Saturday, February 28, 2009

砂嵐

先刻より今年二度目の砂嵐がやってきた(英語ではDust Stormだから正確には埃嵐)。前回もそうであったように、瞬く間に視界5メートル位になり、屋内にいても急に息苦しくなる。中国の黄砂というものこんな感じなのだろうか。前日までは全く嵐の兆候が見られず、今朝もちょっと風があったが、すこぶる快晴でプールに言ってきたばかりである。唯一の前兆としては我が家の三歳児が嵐の前夜、前々夜に咳き込むことである。気圧の変化を身体が感じるのだろうか。大人と二歳児の方はそんなことはない。不思議だ。
本日のカタールは気温32度。今年も暑い夏になりそうだ。

追伸、Jubilancer 殿、引越し、健闘を祈っています。

Friday, February 27, 2009

引越し

今日は引越しの日。。。。なのにのんきにブログなんて書いているのか、とあきれられるだろう。自分でもあきれる。綱渡り人生を歩いていると、まあ何とかなるだろう、とついつい思ってしまう。昨日はアンメルツよこよこを背中に塗って寝た。こうしていい加減な準備しかしていないので、今日は大変だと思う。どんな結果になるのか、こうご期待。これを生き延びられたら、3年半前にカリフォルニアに移住したときの世にも珍しく、おかしい話を書こうと思う。

Wednesday, February 25, 2009

ストレス

ストレスは体に良くないらしい。先週末隣人の医者夫婦に招かれて夕食にお邪魔した。がんの専門医が3人に麻酔科の権威が混じって言うには、ストレスはさまざまの病気の原因らしい。同じがんでも種類によって患者のパターンがあるらしい。皮膚がんの患者は「ああ、皮膚がんなんて。ちぇ!何で俺がなんなきゃいけないんだろ?」と、結構のんきらしい。ところが、乳がんの患者は、ものすごく張り詰めていて、研究熱心で、英語でいうところのcontrol freakが多いらしくて神経質らしい。

先日豪邸を建てていると書いたが、すばらしい大工作業をしてくれたウォルターは、極度のcontrol freakで、扱いにくい所もあったがheart of goldの持ち主。バレンタインの日にも来てくれて、ディナーはガールフレンドと母親を連れて行くと笑ってはなしていた。その4日後、鎮痛剤と睡眠薬を深く考えずにのんで、心臓発作を起こしておととい亡くなった。ガールフレンドいわく、これから結婚して楽しく暮らす計画をしていたという。人生は短いという。大事なことをしっかり見極めて、くだらないことでストレスをためないようにしようと思う。

Monday, February 23, 2009

慣習

くしゃみをして思いついた。英語圏ではくしゃみをすると必ず誰かが"Bless you!"と、言ってくれる。迷信が由来ときく。くしゃみをすると魂が逃げていくので、神の加護を願ってくれるらしい。当然今のヒトはそんなことを考えて言ってくれるわけではないが、言われないとなんとなく物足りない。

日本では、ご飯の前に「いただきまーす!」というが、英語圏では得に何も言わないのも物足りない。たまに、気取って "Bon appetit"といってくれる人がいるとありがたく思う。うちの子供は、「いただきまーす!」とちゃんと言うが、はじめのころは"Eat, attack, I must!"と叫んでいた。どういたしまして、というのも "Don't touch my moustache"といっていたのを思い出した。

いじめっ子

日本の学校にはいじめっ子がいまだにいるのだろうか?昔小学校でいじめられた記憶がいまだにトラウマになっている私だが、うちの子供の学校はいじめっ子が少ない。末っ子はこの一年間に三度も脚の手術をし、松葉杖と車椅子の生活を計3ヶ月している。いじめられたりしないかと心配だったが、誰も意地悪をいわず、早く回復するといいね、といってくれるらしい。階段で転んで泣いたときも、からかったりせずに、みんなで起こしてくれて慰めた上で、保健室まで付き添ってくれたという。学校の対応もすばらしく、校内を必ず付き添いの看護婦がついており、休憩時間、お弁当の時間、体育の時間も、子供がいやな思いをしないように、友達がちゃんとあてがわれ、相手をする手配をしてくれる。これもあらかじめしっかりと親に連絡してくれて承諾を得るのである。公立の学校なのに、すばらしいと感心する。

