Tuesday, May 25, 2010

昨日は暑かった!(パリの話)



昨日のパリ、最高気温は30℃越えたのではないでしょうか。午後は昼寝したかったのに、公園セッションに駆り出されてしまって、帽子から出ていた首が、ジリジリと焼ける音が聞こえそうでした。。

公園は、サント・ペリーヌといってパリにしては大きめの公園です。芝生エリアが多いので、昨日のような祝日で陽気が良いと、老若男女が一杯。まぁ、一杯といっても春先の東京上野とは比較にならないのですが。皆、タンクトップやサマードレス、男性はバミューダパンツ。パリは一気に夏模様。

このサント・ペリーヌ、週に一回は来ています。その度に、木陰にアベック(死語?)、ベンチに老人と浮浪者の間のような人、茂みの裏には調子に乗っている若者など色んな人がいて、ちょっと怖いな、と思っていました。
そんな先日、幼児用の砂場エリアで、うちの3歳猿を見失いました。悪さをしていた兄猿に説教している間の30秒(と思っているけどもっと長かったのでしょう)、フェンスの内側にいるのを確認していたちび猿なのに、兄猿に納得させ終え、ふと探すと、さっきの場所にいない。
まぁ、30秒くらいだから半径20メートルの中にいるだろう、って目を皿にして探したけど、いない。漸く焦り始めた頃、遠くから、親切そうな年配の婦人に付き添われたちび猿がやってきます。御礼を述べ、「どこにいましたか」と聞くと、それはもう、果てしなく遠いところまで行っちゃってたようです。怖い怖い。

この公園ではその昔、誘拐騒ぎがあったとか、なかったとか。そして毎回、夕暮れ時になると、先の私同様、子供を見失って半狂乱になっている保護者を見かけます。そんな話を夫にしていたので、心配性の夫は強烈な西日の下、始終子猿のあとを追い、前半戦でクタクタ。後半戦は「大丈夫だと思う」と根拠なく開き直ってベンチに伸びていました。あのぅ、さっき、「僕が見ているから、君は寝てなさい」って言ってましたよね。

誘拐された子供、その親はどのような気持ちで生きていくのでしょうね。かんかん照りの太陽の下、そんなことを考えていました。今日はあとで夕立が来るようです。

3 comments:

  1. 本当に子供の身の安全は、大事ですね。子供を見失った時や学校から電話が来る時は命が縮まる想いです。

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  2. 一度当時1歳半の長男を、なんと空港で見失いました。カタストロフィックなシナリオが次々に頭をめぐり、この世の終わりだと思いましたよ。

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  3. 親の因果ですね、心配させられるのは。うちは去年モン・サンミシェルで4歳の長男を見失いました。が、どこからか彼の泣き声が聞こえるので、私は「近くに居る!」と動揺を抑えることが出来ました。可哀想に夫は大・大・パニック!それを落ち着かせるのに大変でした・・・。

    Porte disparue (原題は確か、Without a trace)という、FBIの行方不明捜索部隊のシリーズもの、見たことありますか?
    観ていないなら、観ない方がいいと思います。あれを観ちゃうと、子供を家から出せなくなる。

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