Wednesday, March 30, 2011

頑張れ!エンタメ部門

日本の悲惨な状況と暗い将来を分析したエコノミスト誌を読んで、思いっきり落ち込み、これではいけない、とGoogleニュースのエンタメ・セクションに行くと、内外のスター・セレブらが、こぞって様々な形で募金・応援活動をしてくれている。ほろりです。パリス・ヒルトンまで、頑張れ日本といって走ったそうですよ。(Jubiさんチームのガレージセールもお疲れ様でした!)

こんなに素晴らしいイニシアティブを取ることができる人が沢山いるのに、なぜ政治の世界にはいないの?エコノミスト誌いわく、「日本の国民性の素晴らしいさは良くわかった。でも政治が悪いから、経済は(震災・原発のため)10年遅れる」っていってます。

ジャニーズ社長とか、ユニクロの柳井さんとか、嵐の桜井君(←知ったかぶり)が総理大臣になったら、実はとっても上手に国を舵取りできたりして。

追記 パリでは、著名なピアニスト、マルタ・アルゲリッチも東北被災者のチャリティーコンサートをされるということです。ベルリンでも同様に、二大オーケストラが合同コンサートをしたと言うし、本当にありがたい。

Tuesday, March 29, 2011

ガラージ・セールの結果報告


例のガラージ・セールは大雨の中、開店時にはにわかに人だかりするほどの盛況で始まり、4時の閉店までに売り上げ・寄付金で$4800弱集まった。予想では有志100人に客500人だそうで、平均10ドル払ってくれたことになる。品物はピンからきりで、買い物好きだったらさぞかし楽しかっただろうと思う。昨日手配した送金が今朝実行されたそうで、岩手・宮城・福島の被災者がたに僅かながら必需品や励ましの言葉がとでこばいいなあと、願う。

当日は、3人組みのプロの老婆による詐欺まがいの買い物や、地元名士訪問、「ちょっとしか出せなくて申し訳ない」といって、$200も寄付してくれたそんなに裕福でない隣人、「手伝うと言っておきながら手伝わなくなくて恥ずかしい」と言って$300寄付したお金持ちの隣人、そして「昔日本に住んだことがあるので心が痛む」といいながら思いっきり子供相手に値切ったおばはん、「あなた、お孫さんにぬいぐるみいかが?」と15歳の少年に言われて、「あたしゃ40歳だよ!」と反論したご婦人等々、面白い事件続出である。そんななか、たまたま隣のヨガ・スタジオでは貴金属鑑定イベントを開催していたので、友人のポーラと一緒にワイン目当てに乗り込み、3カラットのダイヤをみたり、指輪の鑑定をしてもらったりして、ワインを頂いた。ポーラと私の下心を遅ればせながら察知したスタジオの主はあとから来たボランティアのさと子さんに当り散らしたようで、お気の毒。。。。

さほど効率の良くない寄付金集めではあったが、町内の結束と言う点では大成功のようだ。祝杯のHappy Hourは木曜日に予定している。隣町ではコンサートでさっさと$6000集めたらしいが、わが町ほど楽しまなかったのではないかと思う。

発見

発見
今年の春は例年になく寒い年で数日前まで真冬のようであったが、ようやく昨日、東京で桜の開花宣言があった。麻布まで用事があり、大抵は地下鉄で移動するのだが、今日は天気もいいし桜が何分咲きなのかも見たかったから珍しく車で出かけた。途中、地震で天井が落ちた九段会館を通り、生まれて初めて坦々麺を食べた赤坂飯店が入っている毎日新聞社、友達が働いている住商、JICA、丸紅、改装中のパレスホテル、昔取引先だった銀行や証券会社、日比谷公園、自分が働いていたビル、皇居のお堀沿いの咲きかけの桜などを見ながら、見かける景色や建物の殆ど全てに思い出があることに気がつき、何とも言えない安堵感を感じた。この3週間テレビやメディアで壊滅状態の映像と、一進一退を続ける原発の映像ばかりを見続けたせいあろうか、こんな気持ちになるのは。。済んだ青空に皇居のお堀も石垣も美しく、皇居前広場の松の木々の見事に創られた曲線、二重橋など、どれも見慣れた光景なのに、今日もそこに存在していることに安心するのである。とても不思議なのだが、地震が起きてから、こういう「発見」が続いている。友達との再会、見慣れた風景、きびきび働く人々、店頭に戻ってきたさまざまな商品、全ては当然のようにあったものが、再び、またあることに感激し、かけがえの無い物と思えるのである。瞬間にして多すぎるものを失い、深い悲しみと不安や恐怖の最中にいる沢山の被災地に人達が、一日も早く、身体の中から再出発を始める力が湧いてくる日が来ればいいと思う。彼らの苦しみを想像することしかできないけれど、誰にとっても日常ほど有りがたいものは無いに違いない。

Sunday, March 27, 2011

シェフ・Misatoさん

魚シのランチ会、いつもは近場のレストランでするのを今回は拙宅で、そしてお友達のプロのシェフ、ミサトさんにケータリングをお願いしました。その素晴らしいメニューをどうぞ。

まず、働くミサトさん、勝手に載せて、怒られるかな?
フランスの著名なレストラン、お菓子屋さんで沢山の経験を積まれているミサトさん。シェフズ・コート姿は「ヒュー!」カッコよいこと。
「これ着ないと、清潔な料理をしている気持ちになれないの。」すべてに真摯な姿勢のプロです。
知り合ったのは子猿の日本語補修校。こんなにお若く、ほっそりした体のどこにそんなバイタリティーがあるのでしょう。
3人の幼子を育て、朝はスクーター走らせ午前3時に厨房入り。脱帽です。


グリッシーニも手焼き。バジルとオリーブ油の香り高く。


アンディーブの小船に乗った獲物は、生ホタテのサラダ。貝から外したばかりのホタテの甘いこと、フレッシュなこと。
被災地の漁師さんが復活する日を願いつつ。

トマトの容れ物の中は、タブレ、クスクスのサラダ。春めいた午後にぴったりです。


巻き寿司、中身はなんでしょう。とても美味しいけれど、わからない、と皆で頭をひねる。豚肉とほうれん草が、韓国風の味付けで、そして、酢飯の酢加減、塩加減、絶妙!


このタルト、美味でした!パイのサクサクなの、中見の豚肉、野菜が肉まん風にしっとりしていて、ここに、きのことキャラメル風味のソースをかけて頂きました。


デザート、イチゴのタルト、こんなに美味しい台、どうやって作るの?


そして皆さん、感涙の抹茶ロール。ふわっふわ。そして抹茶の香りがふわ~っ。


こんなに沢山のご馳走を低予算で作ってもらってしまって。これプラス、差し入れのピュリニー・モンラッシェに、シャトー・レ・トロワ・クロワ、(有難う!たまきさん!)・・・楽しい会話、美味しい食事、それも他の方に作っていただき、神の雫なるワイン、贅沢ってこのこと。
本当にありがとう。皆で英気を養った至福の午後でした。

ミサトさんの他の作品は、FaceBookで Chef Misatoでサーチできます。
Amebloではじめたばかりのブログアドレスは→http://ameblo.jp/chefmisato/
レシピその他については、「エトランゼ♪」の「ミミのパリ・パティシエ話」コミュで読めます。

Saturday, March 26, 2011

友人

親しい友人で結構合っていた友人でも地震後に始めて合うと、なぜかいつもよりも再会の喜びがある。地震当日はどうやって帰宅したか、家の中はどうなっていたのか、何が一番怖かったか、両親や親戚、大切な人達は無事だったのか、今不便は無いか、これだけ大きな事件だから、共通の話題に事欠かない。おまけに皆多くの社交がキャンセルされているから、本当に親しい友人達と、いつもよりゆっくりとお喋りしながらの食事やお茶を楽しむことができる。友達と話していると、色んなことが笑いのネタに早変わりして手品のようである。不便さや不幸をジョークに変え、大笑いをして、皆が問題を共有している独特の連帯感を味わい、安心して家路に着くことができるのを本当に嬉しく思う。地震前には全く味わえなかった感覚である。地震の思わぬ副産物だ。地震から2週間たって、日本全体では大きな問題を抱えているけれど、私自信は友人の力を借りて平常心を取り戻しつつある。

きれいな心、きれいなお金

ニュースのヘッドラインを見ると、アメリカのどこかでは日本のために、ウォーキング・チャリティ、ワシントンでは、被災者援助の桜祭り、など胸温まる行事が沢山あるようです。世界のビッグなミュージシャンらもこぞって義援金コンサートなどをしてくれると、本当に日本のファンを大切に思ってくれていたんだな、とうれしくなります。

今週末はパリでも、色々なところで日本の震災のためのチャリティー・イベントがあります。ブロカントといわれるバザー、コンサート、などなど。

金曜日、近くの幼稚園では、日本人ママさんたちが募金活動をして、一朝にして、千ユーロ近く募ったそうです。ママさんチーム、ブラボー!フランスでは、メディアがかなり扇動的というか、悲惨さを大々的に流してくれたお陰(?)でしょうか、皆さん同情を寄せてくださっています。

18区の区役所では、義援金用募金箱が置かれていて、中に沢山、現金・小切手が入っていたって。

拙宅でもミニ・チャリティーというか、プレ・ブロカント(バザー)をしました。

もともとは、この日に「魚シ・マダムの会」という、優雅なのか、その反対なのかわからないランチ会をすることになっていました。
魚シについては、このリンクをみてください。
そこにこの地震。何かしよう!ということに。で、色々ある、ブロカントに出品するものを拙宅に集結することになってたので、まずは私たちの中でまず、プレ・ブロカントを、という運びになったのです。自分達の出品物を買いあう。
結果は、15人で、230ユーロ!
これを会社が1対2マッチングしている方に託して、募金すれば、690ユーロになる。
被害の大きさに比べればピーナッツですが、でもないよりまし。
それに、このお金はきれいな心で作られたものです。
魚シには福島出身の方とか、電力会社に勤める方などもいらして、皆さん色々な気持ちを抱えて、物品、お金をだしています。

