昨日の飛行機で、なんと5本映画を見てしまいました。
その中でもよかったのが、この『小さな命が呼ぶとき』 / Extraordinary Measures 。
邦題って相変わらず飛んでますね。
不治の病と思われているポンペ病の子供を持つ両親が、子供の余命が一年と宣告されます。でも親としては「はい、そうですか」とは思えない。色々自分達で調べていく中で、とある大学で画期的な治療薬を研究している偏屈科学者がいることを知り、協力要請のアタックします。そして、遂には、この研究のための資金を集め、投資家を募り、会社を起業します。
そして結末は・・・。
そんな野暮なことはしません。
が、私はハッピーエンドしか見ない主義とだけ言っておきましょうか。
さて、何がよかったって、久々のアメリカ二ズム(って言葉があるのでしょうか)がよかった。
まず、チャレンジ精神がいいと思いました。
「これは不治の病です、あきらめてください」という概念にチャレンジする。それも素人が。そんな、既成概念に受身でないところがいい。「そういうものだから」って言われて納得いかないことってありませんか?そういうのに立ち向かう強さに憧れます。
そして、とことん明るく前向きな家族が素晴らしい。身体障害者を二人ももつ家庭なのに、ジメジメしてなくって、そんな描き方がうそっぽくないと思わせるところがアメリカなのかなって。
で、正義は勝つ、ではないですが、優しさ、正論を嫌味なく前にぐいぐい押し出すパワー、カルチャーが、爽やかだなぁって思いました。アメリカびいきな自分を忘れていた今日この頃。そうそう、こういうところが好きなのよ、と思い出させてもらえる映画でした。
そうそう、ってまだ続く。
お父さんが主人公の映画でしたが奥さんもひそかによかった。
彼女のセリフの一つに、「(大黒柱の夫が会社を辞めて、一か八かの起業するかどうか、について)まもなくくる子供達の死を受け入れることよりも、最後まで戦うのが私達の運命なのかな、って思うの」というのが心に残っています。
戦うのが運命、希望を捨てないことが運命。
私もそんな力強さを持っているでしょうか。いつか持つことができるのでしょうか。
偏屈研究者役はハリソン・フォードでした。合ってましたよ。彼はプロデュースにも関わっているようです。
DVDでもう一度観てもいいと思える映画でした。
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