Monday, March 21, 2011

自粛モード

地震から11日経った。今回は単なる地震で済まなくて、津波、放射能、電力不足、物資の不足とか今まで経験したことのない事態が続いて不安が増大したせいだと思うが、世の中が皆自粛モードになってしまった。電力不足で電車が減数されているから夜出歩くのが不便なのは理解できるし、節電を励行するのも必要だけど、殆どのイベントが「震災のため」中止されているのは少しやり過ぎのように思う。夜の食事、週末のイベント、旅行など、あらゆるものが中止である。極端すぎる感じがする。ある証券会社のレポートによれば、今回の東北3県の日本の全GDPに対する貢献度は4-5%とのこと。被害総額はす20兆円ぐらいかも知れないが、日本のバランスシートはその100倍以上は楽にあるだろう。被害は想定をはるかに超えた大規模なもので悲しいけれど、数字で見れば日本の“一部”なのである。被災地には日本の有数の漁港があり、素晴らしい農産物を生産する農地が広がり、多くの工場もあったから第一次産業や第二次産業に影響が出るのは必至であるが、東京はサービス業で成り立っている大都市であり、みんながあらゆるサービスを享受し消費をすることで富を生み出している都市なのだ。この東京で例えば消費が10%落ちたら、日本全体に与える影響はそれこそ甚大で致命的である。だから出来る限り、震災の被害に合わなかった東京の人達は、「震災のため」の取りやめを止めて、「不謹慎」というレッテルに負けず、普通の都市生活に戻ることが大切だと思う。人に会い、見聞を広げ、食事や文化を楽しみ、東京ライフを満喫し、お金を回すことも日本を救う大切な方法なのだと心から思う。

3 comments:

  1. そうですそうです!Twitterで楽しそうに飲んでいるつぶやきを読むと、「行け行け、その調子!」って思います。

    ReplyDelete
  2. すみません、エトランゼ管理人チームは私、怠け象です。エトランゼの方にも、「全く同感!」コメントを頂いてます。

    ReplyDelete
  3. soraさんの言葉で、自分たちが楽しむことに対する後ろめたさ少し減りました。感謝です。元気な日本にしなければね。
    外食産業の備蓄もたくさんあるとか、各家庭でエネルギーを使って作るより外で食べた方いいとか。

    ReplyDelete