Wednesday, April 29, 2009

徒然なるままに・・・~映画「コンタクト」を観て

昨夜はDVDで「コンタクト」という、十年位前の映画を観た。ジョディ・フォスターが主演で、宇宙人とのコンタクトを切望する科学者を中心に、神の存在と科学の進歩について、それが相反するものなのかどうか、とか、そういう、壮大且つ深いテーマの映画であった。

実は、壮大なテーマより殺人事件とかの方が好きな小生、このDVDには乗り気ではなかったのだが、宇宙をこよなく愛する夫に推されて観たら、もう、素晴らしくって、素晴らしくって。これは皆さんにお薦め!と思いメッセージを認めている次第である。

科学も宇宙も苦手でロマンもない私でも、星の世界に包まれたように感じた二時間ちょっとであった。

Friday, April 24, 2009

草なぎ君、逮捕!

と、「君」付けするほどファンだったわけでもないが、昨日ヤフーニュースでスマップのメンバー、草なぎ君が公然わいせつ罪のため逮捕されたニュースを見たときはびっくりした。
Jubilancerさんなど海外生活が長い方はご存じないかもしれないが、スマップは私が1996年に日本を出る頃も大人気のグループだった。昭和時代の方にはフォーリーブスのようなグループをイメージしてもらえれば良い。

昨年、久しぶりに日本に帰国した際、テレビでスマップがまだ健在なことを知った。そして、昔は少年の面影が残る彼らだったが、今やすっかり中年臭くなっていることにショックを受けたものだ。時は確実に経っていた。なのに各人キャラクターはそのままだったので、大変だろうな、と思ったりもした。お節介オバサンである。

今回は真夜中に酔っ払って素っ裸で一人、公園で騒いだのが罪らしい。確かに近所迷惑だろうが、そんなに大騒ぎするほどのことなのだろうか。そういう人、海外ではよく(?)いるような気がする。そんなのより、宴会で嫌がる女子社員の前で変な芸をしたり、それを強制する方がよっぽど迷惑だと思うのだが。大臣までがコメントするなんて、日本は大変である。

Tuesday, April 21, 2009

コミッション

かつて証券会社に勤めていた頃、コミッション・セールスの凄さを経験した。売りにくい証券ほどコミッションが高く、トップセールスはこれを売ることによって金銭的な優位を確保するだけでなく、同じセールスの仲間内でもステータスの優位を確保していたように記憶している。今週末は、これを家庭内に導入して、コミッションの凄さを再認識した。我が家は、十数年に及ぶ共同生活を営む間に山のようにモノを溜め込んできた。引越しをするたびにモノを処分したつもりでも、たくさんモノは溜まる。不要なモノをEBay またはCraigslistで売ったら売値の50%をコミッションで子供にあげると提案した。すると、今までは火事だと脅かしても動かなかった子供らが、身動き軽く次から次へと不要物を持ってきては写真を撮り、値を付け始めるではないか?使い古した靴箱の値を付けるのに、市場調査をした上で新品の類似品の半額で売るようにアドバイスをすると、「そんなに値下げする必要はない!」と反論をする。この風景に資本主義社会のミクロコズムを見る思いである。

Monday, April 20, 2009

徒然なるままに・・・~寝不足の朝編

タイトルの通り、今朝は寝不足である。

昨夜はアメリカにいる14歳くらいの姪(甥姪が沢山いるので歳があやふやになっている)が書いた小説を読んでいたら面白くって止まらず、夜更かしをしてしまった。二百ページ以上の大作だ。このままだと夜明かししてしまうと思って、最後のページをチラッと読んでいたら夫に「ズルするな」と叱られた。寝ていると思ったのに。14歳(多分)とは思えないほど、プロットもできているし、創造的だし、表現力も実に豊かで私の英語の勉強にもなっている。この素晴らしい可能性に、若い彼女の将来に、神の御加護を、と祈らずにはいられない。まっ、以上は叔母バカと思って聞き流して頂きたい。

そして明け方にはいつの間にかベッドの横で寝ていた2歳になる次男より両足で顔に蹴りを入れられ、あまりの怒りに目が覚めてしまった。午前四時の話である。本人は胎児のような顔して寝ていたので悔しいが怒りは飲み込まざるおえない。

そのすぐ後に、街頭放送の朝の祈りが流れ始めた。タンが絡んだオジサンのような声でイマーン(キリスト教における牧師のような立場の人)がコーランを読み(多分)お説教をしていた(これも多分)。

夫は「おはよう」より先に、「今日のイマーンは声の調子が悪かった」と不機嫌にいって、車に乗り込んで仕事に行った。ズボンの片方の裾が靴下に入ったままだった。

こんなカタールの朝もあと何ヶ月かでおさらばかと思うとそれはそれでさびしかったりするから、人間って不思議。

Wednesday, April 15, 2009

Mid-life crisisとギター

昨年の夏よりギターを始めた。四十の手習いである。Youtubeでサザンのビデオを見ていたらやってみたくなったのだ。

サザンは中学、高校時代に大ファンだったが、その後すっかり忘れていた。それがある日、カタールの荒野を歩いていた時、乾いた風が吹いていて、ふと口ずさんだのがサザンであった。それ以来のマイ・ブームである。そして、Youtube、そこから派生して、どこかで桑田さんが「さみしい時はギターを抱えて弾きまくる」といっていたのを思い出して、私もやってみたい、と思ったのだ。

