Saturday, June 12, 2010

怒涛のパーティー・ウィーク!

先ほど、不覚にもビール一缶飲み終えることもなく、昼寝、それも深ーい眠りをむさぼってしまいました。でも寝足りません。肩が固まっています。
そう、終わりました、恐怖の一週間。子猿に振り回され、翻弄され、おだてられてもいないのに木に登る彼を引きずりおろし、命だけでも守ろうと、そしてそれすらもギリギリの時もあった一週間。なんのことって?

単に長兄の5歳の誕生日だったのです。でも、それを餌に色々釣っていたので(今起きないとプレゼントあげないよ、とか、今すぐ片付けないとパーティーしないよ、とか。いけませんね、知っているんです)、彼の中でもテンションが上がっていたようで。

月曜日辺りから始まりました。弟猿を連れて、パーティーのための買い物をしたり、友人らからカードを頂いたりして、まず弟猿が盛り上がり始めました。一生懸命「ハッピーバースデー・トゥ・ユー♪」と練習を始める姿に、こいつ、自分はプレゼントもらえないの、気づいていないな、という予感はありました。

火曜日、明日は誕生日ということで、少しハイに(=凶暴)なってきた兄猿。母猿はここら辺でもうクタクタ。そう、この夜に週末の幼稚園際のミーティングに出たのもよくなかった。お陰でカモ釣りスタンド担当になったし。

水曜日、誕生日当日。前夜、陣痛に苦しむという、恐ろしい悪夢にうなされ、母猿は寝た気がしません。
そして唯でさえ、辛い水曜日。なぜならパリは幼稚園がお休みなので、母親の負担が多いのです。
シャトレの日本語学校まで連れて行かなくてはならないのですが、なぜか遠出をする日に限って天気が悪い。雨の中、行きます。兄猿を日本語先生に託します。そして大急ぎで帰ります。

そして誕生日パーティーの準備。この日は、兄猿のGod motherのマリアンが日本語学校から猿をピックアップしうちに連れて帰ってきてくれました。メトロに乗せてもらえて、それだけで大喜びのわが子猿。これからが本番よ~。
そのままアペロ(食前酒)・パーティーになります。大人のシャンパン開けて、子供シャンパンも開けて、ディナーより軽くてスナック的に食べられるもの-手毬寿司や、キッシュ風のものなどを用意しました。手毬寿司、簡単だけど、時間が掛かるぅ!でも間に合いました。そして、ケーキも!兄弟猿、おおはしゃぎで、ろうそくを消します。はいはい、おめでとう!

木曜日、また買出し。今度は翌日の、園児10人呼んでのパーティー。Give awayバッグも作らなくちゃ。ケーキも焼いておこう。掃除は・・・いいや、どうせ明日汚れるんでしょう。

金曜日!怖かったです!計6人のチビッコたちを幼稚園から引き取って、うちまでの一キロ弱。女の子は良い子でした。問題は男の子達。今までは愛情も込めて、猿猿読んでいましたが、昨日のわが息子は本当の猿でした。ほら、動物園で見る、サル山の猿。落ち着きゼロの、「あんたが私の祖先だなんて信じないっ!」って感じの、あれそのものでした。走る走る、四方八方。言う事聞きません。あの時、ママ友のヘルプがなかったら、あの男の子達が皆無事だったか、自信がありません。命だけは守ろう、と思っていたけど、それが如何に難しいことか悟りました。

そして11人の子供達が我が家に集合。ストラテジーとして、ケーキ以外、糖分は出さない。よって親御さんらが迎えにいらっしゃるギリギリまでケーキも出さない。シュガー・ハイ、怖いですからね。でも関係ありませんでした。怒涛、嵐、台風、なんと呼べば良いのか。弟猿は自分へのプレゼントが圧倒的に少ないことを知り、泣き喚きます。それでも7時過ぎに宴は終わり、片付けは10時過ぎまで掛かりました。ふぅ。

土曜日、そう、まだあったのです。Kermesseと呼ばれる園祭。
まずはスペクタクルの名の下、子供達のお遊戯発表会。可愛いです皆!オバサンは涙が滲んでしまいました。皆一所懸命です。協調性ゼロの息子、またステージで棒立ちするかな、と観てましたが、踊っています!先生殿、どうもありがとう!

そのあとが大変でした。カモ釣り、大きなタライに水張って、プラスチックのカモを浮かべ、釣竿で釣る、そして景品をあげる、こんな簡単なことでしたが、すごかったです。
フランス人、列を作りません。押し合いへし合い。カタールの役所における無秩序さを思い出します。
対象は小さな子供ばかりなのに、釣糸の先には鋭いフックが付いていて怖いです。夢中になる子供の釣竿が腹にあたります。昨日のトラウマが戻ってきて、「命、怪我、守れ子供達!」と、頑張りました。そして何とか終わりました。えぇ燃え尽きました・・・。

長くなってすみません。教訓、「園児(男子に限る)は三人寄れば唯の猿。」
今度写真もアップしますね~。良い日曜日を!

2 comments:

  1. 私は子供がいないので実感は持てないのですが、子供がいるということは、自分以外のことに多くのエネルギーと時間を費やすんだろうなぁ、と想像します。私は子供もいないし、他人の面倒をみている生活ではないので、つまり自分のことしかやらない生活なので暇なはずなのに、それでも忙しい感覚があります。生きてるってのは、「あ~忙しい」って思うことなのかも知れませんね。

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