、機内の座席に掛けたまま、床のものを拾おうとかがんだ際、シートベルトのバックルがあばら骨に食い込んでしまったのでした。医者、同僚、家族、皆に同情されるよりもあきれられていて、ちょっと可哀想な彼です。

Friday, July 24, 2009

前向き

マダム・バタフライさんのおかげで、日本の携帯サイトに寄稿させていただいている。好きなことを無責任に書くだけだが、今月の寄稿は少し低迷している。失業等々で自信を失っている日本の労働者に勇気が出るような前向きな情報を、と依頼をされた。人間には前向きな人とそうでない人と二通りあるような気がする。悲観論の人にいくら前向きになれといったところで、せいぜい根暗な前向き位にしかならないような気がする。しかし、そんなことではいけないので、一生懸命考えている。ライフコーチという職業がアメリカにはある。自分の人生を最大限生きるように、コーチがアドバイスをしてくれる仕事のようだ。これを日本で始めたらどうだろう?お客さんがたくさんいるような気がする。

骨折

察するに、Lazy Elephantさんは、火事場の馬鹿力といいたかったのではないでしょうか?火事場のバカでは、「ぐぉー!」といっても何も起こらないどころか、迷惑に過ぎないような気がする。
ところで、ご主人様は、どうやって機中であばら骨を折ったのでしょうか?
会社の同僚は冷凍庫から5kgのスペアリブを取り出しそのまま足に落としてビッコを引いている。気の毒だけど笑える。おかげで大好物だったスペアリブのBBQは嫌いになったそう。
友人は、尾てい骨を折ったら、直立歩行が難しくなったといっていた。どうやらしっぽはなくても、尾てい骨はしっかり平衡感覚を保つ機能を備えているらしい。

Wednesday, July 22, 2009

パリ、オペラ街

パリは本当に素晴らしい。

オペラを観てそう思ったわけではない。小生、サザンの桑田さんの大ファンで、欲しい古いDVDがあったのだが、今日、パリでそれを入手したのだ。ブック・オフという、日本の中古本、CD、DVDのチェーンがオペラ座の近くにあるのだ。ブックオフ、今や現地(フランス人向け)にも進出していてフランス語の中古モノのみ扱っている店もある。新しい店舗ができているから、商売上手く行っているのだろう。

オペラまではバスで行った。今日ほど、男子の母でよかったと思ったことない。「バス乗りたい?」と聞くと目をキラキラさせてノッてくれた。女の子だったらもっと高くついただろう。自分の欲しいものだけ買って早速帰ろうとすると、坊主達、帰りは地下鉄に乗りたいと言う。ま、その位は妥協するか、と地下鉄の駅に近づくとなんと、ユニクロが開店真近のようだ。場所はギャラリーラファイエットの目の前だ。やるもんだ。既に新凱旋門に一店あるらしい。冬用にヒートテックを買いたい、と思っていた矢先である。

そして、我が坊主らは日本食店で買わされたカッパえびせんの袋を大事に抱えながら、地下鉄がいつ外に出るのかを待っていた。地下鉄の定義がわかっていないようである。パリにいながらにして日本の欲しいものが手に入るなんて、Vive la France! と思った外出であった。

Tuesday, July 21, 2009

パリのプール

昨日のパリは暑かった。夜9時過ぎまでまったりとした太陽がじりじり。洗濯物の乾きが早かったこと!

そんなところに友人が近くにある市民プールに誘ってくれた。歩くのが好きな彼女、ちょっと覚悟していたがベビーカーを押すこと50分!漸く到着したそこは日本のプールと同じような込み具合で、ドーハで誰もいないプールに慣れてしまった私たちには目が点になること5秒。まっ、すぐに立ち直ってプールに飛び込んだ。

新しくできたとのことで、きれいな施設だった。屋外には芝生エリアもあり、老若男女、美しきも醜いのも畳鰯状態で日光浴をしている。フランスの紫外線はカタールより強い。何故そこまでして焼かなくてはならないの?誰に見せるの?と聞きたくなるほど露出している。さて、プールの水は消毒の臭いがしないし、光の採り入れ方がよいので屋内プールの狭苦しさもない。プールは全部で4個あって、屋外に繋がっていたり、豊島園みたいな螺旋滑り台があったり、赤ちゃんプールがあったりで結構気が利いていた。大人一人、幼児2人で7ユーロ、高いのか、安いのか。

子供の頃は区民プールのあと、裏手にある屋台のおでんを一串食べるのが楽しみだったなぁ、と思いながら、子供には何も与えず、帰りも50分、ベビーカーを押して帰った。

Saturday, July 18, 2009

火事場のバカ

昨日の私はすごかった。

朝、7階(日本でいう8階)のうちから地下2階にあるリサイクルゴミ箱に2往復。荷解きした際のゴミである。その前に荷解きして、中の食器を現在故障中の食器洗い機代わりに全部洗ったのは言うまでもない。

