Friday, January 15, 2010

フューチャリスト宣言

友人よりご推奨のあった「フューチャリスト宣言」と言う本を読んだ。2007年発刊とある。ウェブ世界の行く道について、二人の識者の対談録である。

当対談ではGoogleの社会的意義の高さを絶賛しているが、Googleが当たり前で育った世代の私にはピンとこなかった。が、Youtube礼賛については大いに賛同。
私レベルの理解だが、酒井法子の覚せい剤事件も、文字で読んだものより、彼女がドラッグハイになっているときのYoutube上の映像ほど、インパクトの強いものは無かったと思う。メディアが、そして彼女が作り上げたイメージなど、一瞬にして消えた。観たもの皆が、ドラッグの怖さ、下らなさを見取ったことと思う。
Youtube、誰でも映像を投稿できて、誰でもアクセスできる、好きなときに観られる、メディアの統制もない、そしてタダ、本当に素晴らしいと思う。「著作権云々という問題は料簡が狭い」、と言う著者の見解にも同感。映像、音楽、文章などは、何をさておき、多くの人に鑑賞してもらうことが大切なのだと思う。

今後のウェブのあるべき姿は「共有」される存在であり、オープンであること、と説く。小さなパイや利益に目くじら立てるより、この二つの原則を守り、コンテンツがよければおのずとお金は儲かる。Gにせよ、Youtubeにせよ、あとWikipediaにせよ、この原則に則られていて、大成功している。そして皆の生活向上に貢献している。これは人類の進化だ、という。爽やかな評価だと思う。

3 comments:

  1. 今日はシンクロすることが多い日。最近、この著者の梅田望夫が私たちの間ではひそかなブームだが今日、その仲間たちとの楽しいおしゃべりのあと、ふと夫の書棚をのぞいたら…ありました、
    彼の大ヒット著「ウェブ進化論」。確か数年前に夫から進められたのに、アホらし、私には要らないわ!と一蹴した本です。
    あの時読んでいれば、ちょっとはマシなコメントもかっこよくできただろうに。フューチャリスト宣言も読んでみます。

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  2. フ宣言の著者たちのブログサイトをあとで載せておきますね。

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  3. 梅田さんのブログ、
    http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/
    ちょっとイマイチでした。
    対談相手の茂木さんのは体育会系というか、熱くっていいかな。
    http://kenmogi.cocolog-nifty.com/professional/
    好みですね、こういうのは。

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