Sunday, August 15, 2010

フランスの夏と言えば・・・

Assomptionの今日、パリは雨降りで、午前10時現在、なんと15℃。街路樹のマロニエは既に紅葉を始めているし、日も短くなってきて、悲しき哉、八月にして既に秋めいてきました。

さて、よくイタリア人の真似として、指先、手先で激しくジャスチャーしながら早口に話捲くる、というのがありますが、フランス人のカリカチュア、私なら鼻をクンクンとさせます。
マルシェでも、スーパーでも、果物を鼻に持っていって匂いを嗅ぐ、ハーブ類、チーズ、サラミ・ソーセージ、そして勿論ワインと匂いでかぎ分けるのが通の証明かのように、クンクンしています。
フランス人の食べ物へのこだわりは確かにすごい。美味しいものしか食べないぞ、という決意を感じます。

さて、私のフランスの夏の楽しみはメロンとプラム類。

メロンはマルシェではなく日本にも進出している大型スーパー、カールフールで買うの方が美味しい。これは5年前から変わらない。何回かマルシェを試しましたが、何故かカールフールのが断然甘くって安い。メロンの山を人だかりができていて、皆鼻をクンクンさせてお眼鏡にかなったメロンを選んでいきます。その目(と鼻)の真剣なこと!私はスーパーに行くと体内エネルギーがダラダラと流出してしまうので、クンクンなどしている余裕もなく、手近なメロンをカートに投げ込んでおしまい。それでもめちゃくちゃ甘くって美味しいのです。新生児の頭くらいの大きさのが2ユーロ弱です。安いでしょ?

そしてプラム類。フランスにくるまでこんなに色々あるの、知りませんでした。
まず、ミラベル。これは先週滞在させていただいたJubilancerさんのコート・ダ・ジュールの御宅の庭の木より収穫したもの。
もっと熟々したのをじゅるじゅるさせて食べるのが美味しいのですが、また青かったので、タルトにしました。わかりますか?杏の半分くらいの大きさで、酸味はあまりなく、甘い。








次はレンヌ・クロード、Reine Claude。青梅に似ている?同じ大きさです。これも熟々でとろとろのを食す。ミラベルよりは酸味があるけれど、濃厚な甘さと程よい酸味のバランスが素晴らしくって、キャンディーのように、ぽんぽん口に放り込んでしまいます。こちらは鼻ならぬ指先チェックで熟れ具合を確認しながら選びます。マルシェでも必ず、「熟れている、それとも少し固目がいいですか?」と聞いてくれます。

出だしの頃は1キロ当たり4ユーロ位したのが、昨日は2ユーロ切りました。これは買うしかない、と大量買い。家に帰ると、義理の両親のメゾン・ド・カンパーニュにて「今年はレンヌ・クロードが大豊作でね、後で届けるから」と電話あり。
私 「メルシー・ボクー・・・・・。」




その他も、白桃、黄桃、白ネクタリン、黄ネクタリン、クェッシュと呼ばれるプルーン風のやつ、と桃系、梅系の果物の豊富なこと。そして、自然の、濃厚で野趣に富んだ味するんです。食べきれないのでジャムもコンポートの瓶詰めも大量に作り、一年掛けて食べきる。トマトなどの野菜も同様に瓶詰めしてカーブ(貯蔵庫)に保存する。これが義母の夏の楽しみで、これは私も喜んで手伝いさせてもらっています。

2 comments:

  1. 写真が本当に上手に取れているね。これは才能だと思う。私のとる写真はひどい。集合写真のLazyさんは顔の半分しか入っていなかった。申し訳ない。

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  2. ところでメロンは1ユーロだったよ、カールフールでは。

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