午前9時、いざIkeaへ。どうしてもソファーを買い換えたい夫の希望だったのだ。事前に現在のソファーを居間から持ち上げ書斎風の部屋に移動したのはもちろん私。そう、夫はカタールからの飛行機の中であばら骨を一本折ってしまったのだ。痛みは軽くなってきたようだが、安静を強いられている。
ま、それでもIkeaに行った。夫は「人混みを見ると立ちくらみする」と私に寄り添う。そんな彼を柱に連れて行って、「動かないで」と言い渡し、陳列されているソファーの上で野生化している我が幼児二人を連行する。
また、夫は世の中のシステムに弱い。辛抱強く並んでサービスを待つとか、ダメなのだ。そのうち「もうイイ、帰ろう」と言い出すのを知っている。ので私は猿二人の手を固く握り、ソファーの発送手続きをする。(後で間違えられたことに気づく!)
その他の買い物を何とか終らせ、Ikeaカフェテリアでお盆二つをもって家族四人分のお昼もどきを買う。Ikeaでは飲み物はセルフサービスだが、前述通り、夫はシステムに弱い。「じゃ、要らない」、というが、もうお金は払ったんだし、と私が取りに行く。道中の子供の上げ下ろし、荷物の上げ下ろしは当然私の担当。

帰ってきたのは午後4時!さて、と私は鍵を握り今度は地下3階にある、物置に行く。先日書いた、ガラクタを下ろし、物置内を整理し、私物をダンボール4箱程持って上がった。物置での私は超人ハルクをイメージしてもらいたい。何回、「ぐおーっ!」とうなり声を上げたことか。空手の気合同様、声を出すとリズムがつくのである。

荷箱を持って家に入ると、息子が「ぷぷ」と言ってオムツをさす。夫は「気をつけて、その子汚いよ」と親切に教えてくれる。鏡を見ると、私も汚い。時計は6時。全てを忘れて、まずはビールを「ぐおーっ!」飲み干す私であった。

Friday, July 17, 2009

夢の職業

Jubilancerさんの夢は小説家とのことだが、小生のドリーム・ジョブはミュージシャンであった。過去形なのはあまりの才能のなさを自覚してしまったからである。滅茶苦茶な音痴でリズム感もゼロ。学生の頃、ディスコにいくと友人らから「ねぇ、歩いてんの?」と聞かれたものだ。エアロビでは「なんで一人でそっちに行っちゃう?」とも聞かれた。そんな私だったが、その昔、マドンナのコンサートをテレビでみて、「あぁ、素晴らしい。これぞ人の生きる道!!・・・でも、私は音痴」と、夢を発見したと同時にあきらめた怠け象なのだ。

昨夜は夫の従兄弟のルノー君が来た。ルノーは子供の時から音楽が好きだったが、親が援助しないので、自ら教会のコーラスに入ったり(無料だし)バイトして電子ピアノを買って独学して今やラフマニホフだって弾いてしまうし、ギターはエリック・クラプトンもやっちゃう。小生の初心者向けクラシックギターがあんな音を奏でるとは!宅の四歳児はそんなパフォーマンスに凝視すること、瞬きするのさえ忘れていた。

自分の夢を子供に託すのは儚く愚かなことと知っているが、あの子達がロックスターになってくれたら・・・、と白昼夢を見る今日この頃なのである。

Thursday, July 16, 2009

がらくた

三年前にパリからカタールのドーハに引越しした時、多くの私物を地下三階にある、カーブと呼ばれる倉庫に移した。フランスでは大抵のアパートにはカーブが付いている。四畳間程度の広さである。ここによく容れた!と感心するほど、物が詰まっている。三年前は大切な私物でも三年経てばガラクタ。もう、あきれるほどつまらないものが沢山!人間、思い切り良く物を捨てていかないと、と再確認した。

そんな中、忘れていた再発見もあった。思った以上に沢山あったワイン。ポルトガルのポルトに行った時に買ったヴィンテージ・ポートワイン。地下三階だから保存に適した気温なのだ。そして昔日本で一人暮らししていた時に使っていた炊飯器の小釜君。これはまもなく二十年モノだ、使えるのだろうか。思い出深いお皿たち。昔アメリカで買ったテラコッタのニンニク容器。子供の写真立て。もう何年も点てていないお茶の道具。お菓子入れに金平糖が入ったままだった。お、何故かSBの七味の小瓶が二つ、これは嬉しい。

がーん!あっという間に部屋中がガラクタだらけになってしまった!!

