Tuesday, May 31, 2011

DSKの話

扇動的メディアのフランス、人の心も移ろいやすく、震災→ガタフィー→カーラ(ファーストレディ)妊娠?→DSK、というのが、夫の会社の社食でのトピックだったようなので、これが代表的なフランス的話題だったのでしょう。

DSKこと、Dominique Strauss-Kahn元IMF理事の暴行事件は酷い話でした。
私見ですが、私は有罪だと思います。(いいんですよね、好きなこと書いて。ブログだし、言論の自由、守られていますものね?)前例ありすぎる人だし、今回の現場の状況を読んでいてもDSKがシロとは思えない。

今回の事件で驚いた事をいくつか。
・何故、多くの人が「これは作為的なものだ。DSKをはめようとしている」という策謀説に飛びついているのか。メディア、警察に対する不信感の高さにびっくり。

・仏野党の社会党が「アメリカの司法システムを信頼できない」と堂々と述べたこと。法体制が、民主主義が一番発達しているのはやはりアメリカではないのでしょうか。そのアメリカの司法システムを信頼できないって、政治団体である社会党が述べるっていうことは、アメリカを、アメリカの民主主義を信頼していない≒民主主義を否定している、って取れないこともない。何だか非常識な発言だと思いました。

・DSKの頃、シュワルツネッがーも隠し子が発覚。パワー・アニマルとは、本当にアニマル?Below Human? 

・DSK奥さんは日本の安藤優子的な人と聞いています。今回が初めてではないでしょうに、何故DSKを庇う?

それにしても、DSKをはじめ、恐らく多くいるセクハラ親父(もちろんババァも)にセクハラ・暴行がどういうことなのか、理解させるのは無理なのでしょうか。
以前観たレイプされた人のドキュメンタリー映画で、「レイプとは、個人の尊厳への侵入であり、侵されたものは尊厳を取り戻すのが非常に難しい。尊厳を損うということは、自分を失うこと、『死』と同じなのだ」
というようなことを言っていました。セクハラ・痴漢も基本的に同じだと思います。日本に住む女性なら、痴漢・変態など遭遇してしまったこと、あるかもしれません。あの時の記憶、恐怖、嫌悪感、怒り(その通りですね、Nemoさん)など拭っても拭い切れないものだったりしませんか?

昔、合コンした弁護士さん達が、レイプ事件に対して、軽視しているような意見を述べているのを聞いて、認識の違いにびっくりしたことがあります。あの人達が少数派であって欲しい。

脱線してしまいましたね。
DSK、事の顛末はどうなることか。どきどきするあたり、私も司法を信頼しきれていないのでしょう。
OJシンプソン的結末だけは避けて欲しいです。

1 comment:

  1. 私も有罪だと思う。権力に酔いしれて。。。だと思う。

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