Saturday, July 9, 2011

人の振りを見てわが振り直す

Lazy さんの優雅なバカンスとは裏腹な、隣人のガレージセール。あいにく曇り空で肌寒い朝、しかも人通りの少ない袋小路で、客は来ない。商品もイマイチで善意で来てくれた友人一家も、カビ臭くてすぐに退散したそう。うちの末っ子も午前中手伝ったものの、誰も来ないので、戻ってきた。自分で蒔いた種なのでしょうが何十年もの隣人達はとても冷たい。励ますというよりは非難に偏りがちな会話で気の毒だった。それでも午後には一件商売成立したそう。良かった。家にはもう電気がないようで、我が家の車庫の横でコンピュータの充電をしている。

他人事とは思えない自分が少し怖い。実際人間は、病や失業を重ねるとあっという間に、こういう状態になり得るのだ。今週写真家の友人にお願いして会社のウェブサイト用の顔写真を撮って貰って愕然とした。目尻のしわ、頬の縦じわは、思いっきりおばちゃんを通り越しておばあちゃんである。修正をいれて貰うにも限度がある。急に焦りが入った。健康で働けるうちに少しは蓄えをしないといけないな〜と思う。四人の息子達を育てるのと、アル中のリハビリに年金を使い果たした隣人はどうやってこれから生きてゆくのだろう。

子沢山の自分とイメージが重なり、何となく恐ろしい。生来の気の小ささがこういう時には災いする。そしてこういう時には性格の強い夫がいて良かったな、とも思う。感情のバランスがとれる。

2 comments:

  1. 震災のためのバザーに奔走してくださったり、こうやって隣人のバザーもお手伝いしたりしている人が寂しい老後を送ることはないと信じます。

    この前テレビで定年退職した男性が言っていました。何年かは夫婦で旅行などして楽しめたが、その後欲しくなったのは誰かから「ありがとう」と言ってもらうことだと。
    老人になっても社会に貢献できる何かを持てるよう、今から準備したいと思います。

    隣の女性に年金などがちゃんと入りますように。

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  2. どういうわけか、誰の人生にも山あり谷あり、よくもまあ色んなことが起こるものだと思います。一寸先も確実なことは何一つわからないものの、うまく行っている時には、できるだけ人を助けたりして、困った時には助けてもらう、というコミュニティを作っておくのが大切な気がします。。

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