Saturday, April 16, 2011
東京らしさ
放射能の問題はちっとも解決されないけれど、関西や外国に避難していた友人達が少しずつ東京に戻って来たり、日本に来るのを延期していた外国人が恐る恐る来日し始めている。来週は関西、アジア、パリから友人が日本を訪ねてくる。地震前には色々な地域から多くの人が東京を訪れてくれるのが当たり前だったが、この一カ月日本を訪れる旅行者は消えてしまっていたから、再び日本に来てくれるという知らせはことさら嬉しく感じる。不思議だけれど、人が来てくれる、こんなことが本当に嬉しいのだ。東京はヨーロッパのように街並みが美しいわけでもなく、アメリカのように広く贅沢に暮らせるわけでもないし、アジアの他の国のように高度成長を謳歌できるわけでもない。東京の特徴が何なのかは住んでる私にもよくわからないのだが、多分、東京が東京らしくあるためには、うぞうむぞうの人達が入れ替わり立ち替わり出入りして、交通機関も過密なダイヤで多くの人を運んでいて、世界中の料理が楽しめる無数のレストランがあり、胡散臭いお店も多く、夜中まで眠らない、そんなことなのではないかと思う。まさに電気やその他のエネルギーを存分に使う生活ということだ。今は、当たり前のことだけれど、夜になると街は暗くなる。節電に努めながら、東京らしさを取り戻し、更に成長していくというのは、意外と難かしいシナリオのように思えてくる。今年の夏はどんな夏になるのだろう?
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
確かに、ちょっと近未来的な東京や、夜の雑多な魅力には電気は欠かせませんね。暗いビルの中など少し気分が落ち込みます。新しいエネルギーそれもフリーエネルギーに変わるまでには時間がかかると思いますから、それ以外で簡単な方法を探さなければ。さっきテレビで紹介されていたのは、東京の2500万世帯すべてが電球をひとつLED電球に付け替えれば、原子力発電一機分の電力が節電できるそうです。とりあえず、電球買いに行こうと思います。
ReplyDeleteフランスは、最近全ての電球が省エネ用になってしまって、バカに高く、そしいて白熱灯のような味気ない光を発するものになってしまった。良い意識だと思うけれど、これが日本だったら、消費者のニーズ・好みを取り入れた商品が作れそうですね。
ReplyDelete東京の魅力・・・、毎回牧歌的な夫に東京のよさを分かってもらうの、苦労します。自然は盆栽的に小さいし、人が多すぎる。
そんな彼がいつも感心して喜びを感じているのは、サービス業(駅員さんとか)の人達の丁寧さや、意外なほど良く通じる英語。スーパーのレジの人が英語で対応したときには(私も)驚いていました。あと、お釣などの計算の速さ、機転の利かせ方など、知的レベルの高さも東京の魅力の一つではないでしょうか。パリでは驚くこと、ありえないこと一杯ですから。
子供達には大好評なのは、そらさんおっしゃるとおり、電力を使いまくったものですね、電車・自動販売機など。あとあの暑さもカタール育ちの彼らには心地よいらしい。
省エネの夏・・・今年の夏が冷夏であることを祈るばかりです。
私もLEDに変えようと思いましたが一つが2500円位して馬鹿高いので躊躇しています。昨日テレビで印刷可能な太陽光発電というのを見ました。特殊な液体を塗るだけで発電ができるというもので三菱化学が来年夏から売り出すそうです。あと数年もすると発電環境は大きく変わっているのかもしれませんね。期待しましょう。
ReplyDelete