地震以来、みんながメディアの情報に釘付けになり、毎瞬、毎瞬流れてくるニュースに泣いている。東北人は厳しい気候条件の下で生きてきた人達だから、口下手だけど我慢強く、ちょっとのことではへこたれない誇るべき資質を持っていることは日本人なら誰もが知っている。そんな彼らに、地震、津波、極寒、喪失、不安、空腹、停電、病気、被爆などあまりにも多くの苦しみが連続して襲いかかり、これでもか、これでもかという程に痛めつけている。誰に文句を言うでもなく静かにひとり苦しみに耐えている被災者の姿を見て、被災しなかった人達もみんな悲しみに暮れている。まだまだ混乱が続いていて、実際に役にたつことができなくて悔しいのだけれど、少なくとも皆、テレビの前で大泣きして悲しみを共にしていることを被災者の人達に伝えたいと思います。
家族が見あたらないのに、避難所で食事の支度を手伝う婦人、がれきのなかで、もっと他はひどい状態だろうと泣き言を言わずにいる老人たちを見ていると、本当に東北人の強さに感動し勇気をいただいている。本当に誇りです。
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