下の娘が傷んだ毛先処理をかねて、髪の毛にレイヤーを入れたいというので、さりげなくはさみを入れてみた。上手だと思ったが、物足りないと思ったのだろう。恐ろしいことに姉に修正を頼んだらしい。しばらくすると、「あや~!!!」という絶叫が聞こえてくる。そして、またしばらくすると、階段を下りながら”Mommy~!”という悲鳴。ああ、なんちゅうことか、狂人が斧で髪の毛をアタックしたような後姿。かわいそう。仕方ないので、ロングをボブに変えてみた。その横でさすがにまずいとおもったのか、姉は仕切りに「かわいい」を連発する。そこへ妹は上手を握ったと確信したらしく「お茶!」と命令してみたり、持ってきてもらったお茶を見て「やっぱり要らない」とはねてみたりする。ま、覆水は盆に返らないのである。かわいいボブでしばらく我慢してもらおう。明日の朝の姉のへアスタイルが見ものである。姉妹でけんかをした10年ほど前には、夜寝ているうちに妹に思い切り髪の毛を切られた悲しい事件を姉は経験している。
読んでいて、子供の頃母が髪を切ってくれていたことを思い出しました。毎回、出来上がりには不満でしたが、今でも、ハサミが皮膚に当たった時の冷たい感覚とか、あとで鏡を見てがっかりする気持ちとか、母が慌てて、かわいい、と口走ったりしていたのを思い出しました。二人にとっても良い思い出になること間違いなし!
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