そうは言ってもLazyElephantな小生、練習しないので「あぁ、道のりは果てしなく遠い」と思っていたこの頃であった。ドレミはいいけど、いつになったら ♪ジャンジャンジャガジャガジャン♪ ができるようになるのだろう、と憂う日々であった。若干大げさだが、今は一杯引っ掛けた後なので許していただきたい。それが今日は先生に「筋が良い」と褒められたのだ。こういう風に褒められるのは久しぶりでとても嬉しかった。唯素直に嬉しかった。

今更ギターなのは、やはりMid-life crisisなのだろう。でもポルシェより安上がりだから大目に見てもらっている。

Monday, April 13, 2009

夢の職業

私の夢の職業はふたつある。ひとつは、作家。朝からパジャマでつれづれなるままにモノを書く。もうひとつは、色の専門家になること。色の組み合わせを布地にのせたり、お皿に描いたり、カーテンにしたり。。。。そういう職業でがっぽり儲けるのは、とても楽しそうな気がする。

夢と現実は距離があるので、明日も早起きをして、出社することにする。

Saturday, April 11, 2009

サラーム!サッカー観戦の巻

昨夜は近くのスタディアムでサッカーを観た。
果たして何チームあるのかは知らないのだが、一応、カタールにもリーグがある。うちはその一つ、Al Saddの本拠地、アル・サッド・スタディアムの近くでもあり、気軽にチケットも手に入るというので行ってみた。

実はサッカーには因縁があって、息子達を連れて行ってあげたかったのだ。
昨年11月にワールドカップの予選、日本対カタール戦がこのアル・サッドで行われた。この際、縁あって日本チームのお手伝いをさせて頂いた。岡田監督以下、関係者は「さすがスポーツを愛する人!」と感銘を受ける程、爽やかな方々ばかりであった上、日本がストレート勝ちで本当に嬉しい出会い、出来事であった。
が、可哀想なこともあった。私は関係者ということで先にスタディアム入りをしなくてはならず、残りの家族は試合開始に合わせて来る段取りになっていた。チケットは既に日本大使館まで行って購入済み。それなのに何時まで経っても彼らの席は空席だ。後で聞くと、渋滞を乗り越え、遠い駐車場から幼児を抱え来たが、警備員からシャットアウトを食らったという。チケットを見せても、もう、満席だからダメ、の一点張りだったそうだ。本当はまだまだ空席合ったのに・・・。そういう時、私なら食い下がるのだが、誇り高き我が夫は、「なら、結構!」と背を向けてしまった。息子達はお祭り騒ぎの音響を聞いて益々興味津々。入り口に立ちはだかるオジサン達の足の間から覗き込んでいたらしい。その夜ベッドに覗きに行くと、「フットボール・・・」と泣きながら寝ていた。
どうしてこういうことになるかと言うと、国民的イベントがある際、観客がガラガラだと格好つかないので、チケットを大量にプリントしてはばら撒くらしい。最後には何枚刷ったのかもわからないので、警備員が何となく「うん、もう十分」と思ったら後から来る人はシャットアウトしてしまうのだ。

昨日のスタディアムはワールドカップの時の1/4位の観客の入りであったから、これが常の警備員はあの日は沢山の人出に怖くなったのかもしれない。スタディアムは大変豪華である。そこらかしこにロボットのTV用カメラが設置されていて面白い。ちなみににチケットは10リアル(250円位)でこのチケットはくじにもなっていて車か何かが懸賞についていた。こうでもしないと、誰も観に来ないのだろうか。
子供達はポップコーン片手にボールを目で追い、シュートが決まった時は太鼓の音と紙吹雪に心を奪われていた。私は密かに懸賞の車を狙っていたが、当選番号、三番違いで逃してしまった。
まぁ、そういうものなのだろう。

Monday, April 6, 2009

E-bookについて

今朝のGulf TimesにE-Bookの新しい展開についての記事があった。Gulf Timesはカタールで唯ニの英語新聞、クォリティーは悪いが新聞を読む癖が抜けない日本人であるが故、定期購読している。

Gulf Timesは殆どのニュースをロイター、AFP、その他から引用している。面白かったのは、昨年チベットに関する抗争が多発していた頃、Le Figaro紙では関連ニュースが殆ど掲載されていなかった。中国からのプレッシャーにフランスは言論の自由を放棄したのだろうか、と暗い気持ちになったものだ。一方、同時期のGulf Times紙上には中国政府の対チベット弾圧について毎日のように詳細に記述されていた。中国もさすがにこの駄紙Gulf Timesは見落としたのか、カタールはどうでも良いと思ったのか。

Anyway、今朝の記事についてはこちらを読んで頂きたい。
http://www.guardian.co.uk/books/2009/mar/31/books-scribd-com-ebooks-youtube

この http://www.scribd.com/ は「YouTube読み物ヴァージョン」とでも言ったら良いのだろうか。当サイトは既に日本に存在するのだろうか。もし、ないのであれば、YouTubeに対して、ニコ動画があるように、Scribdと同じコンセプトで、もっと日本化したサイトを作ったらビジネスになるのではないか。Scribdにも日本語の読み物もアップされているが、文字化けしていたりでイマイチのようだ。日本人は本好きだし、E-book端末のようなGadget好きだし、イケル気がする。

以前、親愛なるBisco殿より、E-Book情報として
http://www.alphapolis.co.jp/
というのを教えて頂いた。こちらはscribd.comとは主旨が異なるが、E-bookビジネスの一つとしては非常に面白いアイデアだった。(ゲーム世代向けのデザインにアラフォーの私は馴染めなかったが。)

scribd.com、日本には既にこういったサイトはあるのかもしれないが一応お知らせまで。Madam Batterfly殿、如何なものでしょう。