Tuesday, February 21, 2012

100年ぶり

金融危機に陥ってから純粋な休暇というものをとったことがなかった。毎日、掃除・洗濯・買い物・調理に加え、企業経営をするのも疲れる。夫も企業運営に投資運用でてんてこまい。夫婦らしい会話(ってどんなものなのかわからないが、どう考えて)も皆無に近いので、子供を置いて5泊6日のハワイに行ってきた。戻ってきて思うことは、世の中の景気が盛り返してきたということ。アメリカでは今週あたりから学校が春休みに入った。夫と私は、ホノルルから少し離れた海のきれいなカハラ・ホテルに泊まったが、金曜日には春休み入りした本土から千客万来で一室も空きのない状態。こんなに忙しいのは初めてだとホテルの従業員たちが言う。ワイキキのホテルも満室だそうだ。日本、韓国、そして中国人も、アメリカ本土からの客に混ざる。
国民性比較も面白かった。日本人はすぐわかる。筋肉の「き」の字もない、やせた女性か、帽子をかぶったおばあちゃん。男性も細い。そして、今回一番気づいたのは、微笑みとか笑いとかが皆無であるということ。新婚旅行中の夫婦間でも、笑みがないというのは、なんだか不思議な感じがした。空港に向かうタクシーのおじさんは麻布十番で育ったけど30年前に日本をでて一度も帰っていないという。日本からたまに昔の友人が来るけど、みんな老いが激しいと話していた。笑わないと老いるような気がするのは、ニコニコ度の高いカリフォルニアに住んでいるからかもしれない。

1 comment:

  1. 久しぶりの休暇、よかったね。
    日本人は笑わないんだ。変なの。

    昔、ハネムーンラインといわれていたシドニー線、新婚さんで満席。着陸近くなって、通路を歩いていると暗い感じの女性が「すみません、捨ててください」と吐袋をわたします。「なんで自分で捨てないのだろう」とも思いながら、「ご気分が優れないのですか」と伺うと、うなづく。すると、隣にいた男性が「お前、吐いたのか」と汚いものを見る目でどうやら新妻らしい彼女を見ていました。「どうか成田離婚するように」と祈ったものです。
    ハワイいつか行きたいな。

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