今回の募金活動の中で、色々な声を聴く機会がありました。
私は得てして、拝金主義に走ってしまうところがあるのですが、ある方は、「今回の被害は本当に悲惨なもの。募金額も大切だけど、同情と、鎮魂の願いを込め、しめやかに行いたい」と言われて、地味ながらひたむきに自分のできることを一所懸命考えながら動いてらっしゃって、頭が下がりました。
ホント、ホント。お金なんて趣向を凝らせば、もしくは商業的になれば、かなり集められるのかも。
またワタクシ、チャリティーもああしよう、こうしようって、皆で盛り上がっていると、いつのまにかチャリティなのか、お祭りなのか・・・。ついつい雰囲気に流され、心は置いてけぼり。これ私の話です。

募金を預かるとき、チャリティ活動をするとき、このお金の重みを、そこに託されている同情の思い、復興の願いを確認しながら動こうと思います。

Friday, March 25, 2011

東京の問題

午後3時頃、友達と銀座に行った。銀座に行ったのは地震後初めてである。一番賑やかな4丁目のあたりは昼間で明るかったせいか、いつもよりは多少人は少ないけれど左程地震の影響を感じなかった。その後、一旦日比谷に戻り、面白いと評判の「英国王のスピーチ」を見て、あー面白かったと感想を話しながら、映画館を出て日比谷から海に向かう晴海通りを見てみると、いつもの見慣れた銀座とは全く違う、どこか地方都市のような感じであることに気付いた。デパートは6時で閉まり、電飾や電気を使った広告も灯りが消され、オフィスビルの窓から見える光もまばらである。ついこの間まで中国人環境客で賑やかだったグッチやカルティエなどの高級ブランド店もしんと静まりかえっている。有楽町から新橋に向かうJRのガード下の居酒屋にも人はまばらだ。一緒に映画に行った友人が、日本の原子力発電所に関する資料を見せてくれた。今は福島の原発に皆が注目しているが、それ以外でも今回の震災で、問題は起こしていないが使っていない原発があり、今後稼働が見込まれる火力発電所の発電量を合わせても圧倒的に電気が足りないことが一目でわかる資料だ。火力発電所を増設するだけで3兆円かかることも書いてあった。東京の電力不足を理由に拠点を関西や他のアジア諸国に移す企業もでてきている。2週間前に東北で起きた大地震は、確実に東京の問題になりつつある。

Thursday, March 24, 2011

心の拠り所

空海は人生は修行と自他、と説いたらしい。空海が生きた1000年以上の昔に人生とは何かを人々に空海が説いたその背景には、戦乱、飢餓、自然災害、疫病などに翻弄された過酷な人生を生きる人々が多くいて、それでも、なぜ人は生きるのかと問わなければならない厳しい現実に人々が晒されていたからこそ、空海は苦しむ人々にこのように説いたのだと思う。現在も、突然にして生き方を変えられた多くの人々が、解決しなければならない山積みの問題に押し潰されそうになり、それでもなぜ人は生きるのかを問わなければならない場面がある。そんな時に、何かの教えが心の拠り所となれば、問題を抱えながらも、束の間の心の平安を取り戻せるのかもしれない。そう思うと私も、生きて行く上での心の拠り所を持って生きたいと思う。こんな風なことを宗教心の薄い私が考えてしまうというのは、毎日深刻になる地震の影響かもしれない。

Wednesday, March 23, 2011

いいじいさん

昨日は図書館でスピーカーとして招かれた。なぜかというと、町内で人助けをするサイトを企画したから。「求む。ヤギ遣い」とか「求む。スパのブラジリアン・ワックスのモデル」とか、面白いリクエストがくるくる。そんなわけで、話をすることになったが、ふたを開けてみるとサクラばかり10人ほど。かもは3人。そのうちのBobというじいさんは、非常にシニカルに聴き入っていたかと思うと、最後には「あんた、いいことしているね。僕は参加しないけど妻に伝えておく」と言って帰っていった。

プールで30分泳いだ後ぬれた髪で今週末のガラージ・セールの会場に掃除機を持っていき、鍵を開けていると、なんとボブが「がんばってるね」と声をかけてくれる。「この町はあんたのような人がいて幸せさ」と言ってまた颯爽と去っていく。このボブになんとなく好感がわいてきた。だからといって、私に代わって掃除機をかけてくれるわけではないので、人遣いの上手なひとなんだろう。

Tuesday, March 22, 2011

サザエさん

何故このクレモンティヌさんはサザエさんを歌っているのかわからないけど、「お魚くわえたどら猫、追いかけて、はだしで駈けてく愉快なサザエさん」と歌っている。面白い。http://www.youtube.com/watch?v=AP_Q9zE-RhU&feature=related

また来た!

あー、今緊急地震速報が携帯に入ってきた。これが入ってくると心臓がドキドキするのだ。どうやら今回は東京は殆ど揺れなかったけど、とにかく心臓に悪い。地震の直前に速報が入るのは有りがたいサービスだけど、びくっ!とすることこの上ない。。

ボランティアの在り方について

私の友人のWさんは鰹節屋をやっていて、ラーメン「開華屋」をフランチャイズで展開している。震災の日以来、日本では鰹節のお出汁を使う料理は作られなくなったようで売上が激減しているらしいのだが、頼もしいWさんは被災地の「開華屋」に無償で食材を供給して頑張って支援をされている。人影まばらな被災地でも「開華屋」さんは満席だそうだが、客層をよく見てみると、被災者ではなく全国から集まったボランティアのようだとのこと。うーん、寒い時にラーメン食べたい気持ちはわかるけど、ボランティアの人が食べちゃまずいんじゃないのかなぁ、とボランティアの在り方についても考えさせられることがありました。

パリの桜


いつの間にか植えられたのでしょう、子猿達の幼稚園前に、気づけば桜並木がありました。ちょっとやせっぽっちだけど、十分きれい。朝の気温は8度くらいですし、まだまだ肌寒いので、日本のソメイヨシノとは違う種類かもしれませんが良く似ている。



桜を見上げるとき、自分は日本人なんだなぁって思います。
この数日間、この桜に心慰められました。









昨日は久しぶりのParc des Princeの裏の公園に。
「うわーっ、きれい!」とチビ猿。
こちらも桜が満開でした。(携帯で写真撮ったけど、夫も私も、元のオーナー義母も写真のダウンロードの方法がわからない)
そういえば、去年も「きれいねぇ」ってつぶやいていたかもしれないけど、忘れてた。
子供たちが落ちた桜を拾っては小さなブーケにしてお母さんに渡している光景になんとも胸が締め付けられました。

今までは散るときの圧巻なる美しさに恐さすら感じてましたが、今年の桜には、「散っては咲くのよ」と教えてもらってます。

ビラ



私はJubiさんの写真を使って、こんなビラを配っています。折鶴付だから、子供受けするし、受け取ってもらえてます。

Monday, March 21, 2011

ラベンダーの匂い袋



母さんは夜なべをしませんでしたが、30個ほど作ってみた。

がんばれ日本!

酔った弾みで思いついた被災者救援のためのガラージ・セールだが、今日は親友のポーラと末っ子マキシームとともに近所のお店に巨大ポスターを貼りに行った。合計20ほどのお店が快諾をしてくれ、それぞれに日本への想いを語ってくれた。いやーこういうときはルックスが効果的であることを実感した。ポーラは元校長先生で、顔はハリウッド系の美女。マキシームはその昔からお母さん方に好評のベビー・フェース。加えて、私はこじんまりまとまったいかにも守ってあげたい日本人女性(外見だけだよ、わかっている)。この3人で臨めば怖いものなし。あっという間に町が「日本ちゃちゃちゃ!」と合唱している。土曜日が楽しみじゃ!

自粛モード

地震から11日経った。今回は単なる地震で済まなくて、津波、放射能、電力不足、物資の不足とか今まで経験したことのない事態が続いて不安が増大したせいだと思うが、世の中が皆自粛モードになってしまった。電力不足で電車が減数されているから夜出歩くのが不便なのは理解できるし、節電を励行するのも必要だけど、殆どのイベントが「震災のため」中止されているのは少しやり過ぎのように思う。夜の食事、週末のイベント、旅行など、あらゆるものが中止である。極端すぎる感じがする。ある証券会社のレポートによれば、今回の東北3県の日本の全GDPに対する貢献度は4-5%とのこと。被害総額はす20兆円ぐらいかも知れないが、日本のバランスシートはその100倍以上は楽にあるだろう。被害は想定をはるかに超えた大規模なもので悲しいけれど、数字で見れば日本の“一部”なのである。被災地には日本の有数の漁港があり、素晴らしい農産物を生産する農地が広がり、多くの工場もあったから第一次産業や第二次産業に影響が出るのは必至であるが、東京はサービス業で成り立っている大都市であり、みんながあらゆるサービスを享受し消費をすることで富を生み出している都市なのだ。この東京で例えば消費が10%落ちたら、日本全体に与える影響はそれこそ甚大で致命的である。だから出来る限り、震災の被害に合わなかった東京の人達は、「震災のため」の取りやめを止めて、「不謹慎」というレッテルに負けず、普通の都市生活に戻ることが大切だと思う。人に会い、見聞を広げ、食事や文化を楽しみ、東京ライフを満喫し、お金を回すことも日本を救う大切な方法なのだと心から思う。

Sunday, March 20, 2011

中島京子「イトウの恋」

悲惨なニュースが続く中、中島京子さんの「イトウの恋」を読みました。

ずっと気になっていた作家ですが、フランスにいると中々入手できずにいました。この本が震災真っ只中で私に届いたのも何かの縁かも、と思って読み始め、一ページ繰る毎に、やはりこの出会いは必然だったんだ、と確信しました。本との出会いって、人との出会い同様、奇跡的なタイミングだったりしませんか?

