Tuesday, May 4, 2010

ベランダより (パリ便り)

正確にはベランダの内側より、です。外に出たけど、寒くって一瞬しかいられません。ベランダの気温計は8℃を指しています。雲はあるけど、青空の午前7時半。パリの殆どの幼稚園は水曜日はお休みなので、いつも朝はキリキリの母猿も、まったりモードの朝です。

フランス、何故か冷気に包まれているようで、南の方では雪も散らついたとか。昨日、マルシェの青果屋さんは耳あて付の真冬の帽子を被っていました。
そういえば昨日のパリは風が強くって、マロニエの種(花粉?)が飛ぶことイナゴの大群のよう、というのは大げさですが、道の吹き溜まりに黄土色の絨毯を作ってました。メトロに乗ると、座っている人の頭、肩、背中、皆一つはマロニエの種を付けて運んでいて、このうちの一つは大木になるのか、どうか。デービッド・アッテンボローさんに追跡してもらいたいです。

この天候で思うのは、「やはり春が苦手」ってことでしょうか。気がソワソワしてはそれで疲れて。空に花粉、ベランダによく来る番いの鳩達も落ち着きないし、桜はきれいだけど、散ってしまうし。3年間滞在したカタールには春がなかったので、忘れていました、春の対処法。
まぁ、あと一、二週間もすれば、初夏らしくなるでしょうし、この不安定な天気も楽しむことにします。
そうそう、野菜や果物が美味しくなってきたのは、春の喜びですね。
昨夜はある方のブログのレシを、大幅にずるして大型にし、更に木苺を加えてタルトを作りました。写真を載せればいいのだけど・・・。 (中断、写真撮ってきます)
撮るほどのできではなかったですね。でもまぁ一夜明け、120度まで減っているので、味は良かった??








見た目イマイチの写真の口直しに、この写真。雑草?




 雑草は雑草でもなんと、野生の蘭らしいのです。先日、田舎の原っぱで群生しているのを見つけました。
根っこごととってベランダに植えましたが、この排気ガスの街、パリでサバイブできるでしょうか。

ではでは、良い一日を!

3 comments:

  1. 美味しそうなタルト。木苺など、フルーツやベリーが気軽に手に入るのは海外の特権だなと思います。この界隈では値段が高いなどと言う前に売っていません。うーーん、画像、美味しそう!

    先日の「日本の旬の人は誰ですか」というエントリー、色々考えたのに、なんと誰も思いつきません。私がメディアから離れているというのはあるけれど、「この人!」という絶対的な存在感の人がもしかしたら今いないのかも、と思いました。

    政治でも、芸能界でも、音楽でも、スポーツでも、テレビに出てくるような才能の人はたくさんいるけれど、唯一無二となると思い浮かばない、久しぶりに「がつん」とくる人が来たら社会も活気づくのに。近い将来の登場に期待。

    ReplyDelete
  2. そうみたいですね、旬がいないの。他の方からもスター不在なことを聞きました。私が子供のころは、アイドルとか、その後はサザンとか、ときめきの対象がいましたね~。政治家だって、中曽根が総理大臣になったとき、「こんな小さな存在の人が総理になっちゃうんだ」と子供心に思ったけど、今となればとてもビッグな人だった、と思わされるほど、その後が小さいしね。

    引き続き声援の程、宜しくお願いいたします。

    ReplyDelete
  3. 私が宇多田ヒカルのファンであることはご存知かと思いますが、彼女の登場こそ衝撃、まさに「旬」だったんですよ。名前も聞いたことない、顔なんてどこを調べても登場しない、でも自分たちが聞いたことのない別世界の絶妙なリズムのとり方、歌い方。その後次第に素性が分かってきてからは、街のどこをあるいても彼女の音楽が聞こえてきて、ポスター、アルバムジジャケットを目にしに日はなかったのです。

    そんな彼女も今は全米ツアーで静かだし、lazyelephantさんの言うとおり、政界のビッグが欲しいところですね。

    ReplyDelete