Friday, February 20, 2009

三国志、その他、本について

日本の友人が「三国志」全5巻を持ってきてくれた。今まで興味がなかったジャンルだったが読み出したら止まらない。冒険、友情、ファンタジー、そしてある時は哲学と、盛り沢山。あと一巻残るのみ、終わってしまうのが寂しい。今のような暗い時代にはこういう、現実逃避でき、且つ読み終わると元気になっている、というタイプの本がいいと思う。

その他、本について・・・
カタールにも本屋はある。最近できた、バージンメガストアが二店と、もう一軒、文房具屋が拡張してペーパーバックが置いてあるところの計三軒。あるだけでもありがたい。なにしろ、国内にはアマゾンなどのインターネットショップは存在しない。以前は本は外国から送ってもらうしか手段がなかったのだ。

さて、ヴァージンの品揃えは結構可笑しい。まず、イスラム以外の宗教の本(聖書を筆頭に)は存在しない。表向きとは違い、カタールには言論の自由はないのだ。イスラエル人著者の本も見かけない。ダライラマの本もつい最近までなかった。(先週、フランス語本のコーナーにて発見したのだ。果たして、ダライラマは良いことになったのか、それともフランス語だから気づかなかったのか。)

雑誌は充実していて、大好きなゴシップ系は米、英、仏、レバノンの出版社等、勢揃いしているが、FT、 Economistは極たまにしか見つからない。Foreign Affairs は探したこともないが、見かけた覚えもない。政治、経済は興味がないのか、歯に着せぬ記事が検閲で引っかかるのか。

あと、グリーンスパンも大好きだったカルト思想家、Ayn Randの本が、何故なのか、沢山ある。また、日本でもにわかブームと聞いた、ドストエフスキー等、ヘビー系も充実している。果たして、他国で売れ残りの本がカタール店に回されてくるのか、余りの暑さに思想に耽る人が多いのか。
時たま、未読のアガサ・クリスティーが見つかるので私の知的欲求はそれで十分。

ebook、アメリカ、日本、諸外国では普及しているのでしょうか。使っている方、どのハードが良いと思われるか、アドバイスしてください。

Thursday, February 19, 2009

豪邸

自慢じゃないが今豪邸を建てている。おかけで、この大恐慌の中で、一番怯えおののいている生物として、特別天然物に推薦してもらおうと思う。家を建てるというのは、人生の三大苦行に数えられているらしい。本当に苦しい。家を建てるのに、何百人という職人が作業に携わることを学んだ。みんなみんなとても面白い - 十代から麻薬と病的な嘘つきで地元で有名だった元ゼネコン、トラックに拳銃を搭載しては債務不履行者の運命を脅す外壁塗装屋、アイルランド出身曲がったこと大嫌いの実直現ゼネコンとその弟ののんびり大工等々。みんなとても優しいけど、早く完成して欲しい。

Monday, February 16, 2009

Leftover Galore

我が家で週に一度現れる夕食のメニューはLeftover Galoreである。簡単に言ってしまえば残飯整理なのだが、Galoreと言っただけでとても華麗なディナーに思える。一家全員とても喜んでたべてくれる。

Sunday, February 15, 2009

八代亜紀

サンフランシスコ一帯は日照りが続き、貯水池の水が少なく、みんなが今年は節水制限になると危惧していたが、突然大雨が10日ほど降ることになったらしい。せっかくの三連休なのに大雨でもったいない。こんなとき、つい脳裏を横切るのは、「雨雨降れ降れ、もっと降れ。」という、八代亜紀の歌。こういうのは、悲しいけど、日本人だなと思う瞬間だ。

防腐剤

10日ほど前に買ったイングリッシュ・マフィンがかびもせずに残っているのを見て、かつてマダム・バタフライ(?)が話してくれた日本の話を思い出した。最近の日本人はコンビニとかでお弁当を買って食べたりするが、これには防腐剤がいっぱい含まれているので、故人になったりすると、なかなか腐らないという恐ろしい話を葬儀屋から聞いたとか。本当かな?