横浜が舞台で、パラレル・ストーリーというのでしょうか。ペリーの黒船が来てから、しばらくの、歴史の一ページにも満たないような短い期間に、これまた歴史に残らないけれど、確実に国際間で活躍した、一人の通訳の手記が発見されるところから話が始まります。詳しいことは、上記アマゾンのリンクを見てください。

横浜は、1853年のペリー前は何もない、人家も百戸に満たないような閑散とした村だったのが、開港と共に栄えた。それが1923年の関東大震災で一掃されたそうです。わずか70年。それがまた今のようになり。日本って、天災・戦争で何回も叩きのめされ、そのたびに新生してきたんだ、とその力強さに、今後の東北復興に希望を見出したり。
イトウという通訳は、文明開化の過渡期に、犠牲者的な生い立ちを背負いながら、明るく前に進んだ一市民。その姿にまた励まされます。一方、ストーリの軸となる手記はイトウが老いてから書かれたものなので、その歳月の流れに人生は夢のよう、幻のよう、と胸せつなくなり。

横浜っ子の実保さんはもちろんのこと、今日本を想う皆さんに読んでいただきたい本でした。

繋がっている

先ほど、仕事の関係で、オーストラリアのテレコム大手テレストラ社のホームページを見たら、「震災・日本への通話・ショート・メッセージ・サービス(メールみたいなもの)は無料で」とありました。

日本の企業が色々な形で義援しているのは見てきましたが、海外でもこういうことやってくれると、ジーンってきちゃいます。

Saturday, March 19, 2011

自慢のポスター(その2)

自慢のポスター(その1)

宮城・岩手・福島の災害対策委員会の情報

Nemophilaさんありがとう!早速、宮城・岩手・福島の災害対策委員会にGarage Saleの売り上げを送る準備のため、税務署にBelvedere-Tiburon Japan Relief Fundという組織を登録し、銀行口座を開いてきた。売り上げを均等に宮城・岩手・福島の被災のひどかった地域に送金できる体制が整ったぞ!

ご参考までに、振込み口座は:http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/fukusi/kj_tk_fk_gienkin.html

Friday, March 18, 2011

Community Garage Sale

いよいよ来週末に会場を寄付してもらい、ガラージ・セールができるようになった。お手伝い・寄付は任せて!と言う人が殺到。とても嬉しい限りだ。ポスターやチラシを作ると言う人もいっぱいいる。この際だからNagomi ShantiやWuppaも売ろうと思う。そしてこれであがった寄付金を被災地に直接送りたいのだけれど、どなたかコンタクト先をご存知ないだろうか?
中国では塩の買占めが出ていると言う。甲状腺の保護にいいといううわさがあるらしい。根もはもないと、ラジオで医者が言っている。

そして、お気に入りのブティックも・・・Tête Brulée!











16区のショッピングといえばPassy。そこからちょっと外れたところにある、ブティックTête Brulée (こげ頭?)はお気に入りです。
ちょっとお茶目な小物、かなりゴス・ロリ入ったドレス、オーナー、シャーロットがデザインしたシックなトップなど、セレクトがChicで時たま立ち寄っていました。

今日はこのシャーロットと、日本の震災について、慰め会話をしていたのですが、「そうだ、お店に募金箱どう?」と聞いたら、「Bonne idee!」と快諾してくださいました。

どうもありがとう!

Tête Brulée

NOUVEAU A PARIS
TETE BRULEE des looks CHIC et TRENDY pour toutes vos soirées.
UN CONCEPT STORE autour de la fête avec BEAUTY BAR: nails, tatoos, make-up

73 rue des Vignes -La Muette - Paris 16eme.

詳しくは、
http://www.tetebrulee.fr/

Facebookもやってます
http://www.facebook.com/pages/T%C3%AAte-Brul%C3%A9e/160422167322608

子猿の幼稚園からもご援助いただくことになりました

フランスは、正式にはガレージ・セールも、募金活動も、メンドクサイ手続きをしなくちゃ駄目という噂を聞いています。それが足かせで中々震災義援金集めが難航しているようで。

そんな中、ママ友らとのメール(ありがとう!理恵さん、みえさん、さちさん)からヒントを得、上記の理由から駄目もと、と思いつつ、子猿らが通う現地校公立幼稚園の校長先生に、募金活動しても良いか、聞いてみたら、とても親日的なお優しい言葉を頂き、来週から折鶴募金、開始できそうです。

フランスからの募金、税控除

フランスで被災地向けに募金をする際、日本人会、在仏日本大使館の義援金専用口座などを通してもできます。この資金は日本赤十字に送られるそうです。

ただ、そうなると税控除はどうやって受けるのか。ちょっとまだグレーなようです。

なので、フランス赤十字の義援金口座を通して募金(ユーロ建て)される方が、税控除は確実です。オンラインでできて、簡単です。

https://www.croix-rouge.fr/Je-donne/Don-ponctuel?elk_dc_id=158

ここの説明では、この募金は、日本赤十字の震災義援活動用に使われる、と書いてあります。

他にも、ユーロ建てで、日本の被災地向けに使途が特定されていて、税控除ができる信用ある団体をご存知でしたらお知らせください。

とりいそぎ!

Thursday, March 17, 2011

ナンシーさん

学校時代の友人の紹介で知ったブログはhttp://www.indigodays.com/2011/02/index.html
とてもおいしそうなお料理の写真がたくさん。福島県堺の埼玉よりにすむナンシーさん。カリフォルニアのスタンフォード大学を卒業されて縁あって日本人で農業を営むご主人の住む日本で暮らしていらっしゃる今では日本人。日本人なのに、同じカリフォルニアの大学に行き、そのままアメリカに住み着いた今ではアメリカ人の私の線対称の生活のようで親近感がわくわく。アメリカ政府はアメリカ人には日本からの国外退去を勧告しているらしい。そのおり、日本人のご主人とお子さんを持つナンシーさんの葛藤は想像を超える。米国に長男がいらっしゃる。日本に長男のいる私のこれまた反対である。うちの息子くんは、例のばあちゃんと東京で麻雀をして震災を乗り越えるチームのキャプテンだが、そろそろ、西に移動してくれ!と懇願している。

Garage Sale

わが村でも日本に支援物資を送りたいと言う人がたくさん。でも、被災地への郵送のままならない状況を踏まえ、じゃ、ガラージ・セール(いらなくなったものを倉庫と化した車庫の前で売ることを由来とする)をしてあがった収入をきちんとした救援団体に寄付することにした。メールを村の回覧板に出したら即時にボランティア続出!

うそか本当かわからないが、ヨガの先生いわく19年ぶりに月が地球に接近しており19日20日の満月にはとてもとても近いらしい。願いをこのアタリにこめてみませう。

我が村の広報

March 17, 2011
STATEMENT FROM CALIFORNIA'S DEPARTMENT OF PUBLIC HEALTH AND EMERGENCY MANAGEMENT AGENCY ON RISK OF RADIATION EXPOSURE

SACRAMENTO - Today the interim director of the California Department of Public Health, Dr. Howard Backer, and acting secretary of the California Emergency Management Agency, Mike Dayton, issued the following statement emphasizing Californians' safety from radiation exposure and the risks of taking potassium iodide as a precautionary measure.

"The safety of all Californians is our highest priority, and we are in constant contact with the federal agencies responsible for monitoring radiation levels across the West Coast.

We want to emphasize that the U.S. Environmental Protection Agency, the Nuclear Regulatory Commission and the U.S. Department of Health and Human Services have all stated that there is no risk expected to California or its residents as a result of the situation in Japan.

We are actively monitoring the situation in Japan and are ready to take all steps necessary to protect Californians should risks develop.

We urge Californians to not take potassium iodide as a precautionary measure. It is not necessary given the current circumstances in Japan, it can present a danger to people with allergies to iodine, shellfish or who have thyroid problems, and taken inappropriately it can have serious side effects including abnormal heart rhythms, nausea, vomiting, electrolyte abnormalities and bleeding.

Our thoughts are with the people of Japan at this tragic time."

Californians with questions about radiation exposure can contact the California Department of Public Health's Emergency Operations information line at 916 341-3947.

For updated information on monitoring, response and relief efforts in California and Japan, please visit the California Emergency Management Agency website at http://www.calema.ca.gov/.


Laurie K. Gordon
Tiburon Peninsula Office of Emergency Services

(415) 435-7386

震災チャリティーバザー・イン・Paris!



