Tuesday, September 8, 2009

毎日かあさん、其の②

9月に入ってからは体力勝負の日々を過ごしている。4歳の長男が現地の幼稚園に通い始め、その送り迎えが主な理由である。

たかが1キロ弱の距離なのだが、朝8時半、昼は11時半と1時半(家で食事)、そして4時半、と一日の一番良い時間を四回にコマ切れにされる。次男を乳母車に乗せ、長男にはコーチさながら「後少し、ほらガンバレ!」と声を掛けながら、いつも小走り、遅刻寸前で駆け込む。

次男の託児所を見つけたが、託児所も上の子を幼稚園でのピックアップを意識した時間割りになっているし、公立の託児所(有料)は週一日しか預かってくれない。
どちらも、母親が働いている場合は、(たとえ父親が無職でも)もっと協力的らしい。すなわち、幼稚園は給食あり、延長保育あり、また入園に歳が満たない幼児は8時から18時過ぎまで預かってくれる保育園に優先的に入れるという。まぁ、働かざる母親は幼子に振り回されるべし、ということなのだろうか。

そんな生活だからだろう、私の食事は主食中心の体育会系。ご飯などに子供の残り物がおかずで、超早食いしてかばんを持っていざ幼稚園へ。パリの9月は晴れるとカラっとしていて、コマ切れな一日は短くって、あっという間にベッドタイム。本を読むも2,3ページで瞼が閉じてしまう。まるで高校時代のような、中身ない空っぽな充実感に満ちた日々である。
周囲の人に言われるように、子供が大きくなったらこの全力疾走の毎日を懐かしく思い出すのであろう。が、今はカタールでゆったりと小説を書いていたあの日々が懐かしい・・・。

3 comments:

  1. こちらも託児に関する環境はそちら同様厳しいです。新居先付近のいくつかの保育園に電話したら、すべてウェイティングリストに40人といわれました。

    新聞によるとリーマンショック以後の不況で妻も働きに出るケースが増加しているとか。

    久々に帰国して女性の意識がものすごく向上してるように感じ驚いたのですが、社会はその急発展についていってないような気がします。

    さてさて、こちらもカタールとはまた違った戦い、冒険がはじまりそうな予感です。

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  2. ご同情申し上げます。子どもに振り回される日々は、かなり長続きします。でも、もう少したつと、子供たちが気を使ってくれるようになるので、ありのままの自分をぶつけても大丈夫のようです。最近英語のブログをつけているので、みんなそれを読んで母の限界をよんでいるようです。

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  3. ここぞさん、40人!はやられましたね。仕事を見つけると入れてくれる、というわけでななさそうだし。幼稚園は大丈夫でしたか?カタールはある部分では恵まれてましたよね。
    Jubilancerさん、ご長男は帰られましたか。ティーンエイジャーは違う意味で大変そう。
    とにかく、毎日かあさんは大変なものなのでしょう。

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