Saturday, March 5, 2011

フランス女性のセクシー度

大好きなエッセーイスト、中島さおりさんの「なぜフランスでは子どもが増えるのか」を読んでいます。
面白いです。
セックスレス・カップルや少子化、婚活について日本で問題化している事象をフランスと比べたり、フランスでは、なぜカップルが多いのか、フランスの結婚観は、モラルはどんなものなのか、子どもが増えているのは少子化対策の賜物なのか、そんなトピックについて、統計と歴史的背景とご自分の洞察、この三つをバランスよく絡めながら書かれていて、筆力あるし、ぐんぐん読んじゃいます。

その一つ、筆者の洞察で、フランスと日本のおしゃれ度について、がありました。
もはや日本人の方がおしゃれなのではないか、と。ふんふん、そういわれていますよね。
で、何が違うかといえば、胸の開き度じゃないか。これ、まさに同感です。

おしゃれ感度低くなる一方の私でもそう感じる。
学生時代は丸顔・首太だったため、襟ぐり開いている服を好んできていたし、私の胸開き服好みは未だにそうです。動機はセクシーなものではなく、唯単に、顔が小さく見えるような気がするし、ラフな自分にあっているように思えて。
で、去年日本に帰省したときにユニクロで、ブラ付タンクトップなるものを沢山買いました。ブラなしには外にいけない、そんな日本人的な私にはぴったりな商品。フランスの人は気にしませんから。

でも、実際に着てみると、見えなくてもいい格好のときに、このタンクトップが見えちゃう。ジャケットやセーターなど、かがんだときに、下着や中身が見えないようにタンクトップを着るのであって、普通の姿勢のときにはみえないでほしいのに3センチくらいみえるのが邪魔臭い。
日本で、その他トップものを試着したけど、やはり、胸ぐりが狭くて駄目でした。フランスで買うものは、「えーちょっとコレ見えちゃうかも」っていう位スティープのが多くって、でもその方が首やあごの線がきれいに見えるのです。

そんな昨日、幼稚園でちょっとボランティアをしました。
園長先生は、ざーます眼鏡の50代女性。背が高く、肉付きは普通。夫も「あの人は、典型的な園長タイプだね」というくらい、きりっとしていて、笑顔も無駄に見せない、絵に描いたような園長キャラです。いつも服装は抑え目の色のカジュアルな格好。時たま、スパッツ風のパンツにブーツという、このざーます眼鏡の地味な先生だからこそ幼稚園に馴染んでいるけれど、実はハードな格好をしていることには気づいてもいました。
そんな彼女の昨日の服装は・・・。長めのセーター風トップに、柄物のカラータイツ、そしてひざ上のブーツです。要は超ミニ。50代ですが、カラータイツはいてるから足、全然いけてます。ちょっとかがめばパンツが見えそうな短さで、彼女もそれをちょっと気にする仕草に、「ヒュー、やるじゃん!」って思っちゃいました。

それをみて、そして中島さんのエッセーも重ねて思いました。私だってまだまだいけるはず、と。
楽なジーンズも良いけれど、たまには身体の線が出るくらいの服、着てみようか、と、手始めにスカートを履くと、子猿達は「ママ、きれい」と言ってくれるじゃないですか。夫も私がスカート等を履くと「シックだね」って言ってくれます。
パジャマも、兄猿が「ママ、これ着たらいいよ」ってキャミソールを持ってくる。チビ猿は「お姫様みたい」と私の腕をさすって喜ぶ。
ううぅ、君達ありがとう!ママのことを女の子に区分けしてくれてるんだね、ママ、嬉しいよ。だって時折自分でも忘れているの。

いつまでこの気持ちを保てるか自信はありませんが、セクシー改革、前向きに取り組もうと思う今朝の私です。

2 comments:

  1. 先日男友達とご飯を食べていたら、共通の女友達に関して「彼女はとても面白くてチャーミングだけど、服装は無頓着だと思う。」と言うのを聞いて驚いた記憶があります。なぜなら、彼女は、女仲間から見ると流行を適度に取り入れて、かわいいアクセサリーや鞄を適宜取り替えて、明らかに無頓着とは正反対の存在だからだ。それで再確認したのだが、男の人にとってのオシャレはわかりやすく、例えばミニスカートだとか、セクシーだとかいうことが重要なんだと。女にしかわからない、”かわいい”感じはあまり受けないようなのだ。したがって、lazyさん、セクシー改革を断行するのであれば、ミニ、広い襟ぐり路線の戦略は正しいですね。。

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  2. そういえば、うちの子供たちも7~8年ほど前まで、そんなこと言ってくれていた気がする。You are beautiful!と、今では新でも言わない16歳の次男が言ったときにはほろっときた。ところで、私は結構ミニははく、大胆に。でも襟ぐりはお見せするにはあまりに貧相でできずにいる。

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