このインパクトあるロゴはこちらから使わせていただきました。

どこへ募金したらいいの?とよく聞かれます。募金先のアドレス、知っているのだけ、載せますね。

日本赤十字
日本赤十字(グーグル・Ckアウトというシステムを通して、クレジットカードにて支払いができます)
ヤフー募金
赤い羽根募金(共同中央募金)

ユーロでの募金
フランス赤十字
フランス日本人会

その他、募金箱はパリ天理にありました。また、Ste Anne通りの日本食屋さん、殆どがおいていると聞いています。

そして、先日ちょっと前振りをしたパリの震災チャリティバザーは4月3日の日曜日に変更となったようです。場所もより広いAAA進学院に変更になりました。
詳しいことは、http://mixi.jp/view_community.pl?id=5528104 に載っています。

*******
主導者みほっちさんよりメッセージ・・・

「遠く離れた大切な祖国、日本のために何かしたい。
外にいるからこそできる事をしたい。
そんな思いで、震災チャリティバザーを企画しました。

・日時:4月3日(日)
・場所:AAA言語学院

・募金は、在仏日本人会を通じて、日本で最も有効で確実な窓口に送金いたします。

目標
・震災地にバザーの全収益、募金を送る。
・震災の様子を多くのフランス人にも知ってもらい、関心を持ってもらう。
・目に見える形の活動を行う事で、被災地の方々に、フランスから応援している人がたくさんいる、という事を伝えたい。勇気づけたい。
・活動は、非営利、非宗教、非政治的、なものである
・被災地は、最初の数日は命があったことだけで喜べるのですが、これからはサバイブしていかなければいけないと言う現実が突きつけられ、絶望し、精神的に追い詰められていきます。だからこそ、支援が必要だと思います。

同じ気持ち、目的を持った方、ぜひぜひ一緒にやりましょう! 」

今の時点での決定事項は
【決定事項】
チャリティー名:震災チャリティーバザーin Paris
日時:4月3日(日)12時~17時
場所:AAA言語学院
   21 rue d'Antin 75002 Paris
後援:日本人会(正式後援となりました)

【要決定事項】
・AAA学院の詳細(スペース、備品コンセントの使用等)⇒窓口まさぞ@藤井
・託児スペースの確保
・経費をどこまで出すか
 チャリティーって、よく見ると、売り上げではなく、収益、と書いてあります。紙媒体は、紙代、インク代もかかりますよね。出展に関しては、一律経費なし、全部寄付、が一番わかりやすいかと思っています。(その分、無理しないでくださいね。)でも、経費が必要、という方はどうぞ言ってください。
 お金に関しては、見えるところで議論して透明性のあるイベントにしたいと思っています。

チャリティーの詳細につきましては、他に4つのトピをたてました。

【出品物・出品サービス】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60870104&comm_id=5528104
 チャリティーで出品する物・食物のスタンド、ヘアカットなどのサービスについて

【当日運営】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60870130&comm_id=5528104
・チャリティー当日の役割分担(搬入・販売・会計)などの 詳細について

【告知宣伝】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60870188&comm_id=5528104
 告知方法・ポスターやwebsiteについて

【募金】
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60870226&comm_id=5528104
 チャリティー当日だけでなく、多方面への募金箱の設置など、募金全般について

今後は上記4つのトピのコメント欄に、それぞれ「要検討事項」を中心に、ご経験談やご意見を記入して行って頂けましたら幸いです。決定した内容は、私がトピトップにまとめて随時アップしていきます。

はじめてこちらのコミュに来て頂いた方でも、何がどこまで決定しているのかわかるようにしたいと思います。
またこのような分け方をしていることで、役割分担などが明確になればと思います。
(抜けているところ・間違った理解をしているところのご指摘お願いします! )
**************


Mixiアカウントをお持ちでない方は、このブログのコメント欄でも、私へメール(etranger137@gmail)でも結構ですので、手伝い希望、出品物、アイデアについて、書いてください。まとめて、企画グループへつなぎます。

教会より、ご援助いただきました。

千羽鶴募金の件、早速に返事を頂きました。

「ミサの後でまた、ダブルで募金を募るより、ミサで集める献金、日曜日の分を、「日本の被災者のため」といって集めた方が効果的でしょう。今週末は僕がいないけど、その後の日曜日、どこかでそうしましょう」、といってくださいました。

お申し出頂いたのは、サン・フランソワ・モリトー教会です。本当にありがとうございます。Delort-Laval神父様、どうもありがとうございます。

この時に、私がミサで何か言わないといけないらしい。これでしばらく、日曜ミサをサボれなくなりました。

Wednesday, March 16, 2011

千羽鶴募金



今日は水曜日、子供の日本語補修校の日でした。

出かける間際に、ふとアイデアが。
今週末の教会の日曜ミサのときに、折り紙の鶴を折って、一つ一ユーロで売ってみようかと。それを其のまま義援金として日本に送付しようと。

手元にある折り紙をバッグに突っ込み、補修校へ。
補修校には、もちろん、ありました募金箱。
ママ友達に早速鶴を折ってもらいながら、おしゃべり。普段あまり話す機会のない方とも不安ややり場のない悲しみを共有して、少し気持ちが楽になります。

帰りに教会に寄り、許可してもらえるか聞きましたが担当の神父様が留守だったので明日出直します。きっとOKでしょう。

何かしないと。

PS 26・27日のブロカントのお問い合わせ、ありがとうございます。詳細が決まったら告知しますので、どうぞお待ちください。その間、各地区でチャリティーが行われていることと思いますので、物資など、私のブロカントを待たずにどんどんだしてください。
ブロカントって意外と売れないのです。なので、機を待たずにどんどんやっていったほうが効率的にお金を集められます。

You’ve got a friend

今日は、地震の影響のためにギターのレッスンが休みになった。練習もしないくせにギターのレッスンは好きだから、家に友人を呼んでギターを弾いた。本当の課題曲とは違うけど、今日は自然と、大好きなキャロルキングとジェームステイラーのYou’ve got a friendを何度も歌った。この曲ご存知の方も多いと思うのだが、キャロルキングが40年以上も昔に書いた曲で、今聞くとあらためていい曲だと心から思うし、今にぴったりの曲なのだ。ということでyoutube貼りましたので、皆さんも聞いて鼻歌うたってください。因みに、最初のファイルは40年前の姿、そして2番目のファイルは去年のもの。もちろん注目すべきは、歌の素晴らしさだけれど、それ以上にジェームステイラーの頭部に注目。激変ですが、ジェームステイラーは今でも、昔と同様清潔感たっぷりです。では、どうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=Q7RPCFfudmU&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=in4o9yJ4GYo&feature=related

紳士クラブにて

地震じゃない話しますね。私には英気を養う機会となりました。皆様にも効用あるでしょうか。

昨日は、夫が属する紳士クラブ、「Le Jockey Club」に行ってきました。このクラブは、マルセル・プルーストが「失われたときを求めて」の中でも触れているほど、古くって格式があるところ。世界に支部があります(日本にはなさそう)。

その昔、結婚式をロンドンでする際、パーティー会場に、Jockeyのロンドン支部を使ってはどうか、メンバー割引あるかも、と思って夫と訪れましたが、な、なんと、女性は(新婦を含む)はお勝手口からしか入れない、階段も男性メンバーと別でなくては駄目、という、恐ろしく時代錯誤な決まりがあると言われ、「結構です!」とドアをパンと閉めたことがあります。

そんなパリのJockeyはシャンゼリゼの足元、Franklin Roosevelt駅の近くにあります。

昨夜は、元、在中国フランス大使(どうやって表現するんでしたっけ?以前、中国にてフランス大使をしていた方)が「中国と米国、そして欧州の関係」について講演されるを聴きにいったのです。こんな機会でもないと、女性は中々足を踏み入れること、できませんからね。(パリのJockeyは女性も正門から入れます。)

まず、 入り口。イスラエル大使館の前にあるので、バリケード、警官が一杯です。重い重いドアを開けると、深紅のカーペットが敷き詰められ、バトラー(執事)さんが、「ボンソワー、ムッシューxx」と皆を名前で出迎えます。バトラーさんたちは、1000人以上いるメンバーの顔と名前を全部覚えなくてはならないそうです。

メンドクサイ挨拶を避けたい夫は、「急げ急げ」と会場であるサロンに逃げ込みます。サロンは、重厚な内装です。カーテンは何キロあるんだろう、シャンデリアも本格的。クラブは19世紀からあるようだけど、この建物も?地震がない国はいいわね~、と思い出したところで、「いかん、いかん、今地震を思い出してはいけない」と自分の連想を止めます。

聴講する人達、60~80人くらいでしょうか。これがちょっと笑えます。って失礼なんですが。

男性が大多数。皆、ジスカール・デスタンか、チャールズ皇太子みたいです。で、クラブのネクタイというのがあって、青と赤のレジメンタル・タイ。皆がこれをしているんです。おじいちゃんになった寄宿舎の生徒みたいで微笑ましい。

一方女性客、殆どが、ナンシー・レーガンか、シモーヌ・ボーボワールか。具体的にはこんな感じです。




講演ですが、中国と米国は、Relation dangereuse、危険な関係、いつ敵となってもおかしくないけど、表面上は密接。お互いのお金は好きだけど、性格(ポリシー)は大っ嫌い。そんな二人が何かと一緒に過ごす危険性、わかりますよね?と女性に向かって微笑むMonsieur Ambassadeur。嫁と姑の関係でしょうか。

中国と欧州は、欧州は便利な駒としてみなされているだけで、重要ではないとのこと。ドイツとフランス、どっちが大切かって?既に対等ではないのですよ、ドイツの方が断然強いんです、と。


話の中で、GDPが米国一位、中国が日本を抜かして二位、日本は三位になりましたが、というところで、「あぁ、そうだっけ。そして日本は今年は益々後退するんだな」って。順位は全く気にしていないのですが、相対的な話でなく、日本を待っている難題に、一瞬落ち込み。


一方、テーマがテーマとはいえ、日本経済がまるっきり重要視されていないことに、ある種、気持ちよさを感じたり。

もうJapan is No1のような、勘違い、プレッシャーもないのって、三浪して、もう将来を期待されなくなった受験生のような清清しさ、気楽さもあって、いいじゃない。もう好きなように生きようって思い切れるし。

