パリに来てから、日本食を良く食べるようになった。それも、かなり本格的なものが多い。
昨日はあんこう鍋-これは日本でも食べたことがなかったのに、パリで食べるなんて。アジの干物も新巻鮭も、秋刀魚だって何回も食べた。マグロの刺身も甘海老も食べた。
何故かと言うと、パリには「魚シンジケート」があるからなのだ。
魚、オランダにある日本の水産会社が日本風の魚を冷凍して、月一回パリまで配達してくれるのだ。ただ、注文量がある程度にならないと配達してもらえないので、3人~6人ぐらいでシンジケートを組んでオーダーする、その仲間に入れて頂いたのだ。魚シ、すこぶる楽で、美味しいのだ。
我が家の男子は幸い和食好きなので助かる。先日は秋刀魚、そしてアジの干物という、結構独特と思われるものを、夫はとても美味しいと言って平らげた。あんこうも感動していた。唯一、甘エビの頭のから揚げは「め、目が・・・」と恐れて食べられなかったかな。
私も、アジの干物は10年ぶり、いや、実家に住んでいた頃に食べたのが最後かもしれないから、20年ぶりくらいか。プルーストのマドレーヌのごとく、子供の頃に、母がほぐしてくれたアジの身を炊きたての御飯に乗せて、醤油かけて食べた食卓を思いだしたり。幸せでした!
「lazyelephantさんは日本のいろいろを恋しく思っているかしら・・・」などと懸念しておりました。この世の中、通常の近代都市ならなんでも手に入る仕組みにきちんとなっているのですね。良かった。
ReplyDeleteそう、この魚シにはびっくりしました。本、DVDもブックオフという、中古本の再販店があるし、子猿が通っている日本語教室には図書室があって、そこでも借りられるし・・・。
ReplyDeleteでも、そうは言っても、皆さんに会えないのとか、風景とか、匂いとか、恋しい時があります。歳ですね。