Friday, July 2, 2010

本のない生活 (東京便り)

先週より東京に来ています。

この一週間、本のない、活字も殆どみない、加えて一昨日までインターネットもあまり見ない生活をしていました。
渇望とはこのこと?読むこと、書くことが如何に私の一部になっているのか、よーくわかりました。

まず、本を持たずに飛行機に乗ってしまうという大失態を犯してしまったのが始まり。
まぁ、子猿二匹連れでしたので、読む時間も殆どないのですが、でも、やっぱりふと手があいた5分など、本を開きた~い!と後悔しましたね。

機内誌にも目を通しましたが、昔に比べてなんとなく、質が落ちているような気がしました。

昔乗務していたエアライン、(それも、機体は私が乗務していたスーパージャンボで、15年後にこうして乗るのは変な気持ちでした)機内誌「翼の王国」は毎月手にとって読んでいたものです。オキ・シローさんのショートストーリーがお気に入りで、その他の特集の写真もよかったのですが、今回は文章も写真も情報も、ぱっとしなかったなぁ。
経費削減の影響なのか、色んな方のブログを読んでいるから私の舌が肥えてしまったのか。

乗務員の方々はしっかり、きっちりと仕事をされていて、素晴らしかったです。が、疲れているようにも見えました。お化粧も画一化されているようで、上からそういうお達しでもあるのでしょうか。
稼動がきついと元同期らから聞いていましたが、本当にそうなんでしょう。お化粧も、サービスもマニュアル通りにきちっとやっていないと査定に響く。昔はもうちょっと個性的な方がいてもそれを許容していたように思います。
機内食も随分簡素化されていたし、厳しい状況なのが伝わってきました。

この、「厳しい状況」というの、日本に着いてから、何かにつけて感じることです。
スーパーのレジの対応の完璧さなど、老いも若きも、挨拶からお釣の返し方まで、言われた通りにやらないと、折角見つけたパートなのに首になってしまう、というような切迫感を感じてしまうのは私の考えすぎでしょうか。パリのカールフールのレジのふてぶてしさを分けてあげたい、と思ってしまいます。

Anyway, 今日はブックオフに行って、本と子供用DVDと、あわよければ桑田さんのDVD、CDを買ってこようと心に決めています。日曜日もお店が通常営業しているのが日本は嬉しい。

では、また行きますね。

2 comments:

  1. 私もいつも思うのです。日本の子どもはあんなに明るく、素直で、朗らかなのに、大人になるとどうしてこのように閉じた顔になってしまうのかと。
    電車の中なんかで、そういう顔が並んでいるのを見ていると悲しくなってしまうのです。
    家庭とか友だち仲間では、打ち解けて、笑顔の親しい表情が自然にできるのに、外の社会に対する警戒心が強いのかしら?

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  2. そういうところありますね。

    外では、心身ともにぎりぎりのところでやっている、気を許したら返ってつらい。マラソン、走っているときにちょっと止まって、また走りだすのがつらいのと同じなのかもしれない。

    なんて、もうわかりませんね、これだけ長いこと日本を離れてしまうと。

    幼稚園では子供たちの笑顔が可愛いです。息子も今のところ上機嫌で通っています。

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