Saturday, October 1, 2011

日本人らしくない生き方

以前に書いたが、お隣さんのおばちゃんはアル中が治らず、離婚を機に人生の丘をころころと転がり落ち、ついには家が競売にかけられ、撤去も時間の問題なのだが、気の毒なので時折困った時にお手伝いしてきた。このおばちゃんが逆噴射した。電気も切られ、ついに水道も絶えたらしい。先日図書館ですれ違った直後にメールがきた。洗濯物が溜まったので、あの時一度っきりといったけど、他の人に頼むのが恥ずかしいのでまたお願いしたい、と。ところが、私の留守中に手ごわい長女のいないのを見計らい末っ子に頼んで洗濯に来ているのである。善意で尽くしているのに、うそをつくのはよろしくない。また、ご本人はその昔損害賠償専門の起訴を生業とする弁護士だったとかで、隣人の家に行っては怪我をしたと言って起訴する経歴があるようだ。刑事裁判の被告で何度も出廷していることも、近所のおばちゃんから教わったので、洗濯を断った。私の留守中来たのを知っているのとこれを習慣にしたくないのでお断りするかわり、近くのコインランドリーに運転させてもらうと返信をした。すると、あんたは非情だ、今まで良くしてくれたので犬がうるさいのも我慢してきたが、これからは、一日中家に閉じ込めている犬がかわいそうなので、吠えたら警察に通報するとメールが連続して送られてきた。今朝も郵便受けに手紙が来た。これは夫が読んでシュレッダーにかけたらしいが、あんたが不運な私の洗濯をしてくれないので重い荷物を持って洗濯に行ってくる。途中で見かけたら車に乗せろ、という趣旨らしい。

それでも罪を憎んで人を憎まないようにしなければいけないと自分には言い聞かせる。また、"Forgive, but don't forget",
ブッシュ元大統領で有名になったことわざ "Fool me once, shame on you; Fool me twice, shame on me"を肝に銘じることにしよう。

善意が仇となることに憤りを感じるわたしは、きっと日本人的な生き方をしていないんだろうな〜と、思ふ。

1 comment:

  1. はい、これは日本人っぽい生き方ではないでしょう。日本は住宅ローンが払えなくて人一人暮らしのお婆さんの場合、なかなか競売にかけはいし、性格の悪い弁護士でも、こんな生活態度では、そもそもコミュヌティの一員たりえない。日本には民生委員という地方自治体が組織する、ボランティア組織が、こまった老人のさまざまなヘルプをしていす。アメリカの話を聞いていると、かなり困っていても助けてもらえないくて本当に自助努力を最大限に求められう国なのだな、と思います。。。

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