如月というのに梅どころか、桜が咲き出した、わが村では。そしてこの10日ほど、港にかもめとアシカがびっくりするくらい群がる。ヒッチコックのBirdsみたいで怖いなあ~などと能天気に考えながら過ごしていたが、聞いてみると、なんとニシンが卵を産みにきているらしい。そこへ、ニシン狙いでかもめとアシカがきているという。近所のおばちゃんいわく、日本から数の子を取りに漁師も船でくるという。本当かな?と疑問だけど、丘をチャーリーを散歩すると、アシカのArf, Arfという会話が面白い。みんな忙しい村の女性たちに「散歩行くよ!いく?」とメールをし、図書館発で1時間近所を歩いて昨日もチューリップのつぼみや、水仙の花がほころびているのを発見。天国に来た気分になる。パリやニューヨークで凍死寸前の生活をしている人々を横目にいち早く春なのだ。今日もプールで30分泳ぎ、サングラスかけて家に戻る。この生活はやめられないと実感する。
明日は友人のお母様の着物を頂戴しにいく。和みシャンティー=ダブル平和なのである。日本の美を世界に気軽に知ってもらうのである。アメリカにいながら和なのだ。
アメリカもヨーロッパも大雪のようだが日本でも今年は例年の3倍と、snowmageddon、まさに破壊的な大雪だ。山形の豪雪地帯にすむKさんと電話で話すと、毎日雪かきをしても、すぐに屋根まで雪が積もり、いくら慣れていても今年は苦しいとのこと。それぞれの地域に独特の気候風土があり、それが人々の性格や性質をも形作るのだ。何カ月もの間豪雪の中に生きる東北人は辛抱強くあきらめない、というのが誇るべき彼らの資質なのだ。私の先祖も豪雪地帯だから、そんな資質が自分にも受け継がれていることを期待しているけど、自信がない。
ReplyDeleteわたしも、パリは寒波で、なんて、札幌在住の友人にメールしたら、「雪かきが日常です。」って。サンシャイアンのサンフランはサンフランの、豪雪地帯には豪雪地帯の、パリにはパリの資質があるのでしょうね。そういう意味でも、地震もなく、梅雨もなく、洪水もなく、猛暑もない、積雪すらないパリの人は本当にスポイルされてると思います。辛抱の「し」の字もないんですよ。
ReplyDelete