戦後のような状況の今、一から再建する、そんな心持でいいじゃない、なんて、身勝手に思ったり。

住んでいる人たちが、前向きに、前に進むしかない、という必死さが、いつか誰かが言っていた「美しい国」にしていくかもしれないし。

やっぱり外出してよかった、と思った昨夜のJockeyでしたよ。

Tuesday, March 15, 2011

避難

あちらこちらから西もしくは南に避難する方の話を耳にしたり、避難してくる人たちのために自宅の準備をする方々の話を聞く。日常生活と身の安全(特にお子さんを持っている方)のバランスは難しく、決断も大変だろう。そんな中、金融界は日本株の下落が続き、資本主義の酷さを痛感している。そんな中、日本との取引はあまりないだろうと思われる米国の中堅証券会社から夫にメールが入り、明日は株の部門であがる収入を全部日本の救援活動に寄付するというではないか?www.Jefferies.com/Relief
みんな自分の生活があり、日本株を売らなければちゃんと仕事をしていないことになりかねないので、株主や投資家への責任を問われかねない。それなので、日本株下落は仕方のないことのように思うが、一方で被災した日本への善意をこういう形で示してくれるのは非常に寛大だ。こういうところがアメリカはすばらしい。

おやすみなさい

今日も良いニュースが聞けずに一日が終わり、静岡で地震があると聞けば、老いた両親が気になり、静岡の友達が心配になる。原発で爆発と聞くと、映画「黒い雨」を思い出し、道を歩いていても涙ぐむ変なオバサン。

幸い、夫は昔原発の建設にかかわっていたことあるから、「実情がわからないけど、君が今頭で想像している事態ほどひどくない(私に妄想癖あるの知ってるんで)・・・ それに文系の君が今更原発を理解しようとしても(無理だし・・・と心の中で言っていたこと100%)・・・事態は変わらないんだから、ニュースみるの、やめて、もっと役立つこと、バザーのこと考えて」と言って寝に行きました。

私は先ほど、Jubiさんのパンダの写真をみたら、ムショウにうちの子猿達の寝顔が見たくなって覗きに行って、添い寝してみました。

スースースーという寝息が、健やかで、平和で。

被災地に、日本全体に、いや世界が、スースースーと寝息を立てて眠られる日を祈りつつ、私もベッドに行くことにします。

明日起きたら、もっといいニュースが待っていますように。

嬉しい生存者の救出

まだまだ生存者が発見されているのは嬉しい。Soraさんのおっしゃるとおりで、東北の方は辛抱強い。http://www.hiroburo.com/archives/51369747.html
この方の笑顔や発言をみていると、年輪を重ねた方々の強さがよくわかる。脱帽である。
ところで、上野にいるパンダさんは、地震の恐怖で飼育員にしがみついたきりのようだ。かわいそうなのに、かわいい。


みんな悲しみに暮れている

地震以来、みんながメディアの情報に釘付けになり、毎瞬、毎瞬流れてくるニュースに泣いている。東北人は厳しい気候条件の下で生きてきた人達だから、口下手だけど我慢強く、ちょっとのことではへこたれない誇るべき資質を持っていることは日本人なら誰もが知っている。そんな彼らに、地震、津波、極寒、喪失、不安、空腹、停電、病気、被爆などあまりにも多くの苦しみが連続して襲いかかり、これでもか、これでもかという程に痛めつけている。誰に文句を言うでもなく静かにひとり苦しみに耐えている被災者の姿を見て、被災しなかった人達もみんな悲しみに暮れている。まだまだ混乱が続いていて、実際に役にたつことができなくて悔しいのだけれど、少なくとも皆、テレビの前で大泣きして悲しみを共にしていることを被災者の人達に伝えたいと思います。

情報は多くても

地震が起きてから時間が経つにつれて今回起きたことの大きさと深刻さがましてきた。地震が起きた次の瞬間から放送局だけではなく個人が撮影した生々しい動画が次々とインターネットを通じて流れてきて、とんでもないことが現実に起きてしまったことを否応なく知らされるのだが、情報量が多いからといって、それに応じた適切な行動が取れるわけでもない。放射能が漏れだしていると言われても、だからと言っていち早く荷物をまとめて逃げ出したいということにも中々ならない。ここには家族も友人も知り合いも全てがあるのだ。結局のところ、情報が多かろうと少なかろうと、この国に起きたことを淡々と受け止め、苦労や不都合、悲惨な結果を皆と分かち合う、という事以外にできることが見当らないのである。理屈ではないのである。

Monday, March 14, 2011

4月3日はパリ・フランス「頑張れ日本デー」

これ、私が勝手に名づけました。少しずつ広がると良いのですが。


周りの友人らとの会話、ようやく「かわいそう、かわいそう」から「何かしたいね、何かしたいね」に変わる分だけはショックから抜けてきた今日この頃。「できることからはじめよう」、これも皆さんが思っているところでしょう。


そ こでママ友・女トモらが集まって、子供服・大人服の不要だけどまだまだ使えるもの、手作りの御すし・ケーキなどをブロカント(バザー)で売った売上金と、 同時に募る募金額を義援金して被災地に送ることにしました。その額がたとえ50ユーロでもないよりはいいと思っています。


今のところ、犠牲を省みずに動いてくださる方(ありがとう、みほっちさん!)が主導してくださったおかげで、色々な方が参加してくださることになり、また、一つのメーンの場所(パリ、ど真ん中)も決まり、近日中にお伝えできると思います。
このブログを読んでいる方でご協力いただける方、パリ・近郊の方、27日は空けて置いてください。ひょっとすると26日も。そしてお宅にある、バザー向けの物資を整理してください。良かったら、コメントのところにざっくりとしたリスト・量をお知らせください。


すみません、でしゃばっているみたいで。
皆さん、各地区で色々考えてらっしゃるでしょうから、どんどん、進めてくださいね。本当、理想的には、各地区でバザー、募金運動をしてもらうことかです。なにしろ、パリ中心のメーンの場所では収まりきらない同情・善意の量でしょうから。

唯、何かしたい、でも異国の地で、自分の置かれている環境の中で、どうしたらいいかわからない、という方でパリ近郊の方、どうぞこの機会を使ってください、そういうことから声かけさせていただいています。

そうそう、なぜ、3日が「頑張れ日本デー」かというと、こういう義援イベント、皆さんも既にフランス各地で予定・実施されていると思いますが、「3 日!」って言っておくと、照準も定まるし、一斉にやっていると、フランスのメディアに取り上げてもらえる可能性が強いかな、と思いまして。そこに赤十字でも、ヤフーでも東北へ の義援金送付先アドレスを載せてもらえるかな、って。

もちろん、3日前にやってもらっても、3日後、でもいいんですよ!どんどん進めてください。
この日だけではなく、この前から、そしてここから始まる、プレハブが消える日までずっと続く、頑張れ日本デー。長期戦でしょうしね。


フランス人も道歩けば声かけてくるくらい、今回の地震に関しては同情を寄せてくださっていて、その気持ちを体現したいでしょうから、沢山の義援金が送れるかもしれません。


最後に可愛いチューリップの写真。
これはニュース見ては泣いている私に、フランス人の夫がお金だし、子供たちが選んで贈ってくれました。写真、皆さんの気持ちを慰めてくれるでしょうか。


今日からは、笑顔を心がけて、母のように勇敢に!と思っています。パリで辛気臭い顔しててもしょうがないですものね。

手伝える方法

今日、うちのガキンチョたちは中学校で日本について学んだそうだ。原発のことや、地震の仕組みを帰宅してから説明してくれた。かなり正確な知識を得たようで、感心した。隣人からも、毛布や衣服を集めたのでどこに送るのか教えてほしいというメールが相次いでいるので、ご存知の方がいれば、どうぞコメントをください。

我が家も両親や長男が東京におり、心配をしているが、70を超えた母は急に「怖がっていないで何か役に立つことをしたい」と言い出したりで、人間の強さは窮地に立たされるごとに発揮されることを再確認した。でも、スーパーウーマンに突然変身されても回りがびっくりするだろうから、一応母には例えば日本語ができなくて困っている人の通訳とかをPCを介してしたらどうだろうと勧めておいた。この方が隠れスーパーウーマンで、周りも安心かと思う。こういう隠れスーパーウーマン作業をしている団体があれば、これも是非教えていただきたい。

気になる情報があったのでお知らせいたします。

備えあれば憂いなし、なのでお知らせします。
電磁波を計測している人が今回の11日の地震を一週間前に予測しておりました。
その人が、今回3月9日から一週間の間に、九州地方を中心に中国、四国地方に霧島の火山活動に関係する地震があるかもしれないと予測しております。15日か16日よく注意して行動して下さい。
その人のブログは以下の通りです。ブログの3月10日をご覧下さい。
http://quasimoto.exblog.jp/i0

Sunday, March 13, 2011

日本語以外の情報

友人で東京外語大の教授をしている朝子が、学生たちの力作ということで、外国語での情報を書いているそうなので、http://nip0.wordpress.com/をお困りの方に教えてください。

Saturday, March 12, 2011

大学生

メールをこまめに入れて安全を知らせてくれていた息子と、Skypeで連絡が取れた。状況から判断すると、彼の祖母と友人二人と飲みながら麻雀をしていたよう。そんなわけで、昨日も麻雀をしながらニュースをおっていた様子で、頼もしい。日本の将来は明るい気がする。

