またまた場違いなところにきています。
スイスはVerbierという、スキーリゾート、これは毎年、義父が自分、子供、孫達へのプレゼントとして、孫の学校の冬休みにあわせてシャレをとってくださり、各家族、都合のよいときにあわせて一週間くらい滞在します。
Verbierの街はローザンヌからそう遠くなく、フランス語圏。なのに何故かイギリス人が沢山いるので、英語・フランス語が同じくらい飛び交っています。ちょっとJetSet系で、ビクトリア・ベッカム風の人が闊歩していて、世代もそんな感じで乳母車やちびっ子も一杯見かけます。
おスイスでおスキーというのも、私には何だか壮大な話なのですが、何よりも場違いなのはゲレンデの難易度!
去年は20年ぶりのスキー、いきなりここで滑ったのですが、そのときは70歳の叔母と一緒だったため何とかなったけど、今年は私だけビギナー。なのに斜面は45度?
次から次へと命からがらに滑り降りてはまたリフトに乗せられ、というのをやっているうちに、ここに連れてきた夫と義父に、こんなシチュエーションに陥ってしまった自分にふつふつと怒りが、悲しみが湧いて来て・・・何したと思います?
私、スロープを滑りながら、絶叫したのです。
「I hate this! (何故か英語)」
「むかつく~!!」
「大っきらい!」
「怖いっていってんでしょう」
って。それも泣きながら。
怖いですね~。もし誰か聞いていたら発狂していると思われたと思います。ま、発狂してるんですけど。
それくらい、怖くって、悲しくって。
だって、何が楽しくって、自分でコントロールできない斜面を滑りたいの?私の人生、既にOut of controlなのに、わざわざこんなことしなくちゃいけないの?リスクなんて、チャレンジなんて実生活で充分です!
でも、この絶叫のあと、すごくすっきりしちゃって。
思い出すと結構笑えるし。
いやぁ、良いストレス解放策を知りましたよ。
皆さんにもお勧めです。森田健作風に、浜辺か、屋上か、なるべく迷惑の掛からない場所で雄叫んでみてくださいね~。
帰ったらまた雪山レポートしたいと思います。
Verbierのネットカフェより。
(カフェというより、まるでロンドンのポッシュなパブみたいです。)
スイスでスキーとはまたカッコイイじゃないですか。おまけにネットカフェで投稿なんて、ちょっとした作家風で素敵です。私もカフェとかで投稿してみたいと思い、最近持ち運べるPCが欲しいなと思っているところです。雪山レポート期待しています
ReplyDeleteLazyさんの絶叫は目に浮かぶ浮かぶ。かわいそう。私もスキーに行くたびに怖い&悲しいを体験したので、お気持ち察します。ついに5年ほど前に高山病になり、死にそうに気持ち悪い体験を家族にまざまざと見せ付けたおかげで以来スキーに行かずにすんでいます。仮病でもいいからやってみたら?
ReplyDelete45度と言ったら、ほぼ絶壁。その気持ちすごくわかります。大人になっていたのに、「もう滑れない~」と泣き出したことを思い出しました。一緒に行っていた数人を困らせたにも関わらず、その後すぐに暖かいカレーうどんでニコニコというありさま。スキー場はなにか気持ちの浄化作用がありそうです。
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