我が夫は、フランスに帰るといつもよりいっぱいチーズを食べたり、パンを食べたり、ワインを飲んだりするのに、なぜか体重が減ると言う。アメリカでは何でも、ビタミンとか補強剤を入れたりするからだと言い張る。本当かもしれない。

Saturday, February 14, 2009

サラーム! 新しい道

  
先週、うちの近くに新しい道ができた。

荒野というか、砂漠の残存がそこらかしこにある、ドーハ。そういうところが次から次へと工事現場に変換して、きのこのようにレジデンスが建てられている。ゴールドラッシュならぬ、天然ガス・ラッシュである。カタールでは今のところ、世界不況も他人事のような節がある。Anyway、新しくできた道にはちょっと感動した。先進国、そして首都圏で生活していると、今更「道ができる」ことを経験する機会はなかなかないだろう。昨日までは荒野を突っ走っていたのが、翌朝、ブルドーザー等の姿が消え、舗装された道が現れたのだ。誰も知らない道。この小道もすぐに知られてランボルギーニや、ポルシェがビュンビュン走るのだろう。

このように、国中が進行形なので、地図はGoogleの衛星写真なのである。

Thursday, February 12, 2009

Pommes de terre à l'anglaise

今夜はじゃがいもののグラタン風のを作ろう、とLarousse de la cuisine(料理百科みたいなもの?)を開くと、あるはあるは、30以上のじゃがいもレシピが並ぶ。Darphin, Dauphine, Gratin dauphinois, と、私のお目当てにたどり着くのにも似たような名前が沢山あったり、バラエティーに富んでいて「さすが、フランス!」である。どれも美味しそう。作り方が面倒なの、カロリーお構いなしの、とパラパラ、じゃがいもセクションのページを繰っていると、Pommes de terre à l'anglaiseと言うのがあった。そうね、イギリスもじゃがいも料理は得意そう、と見てみたら、酷すぎて大笑いしてしまった。1/4ページ、単なる茹でた「イモ」のレシピであった。それをイギリス風なんて、意地悪だけど、結構可笑しい。確かにイギリス料理は素朴だし・・・(パブ料理、好きだけど。)

フランスとイギリスの中の悪さを垣間見た一瞬でした。

カタール通信~日本人だと思う瞬間

「自分が日本人だと思うときってどんな時ですか。」
以前、ロンドンで働いていたときに日本人のアシスタント女性より尋ねられた。なにやら、彼女、今まではプジョーに乗っていたと、ところが週末にトヨタのヤリス(日本ではビッツですか)を夫よりプレゼントされ運転してみると、乗り心地、しっくり感など、余りにドンピシャリで、「あぁ、私は日本人!」と痛感したらしい。私もそう、思うのだろうかと、日本車体験を楽しみしていたが、全くダメだった。出先のレンタカーでトヨタのカローラに当たったのだが、乗り心地すこぶる悪く、やたらにエンストさせてしまって立ち往生。親切な通行人(パリジャン)が「この車はクラッチが云々」とそのからくりを説明し、助けてくれた。その時、そういうことが本能的に察知できなかった私はトヨタ車と相性が悪いんだなぁ、と思った。カタールでも日産車だがピンと来ない。

私は日本で暮らしたのが今のところの人生の半分である。そんな私に昨年、「私って日本人!」と思える瞬間があった。その朝はあまりに気持ちが良かったので、砂漠(というと美しいが、カタールの砂漠はただの荒野である)を突っ切り、子供達を乗せた乳母車を押しながら保育園に向かった。往復3キロ弱の散歩である。天気はカラッと快晴で(年間9割そうです)気温もまだ30度に達していなく(3月から11月は日中体感温度50度)、心地よい風が吹いていた。「Jubilancerさんが住んでいるカリフォルニアはこういう風が吹いているのだろうか」などと考えていたと思う。そんな私から出てきた鼻歌は、何故か、サザンだった。次から次へと出てくる。風はカリフォルニアでも心は鎌倉であった(現実はカタール)。保育園につく頃には長男が「シャララ♪(『海』です)」の部分をハモってくれた。サザンは私にとって「日本の心」である。

