今週、水曜日よりセールが始った。物欲がなくなってきた小生も、老いた身体に鞭打って行ってきた。久々のショッピングは色々と社会勉強になった。なにしろ、3年間カタールで浦島太郎していたし、その前もおしゃれ心はさておき、の生活で、あまり真面目にショッピング活動をしていなかったのだ。
例えば、三年前までは子供服で有名だったCylliusは一階は婦人服だけ、子供服は二階に押しのけられていた。過当競争でもう、子供服では収益が上がらない時代なのであろうか。
Zara、Gap、H&Mはあまりの混雑で入る気になれなかった。
あと気づいたのは、今時、ウール100%を探すことが難しいと言うこと。今は何でもかんでもカシミアのようだ。カシミア山羊はそんなに居たのか。
カタールで知った店で最近気に入っているのはZaraグループのMassimo Duttiというブランドである。昨日もそこに行ってきた。結構品質もデザインも良いのに値段が安いのが気に入っている。それにしてもZaraもそうだし、他のチェーン店でも思うのは昔と比べて衣服の値段が安くなっている(元の価格も)ということ。同じような品質でも、10年以上前、スチュワーデスとしてパリに飛んでいた頃の方がモノの値段が高かったように感じる。これも世界の工場、中国の影響なのだろうか。
そんな中、スチュワーデス時代に買った某フランス・ブランドの高級腕時計の修理を依頼すべく、そのブティックに立ち寄った。そして、な、何と、600ユーロ以上の修理費になるだろう、と言われた。元値は900ユーロもしなかったと思う。今さっき、35ユーロの全シルクのカーディガンを買うかどうか、深く悩んだ私は頭の中の物差しがグラグラ。そんな私の表情を読んだのか、担当の日本人女性は「600ユーロあれば色んなもの買えますね」とつぶやく。そう、この店は日本人客がメインなのだろう。いまだに日本人はリッチなのだろうか。ユニクロな時代ではなかったの?
プライシングって、面白い!
PS. もちろん、時計の修理は止めにしました。スワォッチで十分です。
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