昨日は、初めてのユーロ・ディズニーランド体験をしてきました。大したディズニー・ファンでもない割には、ロスの元祖、東京の、そしてフロリダのディズニーにも行く機会に恵まれており、行く度に、ディズニーの完成度の高さに感心していました。そして、今回は、あのサルコジ大統領も現カーラ夫人と結婚前にデートしたユーロ・ディズニーです。ディズニー未体験の、乗り気でない夫を説得するのに長いことかかりましたが、ついに、成功!
・・・と前振りだけ長く。
正直、今までのディズニーの中では、「ふ~ん」って感じ。それは私の歳のせいでしょうか。
一番の理由は、従業員の態度が冷めていて、その数が少ないこと。
日本やアメリカは、オーバーなほど、「Welcome to Disneyland!!!」とびっくりマークを本当は5個つけたいほどのテンパり方なのに、全然そんなのなし。カールフール(スーパー・チェーン)の店員ほどふてくされていないけれど、若干投げやりな「Bienvenue」(びっくりマーク・ゼロ)で迎えられます。
そして、他のディズニーでは、と言ってもこれは20年~15年前の体験との比較ですが、掃除する人、バレードする人、インフォメーション・ブースの人などが、そこらじゅうで可愛いユニフォームを着ていて、何か聞くと親切に教えてくれたのに、そして、ミッキー・ミニー・ドナルドが沢山いて、子供に愛嬌を振りまいていたのに、昨日はもう数えるほどにしか、いませんでした。
これは時代がそうなっているのか、雇用コストが高いというフランス特有の事情なのか。結局ミッキーには会えず、子供らに期待させていた母猿としてはマズい状況でした。
そうそう。
今、幼児保護者の目でみると、全てのアトラクション(そしてその元になっている話も)恐怖があって、砂糖菓子の結末がある、という、恐怖ベースの話であることに気づきます。カリブの海賊にいたっては恐怖しかない。果たしてこれは原風景、幼児心理にいいのか、どうか、なんてね。ブッシュJrは、イラク侵略にあたって、「テロの恐怖」を使い、恐怖心を煽ることで国民に戦争開始の正当性を認めさせたと言われていますが、これと相関性は??
まぁ、ないでしょう。
My favorite,メアリー・ポピンズは恐怖なしのおふざけファンタジーでしたが、あれはもう忘れられたディズニーのようで、アトラクションはありませんでした。
さていよいよ本題!
今回の感動は、20年ぶりでキャプテンEOに再会したこと。
汚名・醜聞ですっかり忘れていたマイケル・ジャクソンの少年心、キャプテンEO。86年製作とは思えないSFXです。イントロで登場するジョージ・ルーカスも若くって・・・。
このマイケル・ジャクソンをみていると、あの醜聞の真偽性を疑いたくなります。
そして、あんなに才能豊かで、プロフェッショナルで、ピュアななスターが、若くして悲劇的な最期を迎えたのを思うと、この世が汚れて残酷なところだと言う通説を受け入れるしかない・・・。
正義の味方、キャプテンEO。私の中のマイケル・ジャクソンは、この姿で封印してあげることにします。
そして夫は・・・。
次回来るときは、夫抜きで来ることにします。
「何故、毎回待つのは興ざめだね」・・・・ディズニーランドだからしょうがないじゃない。日本ならこの倍は待つのよ
「ミッキーは何処にいるの?」 ・・・しーん、ほんとに・・・・。
「ピーターパン、40分待ち?並びたい?一体何があるっていうの。家に本が二冊もあるだろう」・・・何があるって言われても・・・本が立体的に繰り広げられるから、感動するんでしょう。
「早く帰ろう、パリに帰る渋滞が怖い」 ・・・東京ディズニーなら、駐車場から出るのだけでも一時間かかるのよ。
こういうとき、フランス人は恵まれすぎている、と思います。同時に、待つのが当たり前、渋滞当たり前、多少のがっかりも計算済み、そんな我慢強さをDNAに注入されている自分が哀しく感じられます。
とにかく、夫にディズニーの素晴らしさを理解してもらえなかったのが悔しい、ユーロ・ディズニーでした。
あー、なんてタイムリーなUpでしょう。シンガポールから友人家族が来て、ディズニーランドに子ども(5歳、2歳の男の子)二人連れて出かけると。勿論「行っておいで行っておいで!」なのですが、国の先端から先端までTaxiで1時間かからない便利な国に住む彼らに乗り物1時間も2時間も待てるかしら…、とちょっと心配。日本はどこに行っても混みすぎですね。
ReplyDelete我が子たちの初ディズニーランドもそろそろかな、と思っているところです。
うーん、最近の東京Disneyの状況を知らないのですが、多分、以前より悪化しているのではないでしょうか。今は良い季節だし、待たされるますねぇ、きっと。30分くらいなら、待ち時間も楽しめるように工夫されているから余り苦にならないでしょうが、それ以上は厳しい。夕方から行くように勧められたら如何でしょうか。
ReplyDelete私は多分3歳くらいの時にロスのディズニーに行っている写真があります。記憶にはないのですが、その写真を見たときは「へぇ、行ったんだ、ワタシ」みたいな嬉しさがあったのを覚えがあります。
うちの子猿達は、最近、どこからか入れ知恵されたようで、ブロック等でディズニーランドもどきを作っては、「ディズニーランドは最高だよな」「ホント、ホント、僕も大好き」、と行ってもいないのに行ったような会話をしていたので、憐れになってしまって。
なんとなく、これで今年分の親の義務を果たした気になっています。
あとはクリスマスまで養生させてもらうつもりです・・・・。