皆さんはどんなときに「日本人だなぁ」と感じますか。

Tuesday, February 10, 2009

Lockjaw

今日はアメリカ経済復興の計画を打ち出す財務省長官の演説を注意深く聞いた。一番印象に残ったのは、ガイトナーさんが口をあまりあけずに話す腹話術の人形のようだということ。演説の内容よりもこういうことに気をとられる自分が情けないが、それで思い出したのは、50年代(?)のNYを舞台にするAuntie Mameという小説。黒人でゲイの作家が描くとても面白い話だが、そこに登場するつまらない会計士が口をあまりあけずに話すのをlockjawと表現してた。確かにNYあたりはみんな口をあまりあけないような気がする。日本の東北地方と同じノリなのかもしれない。寒さのせいだろうか?

The Sound of Music

自慢じゃないが、我が家の子供たちはとても音楽的才能に長けている。幼少時The Sound of Musicを無理強いさせたのが奏を効したのか裏目に出たのか分からないが、The hills are alive....といえば、フルコーラスでwith the sound of music, ahhhhh ah!と合いの手が入るし、Hallelujah!と叫べば、即座に低音のバリトンでhallelujah, hallelujahと続く。そんなわけで、職にあぶれたら子供を売り物にして、マイケル・ジャクソンかフィンガー・ファイブのお母さんを目指そうと思う。そんな姑息なことを企む私だが、NYで200ドル払ってみてもらった占い師によれば、その昔、わたしはエジプトの音楽家だったらしい。音楽の才能はちっともないのに、音楽に囲まれる生活をしていられるのも、5000年ほど前に鍛錬に鍛錬を積んだ結果らしい。こう考えると、私はかなり努力家のような気になる。

Acronyms

TTYL = talk to you later
BRB = be right back
LOL = laugh out loud = 笑
ROFL = rolling on the floor laughing
IMHO = in my humble opinion
FWIW = for whatever it's worth
FYI = for your information
TMI = too much information
XYZ = examine your zipper

同世代?

http://barefootmeg.multiply.com/video/item/56

Monday, February 9, 2009

一億総反省

白黒善悪つけたい傾向は誰にでもある。サブプライム、CDO,レバレッジ、ウォール街等々、悪代官はいくらでもある。そんな悪代官をすべて網羅する人間がたくさんいる。私は、その代表格と言えよう。女性、外国人であるが故に人の何倍も働き、家族を支えてきた。みんなが批判するが、私にしてみれば、与えられた環境のなかで最善を尽くしたつもり。きっと街中で私にばったり会ったら、悪代官と思わないと思う。多少善意の持てるおばちゃんと思ってくれるような気がする。みんなが一生懸命やってきた結果が今の不況なのである。そんな中で有頂天になり、調子に乗りすぎた点も多々ある。この不況は、反省を促すとともに、何が本当に大事なのかを再確認させてくれるもののような気がする。人生90年とみると、ちょうど私にとっては折り返し地点。大事なのは、ダサいけど、愛だと再確認する。家族、友人、地球への愛情。All you need is love. Can't buy me love.などと、ビートルズのテーマを思いおこす。思い起こしながらも歩き続けるThe long and winding roadである。

Friday, February 6, 2009

Thursday, February 5, 2009

ロイヤル・ゼリー

ロイヤル・ゼリーのスパム・メールが入ったので思い出した。同僚で蜂を養っているおばちゃんがいる。時々会社に蜂蜜を持ってきてくれる。蜂刺されにアレルギーがあり、たまに腫れている。そんな彼女が教えてくれた面白く恐ろしい話がある。女王蜂は働き蜂をいっぱい産むが、彼女らはみんなメスで一生懸命働く。そのほかに、女王蜂と戯れる専門のオスの蜂がいる。冬になると、花がなくなるので、みんなが食糧危機に陥る。そうなると、女王蜂は容赦がない。働き者の蜂たちに一言二言ささやくと、働き蜂たちは、戯れ蜂を両脇に抱えて、巣をとび立ち、姥捨て山ならぬジゴロ捨て山に向かうそうだ。そんな話を笑って話しながら、朝のハーブティーを楽しむおばちゃんと私の周辺から、男性社員が不思議といなくなった。なぜだろう?

