Monday, May 9, 2011

春の味

山形から採ったばかりの山菜と春の野菜が送られてきた。こし油の葉、こごみ、アスパラ、ニラ。早速、これらの野菜と山菜をてんぷらにして頂いた。こし油の葉やこごみは深い山からわざわざ採ってきてくれたものだ。少しほろ苦い味と独特の香りが何ともいえず、これこそ短い東北の春の味覚である。あー、おいしい。ほろ苦いのに美味しいのだ。今年の東北の冬は例年にない大雪に苦しめられ、春先は地震でさんざんな目にあった東北の人達が、美味しい山菜を送ってくれたのだ。送ってくれた人達の姿を想像しながら頂いた天ぷらは、ほろ苦いけれど格別であった。

2 comments:

  1. おいしそう!私まで戴いたような気にしていただきました。本当の春野菜は苦味の中にうっすら甘みもあってそのバランスが格別なんですよね。

    東北のかたの辛抱強さ、優しさに、人類への希望すら感じてしまいます。

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  2. こし油の葉っぱ、どんなものか食べてみたいです。
    被災した中でも、喜びを分かち合える心の持ち方がすばらしいですね。
    自然に対して人間がどんなことをしていようが、恵を与えてくれる自然の懐の深さ、本当にありがたいです。
    ほろ苦い春の天ぷら食べたいなぁ。

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