ツィッターより

日本の皆様、被災地の方、これ、少し元気がつくでしょうか。

http://prayforjapan.jp/tweet.html

そうであることを願って。

地震から二日目の夜を迎えて

地震当日金曜日の午後、夕方まで仕事をサボった友人が家に遊びにきてお喋りを始めたら、急に揺れだした。ゆっくりと周期の長い横揺れ始がはじまり、収まる気配がく、咄嗟にいつもと明らかに違う地震であることがわかったので、急いで窓とドアを開けて、逃げ道を確保。隣の教会が緊急事態を知らせる鐘をならし、3-4分は揺れが続いたように思う。落ち着いたところで、運動靴を出して実家まで走り、実家の状況を確認。母は柱に捕まり玄関の前に座りこんでいた。父は出かけているというが、外にいれば大丈夫だろうと思い再びマンションに戻ると、また地震。すぐに電話で知り合いに連絡を入れるが、もう電話もメールも全く繋がらない。インターネットを見ると全ての交通機関がストップしている。この時も、あと数時間すれば交通機関も戻るだろうと思っていたが、インターネットは、時間の経過とともに被害の拡大を伝えてくるし余震が収まらない。我が家でサボっていた友人も、会社や取引先から安否確認の連絡が数時間たってからメールで送られてくるものの、さぼっていたとも言えないし、移動の手段は全くないから動くこともできず、タクシーで自宅に戻りましたとか適当な嘘をつくしかない。夜になって、私が車で送ることも考えたが、これまたインターネットで道路状況を確認すると東京中の道路が真っ赤になって渋滞を知らせている。もうこりゃだめだと諦めて、食糧不足になる前に腹ごしらえと、近所のラーメン屋に行き、ラーメン、餃子、チャーハンを食べる。いつも人気のないラーメン屋が、避難民で混んでいて、皆がテレビに食い入っている。家の前の道路も、夜になる程車は渋滞、歩いて家に帰る人も沢山いて、明らかに緊急事態であることを再確認。結局、その晩はテレビとインターネットと、携帯電話に飛び込んでくる地震警報で予想をはるかに超えた大震災であることを確認しながら、そのうち眠って朝6時に目を覚まし、再びテレビやインターネットで、ますます大事故になっていることを認識。夜中も何度となく、携帯が鳴り、新潟、長野地方で大地震とのニュースが入ってくる。朝6時、道路が空いたのを見計らって友人を車で駅まで送ったけれど、まだ駅は閉まっていて、がっかりしたところに偶然空のタクシーを見つけ、そのタクシーを捕まえて友人は帰っていきました。あー、ちょっとサボるつもりで遊びに来たのに、なんと17時間も遊んでいきました。会社では行方不明とのことで探されていたのも知らず・・・でも、冬の寒い中何時間もかけて歩いて帰宅したり、会社の机でうつ伏せで朝を迎えた人に比べたら、相当ラッキーだったねと思う。
それにしてももう少し時間が経つと、今回の地震と津波被害のインパクトがわかると思うが、間違いなく大災害である。人命、道路、港、鉄道などのインフラを失い、中には、家、車、人によっては土地そのもの、つまり全ての財産を失った人も多い。また、企業は多くの工場を東北地方においていたが、それらの工場も被害が大きく稼働の目途が立たない。田畑も一瞬にして泥地と化した。原発から放射能が漏れている可能性が強い。明日以降、もっと厳しい現実がわかってくると思うが、被災しなかった我々ができることは、寄付だと思う。現地のためにお金を出すことで復興をいち早く進めることが大切だ。こういう時ことお金を出そう!こうして書いているこの瞬間も、福島沖で発生した地震の影響で東京も揺れている。

Friday, March 11, 2011

海外在住の方、Ustream でTBSの地震ニュースが見られます。

http://www.ustream.tv/channel/tbstv#utm_campaign=twitter.com&utm_source=4939766&utm_medium=social

ご無事を祈っております。

大変なことになってしまって。皆様のご無事を祈っております。落ち着いたら、無事だよ~、の一報をよろしくお願いいたします。

Thursday, March 10, 2011

子供は環境が育てる

昨日は、子猿の日本語補修校で、年に一度の個人面談でした。毎日通うフランスの幼稚園では個人面談がないのに、週一、それも一時間半で通っているだけの補修校では面談があるなんて、やっぱり日本人ってきめ細かい。

先生、私より10は若いとにらんでいたのに、ちょっと上と知りびっくり。日本人って歳がわからないです。
先生は本当によくこの猿のことを見てくださっていて、前向きにとらえてくださるし、「子供たちと接して私がエネルギーもらってるんですよ」、お気の毒に子猿のクラスは12人中10人が男の子、エネルギー流出でしょうに・・・。「いや、男の子達、体力的には大変ですが(そうでしょう、そうでしょう、申し訳ないです)、本当に愛らしいです。」と愛情一杯のまなざしで言われ、なんだか胸が一杯になりました。

夜はMilleさんがいらして、「お子さんと遊ばせて~」って。超お疲れなのに、子猿たちを抱き上げ、くるくる回したり、遊んでいただいて、子猿達は大喜び。「子供と接すると疲れが飛ぶ。いい子に育ててね」・・・はい、善処します。

でも、私や夫が手抜きでも、Milleさんのような方が、周りが支えてくれるのです。だから何とか育っているのです。

外を歩けば、管理人さんやエレベーターで一緒になる方たちも子猿を見守り、声を掛けてくださるし、私の友人らもいつも子供たちに愛情を掛けてくれる人ばかりだし。もちろん、フランスの幼稚園の先生陣も、クールだけどプロ。ちゃんとガイダンスしてくださってるし。ほんとに、あんな無愛想な男子猿達に、よくまぁ根気強く接してくださること。

近所のうるさいおばさんと言う存在がいなくなって久しいと言われますが、それでもやっぱり周囲に守られているんだな、子供って本当に環境が育ててくれるんだなって再確認する今日この頃です。

Tuesday, March 8, 2011

いやあびっくり!

三陸沖に地震というので、天下のNHKのサイトに言ってみると、なんと「Twitterでつぶやく」ボタンがあるではないか?公共放送のNHKがそんなことをするのは、外国人から政治献金を受け取る以上にまずい気がする。ま、いいっか?
皆さん、大丈夫ですか?

パリコレ!

先週から、パリ・ファッション・ウィークとやらが始まっています。
具体的に何のことかと言うと、各デザイナーさん、ブランドさんが今季用にデザイン・仕立てた服を見せるファッション・ショーが開かれたり、色々なサロン(見本市・展示会)が催され、世界からファッション・ウォッチャーや買い付け屋(バイヤー)が来て商談をする、こんなところかと。
そのため、会場となるパリの中心街は大混雑なのです。




これは、セレクトショップの老舗、コレット近くのガレージに、コレットとシャネルがコラボして特別開催しているお店。連日、クリエーターらがサイン会(シャネル・バッグに油性ペンでサインしちゃうらしいです。それがファンにとっては嬉しいらしいのですが、なんだかもったいない・・・)したり、何らかのイベントをされているようで。

そんな華やかな世界とは、普段無関係なパリの西外れ、16区に住む怠け象。(16区は、東京で言う世田谷的な場所)
今回は、ファッション・ディレクターのMille Feuille 佳代子さんに声をかけていただき、初のパリコレ潜入となりました。
待ち合わせは、ルーブル美術館のピラミッドの下。前回ここに来たのは結婚前だったような・・・。豚に真珠、怠け象にパリ。



Milleさんは先週頭羽田を発ち、ミラノを回ってパリに来られ、この日も朝からショー→サロン→ショー→サロン・・・と歩き回られて、私は後半だけ参加したのに、くたくた。華やかな仕事の影には重労働・心労は憑き物というのを再確認。
また、こういうお仕事はネットワーキングも不可欠でしょうから、お付き合いも沢山=もう本当に超ご多忙。
ファッションが好き、人と会うのが好き、このどちらもグラフ曲線が歳とともに下り坂な私には、Milleさんのエネルギーに脱帽です。そのパワーはどこから来るのでしょう。(Milleさんいわく、「生姜とロイヤルゼリー」だそうで。)



さて、サロンの出店は日本勢が沢山。三分の一がといっても大げさでないほどです。
殆どの皆さんは日本を基盤にされていて、このサロンのために大荷物を抱えてパリにいらっしゃるそう。オリンピック時同様、にわかナショナリストになって、「頑張れニッポン!」と心の中でエールを送る私。

サロン、どのクリエーターからも情熱が伝わってきます。オーラ師がいたなら、スポーツ観戦の時のような、「願いが一杯、希望が一杯」のオーラが出まくってるのが見えたことでしょう。

デフィレと呼ばれる、ファッションショーも色んなところで開催されています。折りしも、ディオールのデザイナー、ガリアーノが醜聞で首になり、ミニ・デフィレになってしまったとか。

みるさんのご友人バイヤーさんの話では、今は売り方というのが多様化していると。
例えば、ドルチェ・ガッバーナは、ショーのバックグランドのスクリーンに、Twitterで同ブランドについてつぶやかれているのを中継というのでしょうか、ネットから繋いで流し、そのストリームの多さを観客に体感してもらうことで、ドルチェの素晴らしさをアピールする、という方法をとったらしい。
なるほど、今の時代はそういうPR法、ありなのでしょう。



サロンからサロンへ、合間に、マドレーヌ寺院近くの都会の喧騒の中、突如浮き上がる、ベーカー・ストリートを発見。広くて静かなカフェにて一服。由美さん、素敵な脇道を教えて頂きまして、ありがとうございます。

