Wednesday, May 12, 2010

久しぶりの東京便り

半年ぶりに東京に来た。第一印象は人がたくさんいるのに、何故か閑散とした感じ。サンフランシスコは人がいないから閑散としていて当然なのだが、面白いなあと思う。電車に乗ると、ああここにいたのね、と言う具合に人はいる。都会にありがちな楽しくなさそうな顔をみんながしている。子供までがなんだか白けた顔つきをしているような気がする。我が家の子供らと思わず対比する。サンフランシスコの郊外に住む我が子たちはなんともおおらかに楽しそうにしているではないか。本人たちに悩みがないわけではないが、自分の未来に対して原則楽観的な気がする。希望に満ちているし、なせばなる何事も、という根拠のない確信がある。東京の子供たちもそんな自信と希望があればいいなあと思う。もちろん、ないわけではないのかもしれない。都会の子供だからクールに決めているのかもしれない。

2 comments:

  1. 「分かるなぁ」と思いながら読ませていただきました。私は生粋の日本人で、人生34年間のうち、約30年間は日本暮らしなのですが、日本に帰ってくると、人も空気も「暗い」ですよね。

    しかし、最近気づきました。エントリーにもあるように、「日本が」、というよりは「東京が」かもしれません。わが家、湘南に越しまして、生活が海と太陽を身近に感じ、空にはカラスよりもトンビが鳴きます。このあたりの子どもたちは、それだけでいつもいつも外で笑顔です。

    ReplyDelete
  2. 子供の頃、地下鉄の窓に写った自分が青緑の死んだ顔で怖かったの、思い出します。そういう環境だからこそ、力強く、というか、逆境にもめげない人間もできることもあるし、追い込まれてしまう子もいるだろうし。

    海と太陽がある生活、いいですよね~。パリは東京と同じですが、休みが多いし、もうちょっと空間があるから救われます。

    ReplyDelete