Saturday, February 19, 2011

スイスでスキー、其のニ




昨夜、足も折らずに無事スイスから帰還しました。

わざわざネットカフェに行ってまで、前回レポートを発信した甲斐(?)あり、こちらのコメントも、エトランゼにおいてのコメントも、またメールでも、「わかるわかる!私も一緒」といった意見を沢山頂いて、怒りも悲しみもメール・コメントの数分の一になり、心が落ち着きました。皆様ありがとう!私だけじゃない、ということがこんなに力をくれるものなのですね。

こうして冷静な頭で一人デ・ブリをすると、問題もクリアに見えてくる。

① 夫が私を優しく守ってくれる、気遣ってくれるという妄想を抱いたのが悪かった。

今までだって、パリ社交界に連れてってくれたはいいが、会場についたとたん自分の旧友と盛り上がって、私を壁の花にしたり、親切だけど耳の遠いおばあさんとトンチンカンな会話にはまっているのを放って置かれたりしたのに、何故スキーでは紳士になると思ったのでしょう。これは私が悪かった、バカだったとしかいえません。


② 何故薦められるがままにスキーなど履いてしまったのか、リフトに乗ってしまったのか。

私は自分がないというか、無防備というか、人に何か薦められると、特にそれが善良そうな人だと、考える前に「はい、そうしましょう」と言ってしまう癖があるのです。たとえ悪意こそなくても、人は無責任に人にものを薦めるというのは、金融で買う側にいたときに痛いほど学んだはずなのに、現実生活に生かせなかった。これも私が悪うございました。


③ 何故、良い母、良い嫁ぶってしまったのだろう。

はい、良い妻の振りはできませんでした。夫って言う存在は当たるためにある、って思うことありませんか?
Anyway,折角子猿達のバカンスだし、この歳でスイスに来るという幸運に賜れたのだから、楽しい思い出にしてあげたくって・・・、というのは建前で、野猿達がギャーギャーすると義理の両親の迷惑になる!と思い、あやつらを必死におだて、持ち上げ、なだめては、誰もいないときにはこっぴどく叱る、というのをやったり、義理両親の前では機嫌のよい、疲れ知らずの嫁を演じていたらですね、自分の時間がなくなってしまったのです。
これが辛かった。
家ではたとえ家族が大騒ぎしていようと、自分勝手にこうしてタイプしたり、ごろごろしたりできるのですが、スキー先ではいつも周りに気を使っているうちに、自分の世界に鍵が掛かっちゃって、入りたくても、ドアが開かない状況に陥ってしまったのです。
本当に私ってバカ。


まとめ
・来年もお誘いを受けたら、スキーは他の皆がバテてくる後半だけ参加することにする。(頭いいでしょ)
・スキーしないときは、ネットカフェにいって自分の世界にどっぷり入ることにする。宿泊先の片付けなどしない。食事の準備などもしない。買出しも男性軍に任せる。
・子猿達は一日中スキー教室に入れる、食事つきで頼む、それが過酷なら一日おきにでもそうする。
・スキーに発つ前はすごく夫に負担の多いことをする、例えば毎晩子守させて私は飲み歩くとか。そうすれば、例えスキー先で夫が非紳士的でもあまり頭にこないと思うから。

そして、大まとめ
自分の時間って本当に大切なんだと痛感しました。どんなに忙しくても、脳みそをびよよ~んとさせたり、逆にビンビンビンとさせたりする時間を作るのも、健康管理の一つですね。

そして、どうしてもそれができないときは、森田健作よろしく、太陽に吠えるもよし。
ストレスは溜めると怖いですから、吠えてもいいから発散しましょう。

では、また行きます!

5 comments:

  1. 上手に分析しましたね、Lazyさん。私も同じようなことをやっては疲れた経験があり、もう無理しないことにした。仕事でもないのに張り詰める必要はないない。

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  2. 今回のスキーは社交のようでしたね。社交は外から見える華やかさと、実際に中に居る人の本当の気持ちとはかけ離れている時がありますね。lazyさんに分析のとおり、社交と自分の世界は別物と割り切り、双方を行ったり来たりして楽しめるというのがいいですね。

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  3. スイスの山美しいですね~。空気の良ささえ写真でわかります。でも相当なお疲れさまでした。気遣いにも限界がありますよ。頑張るにはエネルギーや思いやりの貯金が必要ですよね。

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  4. 皆様、お優しいコメントをありがとうございます。週末超だらだらして、先週の恐怖は幻だったのか、と言うほど遠いものになっています。

    でも筋肉痛がまだ残っている・・・。年とった証拠?この時差が悔しいです。

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  5. チョコとチーズがおいしいというあこがれのスイス。lazyさんおつかれさまです。ちゃんと分析して次回の対策まで考えるなんて素晴らしいです。
    分析②に、特に共感しました。私の目下の課題は、「自分で感じたことを尊重すること」ですが、なかなか。つい「こうするべきなのでは」という方向へ流れてしまいます。

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