Tuesday, February 3, 2009

Give him a fish

Give him a fish, and it will last a day. Show him how to fish, and it will last a lifetimeという、ことわざがあるらしい。これは実践している団体が Heifer Project - http://www.heifer.org/ だそうだ。手に職を与えるという趣旨で、飼育の仕方とか、飼料の育て方をみっちり半年教え込んだあとで、オスメス組にしてヤギやら、牛やらを贈る組織らしい。オスメス組から生まれた動物たちは村人に送るという良いねずみ講。

我が家は、子供らにこのことわざを実践している。Give them a cake, and it will last a day. Show them how to bake, and it will last a lifetimeなのだ。おかげで、子供らはケーキとかタルトを作り、親をこれを食べる幸福な生活を営んでいる。

Monday, February 2, 2009

サラーム!カタール便り、イスラム教的生活

カタールは西洋対応が進んでいるドバイなどと違って、結構イスラム教の戒律を守る国です。イスラム教でない外国女性にまで黒装束(アバヤと呼びます)を強制し女性は車を運転することができないサウジほどは厳しく無いけれど、それでも多くのアラブ女性はアバヤ姿で顔、手すら見せず、夏はとても暑そうです。お酒は基本的にダメで、一部レストランと、外国人のみは自宅で飲むことは許可されています。しかし買うのも面倒くさい。まず会社から手配してもらってお酒を買える免許を入手し、国唯一の国営酒屋まで買い出しにいきます。そしてとても値段が高い!その他、毎日日の出から5回、お祈りの街頭放送があって朝は煩いし、豚肉は存在しません!

ところで昨年だったと思いますが、同じイスラム教国、スーダンでとある悪気のない、太ったイギリス人の女教師が、学校でクラスのアイドルのテディベアを「偉大なる預言者」マホメッドと名付けたため、それは侮辱だ!投獄されそうになった話は世界的に報道されたのでしょうか。マホメッドなんて、10人いれば8人はマホメッドという位、良くある名前なのに。さて、私はドーハ(カタールの首都)で英国幼稚園でにわか先生をしています。子供達は何かというとシールや「よく出来ました」スタンプを要求してきて、公文式の普及も困ったものだと思っていたりします。そんな先日、なにかの練習プリントを終えた折、アシスタントのインド人の女性に、「子供達にシール、あげていいよ」というと、「シールは面倒だから(指先が不器用な人です)代わりに星印を書く」とのこと。が、後ほどふとその星印をみるとそれはイスラエルの星!大急ぎでアシスタントにその旨を告げ、「きゃー、知らなかった!!こんなことで投獄されたくない」と、彼女と二人大慌てで星の上からシールを貼りました。

そんな感じですかね。私とイスラム教の接点は。ではまた行きます。

Sunday, February 1, 2009

A dog's life

それで思い出したが、英語で悲惨な生活を表現するのに、A dog's lifeという。我が家の犬は、狼から子羊らを守るために生まれてきたコリーで、みんなにラッシーと呼ばれるが、本名はチャーリーなのだ。チャーリーは日に20分ほどは、我が家の子供らを守るためにほえてみたりする。それ以外は、もっぱら革張りの安楽椅子で丸くなって居眠りをしている。とてもうらやましいdog's lifeだ。今朝は散歩中に散歩がイヤになり、道路の真ん中で座り込み、交通渋滞をおこした。仕方なく、車を降りた老夫婦と娘が3人がかりでチャーリーを道路わきまで、抱えていったらしい。車に再び乗り込んだ老夫婦は、娘に "Your dog needs psychiatric care."と助言したらしい。そんな心配もどこ吹く風という表情で、今もチャーリーは安楽椅子で居眠りしている。うらやましい。

Kafka

いつも能天気なので、苦悩を知らない女と思われがちだが、時折苦悩する。もう15年ほど前になるが、苦悩の夏をすごしたことがある。そんな時、妹が気の毒に思ってくれて、映画に誘ってくれた。やさしい妹である。映画はカフカの審判。二人ともカフカなんぞ読んだことがない。はじめから終わりまで、すごく悲しく、暗い映画だった。最後のせりふは、犬死をする主人公の絶句。"Like a dog!" おかげで、びっくりするほど落ち込んだ。以来、落ち込むたびにつぶやくのは、Like a dogである。