Monday, March 29, 2010

You don't have to do anything!

親愛なる夫がこの文章を口にするたびに警報がワ~ン!!!となる。
そんなわけで昨日は100人弱が家にきた。地元のMarin Symphonyのファンド・レージング・イベントで、エミー賞を取ったフラメンコ・ギターの人と、そのダンサー及びシンガーを呼んで、一人100ドルを払って約半分が運転資金に回るようだ。何もしなくていいのは私ではなく夫であることは言うまでもない。100個ある折りたたみ椅子を下ろしたり、来客に愛想を振りまいたり、キッチンで働くシェフたちと話したり、翌日の掃除の担当は何もしなくていいはずの私に他ならない。赤の他人が家に来て、好き放題にするので、子供たちには良い経験になった。歯に詰まって野菜を指ではじいて床に落とすきれいな女性、家の案内をしてと命令しては引き出しを荒らす母娘、フラメンコ・ダンサーの絵画を売ろうとするばあさんが我が物顔で写真を撮らせる図々しさ等々、腹の立つことは子供たちもしっかり観察したよう。そんな話で翌日盛り上がる食卓で一人盛り上がらないのは夫である。"Face it. You enjoyed the evening!"などという。確かに後のちまで語り草にできるネタを仕入れたという点では、楽しかった。悦に入って踊るフラメンコ・ダンサーの背後の窓の外で犬のチャーリーが力走する後ろを次女が追う姿や三男がニヤニヤして徘徊し、イベントの企画をするいばりんぼおばはんが眼を飛ばす風景は面白かった。それをみて笑う私をたしなめる夫のあわてぶりも面白かった。この次、You don't have to do anything!と言われたら、言い返してやろう。"You mean, YOU don't have to do anything."と。

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