最後の見物は一番ラグジュアリー・ラインのサロン、会場も、パーク・ハイヤットや、Mauriceなど初めて足を踏み入れる超一流ホテルでした。
でもその頃には疲れているし、何を見ても高いし、ちょっと食傷気味。このサロン、私にはロシア・中東・中国を狙ったものがセレクトされているように感じました。なんていうのでしょう、ギラギラ系、強い色系です。



さすが、Luxeなサロン、シャンパンもサーブされ、ほろ酔い加減で周りを見ると、みんなHarper's BAZAARのエディターかゲイか、Beautiful peopleと呼ぶべきか・・・、ちょっとサーカスの中にいるような気持ちになります。ちょっと銭臭いにおいも漂い・・・。

そんな酔っ払い象、Milleさんとの会話も私的なものに・・・。
「この先は、もっと人を育てるような仕事にも携わりたい」...ふんふん、向いてる向いてる。
「お金だけでない、もっと大切なものを伝えたい」...確かにこの虚構の世界にいるとそう感じるだろうなぁ。



するとな、なんとタイムリーというか、このサロンの主催者はある団体の募金運動に協力しているとかで、その説明スピーチがありました。ロシア出身のクリエーターが、The Sound World、医療インフラが未開発な国などに住む耳が不自由な子供たちに、ある種のインプラントを提供するための基金を設立し、今回はこの贅沢サロンに協力を得て、著名なクリエーターらに現代美術にを創ってもらい、それを競売にかける、という、頭の良いことを考えたらしい。パリコレといえば、世界のセレブ達やお金持ちが集まるところですから、ファンド・レイジングにはぴったり。
お金は天下の回りもの、上手に回して可能最大限の幸せをもたらしてもらいたいものです。

初のパリコレ潜入、Milleさん、貴重な体験をありがとうございました!

Monday, March 7, 2011

ビジネススクール

長い間、学校は学問を学ぶ所という思いが強く、ビジネスとスクールの組み合わせがしっくりこなかったのだ。もちろん今でも腑に落ちないところはあるが、昔よりは違和感が減った。私はビジネススクールに行ったことがないのだが、最近、jubiさんからもらう色々な情報のお陰で、ビジネススクールは若者がビジネスを作りだすための専門知識を身につけさせる専門学校ではなく、ビジネスの機会を捉え果敢に起業し、それに価値があると認めたら各種の専門家があらゆる形で参画し知恵をつけ育てあげ、これらの新しい企業の力で世界を変える力に育てて行くというアメリカの持つ価値や国策を実現する場所なのだと思い、少しわかった気になっているのだ。このような価値や国策が明確でない日本に生まれ育った私には、ビジネスとスクールという組み合わせに戸惑うのも当然である。そう思って改めてビジネススクールという言葉を考えてみると、アメリカという国が、がむしゃらになって求め続けている価値がほんの少し伝わってくる気がする。日本でも各大学がビジネススクールを設置して久しいが、どれも社会に対する影響力を発揮できずにいるのは、私達日本人の間に、恐らくは大学関係者ですら、絶えまない起業活動が強い国家を作り続けて行くというビジネススクールの存在を芯から肯定する価値を持ち合わせていないからだと思う。ビジネスが全てだとはちっとも思わないので誤解しないで欲しい。私が言いたいことは、アメリカという国は大の大人が集まって、多少の犠牲や矛盾をものともせず、新しいビジネスを生みだすことに心血を注いでいるのだということに改めて気付いただけのことである。

児童書がマイブーム

「トムは真夜中の庭でTom's Midnight Garden」という児童書を読みました。フィリパ・ピアス Philippa Pearce というイギリスの作家の本です。名作らしいのですがご存知ですか?
読んでみると、割とありがちなプロットで、幻の裏庭があって、そこは過去への入り口という、児童書ファンタジー=裏庭ってくらい、よくある設定。英語名だとピンと来る人、います?私も昔読んだことがあるような、ないような。かなり翻訳が気になりましたが、なんとか読めます。もうちょっと詩心ある方に訳してもらいたい。

でもそれでもよかった。時ってなんだろう、永遠って幻想じゃないのかも?そんなこと想ったり。

「大人は昔の子ども、子どもは未来の大人」って誰かが言ってましたが、ホントホント。なんだろ、日常生活でくるくる回ってるハツカネズミ状態から、一瞬だけ人間に戻ったような気がしました。

児童書、これから凝りそうです。

Sunday, March 6, 2011

サロネーズ

こんな言葉、ご存知でしたか?サロネーズ、サロン(自宅)でお稽古事などのお仕事を生業としている方のことらしいです。

パリでは、ワイン、お料理、お花、カルトナージュ(箱や小物を、厚紙などに布を貼って作る)などのお稽古事をされているサロネーズが沢山。

たとえば、私が知ってる方でもワインは、セパージュ  のピノミホさん、お花は、パリで花仕事 の斉藤由美さんなど、皆さん自己実現を成し遂げてらして、金星(と書いてヴィーナスと読んでください)のごとく輝いてます。好きなことでお金を稼ぐって想像以上に大変なことなのだと思いますが、皆さん、大変だけど、それ以上の悦びがあるのよ!って頑張ってらっしゃって。素晴らしきサロネーズです。

パリといえばサロンですものねぇ。その人の魅力に吸い寄せられて人が集う、インスピレーションを与え合う、励ましあったり、安らぎを提供する・・・。
Globenibblersもサロン・ド・グローブになりつつあるし。私が管理人を勤めるソーシャルネットワーク・サイト、エトランゼも、サイバー・サロンになると良いな。

今日のパリは晴天です。前向きな一週間になりますように!

フェースブック

今年になってから長年連絡が途絶えていた知り合いや友人からフェースブック上で突然連絡が来ることが増えた。以前もフェースブックに登録はしていたが、使い方もよくわからなかったし、存在も気にならなかった。時折、フェースブック上で、長年不通だった友人から、元気かとメールが来る程度で、それ自体は悪い気分はしなかった。ところが、最近になってネコも杓子もとは言い過ぎでも、加速度的に利用者が増え続けている。ご存知と思うがフェースブックでは登録すれば、その登録者の友達関係が人目でわかる仕組みになっている。ここに私は抵抗感がある。こういうソーシャルメディアができるまで、他人がどういう友人関係を持っているのかとか、誰と話をしているのかとかいうことは全くのプライバシーの範囲であり、親しい友人の間でさえ自分から聞いたりしてはいけない領域だったと思う。それが、フェースブックではワンクリックで、その人がコンタクトをしている友人リストが目の前にいとも簡単に映し出されるのだ。先日も夜中に何気なく友人からフェースブックを使って送られてきたメールを読み、思いもかけない共通の友人がいることがわかり、気がつくと私は次々とクリックしていた。その時ハッとした。夜中に自分の友人の友人関係を次々と見ている自分に対し下劣な感じがしたのだ。誇れる行為ではなく、質の悪い好奇心だけではないかと。それぞれの人が築いてきた人間関係は、複雑であり、奇跡的でもあり、喜びも悲しみも沢山詰まったその人の歴史そのものだから、秘密も当然あるだろう。だからこそ、気を許している友人ですら、ここに勝手に踏み込んでしまったらその人を大きく傷つけてしまうかもしれないとして、最大限の敬意を払いあえて遠ざかってきた柔らかく繊細な分野なのだ。フェースブックをはじめとするソーシャルメディアは言論の自由が与えられていなかった国の人や、社会に影響を与える実質的な手立てを持たなかった人に、表現の場を与え続けていることは素晴らしことだと思うが、人間が大切に守ろうとしてきた価値を平気で踏みにじるような道具になり下がらないで欲しいと思う。というか使う側の問題だろうから、使い手の方がバランス感を持って賢明に使う必要があるだろうと思う。

Saturday, March 5, 2011

Follower

ふと気づけばフォロワーが12人もいる!ひょっとして寄稿もそろそろしてみようかなあ~なんてお考えではないでしょうか?
是非、ご一報ください。設定を寄稿OKに変更しますので。

コーヒー農場の夢かなうか?

去年から農場を持ちたいと思って闇雲に追いかけてきたのだが、ようやく現実味を帯びてきた。ラオス南部のパクセー郡にある標高1100メーター程のボロベン高原に5ヘクタールの土地をコンセッション(パクセー郡から農業投資をすることを条件に長期で賃貸を受ける制度)で借り受け、4月末に約17,000本のアラビカ種のコーヒー苗を植える予定である。うまく育てば来年の冬からコーヒー豆が収穫できる予定だ。去年カンボジアのカンポートという地で、カンカン照りの大地に広がる胡椒農園を見て以来、どういうわけか農場というものを、それも大規模の農場で農作物を作りたいという強い気持ちがフツフツと湧いてきて、その後いろいろと紆余曲折を経て、ラオスのコーヒーにたどりついた。整然と見渡す限りに植えられたコーヒーの木を見たらどれだけ感激するだろう。ラオスはコーヒーの産地として無名だけれど、かつて宗主国であったフランスがコーヒー苗を持ちこみコーヒー農場開発をしたが、その後ベトナム戦争を経てフランスの影響力が低下した結果、フランス人によるコーヒーのプランテーション事業は縮小し、現地の農民は現金収入を得るために細々と庭先でコーヒーを栽培し続けてきたが、商売が得意ではない小国のラオス産のコーヒーは主にベトナムに輸出され、ベトナムコーヒーとして売られている。ここ数年アジアの経済発展が進み、コーヒーをはじめとする商品作物への需要が高まり、農場開発の余地があるラオスでも少しずつコーヒー栽培が復活してきた所である。まだ、植えてもいないのに収穫を夢見るのは早すぎることはわかっているが、麻袋に詰められた赤いコーヒーの実が農場から倉庫に次々と運ばれてくる光景を夢見ている。数年後、これが現実になるかどうかはわからないけど、もしそんな風になったなら、毎年取れたてのコーヒーをプレゼントしますので、どうぞ楽しみにしていてください!

