Monday, July 26, 2010

パリ、無事に着きました

先ほど、無事パリに着きました。夜9時現在、ベランダの気温計は20度ちょっとをさしています。日本では、この時間は多分30度近かっただろうことを思うと、不思議な感じです。

今回の帰省は、5歳と3歳の息子たちに私が子供の頃に経験した、あの素朴な日本の夏を体感してもらうことと、「中国は四川・杭州にいた自分には、そんじょそこらの暑さ、湿気はノー・プロブレム!懐かしいくらいだ」と豪語していた夫に、思いっきりその暑さと湿気やらを懐かしんでもらおうじゃない、ってことがテーマでした。

そして結果は・・・。東京も、鎌倉も、京都も、緑が濃くって、「トトロがいそう」な夏そのものって感じで、目的は果たせたように自己満足しています。

ただ、京都でタクシーの運転手さんと話していて、気づいたのですが、私が子供の頃の夏って、こんなに暑くなかったですよね。京都でも、昔は30度越えは殆どなかったとか。私が小学生だった頃の東京では、33度を超えると、学級閉鎖だったかと記憶しています。
タクシーの運転手さんいわく、昨今の日本はフィリピンと似たような気温だとか。そして、昨夜会った、インドはムンバイへフライトに行ったばかりの友人は、「インドの方が涼しかったよ」って。

そういえば、今でも25度を下回らない夜は「熱帯夜」と呼ばれているのでしょうか。

そんなこんなから、ふと哲学的(?)になってしまって、自分の思い出、体験を子供にもさせたい、押し付けたい、って言うのは無理なんだなぁって。なにしろ世界は、地球はもっと大きなサイクルの中で変化しているんですものね。私の思い出の夏と彼らの今の夏は気温差5度以上だし、日本も変わっているし。大気も時代も動いている、リピートはできないんだ、と実感。

はて、そんな悟りを開くことができたのも、三十三間堂をお参りしたご利益でしょうか。

それでも、子供たちは乗り物、特に電車天国の日本がとっても気に入ったようですし、夫も暑さに関しては日本に軍配(白旗?)を上げつつ、日本の文化に感銘を受けているようですし・・。

シャルルドゴール空港からの、タクシーの中では、車窓から見える緑の色がちがうねぇ、なんて話ながら帰ってきたのです。
緑濃き日本の夏、明日以降少しずつ写真も載せていきますね。

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