Monday, November 8, 2010

アメリカから日本が撤退中?

今日の内田樹さんのブログに面白い(?)話が伝えられていたのでお知らせします。

元三井物産の社員である寺島氏が
(1) 日本の21世紀の外交戦略・経済戦略のメインターゲットは欧米ではなく、大中華圏(中国、香港、台湾、シンガポール)と韓国である。
(2) 日本の経済的・文化的なポテンシャルはきわめて高いが、それを適切に発現するためのシステムは整備されていない。
というお題で講演をされた中で、現在、日本がアメリカから撤退中!とあります。

びっくりの事実は・・・・
①三井物産のSF支店が撤退した。シリコンバレーとのやり取りが少なくて経費がでない。
②NYの日本料理屋が減った。

ですって。まぁ、①は、シリコンバレーは商社を通さずにビジネスしているだろうし、商社を飛ばした商売が増えた、という事情もあるのかな、と思いますが、大手商社がSF支店を閉鎖ね~、一つのうねりかしら。②も、多分、日本料理店が多く出すぎて、淘汰され始めたってことかもしれないけれど、怪しいアジア屋さんが全て「Sushi」と看板に書き加える、パリの日本ブームを体験中の身としては、日本のアメリカ離れ、NY人の日本離れが始まっているのかしら?

ブログの中で、「今東シナ海貿易が熱い」とあり、その中で日本はどう売り込むか、と続きます。内田氏は、日本を教育のメッカにすれば?と提案しています。これって、カタールが目指していたこと。カタールはお金にもの言わせてアメリカの有名大学を誘致していますが、さてワークするのでしょうか。

あと硬いお題ですと、アメリカの議会で与党民主党が惨敗したことについて、カリフォリニアのばあさんが、オバマは戦争を終わらせ、保険システムを変えるという難題を成し遂げているし、なによりも、まだ二年しか大統領職に就いていないのに、民衆は結果結果と焦りすぎなのでは、おっしゃっています。私も同感!

そんなところです。良い一日を!

2 comments:

  1. アメリカに日本のデパ地下を出すというアイディアはどうですか?私が思うに、日本のデパ地下は日本の食文化の最高レベルのものを、各店が競ってデパートの中の2-3坪の中で繰り広げているのです。つまりデパ地下に行けば、日本中の名物、おいしいものが全部揃うのです。
    最近日本のデパートは売上が不信ですが、デパ地下は比較的健闘しています。また、先日東京駅の新しくなった大丸のデパ地下(地下ではないが、コンセプトはお菓子版デパ地下)に行ったら、大量の中国人が日本のケーキや焼き菓子を大量に買っていた。サンフランシスコやパリでは受けないですかねぇ、こういうコンセプト。

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  2. パリはBon MarcheというLVMHが所有するお洒落デパートのグルメ館と、ギャラリーラファイエットのグルメ館がデパ地下っぽいのですが、多分、日本の食べ物はおすしくらいしかないような気がします。確かに受けるかもしれない。今度見に行ってきます、パリのグルメ館。

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