Tuesday, March 15, 2011

情報は多くても

地震が起きてから時間が経つにつれて今回起きたことの大きさと深刻さがましてきた。地震が起きた次の瞬間から放送局だけではなく個人が撮影した生々しい動画が次々とインターネットを通じて流れてきて、とんでもないことが現実に起きてしまったことを否応なく知らされるのだが、情報量が多いからといって、それに応じた適切な行動が取れるわけでもない。放射能が漏れだしていると言われても、だからと言っていち早く荷物をまとめて逃げ出したいということにも中々ならない。ここには家族も友人も知り合いも全てがあるのだ。結局のところ、情報が多かろうと少なかろうと、この国に起きたことを淡々と受け止め、苦労や不都合、悲惨な結果を皆と分かち合う、という事以外にできることが見当らないのである。理屈ではないのである。

1 comment:

  1. おっしゃるとおりだと思います。淡々と受け止める、そういう勇気がまだなくてオロオロしていますが、このエントリーを読んで少し気持ちが落ち着きました。ありがとうございます。

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