Friday, February 20, 2009

三国志、その他、本について

日本の友人が「三国志」全5巻を持ってきてくれた。今まで興味がなかったジャンルだったが読み出したら止まらない。冒険、友情、ファンタジー、そしてある時は哲学と、盛り沢山。あと一巻残るのみ、終わってしまうのが寂しい。今のような暗い時代にはこういう、現実逃避でき、且つ読み終わると元気になっている、というタイプの本がいいと思う。

その他、本について・・・
カタールにも本屋はある。最近できた、バージンメガストアが二店と、もう一軒、文房具屋が拡張してペーパーバックが置いてあるところの計三軒。あるだけでもありがたい。なにしろ、国内にはアマゾンなどのインターネットショップは存在しない。以前は本は外国から送ってもらうしか手段がなかったのだ。

さて、ヴァージンの品揃えは結構可笑しい。まず、イスラム以外の宗教の本(聖書を筆頭に)は存在しない。表向きとは違い、カタールには言論の自由はないのだ。イスラエル人著者の本も見かけない。ダライラマの本もつい最近までなかった。(先週、フランス語本のコーナーにて発見したのだ。果たして、ダライラマは良いことになったのか、それともフランス語だから気づかなかったのか。)

雑誌は充実していて、大好きなゴシップ系は米、英、仏、レバノンの出版社等、勢揃いしているが、FT、 Economistは極たまにしか見つからない。Foreign Affairs は探したこともないが、見かけた覚えもない。政治、経済は興味がないのか、歯に着せぬ記事が検閲で引っかかるのか。

あと、グリーンスパンも大好きだったカルト思想家、Ayn Randの本が、何故なのか、沢山ある。また、日本でもにわかブームと聞いた、ドストエフスキー等、ヘビー系も充実している。果たして、他国で売れ残りの本がカタール店に回されてくるのか、余りの暑さに思想に耽る人が多いのか。
時たま、未読のアガサ・クリスティーが見つかるので私の知的欲求はそれで十分。

ebook、アメリカ、日本、諸外国では普及しているのでしょうか。使っている方、どのハードが良いと思われるか、アドバイスしてください。

2 comments:

  1. どうしても孫悟空を連想してしまう私は無教養である。

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  2. その気持ちはわかるのでWikpediaで見てみると、三国志は基本的には史実に基づいているが、西遊記は完全なるフィクション、前者は二世紀終わりから三世紀(魏呉蜀って、受験勉強のときに覚えた記憶があるのではないでしょうか。)で後者は6世紀7世紀の話らしいです。

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