Monday, March 7, 2011

ビジネススクール

長い間、学校は学問を学ぶ所という思いが強く、ビジネスとスクールの組み合わせがしっくりこなかったのだ。もちろん今でも腑に落ちないところはあるが、昔よりは違和感が減った。私はビジネススクールに行ったことがないのだが、最近、jubiさんからもらう色々な情報のお陰で、ビジネススクールは若者がビジネスを作りだすための専門知識を身につけさせる専門学校ではなく、ビジネスの機会を捉え果敢に起業し、それに価値があると認めたら各種の専門家があらゆる形で参画し知恵をつけ育てあげ、これらの新しい企業の力で世界を変える力に育てて行くというアメリカの持つ価値や国策を実現する場所なのだと思い、少しわかった気になっているのだ。このような価値や国策が明確でない日本に生まれ育った私には、ビジネスとスクールという組み合わせに戸惑うのも当然である。そう思って改めてビジネススクールという言葉を考えてみると、アメリカという国が、がむしゃらになって求め続けている価値がほんの少し伝わってくる気がする。日本でも各大学がビジネススクールを設置して久しいが、どれも社会に対する影響力を発揮できずにいるのは、私達日本人の間に、恐らくは大学関係者ですら、絶えまない起業活動が強い国家を作り続けて行くというビジネススクールの存在を芯から肯定する価値を持ち合わせていないからだと思う。ビジネスが全てだとはちっとも思わないので誤解しないで欲しい。私が言いたいことは、アメリカという国は大の大人が集まって、多少の犠牲や矛盾をものともせず、新しいビジネスを生みだすことに心血を注いでいるのだということに改めて気付いただけのことである。

2 comments:

  1. 最近スタートアップの人と話す機会が増えてきて思うのは、移民の力がすごいということを再確認する。なんとインド人や中国人の起業家の多いこと!

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  2. 日本が大切にしていきたい価値とか、国策などはっきり見えない現状で、新しく起業しようとするエネルギーも生まれて来ないのでしょうか。どこかの役人が研修旅行でアメリカに行き観光だけしてきたことを聞くと、意識の低さにあきれます。soraさん役人達に渇を入れて下さい!

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