Monday, May 14, 2012

40も後半になると、昔は似たような環境にいた友人達もそれぞれの人生をユニークに展開している。先週、今週と偶然にも多くの同年代の友人や知り合いと話す機会があり、改めてその思いを強くした。法律の仕事をしながらジャズ歌手として第一歩を踏み出したり、長年成功してきた保険の仕事を辞めて大学院の設立を始めたり、再び受験勉強に集中していたり、出張先で奇跡的な出会いをして結婚したり、自分で設立したファンドの資金調達に奔走していたり、闘病中だったり、子育て真っ最中だったり、・・・誰ひとりとして若き日に想像していた狭い範囲内で生き続けている人などいない。みな、偶然にも思える出来事や出会いを驚く程うまくつなぎ合わせて、どこかその人らしい部分を残しながら創造的に生き続けているように思う。誰の話にも「あの出来事は辛くて苦い経験だったけど良い薬だった」と言うような話があり、これがまた人生を先に進めていくための種やエネルギーになっているところが実に面白い。そう思うとやっぱり、今はどういう意味があるかはっきりとわからなくても、偶然に支配された世界に積極的に身を置いていきる、というスタンスがいいように思う。