Monday, July 13, 2009

発見

Lazy Elephantさんは、文筆家であることを発見した。一章読んだけど、結構面白いのと、関西人でもないのに、関西弁風のせりふが書けることに感心した。凄い凄い。上出来上出来。
私は、寝起きにコーヒーを片手に、面白い小説を書くのが夢の職業だけど、書くということができない。なのに、周りには、Lazy Elephantを始め、義母、娘、息子ら、みんな小説家なのである。私は娘の編集者の契約を見たりするステージ・ママ。末っ子は、ベストセラーの小説家になったら、毎月お小遣いの小切手を送ってくれるとこの前約束してくれた。これで老後も安泰だと思う。小説を書かずして、コーヒーを片手に一日中ぷらぷらしていられるのは素晴らしい老後だと思う。

Friday, July 10, 2009

パリ!

一昨日、無事にカタールはドーハからパリに到着した。今、こちらは夜の9時。三日目にして子供たちは比較的まともな時間に寝つき、夫は頑張りすぎて発熱中。私は午前中に一時間、午後にニ、三時間程昼寝をしたので珍しく眠気に襲われることも無く、こうして一人ブログを認めているのだ。あぁ、フランス、なんとワインの美味しいこと!

実はこの二週間ほど、ドーハで知り合った方々とのお別れに胸が締め付けられる思いで、食欲すらなかった。子供たちのナニーさん、近所の方、日本人プレイグループのママ友らとの何気ない時間はもう二度と帰らないのか、そう思うと切なさで一杯。パリに到着してからも、日中は「あぁ、出会えてよかったじゃない!」と爽やかに思えるのだが、夜はフラッシュバックというか、ドーハの熱気とともに色んな光景が思い出されてしまう。だから、こんな静かな夜はワインでも飲まないと、チョコレートでも食べないと、おお、チーズもあるか、と、二週間の食欲の無さの穴埋めは急速にキャッチアップしている。

若いときは未来の方が大きくって別れももっとサラッと流せたのに、こういうのって年取った証拠なんでしょうね。まっ、とにかく、今後はフランス便り、写真も載せていきたいと思います。ひき続き宜しく!

追伸、小説の方も、沢山の方にクリックして頂いているようで感激です。こちらも引き続き宜しくお願いいたします。
リンクは↓
http://www.scribd.com/doc/16915267/  
(第六話、「風になりたい」26ページでちょっと長いのですが、お時間があるときにでも目を通してみてください。) 

Wednesday, July 8, 2009

食生活

地獄からの来客が去って一日たった。今夜フランスから友人の末の子供二人が来た。この二人に比べ、我が家の子供たちは恰幅がよろしい。我が家の子供たちの夕食の半分ほど食べた所で、おなかがいっぱいになったらしい。それで思い出したが、初めてアメリカに来たときは、レストランで出されるお皿の大きさに驚嘆したものだ。ところが、今では、結構ぺロッと、食べ切ってしまえる。こうやって太った日本人が出来上がるのかもしれない。

Tuesday, July 7, 2009

面白い商売

面白い商売を模索すること3年余りになる。暇に任せては、色々探してみる。この間「さすがアメリカ!」と感嘆する会社の存在を知った。Wall Street Prison Consultants (http://www.wallstreetprisonconsultants.com/)という。金融犯罪を犯したホワイト・カラー容疑者の刑を軽くするためのコンサルタントらしい。創業者は、金融犯罪で捕まり、服役を経験した人らしい。転んでもただでは起きないアメリカ人の商魂はすばらしい。

Monday, July 6, 2009

現代奴隷制について

いよいよ明日、カタールを経つことになった。本当は今日の予定だったか昨日移民局に預けていたパスポートが返ってこず、一日延びたのだ。

何故返ってこなかったかというと、スタンプ押す機械が壊れてしまったから、というショーモナイ理由であった。

何故移民局にパスポートを預けなくてはならなかったかというと、カタール(多くの中東の国々同様)は入国時だけでなく、出国するにも出国ビザが必要なのだ。出国ビザはスポンサーの許可があって初めて申請できる。外資の大企業に勤めていればあまり問題は生じないが、家政婦さんや、土建の出稼ぎ人などは雇い主からの許可が出ず、カタールに閉じ込められてしまうと言う話は良く聞く。このスポンサー(雇い主)の許可がなければ転職もできないし、使用人が夜逃げしないようにパスポートを取り上げるケースが多い。現代奴隷制ってところか。

この国で学んだ最初の言葉は「エンシャーラ」であった。「神の思われるままに、God's Will」という意味らしい。活用例としては、
「明日、パスポート返してくれるのね?」と念を押したときとか、「エンシャーラ(さーてね)」と言うのがよくあるパターン。

よって明日無事に旅立つかどうかはエンシャーラなのだ。