今週末は快晴で、しばしこの世の苦悩を忘れ、パティオでランチを楽しみ、ワインも2杯飲んでみた。ああ、満足と立ち上がると、娘がプールサイドにクッションを敷いて、ここで昼寝すると気持ちいいよ、というので勧めるままに、ガーと、ねむりこけてしまった。どのくらいたったのかわからないけど、起きると頭ががんがんしている。2時間もすると、めまいと吐き気が襲ってきて、そのまま2日ベッドで過ごす羽目になった。ああ、この年になってこんなおろかなことを何故したのかと反省するも、すでに脳みそは茹で上がり、取り返しがつかない。ようやく今朝からふらふらと日常生活に復帰し、夕食も家族と一緒にした。後片付けは子供たちに任せるのが我が家の決まりなので、『ほら、ワイングラスもってお部屋に上がって。』と促す娘たちが、ワイン飲まなかったの?とびっくり。まだ、病み上がりだからと説明しても、びっくりが消えない。ああ、ワインを考えただけでめまいがする。タンタンの漫画のなかでキャピタン・ハドックが薬を内緒で飲まされて突然ウィスキーが大嫌いになる巻きがあるが、まさにそんな感じなのだ。15年来欠かすことなく飲み続けたワインが日射病を機に止まるとなると、かなりの荒療法ではあるが、利くかも知れない。
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