今夜は「パリの女は産んでいる」の著者、中島さおりさんの講演に行ってきました。
会場はSciences po(パリ政治学院(Institut d'études politiques de Paris)の俗称)。場所はサンジェルマン・デ・プレの近くです。聴衆はフランス人が大半で、フランス人視点の質疑応答や、在仏長い邦人からの意見など、素晴らしかった。
「日本の女性は赤ちゃんを産むと、もうオンナではなく、お母さんというカテゴリーに移されてしまう。一方、フランスの女性は、いつまででもオンナという認識が持たれるし、女性自身もやる気満々である。」・・・なるほどなるほど、なんて聞いているけれど、同時に、斜め前にいらっしゃる邦人の女性、素敵だな、50歳位かしら、と薄っすら気になっている。すると、その方が後のご質問の際、なんともう直ぐ70歳だとおっしゃるではないですか。「フランスに住んでいるから、オンナでいないとでしょ、努力してきました」って。今日は夫も居ないしィ、なんて、ぼさぼさ頭に、色気ないパンタロン姿の自分を大いに反省。「日々努力」と呪文を唱える。
質疑応答では地震の話も出ました。
3月11日以前と以後の日本は変わっていくのではないか。実際、結婚率が少し上がった、と。
死を見せ付けられて、生を考え、その最初の行動が結婚というは良い話だな。そしてこの結婚は愛ある結婚なんだろうな。(たとえ衝動だったとしても、頑張って愛、燃やし続けてくださいね~)
日本、変わっていって欲しいです。もっと希望を持てる場所になって欲しい。日々、愛を感じる生活が送れる場所であって欲しい。
日本のメディアを見ていると、放射能のニュースや被災地のニュースが少なくなっているし、レベル7やメルトダウンなんて、恐ろしい言葉にも反応が鈍くなっている自分にも気づき。こういう風に風化してしまうのでしょうか。折角変わろうとしているのに。
メディアが騒がないと現実感が湧かなくなっている。
3月11日を忘れずに、自分ができること、すべきことを考える勤勉さを身に付けたいと思った今日の怠け象です。
ということで、皆様もホスピタリティー募金のクリックお願いいたします。
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