Saturday, May 22, 2010
ミニ家庭用品
これ、しょうもない写真ですが、大きさ、わかりますでしょうか。ワインボトルを置いて比べられるように、と思ったのですが。
炊飯器は3合炊き、このボールは卵三個くらいが丁度良く、小さい鍋は味噌汁二人分、うどん一玉がぴったり入る、、そんな大きさです。
昨日は5歳までカウント・ダウンに入った息子が「シュー・ア・ラ・クレーム」を食べたい、というので、何年かぶりにやってみました。
余談ですが、この「シュー・ア・ラ・クレーム」、昔Jubilancerさんの次男君が3、4歳のときに、私が「シュークリーム」と言ったら、ちょっと悩んで「ちがう、これは『シュー・ア・ラ・クレーム』だよ」と教えてくれたのを思い出します。そのとき、この子は日本語も上手に操っていて、叔母・甥として血も繋がっているんだけど、私とは違う文化圏にいるんだな、って何故か痛切に悟ったものでした。よもや、のちに自分がその違う文化圏に飛び込むとは思わなんだ。
英語ではパフ・クリームと呼ぶんでしたっけ。
写真に戻って、このボールに入っているものはシュー皮のもとです。これをグニュグニュやってるときに、このボール、二十年ものということに気づきました。いや、ちょっとさば読んでいるかもしれませんが、何しろフライトしてるころにロスか、パリかで購入したものです。当時独り暮らししていたので、住んでいた1DKのキッチンも狭かったし、この小ささがよかったのです。炊飯器も独り暮らしし始めたときに最初に買ったもの。一合炊いては一日掛けて食べる、そんな生活でした。このちび鍋も大人一人にぴったりで。
今は、これらが3歳児と5歳児家族には丁度いいサイズで、よく活躍しています。が、もうすぐ、これでは足りなくなってもっと大きなものに買い換えなくてはならなくなるのだろう、そんなことを想っていると、私は今人生の一番幸せな時期にいるのかもしれない、なんて。
あの一人暮らし時代は自由であることの寂しさも知った頃でしたが、あれはあれでかけがえのない思い出。このボールを手で洗うときの丸みや、炊飯器で御飯炊いて、その湯気とか、そんなものに慰められていたように想います。
とりとめなくなってしまいましたが、喜びも悲しみも染み込んだ、愛着一杯のチビ家庭用品についてのエントリーでした。
PS・シュークリーム、上手く出来たのに、チビ猿め、「給食で出たのと違うー!もっとクリームが黄色かった!」って拒否されました。まだ6個もあるんですけど。
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ありますね~。何気に昔から付いて来ていて以外に活躍しているもの。私はモノに愛着が沸きづらい薄情者なんですが、夫の母は何でも大事にしていて、なべ釜類を取り出すたびに「これはね、これはね、」と歴史を語ってくれます。
ReplyDeleteそして、あのかわいい少年は今ではプロフィトロールの達人になり、音楽、勉強もできる、しかもとんでもなくハンサムな青年になってしまいました。母としては、なにが成功の秘訣かわからないままに幸運に感謝するのみです。
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