Saturday, October 20, 2012

セイフティネット

私のおさな馴染みが大きな病気を克服したというので久しぶりにおさな馴染みの3人と日本橋でお昼を食べた。私達は偶然にも、お茶の水にある病院で同じ年に、私は4月、2人は5月に生まれた。それから同じ幼稚園に通い、一緒にブラスバンドに参加し、その後、それぞれの人生を歩みながら今でもこうしてご飯を食べたりすることができる。生まれて初めての友達だからもう50年近くも友達なのだ。よく考えてみたら、私達だけじゃなく、それぞれの兄弟姉妹も一緒の学校だったり、親通しも友人同志だから、なんだか身内といった感じなのだ。東京は大都会だから、いろんな地域、いろんな国の人達で溢れていて、そこが東京の活力であり魅力だけれど、時々、こうやって生まれた時から、いや、自分が生まれる前から存在していた人間関係の中に、ぬくぬくと過ごせる場所があることは有りがたいと思う。それも、作ろうと思って作った人間関係ではなく、生まれた時からあったのだから失う心配が無用である。何とも言えないセイフティーネットになっているのだ。

1 comment:

  1. 良いですね、とても。私は幼少時に転々としたおかげで、そういう幼友達がいません。中学の頃から仲良くしてもらっている珠ちゃんが、考えてみれば今も音信を保っている旧友です。珠ちゃん、ありがとう!

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