週末、夫はやけに饒舌でした。フランスでは外務大臣が辞職したのですが、それについてのサルコジ大統領の演説が気に食わなかったみたいです。それにしても、大統領の国民向けスピーチ、いつも国歌で始まって仰々しいこと。時代錯誤って感じ。そもそもあの国歌も変えてほしいです。血、血って、こんな歌詞、今の時代許されるべきじゃないと思うんけど、ぶつぶつ。
外務大臣、馬鹿だったんですよね。辞めるしかないでしょ、っていう間違いをしたのに、実際の大統領演説でそれに触れなかったのが夫はむかついたらしい。詳しいことは、こちらMirabelleさんのぴらぴらパリの紙たちで見てください。
そしてそこからその手の話に広がって、カダフィーのシチュエーションについて、それに対する国連の対応について「今更なんだ!」って。そんなら今、明日にでもチベットも救え、何万人殺されているか、中国に経済制裁するべきだぁ!って熱かった(煩かった)です。
で、そこから中国の経済パワーについて。彼いわく、別に中国とビジネスしなくっても何とかなる。まず、フランスは中国に売り込みが下手で食い込めていない、別にビジネスしなくたって何とかなるだろう。で、中国から安いおもちゃ・服などが輸入できなくたって、「あぁ、結構だ。安いガラクタより、高くっても良質で、少量のものを長く使いたい。」って。先進国は、中国マーケットに期待しすぎだって。過疎地の貧困度や、インフレや、不透明な政治とか、マイナス材料多すぎるって。
飲んだ上でのべらんめぇなので経済学的上、また推測が間違っていても許してあげてください。
でも、この最後の、「沢山の安いガラクタより、高くっても良質で、少量のものを長く使いたい」、このセンチメントは増えつつあるものなのではないでしょうか。Customer Emotion、CEってちょっと違う意味で使われているとも思いますが、今は、モノやサービスにもっと感情を、愛着を持ちたい、そういう時代なのではないでしょうか。少なくとも成熟社会ではそうなんじゃないかなぁ。
そんなことを思ったのが、この内田ブログのエントリー。「平成の開国論」あたりからがこのトピックに重なる。
ついでに、このエントリーも面白かった。言い得て妙です。私なんて、本当に彼の言う「平準化を望む日本人」だわ。もっと伯爵夫人キャラでいけたらいいんだけど、中産階級のDNAに負けてしまう。
Anyway、そんな時代ですので、NagomiShanti、是非がんばってください。この前のPicsaの写真、皆さんが見られるような場所はないのかな?すっごく素敵なんですよ~。
いつになくまじめな話題で疲れさせたしまいましたね。
最後に口直し。
お雛様を出しました。お茶の先生の手作りです。金平糖の代わりはSmarties(フランスのマーブルチョコ)です。このお人形も毎年みては、愛着が沸く。手作りならではのものなのだと思います。
フランス国家の歌詞、初めて知りました。言霊的にはひどいかも。田畑を敵の血で溢れさせろとか、繰り返し歌っていたら感覚おかしくなりそう。子供には歌わせたくないですね。
ReplyDelete物に愛着を持つ流れ広がって欲しいですね。日本人って針一本もちゃんと供養して捨てるところ好きです。(実際鉄の表面を見ても生きて動いているのが見えるそうです。)この感覚残していきたいですね。
雛人形おちゃめなかんじですごくかわいいです。私も雛人形出すときはいつもかわいい~連発しています。
沢山の安いがらくたより、少量の良いものと思うのですが、いつのまにか沢山のガラクタは勝手に増殖しています。例えばここ数日でも、アンケートに答えたお礼としてのポールペン、メガネ屋からもらったメガネふき、パン屋からもらった小皿、綺麗で捨てるのがおしいお菓子の缶、もう、安いガラクタがどんどん貯まる一方です!
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