Sunday, February 1, 2009

Kafka

いつも能天気なので、苦悩を知らない女と思われがちだが、時折苦悩する。もう15年ほど前になるが、苦悩の夏をすごしたことがある。そんな時、妹が気の毒に思ってくれて、映画に誘ってくれた。やさしい妹である。映画はカフカの審判。二人ともカフカなんぞ読んだことがない。はじめから終わりまで、すごく悲しく、暗い映画だった。最後のせりふは、犬死をする主人公の絶句。"Like a dog!" おかげで、びっくりするほど落ち込んだ。以来、落ち込むたびにつぶやくのは、Like a dogである。

3 comments:

  1. カフカね、あれはあまりに酷い話で笑えたね。ところでその素晴らしい妹さんは確か、武道館最前列のアニータ・ベーカーにも招待してくれたんでは。そういう、楽しかったイベントも忘れないようにしましょう。

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  2. カフカはみていないのですが、私の記憶している限りで、酷い映画といえば"dancer in the dark"ですね。ビヨークが出演している映画です。なんというか、道ばたの小さな花を踏みつぶすような終わり方をするのですよ。後味が悪くて、しばらく映画を見ませんでした。

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  3. うぅうー。カフカより酷い映画があったなんて。。。。

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