Wednesday, February 17, 2010

テレパシー

夫の祖先には、ジョセフ・ド・メストールという哲学者がいて、なにやら近年、その世界では再考されているらしく、フランス、イギリスでは関係書が続々と発刊されている。我が家への影響としては、クリスマス、誕生日の贈り物にそれらの本を頂き、夫はそのたび一所懸命喜びを演出していてちょっと可哀想なことくらい。

先日はふとしたことより、贈り手らはその難解な本を読んでいないということが判明した。そして斜め読みした夫が内容を説明する羽目になる。
彼曰く、ジョゼフは、
「今(18世紀後半~19世紀前半)科学が進歩していて、皆科学が人類全てのなぞを解明するだろうと思われる勢いだが、科学の行き着く先は神に帰ることになる」と、敬虔なカトリックらしい見解だった、と。
当時、そして近年まで、ジョゼフはフランス革命に対する反論を唱えているにしか過ぎない、と軽く見られていたらしいが、21世紀の今、科学の世界ではこれに似た提言がされているらしく、例えば、人類の進化や、ビッグ・バンなどは科学で説明しきれないことが多くて、やはり見えない大きな力が存在するのではないか、そんな論文が多く出ているらしい。

ふんふん、と聞いていると、義母は「先祖ジョセフ様々ね。「見えない力」を私レベルで納得するなら、テレパシーってあると思う。もしかして科学で証明されているのかもしれないけど、ある人のことを考えていると、その人から電話があったり、そういうのがしょっちゅうある。これは一体何?」という。私は、そういう、女の第六感的なものが全くなく、なるほど、テレパシーねぇ、なんて聞き流していた。

昨日は久々にのんびりモードの一日。頭は風邪の名残かマッシュポテト状態であった。そして、ふとカタールの仲良しのことを思い出し、久々にSMS(短いメッセージを携帯で送る)でコンタクトした。すると5分後に彼女から電話があり、「今日は一日中貴方のことを考えていたの」という。
おっ、テレパシーか、偶然か。皆さんもそういう経験ありますか?

3 comments:

  1. テレパシーは確実にある。私などはそんなことはしょっちゅうで最近は驚かない。やっぱりね、って感じ。ついこの間も元同僚が会社に対してかんかんに怒っている夢をみたので、問いただしたら、私生活で揉め事ありということ。ところが、あとで他の人から聴くと、ちょうどその頃会社をクビになったというではないか。。。やっぱりね、って感じです。

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  3. 何か音波を出し、受信する、それが得意な人と、そうでない人がいる、そういうことかしらね。
    もうひとつの見えない力、気というのも面白いらしいね。

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