フランス女性のセクシー度

大好きなエッセーイスト、中島さおりさんの「なぜフランスでは子どもが増えるのか」を読んでいます。
面白いです。
セックスレス・カップルや少子化、婚活について日本で問題化している事象をフランスと比べたり、フランスでは、なぜカップルが多いのか、フランスの結婚観は、モラルはどんなものなのか、子どもが増えているのは少子化対策の賜物なのか、そんなトピックについて、統計と歴史的背景とご自分の洞察、この三つをバランスよく絡めながら書かれていて、筆力あるし、ぐんぐん読んじゃいます。

その一つ、筆者の洞察で、フランスと日本のおしゃれ度について、がありました。
もはや日本人の方がおしゃれなのではないか、と。ふんふん、そういわれていますよね。
で、何が違うかといえば、胸の開き度じゃないか。これ、まさに同感です。

おしゃれ感度低くなる一方の私でもそう感じる。
学生時代は丸顔・首太だったため、襟ぐり開いている服を好んできていたし、私の胸開き服好みは未だにそうです。動機はセクシーなものではなく、唯単に、顔が小さく見えるような気がするし、ラフな自分にあっているように思えて。
で、去年日本に帰省したときにユニクロで、ブラ付タンクトップなるものを沢山買いました。ブラなしには外にいけない、そんな日本人的な私にはぴったりな商品。フランスの人は気にしませんから。

でも、実際に着てみると、見えなくてもいい格好のときに、このタンクトップが見えちゃう。ジャケットやセーターなど、かがんだときに、下着や中身が見えないようにタンクトップを着るのであって、普通の姿勢のときにはみえないでほしいのに3センチくらいみえるのが邪魔臭い。
日本で、その他トップものを試着したけど、やはり、胸ぐりが狭くて駄目でした。フランスで買うものは、「えーちょっとコレ見えちゃうかも」っていう位スティープのが多くって、でもその方が首やあごの線がきれいに見えるのです。

そんな昨日、幼稚園でちょっとボランティアをしました。
園長先生は、ざーます眼鏡の50代女性。背が高く、肉付きは普通。夫も「あの人は、典型的な園長タイプだね」というくらい、きりっとしていて、笑顔も無駄に見せない、絵に描いたような園長キャラです。いつも服装は抑え目の色のカジュアルな格好。時たま、スパッツ風のパンツにブーツという、このざーます眼鏡の地味な先生だからこそ幼稚園に馴染んでいるけれど、実はハードな格好をしていることには気づいてもいました。
そんな彼女の昨日の服装は・・・。長めのセーター風トップに、柄物のカラータイツ、そしてひざ上のブーツです。要は超ミニ。50代ですが、カラータイツはいてるから足、全然いけてます。ちょっとかがめばパンツが見えそうな短さで、彼女もそれをちょっと気にする仕草に、「ヒュー、やるじゃん!」って思っちゃいました。

それをみて、そして中島さんのエッセーも重ねて思いました。私だってまだまだいけるはず、と。
楽なジーンズも良いけれど、たまには身体の線が出るくらいの服、着てみようか、と、手始めにスカートを履くと、子猿達は「ママ、きれい」と言ってくれるじゃないですか。夫も私がスカート等を履くと「シックだね」って言ってくれます。
パジャマも、兄猿が「ママ、これ着たらいいよ」ってキャミソールを持ってくる。チビ猿は「お姫様みたい」と私の腕をさすって喜ぶ。
ううぅ、君達ありがとう!ママのことを女の子に区分けしてくれてるんだね、ママ、嬉しいよ。だって時折自分でも忘れているの。

いつまでこの気持ちを保てるか自信はありませんが、セクシー改革、前向きに取り組もうと思う今朝の私です。

Friday, March 4, 2011

誕生日

今日、我が家の末っ子のチャーリーが7才の誕生日を迎えた。コリー犬なので、おそらく人間でいう50歳前後かと思われる。まあ、頑固になったこと。最近は、自分の好きな時に自分の好きなように散歩をするようになった。嫌なことは一切しない。夜も8時になれば寝の体制に入る。人間と同じ進化(?)だと思う。

Thursday, March 3, 2011

デザイン、変えてみました

どうでしょうか。

皆さんは今まで左にあった、チャーリーの写真とか、エトランゼの宣伝とかが、右に移ってどうですか?違和感ありますか?

私(とJubiさん)は左利きなので、この新しいののレイアウト、ちょっと変な感じなのですが、ひょっとして右利きだとそこら辺もかわってくるでしょうかね。

昔は左利きっていうと、ものめずらしく、ちょっと不躾なイメージがあった日本だと思うのですが、今はどうなんでしょう。その昔、合コンで私が左聞きなのに気づいて「君、わがままに育ったでしょ」ってのたまった奴もいました。多分それだけが理由の発言ではなかったのでしょうが。
ちなみにフランスでも、一昔前は、左利きは矯正されたらしいです。夫がそうでした。

デザイン、投稿者の皆さんもご自由に変えてみてください。私も気が向いたときにまた変えてみます。

Wednesday, March 2, 2011

バタバタ

貧乏暇なしの例に漏れず、日々バタバタと過ごしている。無計画に子供をたくさん生み、せっかく海外に住んでいると言うのに、九州男児よりも亭主関白なフランス人と生活空間を共有し、加えて人に好かれたい願望の強い自分の性根が災いし、バタバタバタバタと音がするくらいにバタバタしている。そんなわけで、身なり構わずの生活をしているが、先日夫が「今気がついたけど、すごくいっぱい白髪があるんだね。」とのたまうではないか?自分のことを棚にあげて何をかいわんと思っても大和撫子は口には出さない。数年前に太ったと言われた時も、あんただって腹筋はとうの昔の行方不明とは切り返さなかった。大人だなあと自分でも思う。そんなわけで、今日はスーパーで白髪染めを買ってきた。腹いせに夫のバスローブ(これは私からのプレゼントなので抵当権はある気がする)を着て染めにかかった。栗毛色の美しい髪の毛の娘たちにも、ゴシックするなら今がチャンスだよ、と声をかける。出来上がりは上々。一応夫には冷たく接してみる。近くにいる犬をなでていると、「僕もチャーリーを見習うべきだな。」という。「もう、遅いよ。」とは、大和撫子は言わない。そんなわけで今日のお気に入りの歌はこれ。http://www.youtube.com/watch?v=0co33GX9z9E

業務連絡②

このブログのデザインも変えませんか?テンプレートみると、「画像」と「旅行」というテーマでいいのがあるんですが。どうでしょう。

Tuesday, March 1, 2011

業務連絡

こんな共有ボタンを付けてみました。良いですか?取り外しも簡単です。

最近のフランスと中国とCE

週末、夫はやけに饒舌でした。フランスでは外務大臣が辞職したのですが、それについてのサルコジ大統領の演説が気に食わなかったみたいです。それにしても、大統領の国民向けスピーチ、いつも国歌で始まって仰々しいこと。時代錯誤って感じ。そもそもあの国歌も変えてほしいです。血、血って、こんな歌詞、今の時代許されるべきじゃないと思うんけど、ぶつぶつ。

外務大臣、馬鹿だったんですよね。辞めるしかないでしょ、っていう間違いをしたのに、実際の大統領演説でそれに触れなかったのが夫はむかついたらしい。詳しいことは、こちらMirabelleさんのぴらぴらパリの紙たちで見てください。
そしてそこからその手の話に広がって、カダフィーのシチュエーションについて、それに対する国連の対応について「今更なんだ!」って。そんなら今、明日にでもチベットも救え、何万人殺されているか、中国に経済制裁するべきだぁ!って熱かった(煩かった)です。

で、そこから中国の経済パワーについて。彼いわく、別に中国とビジネスしなくっても何とかなる。まず、フランスは中国に売り込みが下手で食い込めていない、別にビジネスしなくたって何とかなるだろう。で、中国から安いおもちゃ・服などが輸入できなくたって、「あぁ、結構だ。安いガラクタより、高くっても良質で、少量のものを長く使いたい。」って。先進国は、中国マーケットに期待しすぎだって。過疎地の貧困度や、インフレや、不透明な政治とか、マイナス材料多すぎるって。

飲んだ上でのべらんめぇなので経済学的上、また推測が間違っていても許してあげてください。

でも、この最後の、「沢山の安いガラクタより、高くっても良質で、少量のものを長く使いたい」、このセンチメントは増えつつあるものなのではないでしょうか。Customer Emotion、CEってちょっと違う意味で使われているとも思いますが、今は、モノやサービスにもっと感情を、愛着を持ちたい、そういう時代なのではないでしょうか。少なくとも成熟社会ではそうなんじゃないかなぁ。
そんなことを思ったのが、この内田ブログのエントリー。「平成の開国論」あたりからがこのトピックに重なる。
ついでに、このエントリーも面白かった。言い得て妙です。私なんて、本当に彼の言う「平準化を望む日本人」だわ。もっと伯爵夫人キャラでいけたらいいんだけど、中産階級のDNAに負けてしまう。

Anyway、そんな時代ですので、NagomiShanti、是非がんばってください。この前のPicsaの写真、皆さんが見られるような場所はないのかな?すっごく素敵なんですよ~。

いつになくまじめな話題で疲れさせたしまいましたね。
最後に口直し。
お雛様を出しました。お茶の先生の手作りです。金平糖の代わりはSmarties(フランスのマーブルチョコ)です。このお人形も毎年みては、愛着が沸く。手作りならではのものなのだと思います。